176 / 228
第11環「ルゼリア事変」
⑪-3 第一報を聞いて③
しおりを挟む
急に病人を連れ出すことは危険であった筈だ。レオポルトは起き上がろうとするトゥルクを宥めながら、メリーナに尋ねた。
「二人はいつここに到着したんだ」
「4、5時間ほど前です。グリフォンを呼んだところ、反応がありましたので、命からがら……」
セシュール王城の屋上に居たグリフォンは一体だった。メリーナの呼びかけに応じ、すぐにルゼリア王都へ飛んだのだろうか。
「じゃあ、王都陥落寸前の情報は……」
「俺が二人を保護して、匿った上でコンドルを飛ばした。すぐに雄叫びで情報収集にあたったが、あまりいい情報はない。もう落城している可能性が高い」
悔しそうに項垂れるディートリヒは、情報の少なさに苛立っているようだ。それはレオポルト、そしてアルブレヒトにとっても同じことであった。
「そうか。祖父は……代王は?」
「お爺様は民を無視して籠城してるって。時間の問題だと思うけれど……」
「シュタイン将軍も城に?」
苦虫を噛み潰したような表情を浮かべたメリーナは、レオポルトへ義父の情報を語った。
「いえ……。民の、王都の人々の避難誘導に当たっていましたから。陥落したというのであれば、もう……」
「そんなことは無い。あのコルネリア殿がそんな、簡単にやられるか!」
祈るように尋ねたメリーナの言葉は、二人に悲しみを知らせた。
「民や貴族を人質に取られていました。王都は今、燦々たる状況なのです」
「何だって……。なんて酷いことを、あのミリティアが……?」
未だ信じられずにいるレオポルトを前に、アルブレヒトは代わりに双子の弟に尋ねた。
「トゥルク殿下。ミリティア王女はそこまで野心家ではなかったはず。いったいどうしたんだ。何があった」
「ミリーは悪くないんです、信じてください……。兄さん……!」
ミリーとは愛称であろうか。親しげな様子のトゥルクとは裏腹に、レオポルトの心境は複雑だ。トゥルクやミリティアとは、和平調印や大陸会議で顔を合わせただけなのだ。その兄弟との差を痛々しいほど感じ取っていた。
「だが、トゥルク……。クーデターを起こしたのは、ミリティアなのだろう?」
なんとか冷静を保とうと質問を投げかけるものの、声は震えている。未だに信じられないからだ。だが、現実は甘くない。トゥルクは力なく頷き返すだけだった。
「ミリティアは、何か切迫した様子でした。もう後がない、と……」
「後がない? それは、後継者争いのことか……?」
アルブレヒトの問いかけに、レオポルトが答えた。
「メリーナ殿、貴女には我々の下に妹が居るということをご存じだろうか」
「……はい」
「妹……? ああ、君が話していた女の子か」
トゥルクはレオポルトとメリーナを交互に見つめると、窓の向こうの澄みきった空を見つめた。空は青々としており、この先で戦闘が起こっているなど夢物語であるかのようだ。
部屋は殺伐とした空気に包まれていた。
「そうか。メリーナ殿はシュタイン家に……」
「あいつが、ティトーが言っていたよ。優しいお姉さんがいるって。お前のことだろう」
「……どうでしょう」
「最初に来た時は驚いたけれど、まだ上層部も知らない事だろう?」
「ということは、ティトーの存在は知らなかったのか」
アルブレヒトの問いに、トゥルクは気まずそうな笑みを浮かべた。
「僕は離宮にずっといましたから……」
「ティトー様については、此方に到着してからお話いたしました。ミリティア様のクーデターに関係あるかもしれませんので」
「ミリティアは知っていた可能性があると? 二人とも、知っていることがあれば話してほしい。僕に話せることがあれば話させて欲しい」
レオポルトとアルブレヒトは、これまでの経緯を説明した。この再会の町で、ティトーに出会ったこと。そして男として匿われて育てられていたこと。そして、大巫女になったことだ。トゥルクは驚きつつも、その話を静かに聞いていた。
「それで大巫女に……。それも、僅か6歳で?」
「ああそうだ。トゥルク、突然のことだとは思うが、ティトーが大巫女になったことで、あの子の地位は母ミラージュ王女に匹敵する。それは代王より権限は上だ」
「それは、確かにそうですが……。まさか本当にミリティアは、ティトー王女の存在を知って、それで焦って……?」
「その可能性はある……」
代王から連絡が来た段階では公にはなっていなかった。それでも、大巫女に就いた者がいるという情報だけは流されていたのだ。
「それでも早すぎるミリティアの行動が気がかりだ。教会とルゼリア王国は繋がっていたのであれば、或いは……」
「もしそうであれば、ティトーの出立も全て把握されていただろうな」
「ティトー王女は行方不明なのですね……」
「トゥルク、どんな些細な情報でもいい。何かないか?」
レオポルトの問いかけに、トゥルクだけではなくメリーナも目を伏せてしまった。苛立ちと焦りだけが加速していく。
「くそ……。どこに居るんだ、ティトー!」
アルブレヒトはかつてティトーの居た部屋で、歯がゆい思いをしていた。ティトーにもっと早く声を掛けられていれば、ティトーは暴行されずに済んだかもしれないのだ。今回もそうであった。
共にルゼリア王国に向かうなど、アルブレヒトにもレオポルトにも難しいことだった。ティトーに決意を諦めさせ、セシュール国へ先に連れ帰って居れば。後悔の念がアルブレヒトを支配していく。
「マリアとサーシャ殿もいるんだ。何もない訳ではないだろう。連絡を待とう」
「……ルクヴァさんからの連絡は? ディートリヒ」
「まだない。救援の準備はそう簡単なものじゃないからな」
「救援。ルゼリア王国に救援に入っても、ティトーが無事でなければ意味がない」
アルブレヒトが拳に力を入れた瞬間、女将の声が響いてきた。大旦那ディートリヒの妻である、ミランダだ。
「コンドルが来たわよ!」
慌てて外へ出ていくアルブレヒトと、それを追いかけるディートリヒに余裕はない。その場に留まったのはレオポルトだ。対照的なアルブレヒトの焦りと、冷静さを持つレオポルトの二人を眼にしたトゥルクは、メリーナに目配せした。
メリーナは躊躇すると共に、剣に手をかけた。報告を聞きに行けと言う、指示だ。だが、メリーナにとってトゥルクは護衛対象である。
「俺はトゥルクに何もしない。俺が斬りかかるとおもうのであれば、信じられなければそこまでだ」
「ち、違います! そうではなく……。いえ、ここがセシュールといえど、殿下の護衛が動くわけには参りません」
「連絡次第では、アルブレヒトが暴れるかもしれない。妹の君が行く方が止めやすいのではないか」
レオポルトは腰の刀に触れると、メリーナを見つめた。メリーナは一瞬だけ頬を赤く染めると、視線を逸らしたまま部屋を後にした。その姿を見たトゥルクは、笑みを浮かべる。
「何か可笑しいか?」
「いえ、兄さんは罪な人だなと思って」
「どういう意味だ」
「悪口ではありませんよ。いえ、悪口かもしれません」
トゥルクは口に手を当てて笑い声をあげた。すぐに咽だし、嗚咽交じりで咳き込んでしまった。
「このような状況で冗談を言うからだ。大丈夫か」
「父様に似ているって、母様から言われるんですよ。だから、大丈夫です」
「そうか」
「レオポルトお兄様」
「なんだ」
トゥルクはティトーのような万遍な笑みを浮かべると、瞳を潤ませた。
「このような状況ですが、お兄様に会えて嬉しいんです。ありがとう、駆けつけてくれて」
「トゥルク……」
階段を駆け上がる音が複数人聞こえる。
「マリアからの知らせだ!」
アルブレヒトの叫びに、ディートリヒとミランダが息を飲んだ。ディートリヒはミランダを抱き寄せると、頬にキスをした。二人とも不安そうにアルブレヒトを見つめる。アルブレヒトなコンドルを連れて部屋まで戻ってきた。
「あいつら、フェルド共和国にいる!」
アルブレヒトの言葉に、一同は驚愕した。フェルド共和国など、ルゼリア王都と方向が真逆だったからだ。
「二人はいつここに到着したんだ」
「4、5時間ほど前です。グリフォンを呼んだところ、反応がありましたので、命からがら……」
セシュール王城の屋上に居たグリフォンは一体だった。メリーナの呼びかけに応じ、すぐにルゼリア王都へ飛んだのだろうか。
「じゃあ、王都陥落寸前の情報は……」
「俺が二人を保護して、匿った上でコンドルを飛ばした。すぐに雄叫びで情報収集にあたったが、あまりいい情報はない。もう落城している可能性が高い」
悔しそうに項垂れるディートリヒは、情報の少なさに苛立っているようだ。それはレオポルト、そしてアルブレヒトにとっても同じことであった。
「そうか。祖父は……代王は?」
「お爺様は民を無視して籠城してるって。時間の問題だと思うけれど……」
「シュタイン将軍も城に?」
苦虫を噛み潰したような表情を浮かべたメリーナは、レオポルトへ義父の情報を語った。
「いえ……。民の、王都の人々の避難誘導に当たっていましたから。陥落したというのであれば、もう……」
「そんなことは無い。あのコルネリア殿がそんな、簡単にやられるか!」
祈るように尋ねたメリーナの言葉は、二人に悲しみを知らせた。
「民や貴族を人質に取られていました。王都は今、燦々たる状況なのです」
