12 / 25
復習してから応用編 ※
しおりを挟むそれから始まった執事からの閨教育。
夜にこだわることはないと、いつでも夫に愛されるように、誘惑できるようにと、邸内ではコルセットを外した身軽な格好で過ごすようにと言われる。
言いつけ通りにしていると、毎日隙を見てはレオリオが指導をしてくれるようになった。
自室だけでなく、廊下の影や使用してない空き部屋、図書室やレオリオの私室に連れ込まれる事もある。
最後までしなくとも、口淫を教えられ精飲が普通だと言われてしまえば、拙くも応え、たくさん出されるそれをセレスティアは必死に飲み下した。
セレスティアが舐めるそれ以上にレオリオはセレスティアの体の隅々まで舐めることを好み、夫婦の交合とはそういうものなのだと教え込まれた。
口付けだけの時や、胸だけ着衣を引き下ろし溢れた胸を散々なぶられるだけの時もある。
半端にしか指導してもらえない時は、いつも夜には可愛い顔になっていると撫でられ褒めてもらた。
焦らすと相手の事しか考えられなくなるのだとの教えに、レオリオもそうだと嬉しいと、思ってはいても口に出す勇気はない。
たまに頑張って復習のつもりで、セレスティアからレオリオに仕掛けたりすると、すぐに足腰立たないほどに反撃されるのだけは理不尽すぎた。
それでも今日も諦めず復習だと、執務室のソファで仕事をするレオリオに仕掛ける事にしたセレスティアは、勝手に膝の上に横向きで座り込んだ。
「……忙しいですか、レオリオ様」
膝に乗ってきたセレスティアを疎ましがるどころか、まるでここが居場所だとばかりすぐにレオリオに腰を抱かれると、安堵感に充たされる。
今はきっちり詰めた執事服の襟元に腕を回し厚い胸板に身を寄せると、彼の形の良い耳元に囁く。
レオリオはすぐに、書類を放り出し、唇を吸ってきた。
これはきっと、上手く誘惑できたのだと、小さな舌を出して懸命にレオリオの舌を舐めた。
「ん、ん、ぅ、」
「……ン、――……中に出して欲しくなったんですか?……男の、子種を搾りとれるようになりたいなら、こういう時はちゃんと口にしなさい」
レオリオはまだ執事の顔で、夜とは違う言葉で辱められてももう止められない。与えられる深いキスと唾液にすっかり発情したセレスティアは、はぁはぁと浅い息を吐き、舌だけのキスを続ける。
抱っこされたお腹の辺りを撫でられると、中に注がれる感覚を思い出してしまい、求められるままに恥ずかしい言葉を口にする。
「……おねがい、レオの子種がほしいの……、いますぐ、ここにたくさんだして、」
「なら跨って、こっち向いて」
お願いしながらちゅちゅとレオリオの薄い唇を吸っていると、一度強くぎゅうと抱きしめられる。
セレスティアの首元に顔を埋めたレオリオの表情はみえないが、熱い吐息を吐き何かぶつぶつ呟いている。
時々あるが、くぐもったり早口だったりハアハアしていたりで聞き取れないまま、すぐに体を持ち上げられ、レオリオの下肢を跨ぎ対面でソファに膝立ちにさせられた。
すぐに座ることは許されず、簡素なドレスの胸元を掴まれ引き下ろされた。
ぶるんとまろび出る乳に、なんど見られても慣れないセレスティアは頬を染め、レオリオはすぐに吸いついた。
「あ……、ん、」
「ティア、今日は履いてないのか……もうぬるぬるだな」
すっかり執事の仮面が脱げている、誘惑はきっと成功なのだろう。
初めてして以降、レオリオは邸内でセレスティアに下着をつけさせないか、つけてもレオリオが用意した小さすぎる気のする下着しか身につけさせてもらえない。
今日は誘惑して最後までしてもらうつもりだったので履いてすらいない。
胸の頂を苛めながら、レオリオは反対の手をセレスティアのスカートの中にいれると、すぐに、太腿まで愛液を垂らした秘裂があばかれる。
最近は、レオリオの匂いを嗅ぐだけでお腹と股の辺りが熱くなってしまう。
内股を撫でられ、秘裂から溢れる愛液を使って2本の指を押し込まれると背がのけ反った。
胸元にあるレオリオの頭を縋り付くよう抱きしめると、セレスティアはいやいやと頭を振る。
「れお、れお、っ、ゆびいや、れおの、おおきいの、ッ、ちょうだい、」
