怪奇短篇書架 〜呟怖〜

縁代まと

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第414話 克服法

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昔、一人でゲームをしていると変なものが現れるようになったんだ。
そいつは黒いもやに似ていて、長い首を傾けて画面を覗き込んでくる。
良いことなんて一つもない。

いや、一つはあったか。
複数なら出ないから人を誘うようになってボッチを克服した。

ありがたいけど、今でもちょっと複雑だ。
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