「何だって……。なんて酷いことを、あのミリティアが……?」
未だ信じられずにいるレオポルトを前に、アルブレヒトは代わりに双子の弟に尋ねた。
「トゥルク殿下。ミリティア王女はそこまで野心家ではなかったはず。いったいどうしたんだ。何があった」
「ミリーは悪くないんです、信じてください……。兄さん……!」
ミリーとは愛称であろうか。親しげな様子のトゥルクとは裏腹に、レオポルトの心境は複雑だ。トゥルクやミリティアとは、和平調印や大陸会議で顔を合わせただけなのだ。その兄弟との差を痛々しいほど感じ取っていた。
「だが、トゥルク……。クーデターを起こしたのは、ミリティアなのだろう?」
なんとか冷静を保とうと質問を投げかけるものの、声は震えている。未だに信じられないからだ。だが、現実は甘くない。トゥルクは力なく頷き返すだけだった。
「ミリティアは、何か切迫した様子でした。もう後がない、と……」
「後がない? それは、後継者争いのことか……?」
アルブレヒトの問いかけに、レオポルトが答えた。
「メリーナ殿、貴女には我々の下に妹が居るということをご存じだろうか」
「……はい」
「妹……? ああ、君が話していた女の子か」
トゥルクはレオポルトとメリーナを交互に見つめると、窓の向こうの澄みきった空を見つめた。空は青々としており、この先で戦闘が起こっているなど夢物語であるかのようだ。
部屋は殺伐とした空気に包まれていた。
「そうか。メリーナ殿はシュタイン家に……」
「あいつが、ティトーが言っていたよ。優しいお姉さんがいるって。お前のことだろう」
「……どうでしょう」
「最初に来た時は驚いたけれど、まだ上層部も知らない事だろう?」
「ということは、ティトーの存在は知らなかったのか」
アルブレヒトの問いに、トゥルクは気まずそうな笑みを浮かべた。
「僕は離宮にずっといましたから……」
「ティトー様については、此方に到着してからお話いたしました。ミリティア様のクーデターに関係あるかもしれませんので」
「ミリティアは知っていた可能性があると? 二人とも、知っていることがあれば話してほしい。僕に話せることがあれば話させて欲しい」
レオポルトとアルブレヒトは、これまでの経緯を説明した。この再会の町で、ティトーに出会ったこと。そして男として匿われて育てられていたこと。そして、大巫女になったことだ。トゥルクは驚きつつも、その話を静かに聞いていた。
「それで大巫女に……。それも、僅か6歳で?」
「ああそうだ。トゥルク、突然のことだとは思うが、ティトーが大巫女になったことで、あの子の地位は母ミラージュ王女に匹敵する。それは代王より権限は上だ」
「それは、確かにそうですが……。まさか本当にミリティアは、ティトー王女の存在を知って、それで焦って……?」
「その可能性はある……」
代王から連絡が来た段階では公にはなっていなかった。それでも、大巫女に就いた者がいるという情報だけは流されていたのだ。
「それでも早すぎるミリティアの行動が気がかりだ。教会とルゼリア王国は繋がっていたのであれば、或いは……」
「もしそうであれば、ティトーの出立も全て把握されていただろうな」
「ティトー王女は行方不明なのですね……」
「トゥルク、どんな些細な情報でもいい。何かないか?」
レオポルトの問いかけに、トゥルクだけではなくメリーナも目を伏せてしまった。苛立ちと焦りだけが加速していく。
「くそ……。どこに居るんだ、ティトー!」
アルブレヒトはかつてティトーの居た部屋で、歯がゆい思いをしていた。ティトーにもっと早く声を掛けられていれば、ティトーは暴行されずに済んだかもしれないのだ。今回もそうであった。
共にルゼリア王国に向かうなど、アルブレヒトにもレオポルトにも難しいことだった。ティトーに決意を諦めさせ、セシュール国へ先に連れ帰って居れば。後悔の念がアルブレヒトを支配していく。
「マリアとサーシャ殿もいるんだ。何もない訳ではないだろう。連絡を待とう」
「……ルクヴァさんからの連絡は? ディートリヒ」
「まだない。救援の準備はそう簡単なものじゃないからな」
「救援。ルゼリア王国に救援に入っても、ティトーが無事でなければ意味がない」
アルブレヒトが拳に力を入れた瞬間、女将の声が響いてきた。大旦那ディートリヒの妻である、ミランダだ。
「コンドルが来たわよ!」
慌てて外へ出ていくアルブレヒトと、それを追いかけるディートリヒに余裕はない。その場に留まったのはレオポルトだ。対照的なアルブレヒトの焦りと、冷静さを持つレオポルトの二人を眼にしたトゥルクは、メリーナに目配せした。
