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湖の辺りで その2
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何とも心の臓に悪いなぁと思いながらも、しっかりサンドウィッチを腹に納めて、パーシヴァルが淹れてくれたお茶とデザートのレモネのタルトを頂く。
タルトのサブレはサクサクとしてて歯触りがよく、濃厚なレモネ風味の牛酪クリームとレモネのジャムの酸味が絶妙に相性がいい。サンドウィッチでお腹がいっぱいだと思っていたのに、全く手が止まらないよ。
このタルトはアデライン夫人が、お城の料理人と試行錯誤して作ったそうだ。オリエンスのカフェで試しに提供したら、たちまち人気になったらしい。
「はぁ、美味しかった」
タルトを二つも平らげてしまったので今度こそ本当に満腹で、もう何も入らない。
「それはよかった」
陽も十分高く登っているし、お腹もいっぱいになった。もうそろそろ泳いでもいい頃合いかな。
「よーし、泳ぐぞー!」
着ているものを脱ぎ捨てて下履き一枚になった俺は、湖に駆け出しザブザブと水に入る。浅いところは十分に水温が上がっていて心地いい。
いきなり全身を水につけると心の臓に負担がかかる。水温に慣れるまで腰までの深さのあたりで暫くじっとしていると、足の間を小魚の群れがスイーっと泳いで行った。鱒もよく釣れるし、この湖は魚影が濃いな。
ヴァンダーウォールは厳しいが豊かな土地だ。これはパーシヴァルの先祖たちが、長きにわたってこの地を大切に守ってきたからなんだろう。魔獣だって脅威ではあるけれど、素材になると考えれば資源の一つだし。ソルモンターナ王家がこの地を守るヴァンダーウォール辺境伯家を蔑ろにできないわけだ。
「サフィラス、何を見ているんだ?」
「あ、パーシヴァル。小魚の群れがいるよ、」
名を呼ばれて振り向いた俺は、思わず心でつぶやいてしまった。
……完敗だ……
いや、そもそも勝負なんかするつもりは全くないけど。それにしたって、それにしたって……パーシヴァル、良い体しすぎだろう!
服を着ているとほっそりとしているように見えるパーシヴァルだけど、脱ぐとこんなに立派な体つきしているんだ。戦士のような重量のある体格ではないけれど、上背もあるし毎日の鍛錬で無駄なく引き絞られた体躯は、均整が取れた見事なものだ。
それに比べて、この俺の貧相な体つきよ。これでも骨と皮だけだった頃に比べれば、十分肉がついて大分見られる体にはなった。最近は俺もしっかりした体つきになってきたな、などと一人浴室で鏡を見ながら悦に浸っていたこともありました。くっそ恥ずかしいぞ、俺! パーシヴァルの裸体の前では、俺なんか痩せた蜥蜴みたいだ。
「どうした、サフィラス?」
「……いや、パーシヴァルは相変わらずいい体つきしてるなって思って」
「サフィラス、成長や体格は人それぞれだ。誰かと同じことをしたからといって、現れる結果が同じだとは限らない。無理をせず自分にあった鍛錬をしなければ、間違いなく体を壊す」
「いや、いや! もう無茶はしないって!」
一時期、早く体を大きくしたくて無茶な食べ方をしたことがあったからな。パーシヴァルは俺がまた同じことを繰り返して、無茶な鍛錬をするんじゃないかってことを心配してるんだ。立派な体をちょっとは羨ましく思えど、今となってはパーシヴァルと俺の間には超えられぬ壁があることは重々承知している。やっても無駄なことはやらないに限る。時間と体力の無駄使いだし、その後の虚しさが何ともいえないからな。
「……そうか。それならいいんだが」
「うん。もうあんな無茶はしないよ」
もう少し深場に行って湖を回遊している鱒でも見られないかなと泳ぎ出そうとすれば、パーシヴァルがスッと俺に手を差し出した。
「?」
ん、この手は一体何かな?
