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92クトゥルフの従者の最後
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俺はとりあえずスキル【ワンウェイ】を起動した。
そして、俺のレールガンに耐えたクトゥルフの従者は蔦の剣を俺達に向かって次々と放った。
だが今回は?
「な、なに!? これは……!? 一体何が起きた?」
俺達に向かって飛んで来た無数の黒い剣は突然軌道を180度変えて邪神自らに向かって飛んで帰って行った。
俺のスキルをクトゥルフの従者は理解できずにいた。
ヤツにとって、俺は人間にしてはなかなかやる……程度の筈だった。少し興味深い人間、あとは、女の子とスライム達を殺して終わりのはずだった。
だが、ヤツは突然俺が見せたスキルに驚いていた。
俺は【女神の杖】を起動していた。ヤツの前にいる男は全身から先ほどとは別人のような魔力の翻弄を撒き散らし、それは遠く離れた場所でもわかってしまう程のものだったろう。
そして、何よりも俺から発せられる圧。
「私は震えているのか? これは?」
「それが恐怖だよ。邪神」
「これが恐怖、私は怯えているというのか……?」
クトゥルフの従者は震えていた。天空のあまりに巨大な魔力に当てられて……
まだ、剣を交えた訳でも、魔法で攻撃されたわけでもない。それなのに、クトゥルフの邪神の絶大な力を持つはずの自分が、先程まで格下と侮っていたただの人間に恐怖している。
それは、ヤツにとってとても受け入れられるものではなかった。
「貴様?……一体何者なんだぁ、人間!!」
理解できない存在に強烈な怒りを抱きつつ、ヤツは俺に聞いてきた。その知性の高さは流石。俺に何が起こったかまではわからないまでも、明らかに何かが変わった事を理解した。
そして、俺は答えた……。
「女神の杖を起動した……。天罰が下る……」
俺は俺の知っている事実を答えた。正直俺にもよくわからない。だが、邪神に対抗できるのは女神の天罰以外ないだろう。
俺とクトゥルフの従者が話している中、俺が引き起こした激しい魔力の奔流は周りの物を撒き散らしていた。
「アル ねえ! これどうなってるの?」
「俺にも良くわからない。ただ、さっきレベルが上がって新しい力を手に入れた」
俺に問いかけるクリス。当然だろう、突然、俺は激しい暴風を引き起こして激しい魔力を撒き散らし始めた。人間の域を超えているものだ。
「私はアルを信じるわ」
クリスは俺を信じてくれた。他のみなもうんと頷く。
そもそも俺の人外の強さの秘密は俺にだってわからない。ただ、信じてくれるのは嬉しい。
「貴様、本当に人間なのか?」
「多分ね。俺も少し自信を失いかけているけどね。だって、お前があまりにも弱そうだからな」
クトゥルフは激しい怒りのためか褐色の体の色をタコのように激しく変える。
俺は本当に人にとって正しい存在なのだろうか? 自分の命が危険な状態に追い詰められると、更なる強さを得てしまう。それが本当に人にとって良いモノなのだろうか? そもそも俺はジョブのレベル50位のステータスの筈なのに……
「フンっ! 私を舐めるなよ人間! 私の邪魔は……世界の終焉を邪魔することは許さん!!」
クトゥルフは怒鳴り、今度は蔦の剣を数千俺に向けて攻撃して来る。
俺への軌道を外れたものは地面を激しく抉り、それがどんなに強力なものかがわかる。
だが、今の俺にはチワワの恫喝程度に思える……全て邪神に倍返しになるだけだから。
「なっ! 何だと!?」
邪神は自身の攻撃で自身を激しく痛めつけていた。
「!? かっ……ぐっ……」
俺は何もしていない。ヤツは自分で自分のダメージに襲われた。
邪神の声から伺えるものは……戦慄。ヤツは初めて絶対上位の者と直面したのかもしれない。
「ッ!!!」
ヤツはビクッと体を震わせて警戒をする。俺がただ、剣を天上に指しただけなのに。
そして……。
「クトゥルフの従者、俺の最大の技を喰らってもらおう」
僕は剣を振り落とし、技の名前を言った。
「な、何なんだ? 何故ここまで魔力が濃いんだ!」
「いいだろう、冥界まで連れて行ってやる。『女神の杖』!!」
