40 / 101
Chap.3 My Little Mermaid
Chap.3 Sec.10
しおりを挟む
ぼやんとした頭が、首筋に触れた冷たい指先を心地よく捉えた。
細くしなやかな指に、記憶から名前がこぼれ、
「——ティア?」
開いたウサギの目に映ったのは、彼ではなかった。
「あ……ごめんね、びっくりさせた?」
「…………?」
柔らかな瞳がのぞいていた。
ここはどこ、彼女は誰……記憶喪失まがいの混乱を覚えたが、寝ていた上体を起こして周りを確認し——ラグーンシティ。ベッドだけの狭い部屋に記憶が繋がった。
「熱っぽいかなって思ったんだけど、大丈夫そう。脈も落ち着いてるし……お酒、抜けてきたかな?」
優しい声で話す彼女は、「私、カシ。よろしくね」薄いブラウンの髪を片側でゆるく三つ編みにして前に流している。ティアもたまにこんな髪型をするな……と、アルコールに弱った脳が記憶を重ねていた。
「……ウサギちゃん、だよね? 伝わってる?」
「——はい。はじめまして」
「お酒、飲んだの……覚えてる?」
「……はい、じぶんで……まちがえて」
「そのあと、ジェシーが追加で飲ませたって聞いたよ? ……ごめんね?」
「いえ……のまされたのではなく、じぶんで。のんだら、〈なかま〉だといわれたから……」
「だめだめ! ジェシーたちはアルホリだから、仲間になったら危ないよ」
「……あるほり?」
「アルコール中毒。すっごく呑むの。強いコしかあのペースについてっちゃダメ」
「……きをつけます」
「うん、気をつけよう」
まじめな顔でうなずくウサギに、カシも同じ顔で返す。
薄暗い部屋でベッドから身を起こしたウサギは、ふと時間を気にして手首を見たが……ブレス端末の反応はない。
「あの……いまは、なんじ?」
「えっと……日にち跨いで、2時」
「……セトは……」
「セトくんなら、大丈夫。さっきまで私が見てたんだけど……ぜんぜん平気そう。すごいね?」
「……はい。セトは、すごい」
「うん、ほんとにすごかった。……ヴァシリエフのひとたちって、やっぱりみんなすごいんだね」
カシの微笑む顔は、意外にも優しく。すこし懐かしむような色があった。
しかし、浮かんだ笑顔はうっすらと哀しみを帯び、瞳はどこか彼方を見つめるように揺らいだ。
「——ロキ……くんは、元気にしてる?」
「はい」
「……ヴァシリエフハウスにいるんだね?」
「はい。……カシさんは、ロキをしってる?」
「……うん、すこしだけ。ウサギちゃんは、ロキと仲いいの?」
「……たぶん」
「えっ、たぶん?」
あいまいな答えに、カシが笑みをこぼして首を傾けた。
ウサギのほうは悩む顔つきで、
「いまは、わたしに、おこっている……と、おもう」
「ロキって怒るの? なにか怒らせるようなことしたの?」
「……〈りゆう〉は、ぜんぜんわからない」
「あ……もしかして、セトくんの悪ぐち言った?」
「……?」
「ロキくんに、セトくんの悪ぐち言うと怒——てゆか、無視されちゃうんだって。ロキくんのファンクラブみたいなのがあって……そのコたちが言ってた。“セトと私、どっちが大事なの?”みたいなこと言うと、即シカト対象。それまで優しくても……完全無視、らしいよ」
「……それは、はじめてききました」
「私もね、そのときは知らなかった。だいぶ経ってから聞いたよ。だから……いちど無視されたら、もう無理かも」
