上 下
35 / 108
第2章 成長

増殖

しおりを挟む
「あぁ~、食った~。」

俺達は宿に戻るとディメンジョンルームを開いて、買ってきた物と宿の朝食で食事を済ませた。

「(今日は1日このままゆっくりするか。明日はロランドさんのところで買う物がないか見せてもらって。午後から狩り行こう。)」
「(はい!わかりました。)」
「(うむ、昼寝をしたと言っても夜通し動いたのだ。1日位休んだ方がいいだろう。)」
「(じゃあそういうことで。悪いけどガルドとロアはこのままディメンジョンルームで寝てくれ。)」
「(ご主人様はどうするんですか?)」
「(俺はまぁ、あれだ。)」

ロアの問いに俺は言葉を濁しながら隣で丸くなっているバラムを撫でた。

「(なぁに。)」
「(ガルドとロアにはここで休んでてもらって、俺はバラムと約束したからこれからしようと思うんだけどどうかな?)」
「(するー!)」

バラムが跳び跳ねて喜ぶと俺の胸に飛び込んできた。

「(ふむ、そういえば約束していたな。)」
「(そういうことだ。入り口は一度閉じるけど夕方には開けるから。)」
「(わかりました。でも無理しないでご主人様も休んでくださいね。)」
「(あぁ、ありがとう。)」

俺はそう言うとバラムを連れてディメンジョンルームを出ると入り口を閉じた。

「(じゃあ服脱ぐからベッドでちょっと待っててくれな。)」
「(うん!)」


俺は服を脱ぎながら俺のあるスキルについて考える。興味はあるが怖さもあっていじらなかったスキルだ。

俺は脱ぎ終わるとベッドに横になった。バラムがゆっくりと這って体に登ってくる。

「(バラム、ご飯の量は足りてるか?今より増えても吸収しきれるか?)」
「(足りてるけどご主人さまのならもっと欲しい!今日はいつもより出してくれるの?)」
「(あぁ、どのくらい増えるか分からないけどやってみるか。)」
「(やった~!)」

バラムは腹の上で跳び跳ねて喜びを表す。俺はそれを見ながらステータスを開くと射精量増加をLv2相当に設定した。

「(よし、いいぞ。)」
 
俺が合図するとバラムはまだ固くなっていない俺のモノにまとわりつく。そこから細い管を1本伸ばし、口元に持ってきたので俺は素直にそれを咥えた。

「(ご主人さま、飲んで~。)」

そう言うと咥えた管の先からチョロチョロと液体の媚薬が注がれる。喉を鳴らしてそれを飲み込むと一気に体が熱くなり、モノに血が集まっていく。

バラムは口から管を引き抜くとそれを2つに分け、俺の乳首に吸い付いた。 

「んぁ!」

乳首に吸い付いた管はその先端にビー玉位のボールを2つずつ作った。ボールはコリコリと吸い付いた乳首を挟んで転がり、乳首を摘まんでこねくりまわすような刺激を与える。

「あっ、んんっ!」

媚薬の効果で感度が上がった俺は声を噛み殺し、その刺激に電流を流されたようにビクビクと震える。

俺のモノを包んだバラムは体を小刻みにブルブルと震わせ、モノを刺激する。
そして突然妙な刺激がモノを貫く。

「んなぁ!」

その刺激にモノを見ると尿道が広がりバラムが入り込んできていた。

「(待て、バラム!そんなところ入るな!)」
「(え~。でも、気持ちいいでしょ?)」
 
バラムは細くした体を奥に押し進めると流動体の体を生かして中心は奥に進み、表面は外へ出るように循環させる。

「(バラム!それはダメだ!漏れる!漏れる!)」

そのいつまでも放尿しているような感覚に俺は思わず括約筋が弛む。膀胱に溜まっていた液体がバラムと尿道の隙間を駆け抜け、本当に漏らしてしまった。バラムが黄色く染まっていく。

