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13お嬢様はかくしてスカートをたくし上げて自らパンツを晒した
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「わ、私、別におっさんの勘違いなんだからね! 別にこの気に乗じて、お付き合いしてもらって、恋人なるとか、お似合いの2人になるとか、未来のお嫁さんになるとか、婚約届けには今から署名しておいた方がいいとか! 今すぐに婚約届けを出した方がいいとか、新婚旅行はナーロッパがいいとか! 思ってる訳じゃないからね!」
「安心してくださえ、お嬢様。俺は勘違いしないおっさんです」
おっさんと初めて馬車で登校する。
今日は何があってもいいように朝からシャワーを浴びておいた。
そう、何があっても大丈夫なように。
おっさんと二人きりになると、突然、気が動転してきた。
貴族用馬車は密閉空間。
防音もバッチリだ。
当然、外から中の様子など見えない。
思わず心にもないことも言ってしまった。
メスザコの私など、未来永劫、専属絶対服従お手付き奴隷として奉仕して──。
毎日可愛がって頂いて、子供は10人位は欲しい。
このおっさんの遺伝子を後世に残せる……なんて──栄誉。
至上の幸福。
しかし……駄目だ。
私はラッキースケベを確約したのに何も出来ていない。
メスザコの私としては、ここで自ら胸をおっさん押し付け、ショーツを脱いで、荒々しく胸を揉みしだかれながら、「そのままケツを向けろ」と言われて、黙って初めてを差し出すことが義務だとさえ考えているのに。
いざとなると何もできない。
二人っきりということに気がついてから、頭がぼうっとして、恥ずかしくて、顔が火照る。
──突然馬車が揺れて、思わず体がよろける。
「大丈夫ですかい?」
気がつくと、おっさんに優しく抱き止められていた。
「か、勘違いだからね! 逞しい体に受け取られて嬉しいとか、毎日こうして抱きしめて欲しいとか、できればこのままキスして欲しいとか! 全然思ってないからね!」
「安心してくだせえ。あっしは勘違いなんてしやせん」
良かった。
心の内を見透かされなくて。
ッて、何考えてるの私?
もっと積極的に行かないと、行かないと、きっと泥棒猫に取られちゃう!
だが、馬車はすぐに学園に到着してしまった。
学園内を歩くとみなの注目が集まる、おっさんに。
それにおっさんは警護のセオリー通り、私の右後ろにピッタリ一定の距離をおいてついてきた。
よ、横に並んで歩きたい!
「何あのおっさん?」
「部不相応だすわ」
「キモいんですけど?」
学生に口々に罵られる。
「……クッ」
学生達はおっさんの凄さも知らずに侮辱する。
『愚か者が、死ぬがよい』
そう、沙汰を言い渡し、全員肉塊に変えてやろうかと思案したが、いい考えが浮かぶ。
「おっさん。私の隣に来て」
「へ? それじゃ警護が?」
「いいから!」
おっさんがそう言うと、横に並び……私は嬉々として腕を絡ませて、おっさんに胸を押し付ける。
「か、勘違いしないでね! 私は別にデートみたいに横に並んで欲しいとか、優しくエスコートされたいとか、腕を組んで欲しくて仕方ないとかじゃないからね!」
「へい。わかっておりやす。勘違いなんてしやせん」
心と裏腹に、恥ずかしくて、つい言い訳をしてしまう。
「おい! お前! ひょっとしてこの間、冒険者パーティ銀の鱗を追放された盗賊じゃないか?」
唐突に私のことを勝手に幼馴染と断定するアホ公爵家嫡男のシュレンがおっさんに暴言を吐いて来た。
ちょうどいいわ。
こいつにも、みんなにもわからせてあげる……おっさんの凄さを。
「おっさんに勝ったら、あなたと婚約してあげてもいいわ、でも、もし負けたら切腹しなさい」
「え? それはつまり……俺との婚約を承諾? ようやく俺の良さがわかってくれた?」
アホはとんでもない勘違いをするが、みなに知らしめるいい機会だ。
決闘が始まる。
「(あ? これ、私を巡って、二人の男性が喧嘩を?)」
喧嘩をやめて~二人を止めてぇ~私のためにぃ~争わないでぇ~
「(気持ちいい!)」
私が一人で愉悦していると、決闘が始まって、一陣の風が吹いた。
咄嗟に抑えようと手が動いたが。
はッ!?
