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2018年上半期

ラーメン(みそ編)

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 「お待たせじゃ~」
 今日ヒロサダは友の家に来ている。学校で昼食を一緒に食べたり、一緒にジムに行ったりと、結構仲のいい友5人と集まっている。
 「お、ヒロサダ来たな」
 「みんな揃ったところで、早速始めますかね!」
 そう、この日はみんなで集まって鍋ラーメンを食べるのだ。
 鍋ラーメン。またの名を煮込みラーメンとも言う。テーブルの上にカセットコンロを置き、土鍋にラーメンを入れ、みんなで鍋をつつくのだ。話も弾むため、ヒロサダ達は定期的に集まり、鍋パーティーをしているのだ。この日はちょうど鍋ラーメンだった。
 メンバーの1人が鍋ラーメンを作っている間、テーブルを囲み世間話に花が咲いた。
 「いや~、最近いいことあった??」
 「うちの親父が、課長代理に昇進したよ」
 「うちの祖父は、バイトリーダーに昇進したよ」
 「そうそう昇進といえば、最近うちのクラスの眞名井ちゃん、前より更に可愛くなってない???」
 「確かに!あの可愛さは異常だよなぁ~。恋でもしてるのかねぇ」
 「ま、眞名井ちゅわ~んの話は置いといて、インドネシア経済についてでも語ろうじゃ~」
 「なんでだよ!!!!」
 そうこうしている間に、ラーメンが出来上がった。
 「ほいほいお待たせ~」
 カセットコンロの上に土鍋が置かれた。
 「うひょ~、待ってました~」
 「では皆の衆。いただきます!」
 「いただきま~す」
 一斉に麺を器によそい、すすり始めた。
 「ズズズズッ。ん?このラーメン、何味???」
 「みそ味だよ」
 「それにしてはなんか、塩っ辛いな。ヒロサダ、水持ってきてくれ」
 「こ、コーラならあるんじゃがのぉ」
 ラーメンの塩っ辛さに、皆慌ててコーラを飲む。
 「そんなに塩っ辛いのか………。失敗だったか」
 鍋ラーメンを作った友は市販の鍋ラーメンのスープが見当たらなかっため、即席味噌汁の味噌で鍋ラーメンに味をつけていたのだ。
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