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不吉の予兆、かと思ったけど案外そうでもない気がする
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怪しい男が出てきた茂みを覗けば、周辺の下草が踏み荒らされていた。明らかにこの辺りで何かをしていた痕跡が残っている。獣を捕らえる罠でも仕掛けていたんだろうか?
「あの人、ここで何をしていたんだろ……っ!」
「サフィラス!」
周囲を伺いながら歩いていれば、突然足元を失って体がひゅっと落ちてゆく。胃の腑が持ち上がる感覚に全身がヒヤッとした次の瞬間。無意識に伸ばした手が、強い力に掴まれる。右の肩に自身の全体重が掛かってガクンと落下が止まった。
「……うっ、わ!」
下草に隠れて見えなかったが、そこには井戸くらいの大きさの穴がポカリと空いていたのだ。それに気が付かず、俺は穴に思い切り足を踏み出してしまった。
下からひんやりとした風が吹き上がる。燻製肉の如く穴にぶらーんとぶら下がったまま、恐る恐る下を見れば、底が伺えない闇がどこまでも続いていた。
「サフィラス、大丈夫か?!」
ぐいっと引き揚げられて、穴から救い出された俺は、無事に体が地に着いて安堵の息をつく。
落下しかけた俺の腕を掴んでくれたのは、パーシヴァルだった。
「……パーシヴァル、助かった。ありがとう」
「いや、本当に気をつけてくれ。さすがに肝が冷えた」
「ごめん、ごめん」
俺のうっかりは相変わらずだが、パーシヴァルがいれば、どんな状況でもなんとか生き残れそうだな。
「もう、サフィラスくん、びっくりしたじゃないのよ。本当にベリサリオくんの言う通り気をつけて頂戴……それにしても、こんなところに深淵があったのね」
4人で深淵を取り囲む。また足を踏み外したら、今度は本気で怒られそうなので、慎重に穴を覗き込んだ。相変わらず嫌な風が吹き上がってくるけれど、逆にここまで禍々しいと穴の底に何があるのか見て見たくなる。
試しに、行けるところまで降りてみるか?
「あれ?」
穴の途中に一瞬カチリと光るものが見えた気がしたので、もっとよく見ようと身を乗り出したら、パーシヴァルに襟首を掴まれた。
「それ以上身を乗り出すと落ちるぞ、」
「でも、なんか穴の途中に光るものが見えたんだよ」
「あら、そう? ……女神の理において、我が力を行使する。闇を照らせ」
ガブリエルさんが詠唱をすると、洋燈のような灯りがゆっくりと深淵の中に降りて行く。さすが魔法師団長ほどになると、魔法の加減が絶妙だな。
明かりが2メルテルほど降りた時に、何かが再びカチリと光る。
「あれだ、」
「拾いなさい」
ガブリエルさんがそう唱えれば、光がそこにあるものに近づいて吸い寄せるように包み込むと、今度は上にスッと上がってきた。俺が手を出そうとすれば、ガブリエルさんに止められる。
「待って。危ないものかもしれないわ。無闇に触らない方がいいわよ」
「あ、そっか」
謎の物体を拾い上げた光は、地面に落ちるとスッと消える。後には、薄くて大きな花びらのような形をした黒いものが残されていた。艶々したそれをよく見ようと身を屈めた俺は、思わず仰け反る。
「うっ……!」
「サフィラス?」
パーシヴァルが支えてくれたお陰で、辛うじてひっくり返らずに済んだ。
黒いそれは半分色が抜けて透明になりかけているけれど、間違いなく竜の鱗。しかも、どこからどう見ても、黒炎の厄災竜インサニアメトゥスの鱗だ。なんでこんな物が王都の森の深淵に落ちているんだよ。
「お、おい。一体なんなんだよ……お前がそんな顔をするなんて。そんなにまずい物なのか?」
赤髪が不安そうな声をあげる。まずいも何も、めちゃくちゃまずい。まさに厄災級の代物だ。この鱗の出どころ如何では、そのまずさは想像を超えるものになる可能性がある。
「赤髪が不吉なことを言うから、こんな事に……」
「え? お、俺?!」
「どうしたの、サフィラス君? これがどうかしたの?」
ガブリエルさんでも、これがなんなのかわからないのか。確かに、今の時代でインサニアメトゥスの発する魔気を直接浴びた経験があるのは俺だけだ。あの魔気は一度身に受ければ忘れる事は無い。それは言いようのない悍ましさだった。この鱗からは、微かだけど確かに同じものを感じる。
「これは、インサニアメトゥスの鱗だと思う」
「え……?」
「厄災竜の鱗だって……?」
「そ、そんな訳ないだろ! 厄災竜なんて大昔に討伐されているんだぞ!」
赤髪の言うことは最もだ。俺は14歳のサフィラスだから、インサニアメトゥスと対峙したと言っても説得力は全くない。
「俺の勘だとしか言いようがないけど……とにかく、この鱗を持ち帰って調べてください」
「え、ええ。わかったわ」
ガブリエルさんは、鱗を透明な球体で包み込む。凄い、完璧な防壁魔法だ。これなら魔気が漏れ出すことはなさそうだ。
インサニアメトゥスの骸のその後に関しては、王城の禁書庫辺りになんらかの記録が残っているだろうけど、行ったことのない禁書庫に潜り込むことはできないし、後は専門家にお任せするしかないだろう。
先の魔獣の大発生がこの鱗のせいだとしたら、王都とヴァンダーウォールの魔獣災害は意図的に起こされた可能性が高い。
突然現れ、大陸を危機に陥れた巨大な竜、インサニアメトゥス。
その竜が纏う魔気は、魔獣を大発生させ狂わせる。人の作った武器がほとんど通らない硬い鱗と、強力な魔法を使う。巨大な体で暴れ回り、街を破壊し生き物の肉を食う凶悪な魔竜は、この俺の魔法を以ってしても討ち取るには相当てこずった。
何しろ竜と人間ではたとえ魔法が互角でも、体の大きさや力に歴然とした差がある。魔法をひたすらぶつけ合い、どちらが先に力尽きるかの戦いだった。
仲間の協力がなければ、俺でも倒せたかどうかわからない。
辛くもインサニアメトゥスを討ち取った俺は、力を使い果たしてぶっ倒れた。数日間眠りっぱなしで、竜の骸に関してはギルドと国にお任せだった。そもそも、解体が終了する前に俺はうっかりと死んでしまったので、素材がどのように扱われたかは知りようがなかったと言うのが正しいけど。
だけど、半分以上が焼け焦げて炭になっていたからな。厄災竜から受けた被害の割には、回収できた素材は少なかったんじゃないだろうか。俺も必死だっかたら、素材のことまで考える余裕はなかった。
鱗がただの竜の遺物ならいいけど、厄災竜の復活だったら厄介だ。あいつを倒すのは、並大抵の事じゃない。しかも、今の俺は前世よりもずっと非力になっている。長期戦になったら、かなり分が悪い。
……いや、でも待てよ。
ふと、腰に下げた杖の事を思い出す。今の俺にはこのトライコーンの杖がある。こいつがあれば、もしかして前回よりも楽に倒せてしまうんじゃないか? だとしたら、厄災竜なんて、恐るるに足らず。なんなら、今すぐに現れてもらっても構わない。寧ろ現れてくれたら、この杖の力がどれだけのものか知ることが出来る良い機会になる。
不謹慎だけど、 なんだかちょっと楽しみになってきちゃったぞ。なんの遠慮もなく、思いっきり魔法を使うなんてことは、周囲に与える影響を考えるとなかなかできないからな。でも、インサニアメトゥスを倒すという大義名分があれば、遠慮なく全力の極大魔法を使う事ができるじゃないか。
密かに期待に胸を弾ませていれば、クー・シーの二度目の吠え声が森に轟いた。どうやら得物を追い詰めにかかったらしい。クー・シーは獲物を捕らえるときに三度鳴く。三度目の吠え声はいよいよ獲物を仕留めるという合図だ。
「お、おい。今のあいつの声だよな?」
「うん。もうすぐ獲物を捕まえるんじゃないのかな」
すぐに戻ってくると思っていたクー・シーがなかなか帰ってこないところを見ると、不審者は追いかけっこを随分楽しんでいるようだ。幻獣の追跡を躱すような奴が、森に迷い込んだだけの民であるはずがない。
クー・シーには死なさないようにと伝えてある。何かを企んで此処にいたとしたら、捕まった時に自死する可能性は大いにあるけれど、彼ならうまく捕らえてきてくれるはず。