私はラッキースケベを確約しておきながら、なんてことを!
恥ずかしいけど、風のなされるまま、おっさんの方を向く。
幸い、他の生徒はおっさんとアホに集中していて、私に気がついていない、だけど。
!!!
風が止んでしまった。
きっと、おっさんは私みたいな小娘なんて星の数ほど抱き捨てていて、20代、30代、40代、50代、60代のお姉様方やおばさま方と凄いことを散々してきたに違いない。
しょんべん臭い小娘の私がおっさんの気を引くためにはもっと頑張らないと!
私は自らの手でスカートの裾も持って、たくし上げ始めた。
「(なんで、こんないかにも小娘と言わんばかりなショーツを履いて来てしまったの!)」
気の利かない私は、自分のお気に入りの白とブルーの縞柄の可愛いショーツを身につけていた。
「(もっと大人な、紐みたいなヤツで、大事なところが全然隠せていないヤツにすべきだったのに!)」
私は後悔した。
明日はせめてパンツ履くの止めよう。
そう、決意する。
!?
おっさんがこっちを見てる!
おっさんが私の方を見てくれた。
視線がグイグイとスカートの下に注がれていると感じると。
……あんッ
つい変な声が出ちゃいそう。
さすがおっさん、私みたいな小娘、視線だけで体中の力が抜けちゃった。
「(!? おしっこじゃないのが出ちゃう!)」
慌ててスカートを下げる。
ちょうど、勝負はついたみたいだし。
シミのついたパンツはさすがに恥ずかし過ぎる。
察して、乙女心!
そんな時、また一陣の風が吹く。
「きゃぁ!」
私はついつい、スカートを押さえてしまった。
「安心してくださえ、お嬢様。俺は勘違いしないおっさんです」
おっさんと初めて馬車で登校する。
今日は何があってもいいように朝からシャワーを浴びておいた。
そう、何があっても大丈夫なように。
おっさんと二人きりになると、突然、気が動転してきた。
貴族用馬車は密閉空間。
防音もバッチリだ。
当然、外から中の様子など見えない。
思わず心にもないことも言ってしまった。
メスザコの私など、未来永劫、専属絶対服従お手付き奴隷として奉仕して──。
毎日可愛がって頂いて、子供は10人位は欲しい。
このおっさんの遺伝子を後世に残せる……なんて──栄誉。
至上の幸福。
しかし……駄目だ。
私はラッキースケベを確約したのに何も出来ていない。
メスザコの私としては、ここで自ら胸をおっさん押し付け、ショーツを脱いで、荒々しく胸を揉みしだかれながら、「そのままケツを向けろ」と言われて、黙って初めてを差し出すことが義務だとさえ考えているのに。
いざとなると何もできない。
二人っきりということに気がついてから、頭がぼうっとして、恥ずかしくて、顔が火照る。
──突然馬車が揺れて、思わず体がよろける。
「大丈夫ですかい?」
気がつくと、おっさんに優しく抱き止められていた。
「か、勘違いだからね! 逞しい体に受け取られて嬉しいとか、毎日こうして抱きしめて欲しいとか、できればこのままキスして欲しいとか! 全然思ってないからね!」
「安心してくだせえ。あっしは勘違いなんてしやせん」
良かった。
心の内を見透かされなくて。
ッて、何考えてるの私?
もっと積極的に行かないと、行かないと、きっと泥棒猫に取られちゃう!