「…………でも、ロキは……よく〈むし〉してくる……ような?」
「……え?」
「〈むし〉……というより、〈すねる〉……?」
「…………拗ねる?」
「セトの〈わるぐち〉より……〈ほめことば〉のほうが、〈ふきげん〉になる……と、おもいます?」
「………………」
カシの表情が、ぼんやりと止まる。
静かな声で、「ウサギちゃんは……違うのかな?」独り言のように唱えてから、真剣な顔でウサギの手を取った。
「——やっぱり、ウサギちゃんだけでもヴァシリエフハウスに戻ったほうがいいよ」
「……?」
「セトくんは、ヴァシリエフを出たんだよね?」
「……はい」
「でも、ウサギちゃんは一応ヴァシリエフの所属だよね? 私も考えてたんだけど、ヴァシリエフを敵に回すの絶対よくないと思うから、ウサギちゃんは戻って仲を取り持ってくれたほうがいいと思うの」
「……わたしが、なか……?」
「協力関係——仲良くしましょう、って」
「なかよくしましょう……」
「うん。私がこっそりウサギちゃんだけ逃がしてあげるから……乗ってきた車で、ヴァシリエフハウスに戻って。それで……代わりに、セトくんのことは黙っててほしいの」
「……?」
「伝わってないかな?」
「……わたしを、かえしてくれる?」
「うん、そう!」
「……セト、は?」
「セトくんがここに来たことは、黙ってて?」
「? ……セトは、〈そうじ〉がおわったら……もどってくる?」
「え、ヴァシリエフはもう出てるから、戻らないんでしょ?」
「……はい」
「だから、セトくんは帰らなくても誰も捜しに来ないよね?」
「…………?」
名案を話すようなカシの、明るい言葉。
その本質を、ウサギは理解していない。
「——ね、そうしよう? そうしたらラグーンのみんなも納得いく結果にできるし……ジゼルも誰にも責められないから」
「……わたしは、かえしてくれるけど……セトは、ここに?」
「……うん、そう」
「それは……〈ぎゃく〉は、だめ?」
「え……?」
思考していたウサギの目が、言葉を探しながら、ゆっくりとカシに焦点を戻した。
「わたしじゃなくて……セトを、〈はうす〉にもどしたい」
「……なんで? ウサギちゃん、ロキくんに会いたいでしょ?」
「……ロキは、わたしより……セトに、あいたい、はず。ロキは、セトがだいじ。〈かぞく〉で、〈きょうだい〉で、〈らいばる〉で……〈ともだち〉。きっと、いちばんのともだち。だから……カシさんは、ロキにやさしいなら……わたしじゃなくて、セトをかえしてあげて……ほしい」
そこで、ぺこりと頭を下げた。
「おねがいします」
——それは、最善の道を提案したつもりだった。自分よりも、セトを。それが一番しっくりくる、正しいかたちだと思ったから。
ウサギの頼みに、他意はなかった。
……でも、
「……そんなの、知ってるよ」
ぽつりと聞こえた声に、ウサギは顔を上げようとしたが——首筋に触れた冷たい指先が、それをとどめた。
チクリとも、感じさせない。
この世界における注射の針は、とても細い。刺された本人が、気づくことすらできないほど。
「……?」
離れた手に、顔を上げたウサギの目を、カシは無表情に眺めていた。
「ごめんね。でも……貴女が望んだよね? 代わりに私を——って」
くらりと、視界が傾く。
バランスが取れなくなったウサギの身体を、カシが柔らかく受け止めた。
——あ、でも……セトくんもそっちに行っちゃうから……代わりにならないね?
