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004・小倉美紀&向井真央その1
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「……んうっ……。あ、ぅ、うぅっ……、ま、真央、ちゃん……っ、ぅぁぁっ……」
「が、頑張って、美紀ちゃん……」
バスの後方、後ろから2列目の隣り合ったシートに並んで座る小倉美紀と向井真央。普段から仲の良い幼馴染みの2人であったが、その状況は普段の仲の良さからは想像もつかないほど異なっていた。
「美紀ちゃん、……あと、どれくらい我慢できそう……?」
「…………っ」
少し尿意を感じているものの表情や仕草にそれが現れるほどではない真央に対して、美紀の我慢は既に限界寸前、ロスタイムに突入してしまいそうなほどだった。左手で強く押さえられている美紀の大事な部分は、すでに数回抑えられずに溢れてしまった黄色い雫で濡れてしまっていた。
「んぅ……ぅ、ぁ、あぁぁっ……」
吐息を交えた熱い喘ぎ声が、美紀の我慢が限界であることをより分かりやすくしている。その声と同時に、美紀の手にはぎゅっと力が入る。それは、美紀の大事な部分を押さえている左手だけでなく、真央と繋いでいる右手にも同じように。
「美紀ちゃん……しっかりして……ね? きっと、もうすぐ、トイレ、行けるはずだから……」
左手を痛いほどに握り締められる真央は、その手に美紀の我慢を感じながら美紀のことを励ます。
そして、そんな声が届いているのか、美紀はしきりに首を縦に振るばかり。それでも美紀は、高校生にもなって幼馴染みの真央の前でお漏らしなんてしてはいけないと、なんとかギリギリのところで踏みとどまっているようだった。
「……美紀ちゃん」
遡ること30分ほど前、バスが動かなくなって1時間が経った頃、尿意を感じ、トイレに行きたいと考えるようになった時、真央は美紀にそれを訴えた。
しかし、その時すでに、美紀は我慢の限界が刻一刻と迫っている状況だった。
「んぁっ……んあぁ……っ……」
恥ずかしそうに体を震わせ、時折喘ぎ声を上げながら身を硬くする幼馴染みの横顔を、真央は同じように恥ずかしさを感じながら見つめていた。
びく、びくっ、と何度も繰り返し下半身に力を入れる美紀の仕草は、そのまま彼女を襲っている激しい尿意の波以外の何でもない。ずっと一緒に過ごしてきたからこそ、彼女を襲う恥ずかしさと辛さがまるで手に取るように伝わってしまう。
真央は自分の尿意を忘れ、いつしか美紀のその姿に集中していた。
(美紀ちゃん、本当に辛そう……。できるなら、代わってあげたいのに……)
そう思い、ふと美紀の下腹部、彼女が左手で必死に押さえている美紀の大事な部分に視線を向ける。すると、まるで張り付いてしまったかのように真央の視線はそこから離れなくなってしまう。
自分よりも、周りの一般的な女の子のものよりも比較的小さな美紀自身の女の子のダムを満杯にして、顔を真っ赤に染め、汗をにじませ、自分と繋いだ右手を強く握り締めながら、時折負けてしまいそうになりながらも懸命に尿意に耐え続ける幼馴染み。
その姿を目の当たりにし、真央はぞわぞわと下腹部に感じる尿意が激しくなるように感じた。
すぐ隣で今、幼馴染みは今にも彼女自身の願いに反して小さなダムを決壊させてしまいそうになっている。それを思うと理由もなく顔が熱くなり、真央はぎゅっと目をつぶり、美紀の左手を握る手に力を込めた。
(がんばれ……真央ちゃん、頑張れっ……)
いまだ渋滞から抜ける気配が一切ないバスの中で、真央は心の中で幼馴染みにエールを送り続けた。
「が、頑張って、美紀ちゃん……」
バスの後方、後ろから2列目の隣り合ったシートに並んで座る小倉美紀と向井真央。普段から仲の良い幼馴染みの2人であったが、その状況は普段の仲の良さからは想像もつかないほど異なっていた。
「美紀ちゃん、……あと、どれくらい我慢できそう……?」
「…………っ」
少し尿意を感じているものの表情や仕草にそれが現れるほどではない真央に対して、美紀の我慢は既に限界寸前、ロスタイムに突入してしまいそうなほどだった。左手で強く押さえられている美紀の大事な部分は、すでに数回抑えられずに溢れてしまった黄色い雫で濡れてしまっていた。
「んぅ……ぅ、ぁ、あぁぁっ……」
吐息を交えた熱い喘ぎ声が、美紀の我慢が限界であることをより分かりやすくしている。その声と同時に、美紀の手にはぎゅっと力が入る。それは、美紀の大事な部分を押さえている左手だけでなく、真央と繋いでいる右手にも同じように。
「美紀ちゃん……しっかりして……ね? きっと、もうすぐ、トイレ、行けるはずだから……」
左手を痛いほどに握り締められる真央は、その手に美紀の我慢を感じながら美紀のことを励ます。
そして、そんな声が届いているのか、美紀はしきりに首を縦に振るばかり。それでも美紀は、高校生にもなって幼馴染みの真央の前でお漏らしなんてしてはいけないと、なんとかギリギリのところで踏みとどまっているようだった。
「……美紀ちゃん」
遡ること30分ほど前、バスが動かなくなって1時間が経った頃、尿意を感じ、トイレに行きたいと考えるようになった時、真央は美紀にそれを訴えた。
しかし、その時すでに、美紀は我慢の限界が刻一刻と迫っている状況だった。
「んぁっ……んあぁ……っ……」
恥ずかしそうに体を震わせ、時折喘ぎ声を上げながら身を硬くする幼馴染みの横顔を、真央は同じように恥ずかしさを感じながら見つめていた。
びく、びくっ、と何度も繰り返し下半身に力を入れる美紀の仕草は、そのまま彼女を襲っている激しい尿意の波以外の何でもない。ずっと一緒に過ごしてきたからこそ、彼女を襲う恥ずかしさと辛さがまるで手に取るように伝わってしまう。
真央は自分の尿意を忘れ、いつしか美紀のその姿に集中していた。
(美紀ちゃん、本当に辛そう……。できるなら、代わってあげたいのに……)
そう思い、ふと美紀の下腹部、彼女が左手で必死に押さえている美紀の大事な部分に視線を向ける。すると、まるで張り付いてしまったかのように真央の視線はそこから離れなくなってしまう。
自分よりも、周りの一般的な女の子のものよりも比較的小さな美紀自身の女の子のダムを満杯にして、顔を真っ赤に染め、汗をにじませ、自分と繋いだ右手を強く握り締めながら、時折負けてしまいそうになりながらも懸命に尿意に耐え続ける幼馴染み。
その姿を目の当たりにし、真央はぞわぞわと下腹部に感じる尿意が激しくなるように感じた。
すぐ隣で今、幼馴染みは今にも彼女自身の願いに反して小さなダムを決壊させてしまいそうになっている。それを思うと理由もなく顔が熱くなり、真央はぎゅっと目をつぶり、美紀の左手を握る手に力を込めた。
(がんばれ……真央ちゃん、頑張れっ……)
いまだ渋滞から抜ける気配が一切ないバスの中で、真央は心の中で幼馴染みにエールを送り続けた。
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