だが、馬車はすぐに学園に到着してしまった。
学園内を歩くとみなの注目が集まる、おっさんに。
それにおっさんは警護のセオリー通り、私の右後ろにピッタリ一定の距離をおいてついてきた。
よ、横に並んで歩きたい!
「何あのおっさん?」
「部不相応だすわ」
「キモいんですけど?」
学生に口々に罵られる。
「……クッ」
学生達はおっさんの凄さも知らずに侮辱する。
『愚か者が、死ぬがよい』
そう、沙汰を言い渡し、全員肉塊に変えてやろうかと思案したが、いい考えが浮かぶ。
「おっさん。私の隣に来て」
「へ? それじゃ警護が?」
「いいから!」
おっさんがそう言うと、横に並び……私は嬉々として腕を絡ませて、おっさんに胸を押し付ける。
「か、勘違いしないでね! 私は別にデートみたいに横に並んで欲しいとか、優しくエスコートされたいとか、腕を組んで欲しくて仕方ないとかじゃないからね!」
「へい。わかっておりやす。勘違いなんてしやせん」
心と裏腹に、恥ずかしくて、つい言い訳をしてしまう。
「おい! お前! ひょっとしてこの間、冒険者パーティ銀の鱗を追放された盗賊じゃないか?」
唐突に私のことを勝手に幼馴染と断定するアホ公爵家嫡男のシュレンがおっさんに暴言を吐いて来た。
ちょうどいいわ。
こいつにも、みんなにもわからせてあげる……おっさんの凄さを。
「おっさんに勝ったら、あなたと婚約してあげてもいいわ、でも、もし負けたら切腹しなさい」
「え? それはつまり……俺との婚約を承諾? ようやく俺の良さがわかってくれた?」
アホはとんでもない勘違いをするが、みなに知らしめるいい機会だ。
決闘が始まる。
「(あ? これ、私を巡って、二人の男性が喧嘩を?)」
喧嘩をやめて~二人を止めてぇ~私のためにぃ~争わないでぇ~
「(気持ちいい!)」
私が一人で愉悦していると、決闘が始まって、一陣の風が吹いた。
咄嗟に抑えようと手が動いたが。
はッ!?
私はラッキースケベを確約しておきながら、なんてことを!
恥ずかしいけど、風のなされるまま、おっさんの方を向く。
幸い、他の生徒はおっさんとアホに集中していて、私に気がついていない、だけど。
!!!
風が止んでしまった。
きっと、おっさんは私みたいな小娘なんて星の数ほど抱き捨てていて、20代、30代、40代、50代、60代のお姉様方やおばさま方と凄いことを散々してきたに違いない。
しょんべん臭い小娘の私がおっさんの気を引くためにはもっと頑張らないと!
私は自らの手でスカートの裾も持って、たくし上げ始めた。
「(なんで、こんないかにも小娘と言わんばかりなショーツを履いて来てしまったの!)」
気の利かない私は、自分のお気に入りの白とブルーの縞柄の可愛いショーツを身につけていた。
「(もっと大人な、紐みたいなヤツで、大事なところが全然隠せていないヤツにすべきだったのに!)」
私は後悔した。
明日はせめてパンツ履くの止めよう。
そう、決意する。
!?
おっさんがこっちを見てる!
おっさんが私の方を見てくれた。
視線がグイグイとスカートの下に注がれていると感じると。
……あんッ
つい変な声が出ちゃいそう。
さすがおっさん、私みたいな小娘、視線だけで体中の力が抜けちゃった。
「(!? おしっこじゃないのが出ちゃう!)」
慌ててスカートを下げる。
ちょうど、勝負はついたみたいだし。
シミのついたパンツはさすがに恥ずかし過ぎる。
察して、乙女心!
そんな時、また一陣の風が吹く。
「きゃぁ!」
私はついつい、スカートを押さえてしまった。
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