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勇者と冥王のママは暁を魔王様と
第六章・世界に二人きり3
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◆◆◆◆◆◆
魔界からブレイラとイスラが姿を消して三日が経過していた。
魔界の王都にある魔王の居城、執務室では魔王ハウストが政務に勤しんでいた。
ブレイラとイスラの居場所はすでに分かっている。その気になれば直ぐに連れ戻すことができたがハウストは動かないままでいたのだ。
「例の一件はどうなっている。報告書を急がせろ」
「はっ、承知いたしました」
ハウストの命令に士官が直ちに動く。
ハウストの執務机の周りに上級士官が控え、資料や書類が忙しなく行き交う。執務室は張り詰めるような緊張感に包まれていた、が。
「こっちがあおいろで、こっちがきいろ。おはなはピンクにしよっと」
時折、緊迫した執務室に子どもの声が混じっていた。そう、ゼロスだ。
ゼロスはハウストの執務室で、ハウストの執務机にハウストと向かい合う位置に椅子を置いて、ハウストの政務中はそこでお絵描きしていたのだ。
ブレイラがイスラとともに人間界へ行ってからゼロスはショックでずっと泣いていた。一人になると不安になり、強大な力を制御する余裕もなくなるほどに泣いた。とにかく一人でいるのを嫌がった。何も知らされないままブレイラとイスラがいなくなって、今度は父上であるハウストまでいなくなるのではないかと怖かったのである。だからゼロスは自分の椅子をズルズルと引き摺ってハウストの執務室に持ち込んでいたのだ。
最初、ハウストは唖然とした。もちろん追い出そうとした。ブレイラ不在の寂しい気持ちは分かるが執務室は遊ぶ場所ではないのだから。
しかし追い出そうとすると『うえええぇぇぇぇん! しずかにするから~!』と泣き喚いたのである。ゼロスに泣かれるのは厄介だった。万が一冥王の強大な力が制御できなくなると、普通の女官や士官では抑えられないからだ。
今のゼロスは大変面倒な状態だ。ハウストが僅かでも席を外そうとすると、『どこいくの! ぼくもいく!』と喚きながら一緒に行こうとするのだ。
今もゼロスはハウストの目の前で、届かない足をぶらぶらさせながら、ああでもないこうでもないとブツブツ言いながらお絵描きしていた。
静かにするんじゃなかったのかと最初は注意していたハウストだが、今はもう諦めた。思えば赤ん坊の頃からよくしゃべっていたのだ。
「ちちうえ、みて。じょうずにかけたの」
「ああ見たぞ、上手だな。昨日の会議で提出された書類だが、あんなものが通ると思っているのか、本人に作り直させろ」
「はっ、今すぐ」
また士官が動きだす。
ハウストはゼロスに返事をしながらも頭の中は政務でいっぱいだ。
ハウストは執務机に積まれた書類に順番に目を通し、さらさらとサインしていく。魔王は激務なのだ。
「ここ、むずかしかったけど、がんばったの」
「ああ、頑張ったな」
そう答えながらも書類から目を離さない。
激務の魔王は一分一秒も惜しかった。
「これがブレイラで、こっちがあにうえ、ちちうえがこれで、ぼくがここ。それで、こっちがわるいやつ。ぼく、え~んってしたけど、がんばってやっつけたの」
なにやら一生懸命説明しているが、ハウストは書類から目を離さないまま適当に相槌を打っているだけだ。魔王は激務なのである。
だが。
「うっ、うぅっ、うわあああぁぁぁぁん!! ちちうえ、みてない~!! みてない~!!」
とうとうゼロスが耐え切れなくなった。
目の前で泣かれたハウストは顔を引き攣らせながら書類から顔を上げる。
「……見てるだろ」
「うっ、うっ、ちがう、ちゃんとみてっ」
ゼロスが嗚咽を漏らしながらも注文する。
ハウストは内心面倒に思いながらも今度はちゃんとゼロスの説明を聞いた。おそらくブレイラがいつもこうして構っているのだろう。ブレイラも魔界の王妃として政務に追われているが、それでもイスラやゼロスと過ごす時間を欠かしていなかったのだ。きっとこういう時もゼロスの気が済むまで相手をしていたのだろう。
「これ、ブレイラにあげるの」
「そうか。ブレイラも喜ぶだろう」
「うん! ブレイラはね、いつもじょうずっていってくれるの。ブレイラは、……ブレイラ、ブレイラ……、うぅっ」
ゼロスの声が震えて弱々しくなっていく。今にも泣いてしまいそうだ。
最初は嬉しそうにブレイラのことを話していたが、ブレイラの名を連呼するうちに寂しくなってきたのだろう。
「うっ、うぅ……」
「おい、泣くなよ」
「うぅっ、うっ、……だって、だってっ……、うぅっ」
ゼロスの大きな瞳がじわじわと潤みだす。またしても泣きだしそうなゼロスにハウストは内心困ってしまった。
今までゼロスの側にはいつもブレイラがいたのだ。呼べば声が届く距離、手を伸ばせば触れられる距離、抱っこしてほしいとねだれば抱っこしてもらえる距離。ゼロスにとってブレイラは側にいることが当たり前だった。それが突然いなくなったのだから不安定になるのも仕方ないことだ。……それは分かっている。分かっているが、こればかりはどうしようもない。
……せめてと、ハウストは政務の手を止めてゼロスに向き直った。自分にできることはゼロスの話しを聞いてやることくらいだ。
「よく見せてみろ。どれがブレイラなんだ?」
ハウストが改めて向き合うと、ゼロスがパッと顔を輝かせる。
涙を拭い、さっそくとばかりに絵の説明を始めた。
「これ! こっちがブレイラ! こっちがぼく! ぼくとブレイラ、なかよしなの!」
白い画用紙に描かれていたのは四つの人らしき丸の形。
黄色い丸と青い丸がブレイラとゼロスなのだろう。丸から伸びている四つの線はきっと手と足。周りには赤やピンクの花らしきものまで描いてある。
「俺とイスラは?」
「ちちうえとあにうえは、こっち!」
黒色の丸が二つあった。
黒が二つ……。せめて色を変えろと言いたくなったが、……我慢だ。
「こっちの黒く塗ってあるのはなんだ。雲か?」
「それ、わるいやつなの。ぼく、え~んってなるけど、えいってやっつけるの。ぼく、つよい!」
「そうか、まあ頑張れ」
「うん!」
ゼロスは誇らしげに頷くと、また新しい画用紙を取り出した。
さっそくとばかりに描き始めようとしたが。
「……ねぇ、ちちうえ」
真っ白の画用紙を見つめたままゼロスが口を開いた。
眉を八の字にして今にも泣きだしそうだ。ゼロスが眉を八の字にすると、ブレイラは『可愛いお顔が台無しですよ?』と小さな眉間を指でもみもみしていた。
「どうして、ブレイラはぼくもつれてってくれなかったの?」
「…………。……急だったからだ。ブレイラとイスラがいなくなった時、お前は寝ていただろ」
「…………」
ゼロスは納得いかない顔をする。
今にも泣きだしそうな、拗ねた様子でゼロスはまた口を開く。
「…………ブレイラは、あにうえが、いちばんすきなの?」
「そうじゃない。ブレイラはお前も大事だ」
ハウストは即座に否定した。
それだけは絶対に無いと言い切れる。ブレイラがイスラとゼロスに順位をつけることはない。ただ、ゼロスの方はその幼さゆえにブレイラを独占したい気持ちがあるのだ。
「……ブレイラとあにうえ、いっしょなの、いいな……」
「お前だって、ブレイラと二人でいたことがあるだろ。お前がブレイラを連れていって大変だったぞ」
「…………なんのこと?」
ゼロスがきょとんと首を傾げる。
まったく覚えていない様子に、「そうだろうな」とハウストは小さく苦笑した。
ゼロスは生まれ直す前のことを覚えていないのだ。生まれ直す前の、ブレイラの記憶にあるイスラと入れ替わって二人で閉じこもってしまったことも。一万年の孤独も。消滅する前の冥界のことも。
ハウストは生まれ直す前のゼロスを思いだし、次に目の前のゼロスを見た。今はブレイラがいないので悲しそうな顔をしているが、全力で甘えたがる様子は年相応の子どものものだ。
「良かったな、ブレイラに会えて」
「ん?」
よく分かっていないゼロスはますます首を傾げてしまう。
分からないなら分からないままでいいとハウストは思っている。一万年の孤独など知らなくていい。ゼロスは生まれ直したのだから。
ハウストは感慨深くゼロスを見ていたが、少ししてゼロスがもじもじし始めた。