メリーナは躊躇すると共に、剣に手をかけた。報告を聞きに行けと言う、指示だ。だが、メリーナにとってトゥルクは護衛対象である。
「俺はトゥルクに何もしない。俺が斬りかかるとおもうのであれば、信じられなければそこまでだ」
「ち、違います! そうではなく……。いえ、ここがセシュールといえど、殿下の護衛が動くわけには参りません」
「連絡次第では、アルブレヒトが暴れるかもしれない。妹の君が行く方が止めやすいのではないか」
レオポルトは腰の刀に触れると、メリーナを見つめた。メリーナは一瞬だけ頬を赤く染めると、視線を逸らしたまま部屋を後にした。その姿を見たトゥルクは、笑みを浮かべる。
「何か可笑しいか?」
「いえ、兄さんは罪な人だなと思って」
「どういう意味だ」
「悪口ではありませんよ。いえ、悪口かもしれません」
トゥルクは口に手を当てて笑い声をあげた。すぐに咽だし、嗚咽交じりで咳き込んでしまった。
「このような状況で冗談を言うからだ。大丈夫か」
「父様に似ているって、母様から言われるんですよ。だから、大丈夫です」
「そうか」
「レオポルトお兄様」
「なんだ」
トゥルクはティトーのような万遍な笑みを浮かべると、瞳を潤ませた。
「このような状況ですが、お兄様に会えて嬉しいんです。ありがとう、駆けつけてくれて」
「トゥルク……」
階段を駆け上がる音が複数人聞こえる。
「マリアからの知らせだ!」
アルブレヒトの叫びに、ディートリヒとミランダが息を飲んだ。ディートリヒはミランダを抱き寄せると、頬にキスをした。二人とも不安そうにアルブレヒトを見つめる。アルブレヒトなコンドルを連れて部屋まで戻ってきた。
「あいつら、フェルド共和国にいる!」
アルブレヒトの言葉に、一同は驚愕した。フェルド共和国など、ルゼリア王都と方向が真逆だったからだ。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
幼女に転生したらイケメン冒険者パーティーに保護&溺愛されています
ひなた
ファンタジー
死んだと思ったら
目の前に神様がいて、
剣と魔法のファンタジー異世界に転生することに!
魔法のチート能力をもらったものの、
いざ転生したら10歳の幼女だし、草原にぼっちだし、いきなり魔物でるし、
魔力はあって魔法適正もあるのに肝心の使い方はわからないし で転生早々大ピンチ!
そんなピンチを救ってくれたのは
イケメン冒険者3人組。
その3人に保護されつつパーティーメンバーとして冒険者登録することに!
日々の疲労の癒しとしてイケメン3人に可愛いがられる毎日が、始まりました。
世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する
平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。
しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。
だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。
そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
転生少女、運の良さだけで生き抜きます!
足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】
ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。
女神はミナの体を創造して問う。
「要望はありますか?」
ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。
迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。
吾輩は駒である
夜美神威
ファンタジー
コンビニ店員さん、ファミレスの店員さん、
ガソリンスタンドの店員さん
警備員さん、交通整理員さん、理容師さん、
警察官、消防士、医者、看護師の公僕の皆様
証券マン、営業マン、ウルト〇マンさ~ん
お仕事ご苦労様です!!
さぁ一年に1度やって来る勤労感謝の日こそ
皆様大いにはっちゃけましょう。
おなじみのショートショート集から
社会問題の短編小説まで
バラエティに富んだ内容でお届けします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる