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第2章 成長

獣姦

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「クッ……。」

靄は俺をダークハウンドの前まで引き摺ると体を回転させてダークハウンドにケツを向けさせる。

ダークハウンドは俺のケツの臭いを嗅ぐと前足を器用に使い、ズボンのケツの辺りを引き裂いた。

「なっ!……まさか!」

ダークハウンドは俺のケツにマズルを近づけると舌を穴に捩じ込んできた。

「んあぁぁぁ!」

俺はこの先の事を考えて今のうちに痛覚変換をオンにしておく。

そんな俺を余所にダークハウンドは舌をグネグネとうねらせながらどんどんと奥に進める。

「ああぁぁぁ!」

柔らかくうねる舌はガルドでも届かない更に奥を押し広げる。

「そ、そんな奥まで!?」

そのまま舌で奥まで解すとダークハウンドはようやく舌を抜いた。そして、俺に覆い被さるように移動してくる。

俺は恐る恐る振り向くとダークハウンドの股間からは細いが長いモノがニョロリと飛び出していた。

「そ、そんな長いの入られたら……。」

ダークハウンドは黒い靄で自身のモノと俺の穴の位置が合うように持ち上げると一気に挿入してきた。

「ああぁぁぁ!カハァッ!」

ダークハウンドのモノは舌で解された更に先まで届き、俺の腹がボコりと膨らむ。

「ハッ!ハッ!ハッ!」
「アッ!アッ!アッ!」

ダークハウンドは俺のことなどお構いなしに荒い息づかいで俺の腹を突き破らんばかりの激しさで腰を振る。そして、その一突き毎に俺の口からは嬌声が漏れ、精を地面にぶちまける。一度で2分は続く射精の最中に更に突き立てられ、2分では止まらずただひたすらに吐き出し続ける。

30分程続いただろうか?流石に射精量増加スキルを持っていても既に俺の精は尽き、ひたすら空打ちを繰り返している。そして終わりは突如訪れた。

「グルルルアアァァァァ!」
「ああぁ!」

ダークハウンドが大きく吠え、一際強く突き立てると根元まで入ったときにボコりと大きなコブが俺の中に入ってきた。

ダークハウンドが震え、俺の中に本能の塊が吐き出される。それは一際深い場所で吐き出され、ドンドン逆流して内臓全体へと巡る。

俺はその感覚から流石に腹が破裂すると思い、精液吸収変換で吐き出された先から吸収していく。



ダークハウンドの射精はそのまま10分程続き、ようやく終わりを迎えた。

ダークハウンドが腰を引くとズルリとダークハウンドのモノ吐き出される。ダークハウンドがそのまま側の木に歩いていくと靄も消え、俺はベシャリと俺の精液溜まりに落とされる。

「うぐっ。この……」

ダークハウンドを見ると伏せの姿勢で耳を寝かせ、尻尾を股の内側に丸め、こちらを上目遣いで震えながら見ていた。

「……なんだこれ?」

「(ご主人さま……。)」
「(バラム、無事か!?)」

バラムを鑑定すると状態欄の萎縮、麻痺が消えていた。

「(ごめんなさい……バラム、ご主人さま守れなかった……。)」
「(気にするな。俺もろくに動けなかったんだ。しょうがない。)」

俺はバラムを撫でて安心させてやると、ガルドに近づいて頬を叩く。

「(ガルド、起きてくれ。ガルド!)」
「ブヒィ……(むぅ……。)」

ガルドは小さなうめき声を上げて体を起こすと、頭を振って意識をはっきりさせる。

「(むぅ、妻よ何があった?)」
「(あ~、それがなぁ……。)」

俺が言葉に詰まっているとガルドが辺りを見渡して何があったのか察する。

「(無理矢理犯されたのか!)」
「(あ~……まぁ、そんな感じ。でも……。)」
「(すまない!お主を守りきれなかった!)」

ガルドはガバッと土下座をしてこちらに額を地面に擦り付ける。

「(夫として、妻を守ることは当然の……。)」
「(ちょっ!ストップ、ストップ!土下座なんかすんな!)」

俺は肩を押し上げてガルドの体を起こすと、パンッと音がしそうな強さでガルドの顔を両手で挟み込んだ。

「(ガルドは悪くないから!あれにはどうやっても敵わなかったから!)」
「(だが……。)」
「(いいから!それよりも、あれどう思う?)」

俺は今だに伏せの姿勢で震えているダークハウンドに目をやる。鑑定してみると状態欄の本能暴走が消えていた。

「(これが先ほどの犬か?まったく様子が異なるが。)」
「(鑑定してみると本能暴走って状態が消えてるんだよな。)」
「(本能暴走……。先ほどまでは正気じゃなかったというのか。)」
「(……ガルドはこいつに切りかかったりしないんだな。俺を無理矢理犯したこいつが憎かったりしないのか?)」

ガルドはダークハウンドの前に移動すると奴を冷静に見ていた。

「(……思うところはある。しかし、魔物の世界は弱肉強食だ。妻を守れなかった儂が悪い。)」

そういうガルドは強く拳を握り締めていた。俺はガルドの拳に手を重ね、そっと開かせる。

「(ガルドは悪くないから。それに、そのな、ヤられてる間、俺もそれなりに楽しんじゃったし。)」
「(……そうか。)」
「(ガルド、バラムもご主人さま守れなかった……。)」

バラムが俺の腕から体を伸ばしガルドの腕に絡み付く。

「(そうか、それでは一緒に強くなるぞ、バラム殿。今度こそ妻を守れるように。)」
「(うん!)」
 
ガルドはバラムを撫で、バラムは震えて答えた。

「(あ~、そこで相談なんだが……強い魔物が出るところに狩り場を移そうと思うんだけど。)」
「(うむ、儂に否はない。)」
「(バラムもがんばる!)」

二人は頼もしい返事をくれるがここからが言いにくい……。

「(ただな、近くにそういう場所がないんだよ。俺達には移動手段もないし。)」
「(むぅ、時間をかけて歩いていくかのではダメなのか?)」
「(そこでなんだけどこいつテイムするのはどうかな?)」

俺は目の前で震えるダークハウンドを指差す。

「(この体格なら俺とガルド2人乗せて走れそうだし。ただ、ガルドがこいつと一緒に居たくないならテイムしないけど。)」

優先するのはバラムとガルドだ。2人が嫌なことはしたくないしさせたくない。

「(ふむ、妻の好きにするといい。妻であるお主が好きなようにして儂はそれを全力で支える。こやつには思うところは多少あるが、別に遺恨や憎悪の念にあたるものではない。)」
「(バラムも大丈夫!)」
「(それに、無理矢理とは言えこやつもお主に精を注いだのだから夫の1人 であろう。)」
「(ありがとう。それじゃあ。)」

俺が手をかざすとダークハウンドはビクリと震えた。

「テイム!」

俺の手から放たれた光の粒子がダークハウンドに吸い込まれる。

「(ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。)」

とたんに念話でごめんなさいの連呼が響く。
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