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Chap.9 盤上の赤と白

Chap.9 Sec.6

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 話すとは言ったものの、どこまで話せばいいのか。
 セトは頭を抱えながら展望広間を過ぎ、私室のドアに向かい立つティアの斜め後ろについた。話すと告げたときの素直な笑顔を思うと、まずもって取り消せない。けれど、イシャンのことは話したくない。どうにかしてごまかせないだろうか。思案してみるが、ティアを相手にだませる気がしない。

「先に言っとくけど、」

 ティアがくるりと首を回した。束ねられた白髪が揺れる。
 心を読まれたかと思い、「なんだよ?」ぎくりとして応えた。

「アリスちゃんに、あんまり近寄らないでね?」
「……は?」
「その様子じゃ知らないみたいだけど……きみ、昨日アリスちゃん泣かせてるから」
「…………はっ?」

 いきなり爆弾を投下された。
 思いもよらない指摘に、違うことを考えていた脳が停止する。“どこまで話すか問題”が消し飛んだ。

 フリーズしたセトをかえりみず、ティアはドアを強めにノックした。防音効果の高いドアに対してそれは意味がない。頭の回っていないセトが口を出すまでもなく、ティアは「こんなの聞こえないか……」自身で結論づけ、改めてドアにてのひをかざした。

 スライドしたドアから中に入ったティアは、「ごめんね、いろいろあって、セト君を連れてきちゃ……」失礼な言い分を口にしていたところ、ふと口をつぐんで背後を振り返った。まだ固まっていたセトに向け、ほとんど聞こえないささやき声で、

「(ね、ちょっと……)」
「(……?)」
「(アリスちゃん……眠ってない?)」

 部屋の中ほどを指さした。昨夜セトも座っていた二人掛けのソファ。背をもたれ、うつむく顔はよく見えない。ティアと合わせて静かに近寄ると……

「(……眠ってるな)」
「(……どうする? 違うとこで話す?)」
「(いや……お前の部屋、情報開示してねぇだろ? あんま知られたくねぇし、できればここで……)」

 セトの私室はイシャンの私室と近い。間にロキの私室を挟んではいるが、同じ階でもひとり離れたところにあるティアの私室のほうが、心理的に話しやすい。

「(え、私室での会話ってほかのひとも聞けるの?)」
「(聞けねぇ。けど、情報開示してると、在室者が誰か分かる。いちおう私室の中はミヅキ[ハウス内のロボを統括・管理しているAI]から独立してるし……いや、クラッキングしようと思えばできるのか?)」
「(…………ね、クラッキングってなに?)」
「(不正アクセス)」
「(それって誰でもできるの?)」
「(できねぇと思うけど……昔からハウスはセキュリティ堅いし俺はできねぇ。けど、やれるやつもいた。……今はロキの管理下だから、さらに堅いんじゃねぇの?)」
「(……ロキ君に対して、僕らプライバシー皆無かいむってこと?)」
「(ロキはそこまでしねぇし。興味もねぇよ)」
「(……あのさ、セト君)」
「(ん?)」
「(きみ、アリスちゃん見すぎ。近いし、もうちょっと離れて)」

 寝息が分からないほど静かに眠る姿に(生きてるよな……?)心配していただけなのだが、ティアによって引き離された。

「(目が覚めて、最初に見るのが君の顔だったら、びっくりするでしょ? ……こっちで話そう)」

 もっともらしい口ぶりで、喧嘩けんかを売っているとしか思えない意見をほざいた。文句を返したかったが、騒音になりそうなので黙っておく。案内された窓ぎわのテーブルにはイスが3つ置かれていた。昨日は2つしかなかった。
 イスに座ろうとすると、

「だから、君はこっちだって」

 わざわざウサギから遠い位置を示された。そろそろ本気でムカつく。数分前のかなしげな顔はどこへいったのか。もういっそ話さなくてもいい気がしてくる。

「……つぅか、泣かせた覚えはねぇけど」
「じゃ、君が帰ったあとじゃない?」
「なんでだよ。俺がいなくなって泣くのはおかしいだろ」
「……たしかにね? ん? まさかセト君に居てほしかった……?」
「……それはねぇよ」
「そう? ……ひとまず、この話は置いておこうか。先に見張りの件を話してよ」

 そっちが話を出しておきながら、追究を諦めて放置された。そもそも泣いたというのが本当かどうか。眠っていたと主張したくせに、ウサギの状態を把握しているのも矛盾している。

「なんでアリスちゃんを見張ってるの?」

 単刀直入な問いに、淡い青紫の眼を見返す。頭を切り替えた。別のことを考えながら話せる内容ではない。思考をひとつに集中する。

「……ウサギのことが……心配だったんだよ」

 一瞬ティアの顔があっけに取られた。その反応を見て、言ったセリフを自分でも考え、

「いやまて——なんか違う」
「……あ、うん、そうだよね。僕も今ちょっと幻聴が……」

 具体的な内容を省き、かつ嘘をつかないようにしたら変なことになった。間違ってはいないが、受け取り手がティアの場合は誤解をまねく。

「だから……つまり……周りのやつらが、ウサギに……何か、やらかすんじゃないかって……気になって……」
「……気づいていないかもだけど、主張の内容、とくに変わってないよ?」
「………………」
「……アリスちゃんに、部屋から出るなって。メル君から伝言聞いたけど……もしかして、純粋にアリスちゃんを護りたくて言ってた?」
「……護りたいは……語弊がある。どっちかっつぅと、ハウスでこれ以上トラブルが起こるのを……避けたい」
「……イシャン君みたいなこと言ってるね?」

