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第18話 愛の力を信じるぞ!
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馬房で貸してもらった芦毛の馬に乗って、俺はアゼルク家の領地をひた走った。
先頭を行くのはクラウス兄ちゃんである。
馬の足が止まる気配はまったくない。
「このままだと、湖水地帯に突入しますね」
「ヤバいな。エレメント魔法によって生まれた水が、自然の水と交わると……水鉄砲どころか、水大砲になるぞ」
「俺は諦めませんよ。なんとかして、クラウス様に結婚を認めていただきます」
ヴァンが前を向いているので、俺は弱気の虫を心の中から追い払った。
そうだ。
俺にはヴァンがいる。
火炎魔法と風魔法のコンビネーションで、クラウス兄ちゃんを翻弄しよう。
「着いたぞ」
大きな湖のほとりにたどり着くと、クラウス兄ちゃんは馬から降りた。
そして背負い袋から一冊の小型本を取り出した。魔力の気配がびんびんする。封魔の書だ。
中から出て来るのは、どんな召喚獣だ?
俺とヴァンは馬から降りて地面に立つと、防御の姿勢を取った。
「始めるぞ」
クラウス兄ちゃんが封魔の書を開く。
すると、めくれたページから人間の子どもと同じぐらいの大きさのドラゴンが現れた。ドラゴンの全身は硬そうな皮に覆われている。ドラゴンはくりくりと金色の目を楽しげに動かしながら、俺たちを観察した。
こうなったら、やるしかない。
俺はエレメント感知の純魔法を発動した。
ドラゴンはクラウス兄ちゃんと同じ、水属性だった。
「ヴァン、疾風を操って水の流れを変えてくれ」
「分かりました」
「俺は火炎魔法を思いっきり発動させて、水を蒸発させる!」
作戦がまとまった。
俺たちが手の甲に魔法陣を描こうとすると、クラウス兄ちゃんが「よせ」と言った。
「クラウス兄ちゃん! 俺とヴァンじゃ、兄ちゃんに敵わないと思ってるのか? そうはいかないぞ。俺たちだって一応、魔法学園で修行をして来たんだ」
「左様でございます、クラウス様。俺はエドゥアール様の結婚を諦める気はありませんよ。たとえこの身がボロボロになろうとも……!」
「なぜ戦うことが前提なのだ」
「えっ? だって、小型のドラゴンを召喚したし。ここは水べりだから、クラウス兄ちゃんにとって有利な地形だし」
クラウス兄ちゃんは、はあっとため息をついた。
「私をなんだと思っているんだ、おまえたちは。私に戦意などないよ。おまえたちの結婚に反対もしていない。この小型ドラゴンは婚約祝いだ」
「へっ? そうだったの」
「俺たちは早とちりをしていたようですね。大変失礼いたしました」
「お馬鹿のエドゥアールが身を固める決意をしたんだ。応援しないわけにはいくまい?」
湖に向かって、クラウス兄ちゃんが手をかざした。
クラウス兄ちゃんの手の甲に魔法紋が浮き上がる。
「さあ、見てくれ。祝砲だ」
湖から水柱がいくつも噴き出して、雫を散らした。
中空に浮かんだ水の流れが、何やら古代文字を綴っている。
『わが弟とその魔法騎士に、末長き祝福があらんことを』
水で描かれたメッセージを読み取ると、俺はクラウス兄ちゃんに抱きついた。
「兄ちゃーん! ありがとう!! 俺、ヴァンと幸せになるよ」
「ふん。私も負けてはいないぞ。公女様と私は文を交わして、確実に愛を育んでいる」
「遠距離恋愛って大変だね。いっぱい会えるといいのになあ」
「会えない時間もまた大切だ。私は彼女のために強くなろうと思い、魔物狩りにいそしんでいる」
「それにしても、小型ドラゴン。譲ってもらっていいの?」
「ああ。そいつはアイスドラゴンだ。風魔法と火炎魔法では足りないエレメントを補ってくれるだろう」
「名前は?」
「テューイだ」
俺はテューイを抱っこした。
ドラゴンの体表は硬くて、ひやりとしている。テューイは俺の指先を食んだ。ぷつりという小さな痛みが指先に広がる。召喚獣は契約の際、血を求めるようにできている。
テューイが俺の血を飲み込んだので、契約は無事成立した。
「これからは、テューイを宿した封魔の書を持ち歩くといい。『揺りかご計画』に楯突いたおまえたちを快く思わない一派がいるだろうからな」
「クラウス兄ちゃん。俺、騒ぎを起こしてごめんね」
「謝るのはよせ。アゼルク家はもともと、『揺りかご計画』に反対していた。私たちの領地では、優生思想に基づいた生殖行為は認めていない」
クラウス兄ちゃんの話によれば、『揺りかご計画』の過激派は人体を介さずに強化人間を生み出す実験に手を染めているらしい。
「それは……人間の分際で行っていいものなのでしょうか? 生命は神の領域です」