照れ臭そうにニヤニヤして、もじもじと……。こういう時のゼロスは碌なものではない、赤ん坊の頃からそうなのだ。しかし聞かない訳にはいかないので仕方ないから聞いておく。
魔界からブレイラとイスラが姿を消して三日が経過していた。
魔界の王都にある魔王の居城、執務室では魔王ハウストが政務に勤しんでいた。
ブレイラとイスラの居場所はすでに分かっている。その気になれば直ぐに連れ戻すことができたがハウストは動かないままでいたのだ。
「例の一件はどうなっている。報告書を急がせろ」
「はっ、承知いたしました」
ハウストの命令に士官が直ちに動く。
ハウストの執務机の周りに上級士官が控え、資料や書類が忙しなく行き交う。執務室は張り詰めるような緊張感に包まれていた、が。
「こっちがあおいろで、こっちがきいろ。おはなはピンクにしよっと」
時折、緊迫した執務室に子どもの声が混じっていた。そう、ゼロスだ。
ゼロスはハウストの執務室で、ハウストの執務机にハウストと向かい合う位置に椅子を置いて、ハウストの政務中はそこでお絵描きしていたのだ。
ブレイラがイスラとともに人間界へ行ってからゼロスはショックでずっと泣いていた。一人になると不安になり、強大な力を制御する余裕もなくなるほどに泣いた。とにかく一人でいるのを嫌がった。何も知らされないままブレイラとイスラがいなくなって、今度は父上であるハウストまでいなくなるのではないかと怖かったのである。だからゼロスは自分の椅子をズルズルと引き摺ってハウストの執務室に持ち込んでいたのだ。
最初、ハウストは唖然とした。もちろん追い出そうとした。ブレイラ不在の寂しい気持ちは分かるが執務室は遊ぶ場所ではないのだから。
しかし追い出そうとすると『うえええぇぇぇぇん! しずかにするから~!』と泣き喚いたのである。ゼロスに泣かれるのは厄介だった。万が一冥王の強大な力が制御できなくなると、普通の女官や士官では抑えられないからだ。
今のゼロスは大変面倒な状態だ。ハウストが僅かでも席を外そうとすると、『どこいくの! ぼくもいく!』と喚きながら一緒に行こうとするのだ。
今もゼロスはハウストの目の前で、届かない足をぶらぶらさせながら、ああでもないこうでもないとブツブツ言いながらお絵描きしていた。
静かにするんじゃなかったのかと最初は注意していたハウストだが、今はもう諦めた。思えば赤ん坊の頃からよくしゃべっていたのだ。
「ちちうえ、みて。じょうずにかけたの」
「ああ見たぞ、上手だな。昨日の会議で提出された書類だが、あんなものが通ると思っているのか、本人に作り直させろ」
「はっ、今すぐ」
また士官が動きだす。
ハウストはゼロスに返事をしながらも頭の中は政務でいっぱいだ。
ハウストは執務机に積まれた書類に順番に目を通し、さらさらとサインしていく。魔王は激務なのだ。
「ここ、むずかしかったけど、がんばったの」
「ああ、頑張ったな」
そう答えながらも書類から目を離さない。
激務の魔王は一分一秒も惜しかった。
「これがブレイラで、こっちがあにうえ、ちちうえがこれで、ぼくがここ。それで、こっちがわるいやつ。ぼく、え~んってしたけど、がんばってやっつけたの」
なにやら一生懸命説明しているが、ハウストは書類から目を離さないまま適当に相槌を打っているだけだ。魔王は激務なのである。
だが。
「うっ、うぅっ、うわあああぁぁぁぁん!! ちちうえ、みてない~!! みてない~!!」
とうとうゼロスが耐え切れなくなった。
目の前で泣かれたハウストは顔を引き攣らせながら書類から顔を上げる。
「……見てるだろ」
「うっ、うっ、ちがう、ちゃんとみてっ」
ゼロスが嗚咽を漏らしながらも注文する。
ハウストは内心面倒に思いながらも今度はちゃんとゼロスの説明を聞いた。おそらくブレイラがいつもこうして構っているのだろう。ブレイラも魔界の王妃として政務に追われているが、それでもイスラやゼロスと過ごす時間を欠かしていなかったのだ。きっとこういう時もゼロスの気が済むまで相手をしていたのだろう。
「これ、ブレイラにあげるの」
「そうか。ブレイラも喜ぶだろう」
「うん! ブレイラはね、いつもじょうずっていってくれるの。ブレイラは、……ブレイラ、ブレイラ……、うぅっ」
ゼロスの声が震えて弱々しくなっていく。今にも泣いてしまいそうだ。
最初は嬉しそうにブレイラのことを話していたが、ブレイラの名を連呼するうちに寂しくなってきたのだろう。
「うっ、うぅ……」
「おい、泣くなよ」
「うぅっ、うっ、……だって、だってっ……、うぅっ」
ゼロスの大きな瞳がじわじわと潤みだす。またしても泣きだしそうなゼロスにハウストは内心困ってしまった。
今までゼロスの側にはいつもブレイラがいたのだ。呼べば声が届く距離、手を伸ばせば触れられる距離、抱っこしてほしいとねだれば抱っこしてもらえる距離。ゼロスにとってブレイラは側にいることが当たり前だった。それが突然いなくなったのだから不安定になるのも仕方ないことだ。……それは分かっている。分かっているが、こればかりはどうしようもない。
……せめてと、ハウストは政務の手を止めてゼロスに向き直った。自分にできることはゼロスの話しを聞いてやることくらいだ。
「よく見せてみろ。どれがブレイラなんだ?」
ハウストが改めて向き合うと、ゼロスがパッと顔を輝かせる。
涙を拭い、さっそくとばかりに絵の説明を始めた。
「これ! こっちがブレイラ! こっちがぼく! ぼくとブレイラ、なかよしなの!」
白い画用紙に描かれていたのは四つの人らしき丸の形。
黄色い丸と青い丸がブレイラとゼロスなのだろう。丸から伸びている四つの線はきっと手と足。周りには赤やピンクの花らしきものまで描いてある。
「俺とイスラは?」
「ちちうえとあにうえは、こっち!」
黒色の丸が二つあった。
黒が二つ……。せめて色を変えろと言いたくなったが、……我慢だ。
「こっちの黒く塗ってあるのはなんだ。雲か?」
「それ、わるいやつなの。ぼく、え~んってなるけど、えいってやっつけるの。ぼく、つよい!」
「そうか、まあ頑張れ」
「うん!」
ゼロスは誇らしげに頷くと、また新しい画用紙を取り出した。
さっそくとばかりに描き始めようとしたが。
「……ねぇ、ちちうえ」
真っ白の画用紙を見つめたままゼロスが口を開いた。
眉を八の字にして今にも泣きだしそうだ。ゼロスが眉を八の字にすると、ブレイラは『可愛いお顔が台無しですよ?』と小さな眉間を指でもみもみしていた。
「どうして、ブレイラはぼくもつれてってくれなかったの?」
「…………。……急だったからだ。ブレイラとイスラがいなくなった時、お前は寝ていただろ」
「…………」
ゼロスは納得いかない顔をする。
今にも泣きだしそうな、拗ねた様子でゼロスはまた口を開く。
「…………ブレイラは、あにうえが、いちばんすきなの?」
「そうじゃない。ブレイラはお前も大事だ」
ハウストは即座に否定した。
それだけは絶対に無いと言い切れる。ブレイラがイスラとゼロスに順位をつけることはない。ただ、ゼロスの方はその幼さゆえにブレイラを独占したい気持ちがあるのだ。
「……ブレイラとあにうえ、いっしょなの、いいな……」
「お前だって、ブレイラと二人でいたことがあるだろ。お前がブレイラを連れていって大変だったぞ」
「…………なんのこと?」
ゼロスがきょとんと首を傾げる。
まったく覚えていない様子に、「そうだろうな」とハウストは小さく苦笑した。
ゼロスは生まれ直す前のことを覚えていないのだ。生まれ直す前の、ブレイラの記憶にあるイスラと入れ替わって二人で閉じこもってしまったことも。一万年の孤独も。消滅する前の冥界のことも。
ハウストは生まれ直す前のゼロスを思いだし、次に目の前のゼロスを見た。今はブレイラがいないので悲しそうな顔をしているが、全力で甘えたがる様子は年相応の子どものものだ。
「良かったな、ブレイラに会えて」
「ん?」
よく分かっていないゼロスはますます首を傾げてしまう。
分からないなら分からないままでいいとハウストは思っている。一万年の孤独など知らなくていい。ゼロスは生まれ直したのだから。
ハウストは感慨深くゼロスを見ていたが、少ししてゼロスがもじもじし始めた。
照れ臭そうにニヤニヤして、もじもじと……。こういう時のゼロスは碌なものではない、赤ん坊の頃からそうなのだ。しかし聞かない訳にはいかないので仕方ないから聞いておく。
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