残された聴覚に、その声は優しく耳鳴りを残した。
細くしなやかな指に、記憶から名前がこぼれ、
「——ティア?」
開いたウサギの目に映ったのは、彼ではなかった。
「あ……ごめんね、びっくりさせた?」
「…………?」
柔らかな瞳がのぞいていた。
ここはどこ、彼女は誰……記憶喪失まがいの混乱を覚えたが、寝ていた上体を起こして周りを確認し——ラグーンシティ。ベッドだけの狭い部屋に記憶が繋がった。
「熱っぽいかなって思ったんだけど、大丈夫そう。脈も落ち着いてるし……お酒、抜けてきたかな?」
優しい声で話す彼女は、「私、カシ。よろしくね」薄いブラウンの髪を片側でゆるく三つ編みにして前に流している。ティアもたまにこんな髪型をするな……と、アルコールに弱った脳が記憶を重ねていた。
「……ウサギちゃん、だよね? 伝わってる?」
「——はい。はじめまして」
「お酒、飲んだの……覚えてる?」
「……はい、じぶんで……まちがえて」
「そのあと、ジェシーが追加で飲ませたって聞いたよ? ……ごめんね?」
「いえ……のまされたのではなく、じぶんで。のんだら、〈なかま〉だといわれたから……」
「だめだめ! ジェシーたちはアルホリだから、仲間になったら危ないよ」
「……あるほり?」
「アルコール中毒。すっごく呑むの。強いコしかあのペースについてっちゃダメ」
「……きをつけます」
「うん、気をつけよう」
まじめな顔でうなずくウサギに、カシも同じ顔で返す。
薄暗い部屋でベッドから身を起こしたウサギは、ふと時間を気にして手首を見たが……ブレス端末の反応はない。
「あの……いまは、なんじ?」
「えっと……日にち跨いで、2時」
「……セトは……」
「セトくんなら、大丈夫。さっきまで私が見てたんだけど……ぜんぜん平気そう。すごいね?」
「……はい。セトは、すごい」
「うん、ほんとにすごかった。……ヴァシリエフのひとたちって、やっぱりみんなすごいんだね」
カシの微笑む顔は、意外にも優しく。すこし懐かしむような色があった。
しかし、浮かんだ笑顔はうっすらと哀しみを帯び、瞳はどこか彼方を見つめるように揺らいだ。
「——ロキ……くんは、元気にしてる?」
「はい」
「……ヴァシリエフハウスにいるんだね?」
「はい。……カシさんは、ロキをしってる?」
「……うん、すこしだけ。ウサギちゃんは、ロキと仲いいの?」
「……たぶん」
「えっ、たぶん?」
あいまいな答えに、カシが笑みをこぼして首を傾けた。
ウサギのほうは悩む顔つきで、
「いまは、わたしに、おこっている……と、おもう」
「ロキって怒るの? なにか怒らせるようなことしたの?」
「……〈りゆう〉は、ぜんぜんわからない」
「あ……もしかして、セトくんの悪ぐち言った?」
「……?」
「ロキくんに、セトくんの悪ぐち言うと怒——てゆか、無視されちゃうんだって。ロキくんのファンクラブみたいなのがあって……そのコたちが言ってた。“セトと私、どっちが大事なの?”みたいなこと言うと、即シカト対象。それまで優しくても……完全無視、らしいよ」
「……それは、はじめてききました」
「私もね、そのときは知らなかった。だいぶ経ってから聞いたよ。だから……いちど無視されたら、もう無理かも」
「…………でも、ロキは……よく〈むし〉してくる……ような?」
「……え?」
「〈むし〉……というより、〈すねる〉……?」
「…………拗ねる?」
「セトの〈わるぐち〉より……〈ほめことば〉のほうが、〈ふきげん〉になる……と、おもいます?」
「………………」
カシの表情が、ぼんやりと止まる。
静かな声で、「ウサギちゃんは……違うのかな?」独り言のように唱えてから、真剣な顔でウサギの手を取った。
「——やっぱり、ウサギちゃんだけでもヴァシリエフハウスに戻ったほうがいいよ」
「……?」
「セトくんは、ヴァシリエフを出たんだよね?」
「……はい」
「でも、ウサギちゃんは一応ヴァシリエフの所属だよね? 私も考えてたんだけど、ヴァシリエフを敵に回すの絶対よくないと思うから、ウサギちゃんは戻って仲を取り持ってくれたほうがいいと思うの」
「……わたしが、なか……?」
「協力関係——仲良くしましょう、って」
「なかよくしましょう……」
「うん。私がこっそりウサギちゃんだけ逃がしてあげるから……乗ってきた車で、ヴァシリエフハウスに戻って。それで……代わりに、セトくんのことは黙っててほしいの」
「……?」
「伝わってないかな?」
「……わたしを、かえしてくれる?」
「うん、そう!」
「……セト、は?」
「セトくんがここに来たことは、黙ってて?」
「? ……セトは、〈そうじ〉がおわったら……もどってくる?」
「え、ヴァシリエフはもう出てるから、戻らないんでしょ?」
「……はい」
「だから、セトくんは帰らなくても誰も捜しに来ないよね?」
「…………?」
名案を話すようなカシの、明るい言葉。
その本質を、ウサギは理解していない。
「——ね、そうしよう? そうしたらラグーンのみんなも納得いく結果にできるし……ジゼルも誰にも責められないから」
「……わたしは、かえしてくれるけど……セトは、ここに?」
「……うん、そう」
「それは……〈ぎゃく〉は、だめ?」
「え……?」
思考していたウサギの目が、言葉を探しながら、ゆっくりとカシに焦点を戻した。
「わたしじゃなくて……セトを、〈はうす〉にもどしたい」
「……なんで? ウサギちゃん、ロキくんに会いたいでしょ?」
「……ロキは、わたしより……セトに、あいたい、はず。ロキは、セトがだいじ。〈かぞく〉で、〈きょうだい〉で、〈らいばる〉で……〈ともだち〉。きっと、いちばんのともだち。だから……カシさんは、ロキにやさしいなら……わたしじゃなくて、セトをかえしてあげて……ほしい」
そこで、ぺこりと頭を下げた。
「おねがいします」
——それは、最善の道を提案したつもりだった。自分よりも、セトを。それが一番しっくりくる、正しいかたちだと思ったから。
ウサギの頼みに、他意はなかった。
……でも、
「……そんなの、知ってるよ」
ぽつりと聞こえた声に、ウサギは顔を上げようとしたが——首筋に触れた冷たい指先が、それをとどめた。
チクリとも、感じさせない。
この世界における注射の針は、とても細い。刺された本人が、気づくことすらできないほど。
「……?」
離れた手に、顔を上げたウサギの目を、カシは無表情に眺めていた。
「ごめんね。でも……貴女が望んだよね? 代わりに私を——って」
くらりと、視界が傾く。
バランスが取れなくなったウサギの身体を、カシが柔らかく受け止めた。
——あ、でも……セトくんもそっちに行っちゃうから……代わりにならないね?
残された聴覚に、その声は優しく耳鳴りを残した。
84
お気に入りに追加
78
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
致死量の愛と泡沫に+
藤香いつき
キャラ文芸
近未来の終末世界。
世間から隔離された森の城館で、ひっそりと暮らす8人の青年たち。
記憶のない“あなた”は彼らに拾われ、共に暮らしていたが——外の世界に攫われたり、囚われたりしながらも、再び城で平穏な日々を取り戻したところ。
泡沫(うたかた)の物語を終えたあとの、日常のお話を中心に。
※致死量シリーズ
【致死量の愛と泡沫に】その後のエピソード。
表紙はJohn William Waterhous【The Siren】より。
『 ゆりかご 』
設樂理沙
ライト文芸
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
・・・・・・・・・・
💛イラストはAI生成画像自作
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
妻と愛人と家族
春秋花壇
現代文学
4 愛は辛抱強く,親切です。愛は嫉妬しません。愛は自慢せず,思い上がらず, 5 下品な振る舞いをせず,自分のことばかり考えず,いら立ちません。愛は傷つけられても根に持ちません。 6 愛は不正を喜ばないで,真実を喜びます。 7 愛は全てのことに耐え,全てのことを信じ,全てのことを希望し,全てのことを忍耐します。
8 愛は決して絶えません。
コリント第一13章4~8節
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる