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番外編1
出会って10秒でひっぱたかれた王太子のお話 1
しおりを挟むぱぁぁぁぁん!!
春爛漫の花が咲き誇る王宮の中庭で、王太子の僕の頬から鳴るはずもない音が響いた。
出会って10秒、ほっぺたをひっぱたかれ吹っ飛ばされる。
僕の目はチカチカし、何が起こったのか全くわからず、徐々に痛み出してきた頬を無意識に手で押さえるも、ショックのあまりそのまま気絶してしまう。
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