「ヴァンの言うとおりだ。父上をはじめとする反対派は、『揺りかご計画』の実験所を特定しようとしているのだが、奴らはなかなか尻尾を出さない」
「もしや、実在の領地ではなく、純魔法によって切り開いた亜空間で強化人間を育てているのでは?」
ヴァンの想像が正しいとすれば、それは神罰が下るレベルの悪事だ。
難しい話についていくのがやっとの俺だったが、これだけは言いたい。
「特定の誰かを愛してるからいっぱいエッチして、子どもを作るんだろ! 愛のない結婚も、愛されないで生まれてきた子どもたちも、悲しすぎるよ」
「エドゥアール。このラルム王国はおまえの想像以上に腐っている。魔法学園に戻っても気を抜かないことだ」
「クラウス兄ちゃん。魔力増幅の純魔法を俺にかけて」
「それは構わないが、何をするつもりだ?」
「俺の小さな友人、マルクトくんとユーネリアさんにこの湖水地帯の風景を見せたい」
俺は火炎魔法を発動させた。
ヴァンとクラウス兄ちゃんの魔力を借りて、遠方に火鏡を作り出す。俺の実力では手鏡サイズのものしか生み出せなかったけれども、マルクトくんとユーネリアさんには届いたらしい。
天才姉弟は、風魔法を使ってお礼のメッセージを送ってきた。
『すごく綺麗ですわ。ここがアゼルク領なのですね』
「いつか遊びにおいで」
『リューネンのお兄ちゃん。どうして僕たちに優しくしてくれるの? 他の人は僕たちのことを無視するのに』
「友達だからだよ」
マルクトくんは『ともだち……』とつぶやいた。
『おじい様は、僕たちに友達はいらないって言ってた』
「それは間違ってる。人には、仲間が必要だ」
『誰もが僕たちを不気味に思っているのに、リューネンのお兄ちゃんは違うんだね』
「きみたちは、戦争のための道具じゃない。愛されるために生まれてきた、大切な存在だよ」
『……リューネンのお兄ちゃん。早く学園に戻ってきてよ。僕と遊んで』
「いいよ。カードゲームだろうが、鬼ごっこだろうが、なんでもこいだぜ!」
『おじい様の気配がしてきたから、通信を切るね。またね』
俺はマルクトくんの『またね』という言葉が嬉しかった。
人との絆は、ゆるく細いものであっても、なんらかの助けになると信じたい。
クラウス兄ちゃんは険しい表情だった。
「今のが『揺りかご計画』によって生まれた子どもたちか。魔力が桁違いだな」
「でも、あの子たちはまだ幼い。二人の未来は青天井だぜ!」
「エドゥアール。アゼルクは愛と文化の力によってラルム王国を支えてきた。おまえの行いは間違ってはいない」
「ありがとー!」
「だが、強いラルムを求める過激派と出くわしたら、全力で逃げろ」
「うん。そうする」
俺たちは空を見上げた。
この澄んだ青空は、マルクトくんとユーネリアさんがいる魔法学園に繋がっている。
俺は愛の力を信じるぜ!
遠隔魔法を使って、二人に友愛を届けよう。
「エドゥアール。いい面構えになったな」
「マジで? クラウス兄ちゃんに褒められると嬉しいなあ」
俺がへらりと笑った時、馬に乗った執事が弾丸のような勢いでこちらにやって来た。
「大変でございます、クラウス様。公女様のお父上が、アゼルク家との婚姻を考え直したいという文を送ってこられました」
「えぇっ!? それって、俺が停学処分になったから? それとも『揺りかご計画』を邪魔しようとしたから?」
「その両方だろうな」
クラウス兄ちゃんは馬の背に跨った。
俺たちも帰りの準備をする。
「早く誤解をとかねばいけない」
「クラウス兄ちゃん、ごめん。俺のせいで……」
「兄弟相手に気を遣うな。おまえはお馬鹿であり続けろ。そして、『揺りかご計画』には絶対に屈するな」
「うん……!」
馬の背中に揺られながら、俺は腹をくくった。
このエドゥアール・アゼルク、愛のために戦ってやろうじゃねーの。
何か手があるはずだ。
俺は無心になって屋敷を目指した。
先頭を行くのはクラウス兄ちゃんである。
馬の足が止まる気配はまったくない。
「このままだと、湖水地帯に突入しますね」
「ヤバいな。エレメント魔法によって生まれた水が、自然の水と交わると……水鉄砲どころか、水大砲になるぞ」
「俺は諦めませんよ。なんとかして、クラウス様に結婚を認めていただきます」
ヴァンが前を向いているので、俺は弱気の虫を心の中から追い払った。
そうだ。
俺にはヴァンがいる。
火炎魔法と風魔法のコンビネーションで、クラウス兄ちゃんを翻弄しよう。
「着いたぞ」
大きな湖のほとりにたどり着くと、クラウス兄ちゃんは馬から降りた。
そして背負い袋から一冊の小型本を取り出した。魔力の気配がびんびんする。封魔の書だ。
中から出て来るのは、どんな召喚獣だ?