「(ご主人さま~、おしっこ~?)」
「(そうだ!だから、もうこの刺激の仕方は止めろ!)」
「(やだ!これも美味しい!)」

バラムが刺激を止めない為俺は我慢することができず、そのまま出しきってしまった。放尿が止まるとバラム更に奥まで進み、膀胱に到達した。その上動きは変わらず、そのまま放尿がいつまでも終わらないような感覚になった。

そのまま少しするとバラムの色がゆっくり戻ってくる。
色が完全に戻ると今度は俺の竿にまとわりつくバラム本体の中に何かが次々にポコポコと作られていく。
そのうちの一つがスィーっと触手に乗って目の前に運ばれてくる。それは5mm程の白いタピオカのようなものだった。

「(ご主人さま、これ~。)」
「(なんだ?)」
「(今日はいつもよりたくさん食べさせてくれるって言ったから産んじゃった。)」
 
触手が引っ込むとそのタピオカのようなものが竿の先端に移動する。

「(産んじゃったって、まさか!)」
「(たまご~。)」
「(待っ、たああぁぁぁ!)」

俺の制止は間に合わず、その白い卵はズブズブと尿道に沈んでいく。
流動体のバラムはまだしも、固体が入ればさすがに痛みを感じる。俺は引き裂かれるような尿道の痛みに素早く痛覚変換をONに切り替えた。
とたんに痛みは快感に変わり、他の卵もそのあと追いかけるように尿道へ向かった。俺からは見えないが竿を正面から見ればきっと尿道の辺りは卵で膨らみ、それが進むのが良くわかるだろう。

俺は声が漏れないように歯をくいしばってその快感を耐える。
卵はどんどん奥へと進んで行く。そして、ある地点までくると玉の方に快感が広がる。

「ああぁっ!(バラム!お前、まさか卵を玉の方に入れてるのか!)」
「(そうだよ~。)」
「(そうだよって、おまえぇ。)」
  
バラムが産んだ卵は次々と玉の方に送りこまれてくる。睾丸と竿を繋ぐ道も裂けているのか袋は少しずつ膨らんでくる。

卵がすべて植え付けられる時には袋はパンパンに張りつめ、表面はボコボコと卵の形が浮き出ていた。

「んっ、あっ、あぁ。(バラム、あの卵は……。)」
「(すぐ産まれるよ。)」
「(えっ?)」

バラムがそう言うと変化は直ぐに訪れた。プチップチッとプチプチの梱包材を潰すような音がし始めると袋の中でグネグネと何かが蠢くのを感じた。

「あぁぁっ!くっ!はっ!」

プチプチと潰れる音が続き、中で蠢くものが増えるとそれは急に外を目指して動く方向を定めた。裂けた睾丸を繋ぐ管を通り、前立腺を抜け、尿道を駆け抜ける。
それと同時に睾丸もせりあがりそこに溜まったものをスライムに乗せて吐き出し始めた。

「あぁぁぁぁっ!漏れる!漏れるぅぅぅ!」

俺が声を押さえられずに叫ぶとバラムは俺の竿の先を体の外に出す。するとヒルのようなサイズのスライムが白濁色の粘液を身に纏いながら噴水のように次々と吹き上がる。

「(やった~!)」
「うぐぅぅっ!」

吐き出されたスライム達は周囲散らばらり、撒き散らされた精液へと向かい始めた。

少ししてスライムを出し切ると今度はバラムが竿を覆い尽くし、いつも通り俺の精液を取り込み始める。

それからバラムが完全に白く染まると今度は風船を膨らませるようにバラムの体が膨らみ始めた。バラムはそのままどんどん膨らみ、いつもの2倍ほどまで膨らんでようやく俺の射精は止まった。

「はぁ、はぁ、はぁ。(バラム、大丈夫か?)」
「(大丈夫~。でも、食べきれなくて今は体の真ん中にご飯を貯めてあるの。)」
「(そうか。ゆっくり食べるいいよ。)」
「(は~い!)」
「(このスライム達はどうするか……。)」

俺は横になったまま周りを見渡すとそこは一見俺が吐き出した精液が撒き散らされてるかのようだった。しかし、実際はすべて俺の射精を取り込んで白く染まった子スライム達だ。

「(大丈夫だよ。みんな~、しゅうご~う!)」

バラムがそう言うと白く染まったスライム達ははゆっくりと俺の体を這い上がり、バラムの方へ向かっていく。

「なっ!」

バラムの元にたどり着いたスライム達はバラムの体に飛びこむとそのまま溶けていった。

「(くっついたり、バラバラになったりできるのか。)」
 「(そうだよ。みんなバラムだもん。)」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

俺は成人してるんだが!?~長命種たちが赤子扱いしてくるが本当に勘弁してほしい~

アイミノ
BL
ブラック企業に務める社畜である鹿野は、ある日突然異世界転移してしまう。転移した先は森のなか、食べる物もなく空腹で途方に暮れているところをエルフの青年に助けられる。 これは長命種ばかりの異世界で、主人公が行く先々「まだ赤子じゃないか!」と言われるのがお決まりになる、少し変わった異世界物語です。 ※BLですがR指定のエッチなシーンはありません、ただ主人公が過剰なくらい可愛がられ、尚且つ主人公や他の登場人物にもカップリングが含まれるため、念の為R15としました。 初投稿ですので至らぬ点が多かったら申し訳ないです。 投稿頻度は亀並です。

束縛系の騎士団長は、部下の僕を束縛する

天災
BL
 イケメン騎士団長の束縛…

強制結婚させられた相手がすきすぎる

よる
BL
※妊娠表現、性行為の描写を含みます。

ゲームの世界で美人すぎる兄が狙われているが

BL
 俺には大好きな兄がいる。3つ年上の高校生の兄。美人で優しいけどおっちょこちょいな可愛い兄だ。  ある日、そんな兄に話題のゲームを進めるとありえない事が起こった。 「あれ?ここってまさか……ゲームの中!?」  モンスターが闊歩する森の中で出会った警備隊に保護されたが、そいつは兄を狙っていたようで………?  重度のブラコン弟が兄を守ろうとしたり、壊れたブラコンの兄が一線越えちゃったりします。高確率でえろです。 ※近親相姦です。バッチリ血の繋がった兄弟です。 ※第三者×兄(弟)描写があります。 ※ヤンデレの闇属性でビッチです。 ※兄の方が優位です。 ※男性向けの表現を含みます。 ※左右非固定なのでコロコロ変わります。固定厨の方は推奨しません。

愛されなかった俺の転生先は激重執着ヤンデレ兄達のもと

糖 溺病
BL
目が覚めると、そこは異世界。 前世で何度も夢に見た異世界生活、今度こそエンジョイしてみせる!ってあれ?なんか俺、転生早々監禁されてね!? 「俺は異世界でエンジョイライフを送るんだぁー!」 激重執着ヤンデレ兄達にトロトロのベタベタに溺愛されるファンタジー物語。 注※微エロ、エロエロ ・初めはそんなエロくないです。 ・初心者注意 ・ちょいちょい細かな訂正入ります。

宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている

飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話 アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。 無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。 ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。 朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。 連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。 ※6/20追記。 少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。 今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。 1話目はちょっと暗めですが………。 宜しかったらお付き合い下さいませ。 多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。 ストックが切れるまで、毎日更新予定です。

運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…

こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』  ある日、教室中に響いた声だ。  ……この言い方には語弊があった。  正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。  テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。  問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。 *当作品はカクヨム様でも掲載しております。

超絶美形な悪役として生まれ変わりました

みるきぃ
BL
転生したのは人気アニメの序盤で消える超絶美形の悪役でした。

処理中です...