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第九章 真ハピエン後の追加エピソード
99.ついにフラグ回収?
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ああ……これはマズイ。
ラウディの心配が頂点に達して、このままだと……本当に嫌な予感がする。
嫌と言うか……恥ずかしい予感とでも言えばいいのか?
「これ……いつまで続く訳?」
「……」
「都合の悪い時だけだんまりかよ……あぁ、だからもうキスばっかりするなっ。そっちも……触るなっ、て……」
「そっちって……どっち?」
クスリと笑う声がする。耳の側で囁かれると、妙な声をあげそうになる。
いつもは素知らぬフリをしてツンとしているくせに、なんで俺の前だけ表情を露わにしてくるのやら。
後悔しても遅いのは分かっているけど。俺、これからどうなるんだろう?
「なあ、ラウディ。ここって治療室なんだろ? だったら誰か来てもおかしくないんだから……」
「今晩は僕しかいない。さっき、みんな追い出した。ハルは力を使いすぎただけで、暫くしたら回復するって言われた。だったら、僕だけいればいい」
言いながら、ラウディは俺の身体を触ることをやめてくれない。
回復するってことは、絶対必要のない確認作業だよな?
「追い出したって……も、触るの禁止! ちょ、なんで服を脱がそうとしてるんだよ」
「ハルに触れたい気持ちを止められない。僕の……俺だけのハル」
ラウディは俺の抵抗も受け付けず、俺が着ている白のワイシャツのボタンを器用に外していく。
俺が身体を押しのけようとすると、今度は俺の身体をベッドへ押し倒して身体ごと覆いかぶさってきた。
「いや、なんでそうなる? 俺、まだ……いいよとか言ってないよな?」
「……」
「このタイミングでだんまり? あっ……吸い付くなって!」
じたばたしても、力では全く敵わない。
その間にも、ラウディは着々と俺の服を脱がせにかかる。
途中で首筋に吸い付かれて、思い切り吸われてるのが分かった。
コレ……跡付けられてるよな……。
「俺も別に倒れたくて倒れた訳じゃなくて! ひゃっ!」
ラウディのひんやりとした手のひらが、直接俺の肌を滑る。
手のひらで直にさわさわと肌へ触れられるたびに、背中はゾクゾクして落ち着かない。
ラウディは違う意味で暴走してるし、どうしたらいいのか分からないままだ。
「ハルが目を覚まさなかったらって、不安で堪らなかった。すぐ無茶をして……」
「それは本当に悪かったって。でも、だからってどうして今始めようと……」
「ハルが消えちゃう前に、俺のモノだって印を刻み込みたい」
もしかして、ラウディは俺が元いた世界へ戻るって思ってるのか?
一緒にいたいって言ったのに……俺が倒れたせいで不安になったのか。
それは……俺が悪いよな。
「ごめんな? 俺、ラウディと一緒にいたいって精霊神様にも宣言してきたんだ。だから……一緒にいる。側にいたいって七色の木の下で約束したよな?」
「ハル……ホント?」
「ああ。色々と話すことが山ほどあるんだけど……この状態じゃ話せない気が……」
俺が困ったように視線を泳がせると、目尻に優しくキスをされる。
この感じだと……やっぱりやめてくれないよな?
「……認める。俺も……ラウディのことが好きだ。こんな恥ずかしいことをされても、全力で拒否できないし……正直戸惑って困ってるけど、嫌とは違う感情で……」
「ハル、その言葉だけで十分」
あぁぁ……言った。言ってしまった。
これで、妹の好きな展開に……って。今はそれは頭から追い出そう。
俺は男とか女とか関係なく、ラウディだから好きだと思えたんだ。
でも……まさか、自ら恋愛エンディングのフラグを回収するなんて思ってなかった。
ラウディは嬉しそうに微笑んで、引き続き俺の身体に所有印を何か所も残していく。
印が増えるたびに、ピリリとした痛みが突き抜ける気がした。
俺、される側かとか。ぼんやり思ってるんだけど……愛されること自体が嬉しいのは変わらない。
「コレ、その……最後までいく感じ?」
「怖い?」
怖いと恥ずかしいがごちゃまぜだし、上半身はほぼ脱がされつつある。
吸われたところから、じわりじわりと熱さが伝わって蝕まれてくる気がした。
ラウディの心配が頂点に達して、このままだと……本当に嫌な予感がする。
嫌と言うか……恥ずかしい予感とでも言えばいいのか?