俺とヴァンは馬から降りて地面に立つと、防御の姿勢を取った。
「始めるぞ」
クラウス兄ちゃんが封魔の書を開く。
すると、めくれたページから人間の子どもと同じぐらいの大きさのドラゴンが現れた。ドラゴンの全身は硬そうな皮に覆われている。ドラゴンはくりくりと金色の目を楽しげに動かしながら、俺たちを観察した。
こうなったら、やるしかない。
俺はエレメント感知の純魔法を発動した。
ドラゴンはクラウス兄ちゃんと同じ、水属性だった。
「ヴァン、疾風を操って水の流れを変えてくれ」
「分かりました」
「俺は火炎魔法を思いっきり発動させて、水を蒸発させる!」
作戦がまとまった。
俺たちが手の甲に魔法陣を描こうとすると、クラウス兄ちゃんが「よせ」と言った。
「クラウス兄ちゃん! 俺とヴァンじゃ、兄ちゃんに敵わないと思ってるのか? そうはいかないぞ。俺たちだって一応、魔法学園で修行をして来たんだ」
「左様でございます、クラウス様。俺はエドゥアール様の結婚を諦める気はありませんよ。たとえこの身がボロボロになろうとも……!」
「なぜ戦うことが前提なのだ」
「えっ? だって、小型のドラゴンを召喚したし。ここは水べりだから、クラウス兄ちゃんにとって有利な地形だし」
クラウス兄ちゃんは、はあっとため息をついた。
「私をなんだと思っているんだ、おまえたちは。私に戦意などないよ。おまえたちの結婚に反対もしていない。この小型ドラゴンは婚約祝いだ」
「へっ? そうだったの」
「俺たちは早とちりをしていたようですね。大変失礼いたしました」
「お馬鹿のエドゥアールが身を固める決意をしたんだ。応援しないわけにはいくまい?」
湖に向かって、クラウス兄ちゃんが手をかざした。
クラウス兄ちゃんの手の甲に魔法紋が浮き上がる。
「さあ、見てくれ。祝砲だ」
湖から水柱がいくつも噴き出して、雫を散らした。
中空に浮かんだ水の流れが、何やら古代文字を綴っている。
『わが弟とその魔法騎士に、末長き祝福があらんことを』
水で描かれたメッセージを読み取ると、俺はクラウス兄ちゃんに抱きついた。
「兄ちゃーん! ありがとう!! 俺、ヴァンと幸せになるよ」
「ふん。私も負けてはいないぞ。公女様と私は文を交わして、確実に愛を育んでいる」
「遠距離恋愛って大変だね。いっぱい会えるといいのになあ」
「会えない時間もまた大切だ。私は彼女のために強くなろうと思い、魔物狩りにいそしんでいる」
「それにしても、小型ドラゴン。譲ってもらっていいの?」
「ああ。そいつはアイスドラゴンだ。風魔法と火炎魔法では足りないエレメントを補ってくれるだろう」
「名前は?」
「テューイだ」
俺はテューイを抱っこした。
ドラゴンの体表は硬くて、ひやりとしている。テューイは俺の指先を食んだ。ぷつりという小さな痛みが指先に広がる。召喚獣は契約の際、血を求めるようにできている。
テューイが俺の血を飲み込んだので、契約は無事成立した。
「これからは、テューイを宿した封魔の書を持ち歩くといい。『揺りかご計画』に楯突いたおまえたちを快く思わない一派がいるだろうからな」
「クラウス兄ちゃん。俺、騒ぎを起こしてごめんね」
「謝るのはよせ。アゼルク家はもともと、『揺りかご計画』に反対していた。私たちの領地では、優生思想に基づいた生殖行為は認めていない」
クラウス兄ちゃんの話によれば、『揺りかご計画』の過激派は人体を介さずに強化人間を生み出す実験に手を染めているらしい。
「それは……人間の分際で行っていいものなのでしょうか? 生命は神の領域です」
「ヴァンの言うとおりだ。父上をはじめとする反対派は、『揺りかご計画』の実験所を特定しようとしているのだが、奴らはなかなか尻尾を出さない」