「まって、……ティアの体には大きすぎるから、少し広げないと」
「……だめ、もう、いっちゃう、の、ッ、……んんっ、――っ、」
ぐちゅぐちゅと蜜壺を掻き回され、浅い場所にある弱い場所を刺激されると、指をきゅうと締め付けてしまう。
胎の裏からだけでなく、親指が膨らんだ淫核を潰すと、もう我慢できず、潮を漏らしながら達してしまう。
ガクガクと震える脚に、自立は難しく、袖口を濡らしてしまったレオリオの腕がスカートの中から抜けると、すぐに座り込みそうになる。
レオリオはスラックスの前を寛げるだけで、すでに硬く反り返った雄竿を取り出すと、セレスティアをその上に引き寄せた。
「……ほら、ここ、一人でイってないで、自分でいれて」
「ん、っ、れお、あ、あ、あっ、」
レオリオの口の中で散々舐り倒された胸の頂が、ちゅぽ、と、やっと解放される。
反対の胸の頂にまた濡れた舌を伸ばされると、最初の時よりずっと敏感になった肉粒が固くしこり舌を弾く。
挿入を促されぶるぶると震える腰、しとどに濡れた秘裂にぴたりと雄竿の先端があてがわれると、あとはもう、勝手に腰が沈む。
物欲しげにきゅうきゅうと狭くなった隘路に、ぐぷぷと長大な陰茎が割り開いていく。
最後はすでに降りてきた子宮に、その口をぐちゅと押しつぶすようにして座り込むまま腰を密着させると、悲鳴じみた嬌声が溢れる。
あまりに密洞を押し広げられる質量の大きさに本能的な恐怖と、強すぎる性感に動けなくなると、レオリオはそれを咎めるように、またスカートの中に手を入れ、繋がった場所の少し上に触れた。
くりくりと指腹が勃起した淫核を弄ると、びくんっと背が震え、中がぎゅうぎゅうと締まる。
腰を落としてしまえば体格差に胸元から剥がされたレオリオの唇が、乱れた息を零すセレスティアの唇を吸う。
「ティア、ここで俺の子種を搾り取ってくれるんだろう?……ちゃんと教えた通り腰を振るんだ」
甘いはずなのに拷問のように苦しい。
ここ、と、いう言葉に従って臍の辺りを掌で押され、結合の上にある敏感な粒を繰り返し擦られる。
セレスティアは強すぎる快感に助けを求めるよう腕を伸ばすと、レオリオの首にしがみ付く。
身を寄せると近くなる距離に息遣いもよく聞こえる。
涼しい顔をしていても、レオリオの呼吸は浅く早い。
首元や髪に寄せられた鼻先は呼吸だけでなく、すんすんと嗅がれている気配がして余計に腕に力を込めた。
自分の雄をもっとよくしたい。もっと乱したい。
そんな本能的な欲求が擡げると、落としたままだった腰を擦り付けるようにして動かす。
力の入らぬ下肢をなんとか揺すり、ぱちゅぱちゅと摩擦の刺激を生ませる。
セレスティアですら焦ったいような僅かな動きに、終ぞティアは泣き言を零す。
「ん、ん、ぅ、っ、ふ、れお、奥、ぐちゅぐちゅして、たりないの、」
顔を上げたレオリオの唇をぺろぺろと舐める。
レオリオも舌を出すと、熱く濡れた舌同士を擦り付けた。
潤んだ視界に見たレオリオの顔は常の冷静さなど無く、僅かに紅潮した恍惚としたような変化が垣間見える。
開いた瞳孔は紫を色濃く見せ、ひたすらセレスティアしか映していない。
ゾクゾクとした痺れが背を震わせ、身も心も充される。
それから腰を掴まれ乱暴に突き上げが始まる。高級と銘打つソファは想定外の用途で、ギシギシと座面を鳴らす。
「ぁ、っ、ああ、ぃい、れおっ、なか、いいの……ッ、」
「ティア、俺のティア、っ、く、」
スカートの中で大きくて骨張った手が、セレスティアの尻たぶを鷲掴むと、種付けを解らせるように乱暴に揉まれ、奥を吐精間近の膨れたカリで削られた。
膣洞がきゅうきゅうと雄に媚び、射精をねだるよううねる。
ぬかるんだ隙間をひときわ強く突き上げられ、セレスティアは果てる。
漏らし癖のようにイキ潮を粗相すると、すぐに中に熱い脈打ちを感じた。
爆ぜた亀頭がずちゅと、奥を何度も撫でる。
「ん、ん、っ、おく、あつい、れお……」
「……ハァ、ハァ、……ティア、」
レオリオの仕事着は無惨と成り果てたが、本人は構う事なく、譫言めいて艶めいた声を溢すセレスティアを抱き直す。
セレスティアにはすでに自ら動く力もなく、捕える腕に抗う術はない。
またここから長く、抜かないままネチネチと責められ続けて、3回受け止めるまで抜いてもらえなかった。
最後は意識が落ちたセレスティア。
「……やく……は……ませたい」
途切れる間際、ぞくりとするような重く昏い声音が微かに聞こえた気がした。
7
お気に入りに追加
845
あなたにおすすめの小説
愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
【R18】ヤンデレ侯爵は婚約者を愛し過ぎている
京佳
恋愛
非の打ち所がない完璧な婚約者クリスに劣等感を抱くラミカ。クリスに淡い恋心を抱いてはいるものの素直になれないラミカはクリスを避けていた。しかし当のクリスはラミカを異常な程に愛していて絶対に手放すつもりは無い。「僕がどれだけラミカを愛しているのか君の身体に教えてあげるね?」
完璧ヤンデレ美形侯爵
捕食される無自覚美少女
ゆるゆる設定
甘すぎ旦那様の溺愛の理由(※ただし旦那様は、冷酷陛下です!?)
夕立悠理
恋愛
伯爵令嬢ミレシアは、恐れ多すぎる婚約に震えていた。
父が結んできた婚約の相手は、なんと冷酷と謳われている隣国の皇帝陛下だったのだ。
何かやらかして、殺されてしまう未来しか見えない……。
不安に思いながらも、隣国へ嫁ぐミレシア。
そこで待っていたのは、麗しの冷酷皇帝陛下。
ぞっとするほど美しい顔で、彼はミレシアに言った。
「あなたをずっと待っていました」
「……え?」
「だって、下僕が主を待つのは当然でしょう?」
下僕。誰が、誰の。
「過去も未来も。永久に俺の主はあなただけ」
「!?!?!?!?!?!?」
そういって、本当にミレシアの前では冷酷どころか、甘すぎるふるまいをする皇帝ルクシナード。
果たして、ルクシナードがミレシアを溺愛する理由は――。
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。
早稲 アカ
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。
宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。
彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。
加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。
果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
ヤンデレ旦那さまに溺愛されてるけど思い出せない
斧名田マニマニ
恋愛
待って待って、どういうこと。
襲い掛かってきた超絶美形が、これから僕たち新婚初夜だよとかいうけれど、全く覚えてない……!
この人本当に旦那さま?
って疑ってたら、なんか病みはじめちゃった……!
【R18】身代わり令嬢は、銀狼陛下に獣愛を注がれる
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
人間の国で王太子妃となるべく育てられた公爵令嬢エマ。だが、エマの義妹に獣人国との政略結婚が持ち上がった際に、王太子から「君の妹を好きになってしまった」と言われて義妹に奪われた挙げ句、エマが獣人国に嫁がされることになってしまった。
夫になったのは、獣人国を統べる若き皇帝ファング・ベスティエ。狼獣人と人間の混血である彼は、ほとんど人間といって差し支えのない存在だ。だが、あまり愛のある結婚とは言えず、妻として求められるのは月に一度きりであり、満月の前後には全く会うことが出来ない。
そんな状態が1年近く続いたある時、豹令嬢から「私は満月の日の前後、ファング様から夜の呼び出しがあっている」と告げられてしまい――?
※ムーンライトノベルズで日間1位になりました。
※10000字数程度の短編。全16話。
※R18は正常位(半獣人)→対面座位(獣人)→後輩位(獣姦)、苦手な人は避けてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる