70 / 224
第四章 怪奇!化け猫談義
鱒料理はいかが?
しおりを挟む
「南極のお話、聞きたいです~!」
佑夏の目が輝いている。
全員が、姫の言葉に同意し、この後に予定されてる東山先生の座談会に、宿の女将さんも同席することに。
なんでも、東山先生は若い頃、この山小屋で働いていて、女将さんとも古い知り合いなのだそうだ。
「皆さん、お食事のご用意が出来ました。中にお入りください。」
スタッフの声に、僕達はゾロゾロと、食堂の中に入って行く。
やっぱり、というか川魚の料理。
衣揚げのイワナか、ヤマメのような魚料理に、何やら刺身まである。
僕の目にはサーモンに見えるが。
「これは、信州サーモンですか?」
地元の小林さんが、スタッフに聞く。
「はい。そうです。」
という返事に、誰もが「信州サーモンって何?」みたいな表情に。
スタッフが解説する
「長野県水産試験場で開発された養殖品種です。ニジマスより、肉のきめが細かくて、美味しいんですよ。」
佑夏が黙っているはずもなく
「ええ~!?そうなんですか?私、実家がニジマスの養殖場なんです!」
この佑夏のウキウキした表情に、みんな引き込まれていく。
「佑夏ちゃん、それじゃサーモンのお料理は、何でも得意なのね?」
水野さんの質問。
「う~ん、何でもって訳じゃないですけど、小さい頃から見てるから。」
佑夏はそう言うと、さらに僕のサーモンの皿を取って
「中原くん、お刺身の味付け、私がやったげる!」
テーブルのマヨネーズと胡椒を使って、味付けを始めてくれる姫。
いつもながら、見事な手際である。
佑夏の目が輝いている。
全員が、姫の言葉に同意し、この後に予定されてる東山先生の座談会に、宿の女将さんも同席することに。
なんでも、東山先生は若い頃、この山小屋で働いていて、女将さんとも古い知り合いなのだそうだ。
「皆さん、お食事のご用意が出来ました。中にお入りください。」
スタッフの声に、僕達はゾロゾロと、食堂の中に入って行く。
やっぱり、というか川魚の料理。
衣揚げのイワナか、ヤマメのような魚料理に、何やら刺身まである。
僕の目にはサーモンに見えるが。
「これは、信州サーモンですか?」
地元の小林さんが、スタッフに聞く。
「はい。そうです。」
という返事に、誰もが「信州サーモンって何?」みたいな表情に。
スタッフが解説する
「長野県水産試験場で開発された養殖品種です。ニジマスより、肉のきめが細かくて、美味しいんですよ。」
佑夏が黙っているはずもなく
「ええ~!?そうなんですか?私、実家がニジマスの養殖場なんです!」
この佑夏のウキウキした表情に、みんな引き込まれていく。
「佑夏ちゃん、それじゃサーモンのお料理は、何でも得意なのね?」
水野さんの質問。
「う~ん、何でもって訳じゃないですけど、小さい頃から見てるから。」
佑夏はそう言うと、さらに僕のサーモンの皿を取って
「中原くん、お刺身の味付け、私がやったげる!」
テーブルのマヨネーズと胡椒を使って、味付けを始めてくれる姫。
いつもながら、見事な手際である。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる