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再会編

空虚に跨ぐ騎士10

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少し遡り、中央ギルドへ猫が運び込まれた日に戻る。


「すげぇ声」

職員の会議室に使われる小部屋から、猫の声が響いていた。ギルドでもマントのフードを被ったままのジンは、ドアの方を見ながら貰った紅茶を一口飲んだ。
ギルド長ーーガランの机の端に凭れて。

背後でせっせと書類を捌いていたガランが、顔を上げ、同じくドアへと目を向けた。

「出せってうるせぇんだ…でも猫のせいでクシャミが止まらねぇ奴もいるし、ギルドん中うろうろさせる訳にもいかねぇだろ…たまたまギルド員にはそんな輩いねぇから、世話は出来るんだが…何匹か貰っていかれたが、まだいっぱい居てよ…」

「だから外に放り出しゃ良いだろ!」

ランディが横から叫んだ。

「この街中にか?どっか安全な場所を見つけてやってくれって言われたんだよ!!蹴られでもしたらどうすんだ!!最近は人間も余裕ねぇんだから!!」

「あんな結界があるような、ないような村で育ってんだ!ちょっとやそっとじゃ死なねぇって言ってんだよ!!あの猫ども魔物追い払ったなんて話もあんだぞ!!」

「へえ、強いんだ。偶にいるよな、妙に強い野生の動物」

「猫は魔素と相性良いらしいぞ。猫が自分よりもデッケェ魔物を従属してたなんて昔話もあるくらい。かわいいよな」

朗らかに笑うガランは、死ぬ時に耐えられないからと自分じゃ飼えない程の動物好きだ。だったら長寿である魔物を従属させれば良いが、魔術の技量がないため不可能だった。

「そんな賢いなら1匹でも生きていけんだろ!ニャーニャーニャーニャー!!うるせえったらありゃしねぇ!!」

言いながらランディは何か袋を掴んで、猫が鳴く部屋へと向かって行った。「これでも食ってろ!!」と、『贅沢猫ライフ』と書いてある袋の中身をぶち撒ける。

一斉に猫たちが何かを夢中で食べ始める様子が隙間から見える。

「何あれ」

ジンが尋ねると、ガランが呆れた顔で呟いた。

「あんな事言いながらすぐオヤツやるんだよ、ランディの奴…太るから良くねぇって言ったら、じゃあつってカリカリ買ってきやがって…気に入られる気満々じゃねぇか」

「ランディは飼わないのか」

「もう3匹連れて帰ってるよ。娘ん所にも1匹。孫とも仲良いってデレデレだよ」

「家にもいるのに他所の猫も可愛がるんだな」

意外だな、と猫に纏わりつかれているランディを見る。ニャーニャーうるさいと言うのも、あの狭い部屋に閉じ込められて可哀想だと言ってるのかもしれない。

「……拾われなくても良いなら、俺が安全な所に連れてってやろうか?」

「……お前にアテがあんのか?」

「うん、まあ」

最も結界が強く、最も広い王国一安全な敷地。

王宮。

後方は森に囲われているので、元々、城壁を超えられる野生動物が度々庭で目撃されていたらしい。
だが、最近は狩場から逃げ込むネズミやイタチなどが急増し、庭や食糧庫を荒らして困っていると聞いた。
『猫でも飼うか』と国王が酒の席で言っていたのを思い出す。

紅茶を飲み干しながら、ガランが差し出す新たな依頼書を受け取った。溜まっていた報告書の提出と、緊急ではないが他の登録者達では達成不可能な依頼を纏めて受け取りに来たのだ。

「うーん、マジで連れてってくれんなら、コレ渡しとくが」

「なに?腕輪?」

鈴がついた腕輪だ。しかし音が鈍い。

「村の連中は『猫呼び』って呼んでた。猫の世話する奴がその腕輪を付けるんだと。鈴を鳴らすと…まあ、全然鳴ってるように聞こえねぇが、猫が集まってくるから、飯ん時とか、毛繕いする時に使ってたんだと」

「闇が先か、光が先かって感じだな」

「どう言う意味だ」

「世話してる奴の腕輪なのか、腕輪してるから世話するのかって事」

「……はあ?」

理解出来なかったらしいガランに、「何でもないよ」と告げ、報告書を『空間収納』へ仕舞い込み、腕輪を受け取る。
そろそろ行くかと凭れていた机の端から腰を上げた時だ。

「あ!良かった!ジンさんまだ居ましたね!」

受付から続くドアから慌てて入って来たギルド員が、そのまま慌てて駆け寄って来る。

「俺に用か?」

「いえ、俺ではなくて……シュバリエを名乗る方です。何でも、王国騎士団の団長とか…」

「あっ!また来たのか!」

ギルド員の言葉にガランが反応した。

「また?」

「いや、実は何日か前から時々来るんだ。ジンはいるかって。騎士団がお前に何の用があるんだって聞いても、話がしたいとか、聞きたいことがあるとか、なんか煮え切れない返事しかしねぇんだ。どうせいつも居ねぇから、今日も追い返すか?」

「……成程。いや、大丈夫。会うよ」

「「「「「「 えっ!!??? 」」」」」」

「え、なに」

職員一斉に声を上げたので、少しびっくりしてしまった。

「え?え?マジか?もしかして言った方が良かったか?」
「いや、ジンさん絶対会わないって思ってました…」
「騎士団長に会ってどうすんだ!?ついに捕まるかもしれねぇぞ!」
「ややややっぱり南部首長の件で職権濫用が問題になったんじゃ…!」
「天使様の方じゃ…!!??」

文字にするなら、やんややんや。言いたい放題だ。

「うるせぇな。良いだろ別に。お前、これに猫詰めてくれるか。全部入ると思うから」

「へ?」

「これで集まってくるらしいから。なるべく早くな」

突如、ジンの手に現れた黒い檻のような籠を突き出され、ギルド員は思わず受け取ってしまう。魔塔が作った魔物用の生体移送鞄だ。魔物の前に動物を使って確認作業が行われるので、猫でも問題ない筈だ。

見た事もない物を渡され呆然としているギルド員。籠の上に腕輪を乗せ、ジンは颯爽と歩き出した。

受付カウンターの後方に出る扉だ。カウンター越しにホールを眺めると、異質な存在はすぐ目に付いた。

間違いなくギルバートの父、ライオネル・シュバリエだ。

白地に銀の装飾の騎士服に、裏地が紺色の白いマントをして堂々としている。
魔物の素材から作られた装備を身に付ける登録者達の中では、その気品さと孤高な雰囲気は異色も異色だ。

訝しげ、更に不快感を丸出しで睨むようにライオネルには無遠慮な視線が注がれていた。
そこへ黒いマントを揺らし、ライオネルよりも背丈のあるジンが近付く。

誰もがハッとしたのは、ジンはライオネルと並んでも遜色ない気品を漂わせていると気付いたからだ。
かつ、背中から立ち上るのは殺気とは違う、剛の者独特の気配。

慌てて視線を逸らす者や逆に目を離せなくなった者。様々な視線は、ライオネルからジンへと移り変わった。

「………凄いな、君は」

思わず、ライオネルがポツリと漏らす。正直、居心地は悪かった。何度来ても門前払いで、歓迎など当たり前にされない場所だ。常に気を張っていなければ、どこで喧嘩を売られるか。何なら何度か売られたが、その度にギルド長や副ギルド長が間に入ってくれ事なきを得ただけだった。

それでもブーブーと文句を言っていた彼らが、ジンの登場だけで口を閉ざし、静まり返った。

「ここは完全な実力主義ですから。SSの俺に喧嘩を売るのは、今はもう居ませんね」

ライオネルには、このジンの声が、ほんの少しだけ、つまらなそうに聞こえた。
目線を上げる。ジンの目は周りへと向けられていた。

記憶にある彼よりも、少し大きく、より精悍さが増している。ライオネルも、少し圧倒されるくらいだ。

「俺は特別ギルド員でもあるので、登録者の登録に介入する事も出来ます。クビにされるのが怖いので、俺には関わらないようにしてるんですよ」

そう言って笑った彼の顔に、男性に興味のないライオネルですら息が止まった。
きっとジンに声を掛けられないのは、怖いからだけが理由ではないだろう。

「ジンさん…あの…これ…詰めました…」

ライオネルの思いとは裏腹に、そろそろと会話に入り込むギルド員がいる。

「腕輪は?」

「あ、こちらに」

「腕輪で集まった?」

「集まるどころか…なんか、言うこと聞いてくれました…」

「へえ」

ジンは面白そうに腕輪を見た後、「ありがと」と礼を言って籠を受け取った。ライオネルは空の籠を眺めた。
籠を右手に、ジンはライオネルへ向き直る。

「話があるんですよね?時間がないので歩きながらで良いですか?」

「あ、ああ、すまない。突然押し掛けて」

「いえ、大丈夫ですよ。行きましょう」

歩き出したジンにライオネルはついて行った。ホールを抜け、外に出て、そのまま隣合う牧場のような柵の方へと曲がった。

「それで、話とは?」

スッと速度を落として、ライオネルの隣へと並び、首を傾いだ。ライオネルは一瞬、顔を見上げて、すぐに躊躇いがちに正面へと顔を戻す。

「………息子の、ギルバートの事なんだが」

「はい」

「……最近、その、調子が良くないらしくてな」

ザッとジンが足を止めた。一歩踏み出した所で、ライオネルが振り返る。フードが風に揺れ、ジンの顔の半分を扇ぐように隠していた。暗がりから覗く赤褐色の目が、ライオネルを不思議そうに眺めている。