「これ……いつまで続く訳?」
「……」
「都合の悪い時だけだんまりかよ……あぁ、だからもうキスばっかりするなっ。そっちも……触るなっ、て……」
「そっちって……どっち?」
クスリと笑う声がする。耳の側で囁かれると、妙な声をあげそうになる。
いつもは素知らぬフリをしてツンとしているくせに、なんで俺の前だけ表情を露わにしてくるのやら。
後悔しても遅いのは分かっているけど。俺、これからどうなるんだろう?
「なあ、ラウディ。ここって治療室なんだろ? だったら誰か来てもおかしくないんだから……」
「今晩は僕しかいない。さっき、みんな追い出した。ハルは力を使いすぎただけで、暫くしたら回復するって言われた。だったら、僕だけいればいい」
言いながら、ラウディは俺の身体を触ることをやめてくれない。
回復するってことは、絶対必要のない確認作業だよな?
「追い出したって……も、触るの禁止! ちょ、なんで服を脱がそうとしてるんだよ」
「ハルに触れたい気持ちを止められない。僕の……俺だけのハル」
ラウディは俺の抵抗も受け付けず、俺が着ている白のワイシャツのボタンを器用に外していく。
俺が身体を押しのけようとすると、今度は俺の身体をベッドへ押し倒して身体ごと覆いかぶさってきた。
「いや、なんでそうなる? 俺、まだ……いいよとか言ってないよな?」
「……」
「このタイミングでだんまり? あっ……吸い付くなって!」
じたばたしても、力では全く敵わない。
その間にも、ラウディは着々と俺の服を脱がせにかかる。
途中で首筋に吸い付かれて、思い切り吸われてるのが分かった。
コレ……跡付けられてるよな……。
「俺も別に倒れたくて倒れた訳じゃなくて! ひゃっ!」
ラウディのひんやりとした手のひらが、直接俺の肌を滑る。
手のひらで直にさわさわと肌へ触れられるたびに、背中はゾクゾクして落ち着かない。
ラウディは違う意味で暴走してるし、どうしたらいいのか分からないままだ。
「ハルが目を覚まさなかったらって、不安で堪らなかった。すぐ無茶をして……」
「それは本当に悪かったって。でも、だからってどうして今始めようと……」
「ハルが消えちゃう前に、俺のモノだって印を刻み込みたい」
もしかして、ラウディは俺が元いた世界へ戻るって思ってるのか?
一緒にいたいって言ったのに……俺が倒れたせいで不安になったのか。
それは……俺が悪いよな。
「ごめんな? 俺、ラウディと一緒にいたいって精霊神様にも宣言してきたんだ。だから……一緒にいる。側にいたいって七色の木の下で約束したよな?」
「ハル……ホント?」
「ああ。色々と話すことが山ほどあるんだけど……この状態じゃ話せない気が……」
俺が困ったように視線を泳がせると、目尻に優しくキスをされる。
この感じだと……やっぱりやめてくれないよな?
「……認める。俺も……ラウディのことが好きだ。こんな恥ずかしいことをされても、全力で拒否できないし……正直戸惑って困ってるけど、嫌とは違う感情で……」
「ハル、その言葉だけで十分」
あぁぁ……言った。言ってしまった。
これで、妹の好きな展開に……って。今はそれは頭から追い出そう。
俺は男とか女とか関係なく、ラウディだから好きだと思えたんだ。
でも……まさか、自ら恋愛エンディングのフラグを回収するなんて思ってなかった。
ラウディは嬉しそうに微笑んで、引き続き俺の身体に所有印を何か所も残していく。
印が増えるたびに、ピリリとした痛みが突き抜ける気がした。
俺、される側かとか。ぼんやり思ってるんだけど……愛されること自体が嬉しいのは変わらない。
「コレ、その……最後までいく感じ?」
「怖い?」
怖いと恥ずかしいがごちゃまぜだし、上半身はほぼ脱がされつつある。
吸われたところから、じわりじわりと熱さが伝わって蝕まれてくる気がした。
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