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CASE13 一ノ瀬 優希の場合
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(んうっ……! 手洗い場の水の音で、尿意が……!? まだ結構並んでるし、我慢できるかな……)
トイレの列に並びながら、私は高まる尿意に悶絶していた。
(やっぱり、みんながトイレを済ませた後で来るべきだったかな……。でも、それだと普通におしっこが我慢できなかったかもしれないし……)
いま私が抱えている尿意は、普通におしっこをずっと我慢していることで増した尿意だけじゃない。
私は、水の流れる音を聞くとおしっこがしたくなってしまうのだ。それは滝とかの自然の音だけじゃなくて、水道とかの音でも同じ。
もちろん、他の子がトイレでおしっこをする音でも催してしまう。だから、今みたいにトイレに並んでいる状況は、私にとって大ピンチなのだ。
トイレの中から聞こえるおしっこの音は、普段学校でトイレに並んでいる時と違ってトイレが和式なのもあって普段よりも大きい音がしているし、トイレを済ませた子が手を洗うために水道を使う音もある。私にとってここにはたくさんの音という苦しみがあった。
(うぅ……、トイレが近づくにつれて、音が大きく……)
トイレまでの距離と反比例するようにトイレから聞こえる音と私の尿意が大きくなっていって、私は思わず両手でおしっこの出口を押さえ始めた。
それから少しして、トイレまであと少しとなった時、突然、私の2つ前に並んでいたあやちゃんがトイレの裏側に走っていった。
そして、そのすぐ後、トイレの裏から勢いのいい水の音が聞こえた。
(うぅっ!? すごい音してる……っ、もう、だめっ……出ちゃうっ!)
あやちゃんの勢いのいいおしっこの音で、私の尿意は一気に強くなって、限界を超えそうになる。
(あと少し……あと少しだから……っ)
私の前に並んでいた成美ちゃんがトイレに入って、私の目の前にはトイレのドアしかなくなる。
(早く……出てきて……)
そんなことしか考えられないほど限界寸前だった私に、トイレの中の成美ちゃんが追い打ちをかけた。
(成美ちゃん、おしっこの音大きいっ!? そんなにいっぱい出るなんて聞いてないよぉっ!?)
成美ちゃんの気持ちよさそうな声と同時に、大量のおしっこが打ち付けるおとが聞こえて、私の尿意はついに限界を超え、少しづつ溢れ始めてしまった。
「あっ……、あぁっ……」
じわじわとパンツの中に暖かい感触が広がって、思わず声が出てしまう。成美ちゃんのおしっこが2分くらい続く間、私は必死でおしっこを押さえ続けた。
けれど、トイレの水が流れる音がして、私のおしっこのダムはついに決壊し始めてしまった。おしっこの出口を押さえていた手に”じわぁ”と暖かい感触が広がって、おしっこが止まらずに少しづつ出始める。私は慌ててトイレの中に成美ちゃんと入れ替わるように入って、スカートを持ち上げた。
じょわぁぁぁぁぁばちゃばちゃばちゃ……
パンツを脱ぐ前におしっこがいつもトイレでする時と同じくらいの勢いで出ちゃって、慌てて濡れたパンツをずらす。ようやく解放されたおしっこの出口から、ぷしゃぁぁぁぁぁぁぁっ、とおしっこが噴き出して、トイレの中に大きな音が響いた。
おしっこが出終わって、トイレの水を流してから、私はパンツをはきなおした。
(うぅ……、パンツはびしょびしょだし、スカートも汚しちゃった……)
トイレから出て、バスに戻りながら、私は泣きそうになっていた。
「優希ちゃん、大丈夫?」
早紀先生が心配そうに私に聞いた。
「その……、ちょっとだけ、間に合わなくて……、制服、汚しちゃいました……」
「もしかして、パンツも濡らしちゃった?」
「はい……」
私がそう答えると、早紀先生は私の頭をなでてくれた。
「大丈夫だよ。そんな子もいるかもって思って、保健の先生から、着替えを貸してもらってるから」
私は先生に連れられてバスに戻ると、先生に着替えをもらって皆に見られないようにこっそり着替えた。
トイレの列に並びながら、私は高まる尿意に悶絶していた。
(やっぱり、みんながトイレを済ませた後で来るべきだったかな……。でも、それだと普通におしっこが我慢できなかったかもしれないし……)
いま私が抱えている尿意は、普通におしっこをずっと我慢していることで増した尿意だけじゃない。
私は、水の流れる音を聞くとおしっこがしたくなってしまうのだ。それは滝とかの自然の音だけじゃなくて、水道とかの音でも同じ。
もちろん、他の子がトイレでおしっこをする音でも催してしまう。だから、今みたいにトイレに並んでいる状況は、私にとって大ピンチなのだ。
トイレの中から聞こえるおしっこの音は、普段学校でトイレに並んでいる時と違ってトイレが和式なのもあって普段よりも大きい音がしているし、トイレを済ませた子が手を洗うために水道を使う音もある。私にとってここにはたくさんの音という苦しみがあった。
(うぅ……、トイレが近づくにつれて、音が大きく……)
トイレまでの距離と反比例するようにトイレから聞こえる音と私の尿意が大きくなっていって、私は思わず両手でおしっこの出口を押さえ始めた。
それから少しして、トイレまであと少しとなった時、突然、私の2つ前に並んでいたあやちゃんがトイレの裏側に走っていった。
そして、そのすぐ後、トイレの裏から勢いのいい水の音が聞こえた。
(うぅっ!? すごい音してる……っ、もう、だめっ……出ちゃうっ!)
あやちゃんの勢いのいいおしっこの音で、私の尿意は一気に強くなって、限界を超えそうになる。
(あと少し……あと少しだから……っ)
私の前に並んでいた成美ちゃんがトイレに入って、私の目の前にはトイレのドアしかなくなる。
(早く……出てきて……)
そんなことしか考えられないほど限界寸前だった私に、トイレの中の成美ちゃんが追い打ちをかけた。
(成美ちゃん、おしっこの音大きいっ!? そんなにいっぱい出るなんて聞いてないよぉっ!?)
成美ちゃんの気持ちよさそうな声と同時に、大量のおしっこが打ち付けるおとが聞こえて、私の尿意はついに限界を超え、少しづつ溢れ始めてしまった。
「あっ……、あぁっ……」
じわじわとパンツの中に暖かい感触が広がって、思わず声が出てしまう。成美ちゃんのおしっこが2分くらい続く間、私は必死でおしっこを押さえ続けた。
けれど、トイレの水が流れる音がして、私のおしっこのダムはついに決壊し始めてしまった。おしっこの出口を押さえていた手に”じわぁ”と暖かい感触が広がって、おしっこが止まらずに少しづつ出始める。私は慌ててトイレの中に成美ちゃんと入れ替わるように入って、スカートを持ち上げた。
じょわぁぁぁぁぁばちゃばちゃばちゃ……
パンツを脱ぐ前におしっこがいつもトイレでする時と同じくらいの勢いで出ちゃって、慌てて濡れたパンツをずらす。ようやく解放されたおしっこの出口から、ぷしゃぁぁぁぁぁぁぁっ、とおしっこが噴き出して、トイレの中に大きな音が響いた。
おしっこが出終わって、トイレの水を流してから、私はパンツをはきなおした。
(うぅ……、パンツはびしょびしょだし、スカートも汚しちゃった……)
トイレから出て、バスに戻りながら、私は泣きそうになっていた。
「優希ちゃん、大丈夫?」
早紀先生が心配そうに私に聞いた。
「その……、ちょっとだけ、間に合わなくて……、制服、汚しちゃいました……」
「もしかして、パンツも濡らしちゃった?」
「はい……」
私がそう答えると、早紀先生は私の頭をなでてくれた。
「大丈夫だよ。そんな子もいるかもって思って、保健の先生から、着替えを貸してもらってるから」
私は先生に連れられてバスに戻ると、先生に着替えをもらって皆に見られないようにこっそり着替えた。
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