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CASE11 樋口 あやの場合
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(結菜も美宇も、本当におしっこ漏れそうなんだ……、って、私も結構やばいんだけど……)
トイレの列に並んでいる間、私はそんなことを考えていた。というか、そうやって私のおしっこのことを考えていると、余計におしっこが漏れそうになると思っていたから、私はそうやって気を紛らわせていた。
「あたしはまだ全然余裕だし、結菜と美宇、トイレ行ってていいよ」
前のトイレ休憩の時、トイレが混んでいたのを見てトイレに行くのをためらっていた結菜と美宇に、私はそう言った。その時は本当におしっこしたいとはこれっぽっちも思ってなかったけれど、今となってはそうやって強がって2人と一緒にトイレに行かなかったことを後悔している。
普段から、結菜も美宇も、私に憧れてるみたいで、私のことを「大人びてる」とか言ってくれてる。私としては、そんな感じじゃないと思っているけれど、2人がそう言ってくれるから、私も2人の前ではそう振舞いたいと思っていて、だからこそ、トイレ休憩でバスが遅れちゃわないように、2人だけをトイレに行かせてあげて、私は念のためトイレに行っておくということをしなかったんだ。
あれから2時間くらい経って、私の尿意は限界寸前に達していた。けれど、2人に「おしっこしたい」って突然言うのは恥ずかしくて、ずっと我慢していた。
先生からトイレ休憩のことを言われた後、結菜がおしっこしたいって言った時、
(それじゃあ、結菜と一緒にトイレに行って、結菜の後にトイレに行けば、2人に私が我慢の限界ってこと、バレずに済むかな?)
なんてことを考えていた。
(そんな風に見栄を張ってたから、ばちが当たっちゃったのかな……)
美宇がお漏らししちゃいそうってわかった時、私はすごく驚いた。これじゃあ、トイレの順番が回ってきても、2人がトイレを済ませるまで私はトイレに行けない。
(なんとか、我慢しないと……)
トイレの列に並んでいる間、私は、もし2人が順番を譲ってくれそうなら、トイレに先に行かせてもらおうかなって考えていた。けれど、2人ともお漏らししちゃいそうなくらい我慢していることが分かって、私の最後の希望も絶たれた。
やがて結菜がトイレに入って、トイレの中から結菜の活発なおしっこの音が聞こえた。
(やばい……、結菜のおしっこの音聞こえて、もう……)
一瞬力が抜けて、おしっこが”じょわわっ”とパンツの中に噴き出した。
「あっ、あぁっ‼」
(本当に、もう、我慢できないっ!)
慌てて周りを見渡すと、トイレの建物の裏側に物影があるのが分かった。
(もう、あそこでするしかないっ‼)
私は大慌てで物影に走ると、スカートをたくし上げてパンツを少しずらした。その間もおしっこは出続けていたけれど、地面にしゃがむとおしっこの勢いはものすごく増した。
しゅいぃぃぃぃぃぃぃっ! びしゃびしゃびしゃっ!
(ううぅ……、外でおしっこしちゃってる……。美宇には私がここでおしっこしてること、バレちゃってるよね……)
恥ずかしいけれど、おしっこの勢いは全然弱まらなくて、私はそのままおしっこを全部出した。
おしっこを全部出し終わって、地面を見ると、私のおしっこで変色した地面に、大きなくぼみが1つできていた。
(うわぁ……、地面くぼんじゃってる……。こんな勢い強かったんだ……)
私は持っていたハンカチでおしっこの出口を拭いて、トイレの前に戻った。やがて、結菜と美宇がトイレから出てきて、3人でバスに戻った。
トイレの列に並んでいる間、私はそんなことを考えていた。というか、そうやって私のおしっこのことを考えていると、余計におしっこが漏れそうになると思っていたから、私はそうやって気を紛らわせていた。
「あたしはまだ全然余裕だし、結菜と美宇、トイレ行ってていいよ」
前のトイレ休憩の時、トイレが混んでいたのを見てトイレに行くのをためらっていた結菜と美宇に、私はそう言った。その時は本当におしっこしたいとはこれっぽっちも思ってなかったけれど、今となってはそうやって強がって2人と一緒にトイレに行かなかったことを後悔している。
普段から、結菜も美宇も、私に憧れてるみたいで、私のことを「大人びてる」とか言ってくれてる。私としては、そんな感じじゃないと思っているけれど、2人がそう言ってくれるから、私も2人の前ではそう振舞いたいと思っていて、だからこそ、トイレ休憩でバスが遅れちゃわないように、2人だけをトイレに行かせてあげて、私は念のためトイレに行っておくということをしなかったんだ。
あれから2時間くらい経って、私の尿意は限界寸前に達していた。けれど、2人に「おしっこしたい」って突然言うのは恥ずかしくて、ずっと我慢していた。
先生からトイレ休憩のことを言われた後、結菜がおしっこしたいって言った時、
(それじゃあ、結菜と一緒にトイレに行って、結菜の後にトイレに行けば、2人に私が我慢の限界ってこと、バレずに済むかな?)
なんてことを考えていた。
(そんな風に見栄を張ってたから、ばちが当たっちゃったのかな……)
美宇がお漏らししちゃいそうってわかった時、私はすごく驚いた。これじゃあ、トイレの順番が回ってきても、2人がトイレを済ませるまで私はトイレに行けない。
(なんとか、我慢しないと……)
トイレの列に並んでいる間、私は、もし2人が順番を譲ってくれそうなら、トイレに先に行かせてもらおうかなって考えていた。けれど、2人ともお漏らししちゃいそうなくらい我慢していることが分かって、私の最後の希望も絶たれた。
やがて結菜がトイレに入って、トイレの中から結菜の活発なおしっこの音が聞こえた。
(やばい……、結菜のおしっこの音聞こえて、もう……)
一瞬力が抜けて、おしっこが”じょわわっ”とパンツの中に噴き出した。
「あっ、あぁっ‼」
(本当に、もう、我慢できないっ!)
慌てて周りを見渡すと、トイレの建物の裏側に物影があるのが分かった。
(もう、あそこでするしかないっ‼)
私は大慌てで物影に走ると、スカートをたくし上げてパンツを少しずらした。その間もおしっこは出続けていたけれど、地面にしゃがむとおしっこの勢いはものすごく増した。
しゅいぃぃぃぃぃぃぃっ! びしゃびしゃびしゃっ!
(ううぅ……、外でおしっこしちゃってる……。美宇には私がここでおしっこしてること、バレちゃってるよね……)
恥ずかしいけれど、おしっこの勢いは全然弱まらなくて、私はそのままおしっこを全部出した。
おしっこを全部出し終わって、地面を見ると、私のおしっこで変色した地面に、大きなくぼみが1つできていた。
(うわぁ……、地面くぼんじゃってる……。こんな勢い強かったんだ……)
私は持っていたハンカチでおしっこの出口を拭いて、トイレの前に戻った。やがて、結菜と美宇がトイレから出てきて、3人でバスに戻った。
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