「サフィラスは泳ぐのは初めてだろう?」
ああ、そういうことか! 普通の貴族の子供は泳いだりしないもんな。ましてや、サフィラスは閉じ込められていた身。ここでスイスイ泳いだら、それこそ何でだ?って話になる。いくら何でも本で読んだは通用しなさそう。
「決して手を離したりはしないので、安心して欲しい」
パーシヴァルが優しい笑みを俺に向ける。きっと安心させようとしてくれているんだろう。
「……うん」
ここは素直にパーシヴァルに教えを乞おう。もしかしたら、今世の俺は泳げないかもしれない。泳げるつもりで深場に行って、うっかり湖の底に沈むのも嫌だからね。
差し出された手を取ると、パーシヴァルはゆっくりと深い場所に俺を誘導してゆく。
「力を抜けば、体は自然に浮く。足がつかなくなっても慌てることはない。それから、体は反らさずできるだけまっすぐに……」
何というか、パーシヴァルは教えるのが上手い。俺が泳ぎやすいように手を引いてくれるし、アドバイスもわかりやすい。こんな風に指導してもらえたら、たとえ泳げなくてもすぐに泳げるようになるよ。
太陽の騎士は本当に何でもできるんだな!
それに今のパーシヴァルは金の髪が水滴をこぼしていて、まさしく水も滴るいい男。ぼーっと金色の髪の先から水滴が落ちる様を見ていたら、パーシヴァルの整った顔が近づいて来て唇が重なった。
「っ!」
ふ、不意打ち!
またあの気持ち悦くなってしまう接吻をするのかと構えていたら、触れ合った唇はすぐに離れた。
「冷たくなっている。もう上がった方がいいな」
「あ、……え? う、うん」
もしかして、今のって体温を確かめただけ? べ、別に期待していたわけじゃないぞ!
そりゃ、ちょっとはするのかなって思ったけど。だっていつもならあの流れで、ぐにゃぐにゃになっちゃうような接吻をしてたから。
何となく腑に落ちない思いを抱いていれば、パーシヴァルがふっと困ったような笑みを浮かべた。
「……俺は聖人ではない。互いにこのような姿で唇を深く重ねたら、己の欲を抑えられる自信がないからな」
「えっ!? ……あっ、ああ! そ、そうか、うん……そうだね」
「岸に戻ったら、温かいお茶を淹れよう」
「……うん」
岸に戻ると、柔らかくて大きな布で体を巻かれ、適度に陽の光が降りてくる木陰に座らされた。
「今、お茶を淹れる。ちょっと待っていてくれ」
パーシヴァルはそう言うと、さっさと身支度を整えてお茶の準備を始めた。本当に面倒見がいいよな。
なんだかさっきは意外なことを聞いたような気がするけど、パーシヴァルだっていたって普通の男ってことだ。この年齢になれば、別におかしなことじゃない。それでもって、パーシヴァルは俺に対してそういう気持ちになれるってことなんだよな……
ま、まぁ、俺たちはいずれ伴侶になるんだし、ギリアムの時とは違ってパーシヴァルとなら夫夫の契りを交わすことに忌避感は全くないからね。
……あれ? そういえば、俺って今年で十五になったはずだよな? 確かフォルティスの時は、この年齢でしっかり朝のあれこれとかあった気がするんだけど? 俺にそれってなくないか? パーシヴァルとの接吻を気持ちいいと思ってもただそれだけで、俺の体には何の変化も起きない。
今の俺って、ちゃんと年齢に見合った成長してるのか?
まさか、俺の背が伸びないのも、体が痩せた蜥蜴なのも、これに関係してるんじゃないの……
え? ちょっと大丈夫、俺?
一度気になってしまったら、それがもう頭から離れなくなってしまった。
「どうした、サフィラス? 難しい顔をして。どこか、具合でも悪いのか?」
お茶を持って来たパーシヴァルが、気遣わしげに俺の顔を覗き込む。
「あのさ、つかぬことをお尋ねしますが」
「ああ、」
「パーシヴァルの体は、もう大人になってるの?」
「…………は?」
たっぷりの時間を置いてから、パーシヴァルがちょっと間の抜けた声を出した。いや、わかるよ。いきなりそんな質問をされたら驚くだろう。俺だって突然そんなことを聞かれたら、困惑する。だけど、これは重要かつ切実な問題だ。
「だからさ、パーシヴァルはもう子を成せる体になってるの?」
俺は思わずパーシヴァルの腕を掴んだ。
「そっ、それは……ま、まぁ……そうだな。それよりも、一体なぜ突然そんなことを?」
パーシヴァルは俺よりもずっと体が大きい。だから、俺と比べるのは無理があるだろう。前世の俺はパーシヴァルほど立派な体つきはしていなかったけど、それでもこの年齢の頃にはとっくに子が作れる体に成長していし、色っぽいことにだってそれなりに反応もしていた。
「どうしよう、パーシヴァル……俺、大人になれないかもしれない」
タルトのサブレはサクサクとしてて歯触りがよく、濃厚なレモネ風味の牛酪クリームとレモネのジャムの酸味が絶妙に相性がいい。サンドウィッチでお腹がいっぱいだと思っていたのに、全く手が止まらないよ。
このタルトはアデライン夫人が、お城の料理人と試行錯誤して作ったそうだ。オリエンスのカフェで試しに提供したら、たちまち人気になったらしい。
「はぁ、美味しかった」
タルトを二つも平らげてしまったので今度こそ本当に満腹で、もう何も入らない。
「それはよかった」
陽も十分高く登っているし、お腹もいっぱいになった。もうそろそろ泳いでもいい頃合いかな。
「よーし、泳ぐぞー!」
着ているものを脱ぎ捨てて下履き一枚になった俺は、湖に駆け出しザブザブと水に入る。浅いところは十分に水温が上がっていて心地いい。
いきなり全身を水につけると心の臓に負担がかかる。水温に慣れるまで腰までの深さのあたりで暫くじっとしていると、足の間を小魚の群れがスイーっと泳いで行った。鱒もよく釣れるし、この湖は魚影が濃いな。
ヴァンダーウォールは厳しいが豊かな土地だ。これはパーシヴァルの先祖たちが、長きにわたってこの地を大切に守ってきたからなんだろう。魔獣だって脅威ではあるけれど、素材になると考えれば資源の一つだし。ソルモンターナ王家がこの地を守るヴァンダーウォール辺境伯家を蔑ろにできないわけだ。
「サフィラス、何を見ているんだ?」
「あ、パーシヴァル。小魚の群れがいるよ、」
名を呼ばれて振り向いた俺は、思わず心でつぶやいてしまった。
……完敗だ……
いや、そもそも勝負なんかするつもりは全くないけど。それにしたって、それにしたって……パーシヴァル、良い体しすぎだろう!
服を着ているとほっそりとしているように見えるパーシヴァルだけど、脱ぐとこんなに立派な体つきしているんだ。戦士のような重量のある体格ではないけれど、上背もあるし毎日の鍛錬で無駄なく引き絞られた体躯は、均整が取れた見事なものだ。
それに比べて、この俺の貧相な体つきよ。これでも骨と皮だけだった頃に比べれば、十分肉がついて大分見られる体にはなった。最近は俺もしっかりした体つきになってきたな、などと一人浴室で鏡を見ながら悦に浸っていたこともありました。くっそ恥ずかしいぞ、俺! パーシヴァルの裸体の前では、俺なんか痩せた蜥蜴みたいだ。
「どうした、サフィラス?」
「……いや、パーシヴァルは相変わらずいい体つきしてるなって思って」
「サフィラス、成長や体格は人それぞれだ。誰かと同じことをしたからといって、現れる結果が同じだとは限らない。無理をせず自分にあった鍛錬をしなければ、間違いなく体を壊す」
「いや、いや! もう無茶はしないって!」
一時期、早く体を大きくしたくて無茶な食べ方をしたことがあったからな。パーシヴァルは俺がまた同じことを繰り返して、無茶な鍛錬をするんじゃないかってことを心配してるんだ。立派な体をちょっとは羨ましく思えど、今となってはパーシヴァルと俺の間には超えられぬ壁があることは重々承知している。やっても無駄なことはやらないに限る。時間と体力の無駄使いだし、その後の虚しさが何ともいえないからな。
「……そうか。それならいいんだが」
「うん。もうあんな無茶はしないよ」
もう少し深場に行って湖を回遊している鱒でも見られないかなと泳ぎ出そうとすれば、パーシヴァルがスッと俺に手を差し出した。
「?」
ん、この手は一体何かな?
「サフィラスは泳ぐのは初めてだろう?」
ああ、そういうことか! 普通の貴族の子供は泳いだりしないもんな。ましてや、サフィラスは閉じ込められていた身。ここでスイスイ泳いだら、それこそ何でだ?って話になる。いくら何でも本で読んだは通用しなさそう。
「決して手を離したりはしないので、安心して欲しい」
パーシヴァルが優しい笑みを俺に向ける。きっと安心させようとしてくれているんだろう。
「……うん」
ここは素直にパーシヴァルに教えを乞おう。もしかしたら、今世の俺は泳げないかもしれない。泳げるつもりで深場に行って、うっかり湖の底に沈むのも嫌だからね。
差し出された手を取ると、パーシヴァルはゆっくりと深い場所に俺を誘導してゆく。
「力を抜けば、体は自然に浮く。足がつかなくなっても慌てることはない。それから、体は反らさずできるだけまっすぐに……」
何というか、パーシヴァルは教えるのが上手い。俺が泳ぎやすいように手を引いてくれるし、アドバイスもわかりやすい。こんな風に指導してもらえたら、たとえ泳げなくてもすぐに泳げるようになるよ。
太陽の騎士は本当に何でもできるんだな!
それに今のパーシヴァルは金の髪が水滴をこぼしていて、まさしく水も滴るいい男。ぼーっと金色の髪の先から水滴が落ちる様を見ていたら、パーシヴァルの整った顔が近づいて来て唇が重なった。
「っ!」
ふ、不意打ち!
またあの気持ち悦くなってしまう接吻をするのかと構えていたら、触れ合った唇はすぐに離れた。
「冷たくなっている。もう上がった方がいいな」
「あ、……え? う、うん」
もしかして、今のって体温を確かめただけ? べ、別に期待していたわけじゃないぞ!
そりゃ、ちょっとはするのかなって思ったけど。だっていつもならあの流れで、ぐにゃぐにゃになっちゃうような接吻をしてたから。
何となく腑に落ちない思いを抱いていれば、パーシヴァルがふっと困ったような笑みを浮かべた。
「……俺は聖人ではない。互いにこのような姿で唇を深く重ねたら、己の欲を抑えられる自信がないからな」
「えっ!? ……あっ、ああ! そ、そうか、うん……そうだね」
「岸に戻ったら、温かいお茶を淹れよう」
「……うん」
岸に戻ると、柔らかくて大きな布で体を巻かれ、適度に陽の光が降りてくる木陰に座らされた。
「今、お茶を淹れる。ちょっと待っていてくれ」
パーシヴァルはそう言うと、さっさと身支度を整えてお茶の準備を始めた。本当に面倒見がいいよな。
なんだかさっきは意外なことを聞いたような気がするけど、パーシヴァルだっていたって普通の男ってことだ。この年齢になれば、別におかしなことじゃない。それでもって、パーシヴァルは俺に対してそういう気持ちになれるってことなんだよな……
ま、まぁ、俺たちはいずれ伴侶になるんだし、ギリアムの時とは違ってパーシヴァルとなら夫夫の契りを交わすことに忌避感は全くないからね。
……あれ? そういえば、俺って今年で十五になったはずだよな? 確かフォルティスの時は、この年齢でしっかり朝のあれこれとかあった気がするんだけど? 俺にそれってなくないか? パーシヴァルとの接吻を気持ちいいと思ってもただそれだけで、俺の体には何の変化も起きない。
今の俺って、ちゃんと年齢に見合った成長してるのか?
まさか、俺の背が伸びないのも、体が痩せた蜥蜴なのも、これに関係してるんじゃないの……
え? ちょっと大丈夫、俺?
一度気になってしまったら、それがもう頭から離れなくなってしまった。
「どうした、サフィラス? 難しい顔をして。どこか、具合でも悪いのか?」
お茶を持って来たパーシヴァルが、気遣わしげに俺の顔を覗き込む。
「あのさ、つかぬことをお尋ねしますが」
「ああ、」
「パーシヴァルの体は、もう大人になってるの?」
「…………は?」
たっぷりの時間を置いてから、パーシヴァルがちょっと間の抜けた声を出した。いや、わかるよ。いきなりそんな質問をされたら驚くだろう。俺だって突然そんなことを聞かれたら、困惑する。だけど、これは重要かつ切実な問題だ。
「だからさ、パーシヴァルはもう子を成せる体になってるの?」
俺は思わずパーシヴァルの腕を掴んだ。
「そっ、それは……ま、まぁ……そうだな。それよりも、一体なぜ突然そんなことを?」
パーシヴァルは俺よりもずっと体が大きい。だから、俺と比べるのは無理があるだろう。前世の俺はパーシヴァルほど立派な体つきはしていなかったけど、それでもこの年齢の頃にはとっくに子が作れる体に成長していし、色っぽいことにだってそれなりに反応もしていた。
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