この状況から鑑みて、鱗とマントの不審者がなんらかの関わりがあるのは確かだろうけど、どう考えてもあまり良さそうな関わりではないな。
「あの人、ここで何をしていたんだろ……っ!」
「サフィラス!」
周囲を伺いながら歩いていれば、突然足元を失って体がひゅっと落ちてゆく。胃の腑が持ち上がる感覚に全身がヒヤッとした次の瞬間。無意識に伸ばした手が、強い力に掴まれる。右の肩に自身の全体重が掛かってガクンと落下が止まった。
「……うっ、わ!」
下草に隠れて見えなかったが、そこには井戸くらいの大きさの穴がポカリと空いていたのだ。それに気が付かず、俺は穴に思い切り足を踏み出してしまった。
下からひんやりとした風が吹き上がる。燻製肉の如く穴にぶらーんとぶら下がったまま、恐る恐る下を見れば、底が伺えない闇がどこまでも続いていた。
「サフィラス、大丈夫か?!」
ぐいっと引き揚げられて、穴から救い出された俺は、無事に体が地に着いて安堵の息をつく。
落下しかけた俺の腕を掴んでくれたのは、パーシヴァルだった。
「……パーシヴァル、助かった。ありがとう」
「いや、本当に気をつけてくれ。さすがに肝が冷えた」
「ごめん、ごめん」
俺のうっかりは相変わらずだが、パーシヴァルがいれば、どんな状況でもなんとか生き残れそうだな。
「もう、サフィラスくん、びっくりしたじゃないのよ。本当にベリサリオくんの言う通り気をつけて頂戴……それにしても、こんなところに深淵があったのね」
4人で深淵を取り囲む。また足を踏み外したら、今度は本気で怒られそうなので、慎重に穴を覗き込んだ。相変わらず嫌な風が吹き上がってくるけれど、逆にここまで禍々しいと穴の底に何があるのか見て見たくなる。
試しに、行けるところまで降りてみるか?
「あれ?」
穴の途中に一瞬カチリと光るものが見えた気がしたので、もっとよく見ようと身を乗り出したら、パーシヴァルに襟首を掴まれた。
「それ以上身を乗り出すと落ちるぞ、」
「でも、なんか穴の途中に光るものが見えたんだよ」
「あら、そう? ……女神の理において、我が力を行使する。闇を照らせ」
ガブリエルさんが詠唱をすると、洋燈のような灯りがゆっくりと深淵の中に降りて行く。さすが魔法師団長ほどになると、魔法の加減が絶妙だな。
明かりが2メルテルほど降りた時に、何かが再びカチリと光る。
「あれだ、」
「拾いなさい」
ガブリエルさんがそう唱えれば、光がそこにあるものに近づいて吸い寄せるように包み込むと、今度は上にスッと上がってきた。俺が手を出そうとすれば、ガブリエルさんに止められる。
「待って。危ないものかもしれないわ。無闇に触らない方がいいわよ」
「あ、そっか」
謎の物体を拾い上げた光は、地面に落ちるとスッと消える。後には、薄くて大きな花びらのような形をした黒いものが残されていた。艶々したそれをよく見ようと身を屈めた俺は、思わず仰け反る。
「うっ……!」
「サフィラス?」
パーシヴァルが支えてくれたお陰で、辛うじてひっくり返らずに済んだ。
黒いそれは半分色が抜けて透明になりかけているけれど、間違いなく竜の鱗。しかも、どこからどう見ても、黒炎の厄災竜インサニアメトゥスの鱗だ。なんでこんな物が王都の森の深淵に落ちているんだよ。
「お、おい。一体なんなんだよ……お前がそんな顔をするなんて。そんなにまずい物なのか?」
赤髪が不安そうな声をあげる。まずいも何も、めちゃくちゃまずい。まさに厄災級の代物だ。この鱗の出どころ如何では、そのまずさは想像を超えるものになる可能性がある。
「赤髪が不吉なことを言うから、こんな事に……」
「え? お、俺?!」
「どうしたの、サフィラス君? これがどうかしたの?」
ガブリエルさんでも、これがなんなのかわからないのか。確かに、今の時代でインサニアメトゥスの発する魔気を直接浴びた経験があるのは俺だけだ。あの魔気は一度身に受ければ忘れる事は無い。それは言いようのない悍ましさだった。この鱗からは、微かだけど確かに同じものを感じる。
「これは、インサニアメトゥスの鱗だと思う」
「え……?」
「厄災竜の鱗だって……?」
「そ、そんな訳ないだろ! 厄災竜なんて大昔に討伐されているんだぞ!」
赤髪の言うことは最もだ。俺は14歳のサフィラスだから、インサニアメトゥスと対峙したと言っても説得力は全くない。
「俺の勘だとしか言いようがないけど……とにかく、この鱗を持ち帰って調べてください」
「え、ええ。わかったわ」
ガブリエルさんは、鱗を透明な球体で包み込む。凄い、完璧な防壁魔法だ。これなら魔気が漏れ出すことはなさそうだ。
インサニアメトゥスの骸のその後に関しては、王城の禁書庫辺りになんらかの記録が残っているだろうけど、行ったことのない禁書庫に潜り込むことはできないし、後は専門家にお任せするしかないだろう。
先の魔獣の大発生がこの鱗のせいだとしたら、王都とヴァンダーウォールの魔獣災害は意図的に起こされた可能性が高い。
突然現れ、大陸を危機に陥れた巨大な竜、インサニアメトゥス。
その竜が纏う魔気は、魔獣を大発生させ狂わせる。人の作った武器がほとんど通らない硬い鱗と、強力な魔法を使う。巨大な体で暴れ回り、街を破壊し生き物の肉を食う凶悪な魔竜は、この俺の魔法を以ってしても討ち取るには相当てこずった。
何しろ竜と人間ではたとえ魔法が互角でも、体の大きさや力に歴然とした差がある。魔法をひたすらぶつけ合い、どちらが先に力尽きるかの戦いだった。
仲間の協力がなければ、俺でも倒せたかどうかわからない。
辛くもインサニアメトゥスを討ち取った俺は、力を使い果たしてぶっ倒れた。数日間眠りっぱなしで、竜の骸に関してはギルドと国にお任せだった。そもそも、解体が終了する前に俺はうっかりと死んでしまったので、素材がどのように扱われたかは知りようがなかったと言うのが正しいけど。
だけど、半分以上が焼け焦げて炭になっていたからな。厄災竜から受けた被害の割には、回収できた素材は少なかったんじゃないだろうか。俺も必死だっかたら、素材のことまで考える余裕はなかった。
鱗がただの竜の遺物ならいいけど、厄災竜の復活だったら厄介だ。あいつを倒すのは、並大抵の事じゃない。しかも、今の俺は前世よりもずっと非力になっている。長期戦になったら、かなり分が悪い。
……いや、でも待てよ。
ふと、腰に下げた杖の事を思い出す。今の俺にはこのトライコーンの杖がある。こいつがあれば、もしかして前回よりも楽に倒せてしまうんじゃないか? だとしたら、厄災竜なんて、恐るるに足らず。なんなら、今すぐに現れてもらっても構わない。寧ろ現れてくれたら、この杖の力がどれだけのものか知ることが出来る良い機会になる。
不謹慎だけど、 なんだかちょっと楽しみになってきちゃったぞ。なんの遠慮もなく、思いっきり魔法を使うなんてことは、周囲に与える影響を考えるとなかなかできないからな。でも、インサニアメトゥスを倒すという大義名分があれば、遠慮なく全力の極大魔法を使う事ができるじゃないか。
密かに期待に胸を弾ませていれば、クー・シーの二度目の吠え声が森に轟いた。どうやら得物を追い詰めにかかったらしい。クー・シーは獲物を捕らえるときに三度鳴く。三度目の吠え声はいよいよ獲物を仕留めるという合図だ。
「お、おい。今のあいつの声だよな?」
「うん。もうすぐ獲物を捕まえるんじゃないのかな」
すぐに戻ってくると思っていたクー・シーがなかなか帰ってこないところを見ると、不審者は追いかけっこを随分楽しんでいるようだ。幻獣の追跡を躱すような奴が、森に迷い込んだだけの民であるはずがない。
クー・シーには死なさないようにと伝えてある。何かを企んで此処にいたとしたら、捕まった時に自死する可能性は大いにあるけれど、彼ならうまく捕らえてきてくれるはず。
この状況から鑑みて、鱗とマントの不審者がなんらかの関わりがあるのは確かだろうけど、どう考えてもあまり良さそうな関わりではないな。
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