「もしや、実在の領地ではなく、純魔法によって切り開いた亜空間で強化人間を育てているのでは?」
ヴァンの想像が正しいとすれば、それは神罰が下るレベルの悪事だ。
難しい話についていくのがやっとの俺だったが、これだけは言いたい。
「特定の誰かを愛してるからいっぱいエッチして、子どもを作るんだろ! 愛のない結婚も、愛されないで生まれてきた子どもたちも、悲しすぎるよ」
「エドゥアール。このラルム王国はおまえの想像以上に腐っている。魔法学園に戻っても気を抜かないことだ」
「クラウス兄ちゃん。魔力増幅の純魔法を俺にかけて」
「それは構わないが、何をするつもりだ?」
「俺の小さな友人、マルクトくんとユーネリアさんにこの湖水地帯の風景を見せたい」
俺は火炎魔法を発動させた。
ヴァンとクラウス兄ちゃんの魔力を借りて、遠方に火鏡を作り出す。俺の実力では手鏡サイズのものしか生み出せなかったけれども、マルクトくんとユーネリアさんには届いたらしい。
天才姉弟は、風魔法を使ってお礼のメッセージを送ってきた。
『すごく綺麗ですわ。ここがアゼルク領なのですね』
「いつか遊びにおいで」
『リューネンのお兄ちゃん。どうして僕たちに優しくしてくれるの? 他の人は僕たちのことを無視するのに』
「友達だからだよ」
マルクトくんは『ともだち……』とつぶやいた。
『おじい様は、僕たちに友達はいらないって言ってた』
「それは間違ってる。人には、仲間が必要だ」
『誰もが僕たちを不気味に思っているのに、リューネンのお兄ちゃんは違うんだね』
「きみたちは、戦争のための道具じゃない。愛されるために生まれてきた、大切な存在だよ」
『……リューネンのお兄ちゃん。早く学園に戻ってきてよ。僕と遊んで』
「いいよ。カードゲームだろうが、鬼ごっこだろうが、なんでもこいだぜ!」
『おじい様の気配がしてきたから、通信を切るね。またね』
俺はマルクトくんの『またね』という言葉が嬉しかった。
人との絆は、ゆるく細いものであっても、なんらかの助けになると信じたい。
クラウス兄ちゃんは険しい表情だった。
「今のが『揺りかご計画』によって生まれた子どもたちか。魔力が桁違いだな」
「でも、あの子たちはまだ幼い。二人の未来は青天井だぜ!」
「エドゥアール。アゼルクは愛と文化の力によってラルム王国を支えてきた。おまえの行いは間違ってはいない」
「ありがとー!」
「だが、強いラルムを求める過激派と出くわしたら、全力で逃げろ」
「うん。そうする」
俺たちは空を見上げた。
この澄んだ青空は、マルクトくんとユーネリアさんがいる魔法学園に繋がっている。
俺は愛の力を信じるぜ!
遠隔魔法を使って、二人に友愛を届けよう。
「エドゥアール。いい面構えになったな」
「マジで? クラウス兄ちゃんに褒められると嬉しいなあ」
俺がへらりと笑った時、馬に乗った執事が弾丸のような勢いでこちらにやって来た。
「大変でございます、クラウス様。公女様のお父上が、アゼルク家との婚姻を考え直したいという文を送ってこられました」
「えぇっ!? それって、俺が停学処分になったから? それとも『揺りかご計画』を邪魔しようとしたから?」
「その両方だろうな」
クラウス兄ちゃんは馬の背に跨った。
俺たちも帰りの準備をする。
「早く誤解をとかねばいけない」
「クラウス兄ちゃん、ごめん。俺のせいで……」
「兄弟相手に気を遣うな。おまえはお馬鹿であり続けろ。そして、『揺りかご計画』には絶対に屈するな」
「うん……!」
馬の背中に揺られながら、俺は腹をくくった。
このエドゥアール・アゼルク、愛のために戦ってやろうじゃねーの。
何か手があるはずだ。
俺は無心になって屋敷を目指した。
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