 だしぬけに避けていた名前を口にされ、セトの片眉がピクリと反応した。ティアがそれをのがすはずもなく、

「え? イシャン君と何かあった?」
「いや……べつに、なにも」
「………………」
「………………」
「……そうだよね、僕になんか話せないよね……」
「おいっやめろよそれ!」

 セトの思わず大きくなった声に、「しーっ!」ティアが指を立てて注意した。しかし、ふたりの視線の先、ソファでうつむいていた黒い頭がぱっと上がった。ティアの口から「あっ」声がこぼれ、青紫の眼が非難を込めてセトに向けられる。
 顔を上げたウサギが、こちらを振り返った。ふたりの姿を捉えて——正確には、セトの存在に驚き——焦燥に駆られたようにして立ち上がった。眠るつもりはなかった、そんな感じの慌てぶりだった。

「うるさくしてごめんね? ……セト君と、ちょっと話があって。アリスちゃんは眠っててもいいよ?」

 ティアの声掛けに首を振って、「……なにか、わたしが、すること……あると……します」文法が一部崩壊したセリフを口にした。セトには理解できなかったが、ティアは察したらしく立ち上がって、「それなら、お茶しようか。ここから、ふたりぶん頼んでもらっていい?」ローテーブルに置かれていた端末を手渡した。人さし指と中指。ティアは2本の指を立てただけだが、それで伝わったのだろうか。ウサギは難しい顔で端末を見つめている。

「あいつ、分かんねぇだろ。お前がやってやれよ」
「いいからセト君は黙ってて」

 テーブルに戻ってきたティアに助言すると、小声で言い返された。よく分からない。もうひとつ気になったことに触れる。

「つか……ふたり分?」
「僕と、アリスちゃん。……セト君はもう帰っていいよ?」
「……は?」
「また違う機会にしよう。アリスちゃんの前で話せる内容じゃないみたいだから。ディナーまで部屋に閉じこもっておくし、誰も入れないから心配しないで」

 ティアは急に真顔になって早口に言い切り、席に着くことなく、セトが出て行くのを待つていで横に立った。拍子抜けして5秒ほど動けずにいると、「……セト君も、一緒にお茶したいの?(そんなわけないよね?)」なにやら心の声がダブって聞こえる。
 とりあえず席を立った。すると、ふっと、端末を見ていたウサギの視線が動き、目が合う。ためらいがちに小さく開かれた唇が、

「……へやに、いく……?」
「部屋? ……いや、お前らがここにいるなら、俺はトレーニングでも行くけど」

 躊躇ちゅうちょしたわりには大したことのない質問だった。否定すると、横でティアが変な顔をしていた。ティアはウサギの方に向き直し、

「だめだよ、アリスちゃん。いちおう君は今、僕のだよ? ……や、ごめん。……今のなし……」

 諭すようなセリフをかけたかと思うと、すぐさま取り消した。自己嫌悪したように顔をしかめている。意味がひとつも分からない。眉を寄せていると、無言のティアが横目でこちらを見上げた。

「……なんだよ?」
「僕、アリスちゃんとお茶するの、わりと楽しいんだよね」
「? ……まぁ、だろうな? お前の感じ見てれば、俺でも分かるけど……?」
「うん、だから連れて行かないでほしい」
「……? 連れてくなんて言ってねぇだろ」
「……ひとかけらも分かってない感じ?」
「何が?」
「…………や、なんでもない」

 首を振ったティアは、にこりと不自然に笑った。馬鹿にされているような気が。

「なんでもなくねぇだろ。説明しろよ、気になる」
「また今度ね。ほらセト君、トレーニング行っておいで~」

 ひらりと指先で別れをアピールするティアは、セトの肩口を押してドアへと誘導した。抵抗する意味もないので——イシャンの話をしなくて済むのなら望むところなので——、意味ありげな言動は気になるが、大人しく出て行くことにする。

 ドアが閉まる直前で背後を一瞥いちべつすると、黒い眼が困ったようにこちらを見ていた。まるで、すがるみたいな。あるいは、呼んだら素直について来そうな。あまりにも都合のいい解釈に、自分でも呆れてしまいそうだった。

——まさかセト君に居てほしかった……?

 脳裏に浮かんだティアの仮説に舌打ちする。ありえない。ありえなさすぎて、それを口にしたティアに対しても苛立いらだつくらい。
 昨夜の、記憶に残るウサギの顔は、どう思い直そうとしても、

(居てほしいって顔じゃねぇんだよ……少しも)

 うるんだ瞳で困ったように見つめ返すそれは、泣き顔よりはマシだ。それでも——ティアやメルウィンに向ける程度には表情をやわらげないかと——期待じみた感情が湧く。ロキですら普通に話していた。そうなると、自分だけ恐れられる理由が見つからない。

——私が殺しても、支障は無いだろう?

 くだらない思考を止めるように、イシャンの言葉が浮かんだ。ウサギの態度はどうでもいいことだ。それよりも深刻な問題に気を張るべきだと、冷静な判断で意識のスイッチを入れる。
 ティアは私室を出ず誰も入れないと言っていたから、夕飯まではいいとして。そのまま次の相手に引き渡されてしまえば、イシャンは手が出せない。今夜のウサギの居場所は——

(——ああ、ハオロンか。あいつなら大丈夫だな……)

 ひとり納得するセトは、まだ知らない。
 あの愛らしい笑顔の下に隠れる、刺激を求めてやまない凶暴な怪物。それから、兄弟への思いやりに反して、それ以外に対する非情さに秘められた——暗い闇を。
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