ヤツが冷や汗のようなものを流して俺を凝視した。ヤツは何が起きるのかわからないという恐怖に怯えていた。誰もヤツを笑う事はできないだろう。人外、いや、邪神にすら理解の域外の技。
俺の力はヤツには十分理解できただろう、今の俺が引き起こす事がどの程度現実離れしているのかを容易に想像できた。
そのため、終末の化け物のように防御の姿勢をとった。
「ぐぉっ!?」
「きゃあっ!?」
「あ、アル君?」
「ご主人様は何したの?」
みなが悲鳴を上げる。何故なら、激しい爆音が天から聞こえたからだ。
「あれは……何?」
クリスの疑問はもっともだろう。
昼なのに流星のようなものが見える。
そして、こちらに一直線にやって来る。
激しい轟音が空から聞こえる。
「な、何が起こっているの、いったい……!?」
邪神は何が起こっているのか理解できていない。
そして音速の10倍以上の速度と膨大な魔力を秘めたそれは飛来した。
「あああああああああああっ……!」
それも1発じゃない。
2発、3発とヤツに当たると、その姿は1/10以下になった。
邪神は天罰を受けてもなお、生きてはいた。しかし、かろうじて生きているとしかいいようがない。ぼろぼろとなり、体中から黒い液体を噴き出している。
邪神は逃げようと考えたのだろう、しかし、俺から逃れる事なんてできない。俺は刀に聖なる魔力を注ぎ込み、金色の粒子を撒き散らしながら刀を振るった。
俺は剣を空に退避しようとしていた邪神目がけて振り下ろす。邪神といえども、俺のスピードについてこれず、当然避けることができなかった。
「そ、そんな……」
俺の周りから金色の粒子がけしの種のように四方八方に飛び散る! そして、剣は邪神に吸い込まれていった。
「あああああああああああああああああああ!!」
それでも、邪神は息絶えない。必死に迫りくる剣の追撃を逃れようと必死……そして、ついにその体のど真ん中に剣が吸い込まれる。
「ぐっ、ああっ!?」
その悲鳴は、人外の声で、薄気味悪く、ゾッとする声で、遠く王都まで聞こえたのではないかと思われるほどの大きさだった。
体を粉砕された邪神の瘴気が消える。そして、曇っていた暗雲から空が見える。つい先程まで、邪神の瘴気のせいで曇天だった空はみるみる青い空へと変わっていった。
そして、邪神は消滅した。
そして、俺のレールガンに耐えたクトゥルフの従者は蔦の剣を俺達に向かって次々と放った。
だが今回は?
「な、なに!? これは……!? 一体何が起きた?」
俺達に向かって飛んで来た無数の黒い剣は突然軌道を180度変えて邪神自らに向かって飛んで帰って行った。
俺のスキルをクトゥルフの従者は理解できずにいた。
ヤツにとって、俺は人間にしてはなかなかやる……程度の筈だった。少し興味深い人間、あとは、女の子とスライム達を殺して終わりのはずだった。
だが、ヤツは突然俺が見せたスキルに驚いていた。
俺は【女神の杖】を起動していた。ヤツの前にいる男は全身から先ほどとは別人のような魔力の翻弄を撒き散らし、それは遠く離れた場所でもわかってしまう程のものだったろう。
そして、何よりも俺から発せられる圧。
「私は震えているのか? これは?」
「それが恐怖だよ。邪神」
「これが恐怖、私は怯えているというのか……?」
クトゥルフの従者は震えていた。天空のあまりに巨大な魔力に当てられて……
まだ、剣を交えた訳でも、魔法で攻撃されたわけでもない。それなのに、クトゥルフの邪神の絶大な力を持つはずの自分が、先程まで格下と侮っていたただの人間に恐怖している。
それは、ヤツにとってとても受け入れられるものではなかった。
「貴様?……一体何者なんだぁ、人間!!」
理解できない存在に強烈な怒りを抱きつつ、ヤツは俺に聞いてきた。その知性の高さは流石。俺に何が起こったかまではわからないまでも、明らかに何かが変わった事を理解した。
そして、俺は答えた……。
「女神の杖を起動した……。天罰が下る……」
俺は俺の知っている事実を答えた。正直俺にもよくわからない。だが、邪神に対抗できるのは女神の天罰以外ないだろう。
俺とクトゥルフの従者が話している中、俺が引き起こした激しい魔力の奔流は周りの物を撒き散らしていた。
「アル ねえ! これどうなってるの?」
「俺にも良くわからない。ただ、さっきレベルが上がって新しい力を手に入れた」
俺に問いかけるクリス。当然だろう、突然、俺は激しい暴風を引き起こして激しい魔力を撒き散らし始めた。人間の域を超えているものだ。
「私はアルを信じるわ」
クリスは俺を信じてくれた。他のみなもうんと頷く。
そもそも俺の人外の強さの秘密は俺にだってわからない。ただ、信じてくれるのは嬉しい。
「貴様、本当に人間なのか?」
「多分ね。俺も少し自信を失いかけているけどね。だって、お前があまりにも弱そうだからな」
クトゥルフは激しい怒りのためか褐色の体の色をタコのように激しく変える。
俺は本当に人にとって正しい存在なのだろうか? 自分の命が危険な状態に追い詰められると、更なる強さを得てしまう。それが本当に人にとって良いモノなのだろうか? そもそも俺はジョブのレベル50位のステータスの筈なのに……
「フンっ! 私を舐めるなよ人間! 私の邪魔は……世界の終焉を邪魔することは許さん!!」
クトゥルフは怒鳴り、今度は蔦の剣を数千俺に向けて攻撃して来る。
俺への軌道を外れたものは地面を激しく抉り、それがどんなに強力なものかがわかる。
だが、今の俺にはチワワの恫喝程度に思える……全て邪神に倍返しになるだけだから。
「なっ! 何だと!?」
邪神は自身の攻撃で自身を激しく痛めつけていた。
「!? かっ……ぐっ……」
俺は何もしていない。ヤツは自分で自分のダメージに襲われた。
邪神の声から伺えるものは……戦慄。ヤツは初めて絶対上位の者と直面したのかもしれない。
「ッ!!!」
ヤツはビクッと体を震わせて警戒をする。俺がただ、剣を天上に指しただけなのに。
そして……。
「クトゥルフの従者、俺の最大の技を喰らってもらおう」
僕は剣を振り落とし、技の名前を言った。
「な、何なんだ? 何故ここまで魔力が濃いんだ!」
「いいだろう、冥界まで連れて行ってやる。『女神の杖』!!」
ヤツが冷や汗のようなものを流して俺を凝視した。ヤツは何が起きるのかわからないという恐怖に怯えていた。誰もヤツを笑う事はできないだろう。人外、いや、邪神にすら理解の域外の技。
俺の力はヤツには十分理解できただろう、今の俺が引き起こす事がどの程度現実離れしているのかを容易に想像できた。
そのため、終末の化け物のように防御の姿勢をとった。
「ぐぉっ!?」
「きゃあっ!?」
「あ、アル君?」
「ご主人様は何したの?」
みなが悲鳴を上げる。何故なら、激しい爆音が天から聞こえたからだ。
「あれは……何?」
クリスの疑問はもっともだろう。
昼なのに流星のようなものが見える。
そして、こちらに一直線にやって来る。
激しい轟音が空から聞こえる。
「な、何が起こっているの、いったい……!?」
邪神は何が起こっているのか理解できていない。
そして音速の10倍以上の速度と膨大な魔力を秘めたそれは飛来した。
「あああああああああああっ……!」
それも1発じゃない。
2発、3発とヤツに当たると、その姿は1/10以下になった。
邪神は天罰を受けてもなお、生きてはいた。しかし、かろうじて生きているとしかいいようがない。ぼろぼろとなり、体中から黒い液体を噴き出している。
邪神は逃げようと考えたのだろう、しかし、俺から逃れる事なんてできない。俺は刀に聖なる魔力を注ぎ込み、金色の粒子を撒き散らしながら刀を振るった。
俺は剣を空に退避しようとしていた邪神目がけて振り下ろす。邪神といえども、俺のスピードについてこれず、当然避けることができなかった。
「そ、そんな……」
俺の周りから金色の粒子がけしの種のように四方八方に飛び散る! そして、剣は邪神に吸い込まれていった。
「あああああああああああああああああああ!!」
それでも、邪神は息絶えない。必死に迫りくる剣の追撃を逃れようと必死……そして、ついにその体のど真ん中に剣が吸い込まれる。
「ぐっ、ああっ!?」
その悲鳴は、人外の声で、薄気味悪く、ゾッとする声で、遠く王都まで聞こえたのではないかと思われるほどの大きさだった。
体を粉砕された邪神の瘴気が消える。そして、曇っていた暗雲から空が見える。つい先程まで、邪神の瘴気のせいで曇天だった空はみるみる青い空へと変わっていった。
そして、邪神は消滅した。
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