「俺にその話をして、どうするんです?俺との接点は望んでいないでしょう?」

ライオネルの話など、ギルバートの事に決まっている。ライオネルが会いに来る事は夢にも思ってなかったが、会いに来た理由くらいは予想出来た。

だが、それでも本当に分からない。何故、自分に相談しようとするのか。

最後まで話を聞くべきかと思いつつも、内情を既に知っているし、ライオネル相手に気を使う必要性は感じなかった。

例えギルバートの親であっても。
決別を誓った相手でもあるのだから。

ライオネルは半身を振り返った状態で止まった。
ギルバートに良く似た顔立ちが、後悔なのか、悲しみなのか、複雑な感情により歪められた。

流石に、ちょっとドキッとした。ギルバートが顔を歪めたように見えて。

「………私に話してくれない。騎乗試合の日、ギルはわざと負けたんだ。きっと何か、理由があると、尋ねて、怒らせてしまった」

(あー…想像出来るな)

「それから、私に近付かない。家族での食事会にも来てくれない。きっと、あの日、私は間違えたんだ。だから私はもう、息子に信頼されていない」

「…それは飛躍し過ぎでは。俺の知ってる息子さんなら、たった一回腹が立ったくらいで、相手を嫌う奴じゃありませんよ。それも、貴方を」

「信じていたからこそ、裏切られたら余計に辛い時があるだろ。……私も、今、部下達を信頼出来ない」

「……何故です?王宮騎士団の統率力は国内一を誇るのに」

「誰も私に教えてくれない。わざと、私の耳に入らないように、何か隠している。…息子は今、とある人物の専属護衛に任命された。それは誇らしい事だ。実力を認められた何よりの証拠だ。相手も相手だ。長い期間でもないだろうと、良い経験になれば良いと、私は許可を出した。……それが間違いだとしても、許可を出さざるなかった」

「………だったら、貴方は悪くないでしょう。何か、後悔されてるんですか」

「……どんどん息子の顔色が悪くなってる。そこまで過酷な任務じゃないのに。訓練中の様子も変だ。なのに、誰に聞いても、まともな返事をしないんだ。息子の隊の隊長も、昔は溌剌とした男だったのに、今では縮こまり、私から目を逸らす。だが彼を責めれば、他の奴らが私を宥めるんだ」

まあ、そうだろうな、とジンは思った。

カラス達の報告書には、ギルバートがライオネルを含む騎士団を巻き込むまいと遠ざけている旨も記載されていた。
騎士団はライオネルの親心が、過剰な反応をする事を心配しているのだ。もしライオネルが、今のギルバートの状況に腹を立て、王太子や国王へ異議申し立てでもしてしまえば、状況はより悪化する。

折角のギルバートの身を削った献身も無駄になる。

ライオネルが冷静さを欠くことを恐れ、騎士団は一丸となって情報を操作しているのだろう。

その空気をライオネルは感じ取り、孤独と不信感、そして息子の情緒不安定な様子への心配も高まり、1人で苦しんでいるようだ。

(……騎士団って、悪い方向にも一致団結すんだな。いやまあ、悪い訳でもねぇのか)

王宮とは独特の空間だ。平民はもちろん、貴族とて全てを理解し得る事は出来ないだろう。
なんでそんな事に悩むのか、嫌なら嫌と言えば良いーーなんてそんな言葉は通用しない。

一方では誰もが羨む、何でも手に入る煌びやかな世界の頂き。
一方では良心や常識の通じない、真っ黒な権力に溺れる底辺。

頂点とは、ひっくり返れば真逆に位置するものだ。

半端な位置にいる者達が、右往左往するのも仕方ない。

それにしても、息子のかつての友人、それも心を奪ったと思う相手に相談しなければいけない程、苛まれたライオネルは少々哀れではある。

「……部下の方は分かりませんが、息子さんは話せる時が来たら話す気なんだと思います。今は彼を信じて待っていれば良いんじゃないですか」

ライオネルや家族を蔑ろにしてる訳じゃない。ギルバートに余裕がない事もあるだろうが、何より巻き込みたくない一心なのだろう。

物理的に距離を置くしか出来ないのは不器用故と、ジンは何となく理解した。

ライオネルは何故か、驚いたような顔をした。ジンは首を傾げつつ、再び歩き出す。
隣を通り過ぎた時、ライオネルが呟いた。

「………君になら、話すんじゃないかって」

「え?」

顔だけ振り返る。ライオネルはサッと踵を返してついて来た。その歩き方が、本当にギルバートそっくりで笑ってしまいそうになる。

「君は、ギルを理解してくれてる。卒業してから、会っていないだろうに。だから君になら」

「………アイツは俺に会いたくないと思いますよ。俺の前では、強い男で居たいんですから」

ほんの少し微笑んで、まるで思い出を話すように柔らか口調で言うものだから、ライオネルは言葉が出なかった。

ジンはまた顔だけを向けて、ライオネルの肩を叩いた。気安いかもしれないが、怒られはしないだろう。

「貴方の前でも、強い息子で居たいんですよ」

「そんな…家族なのに」

「家族だと何か違うんですか?言いたくない事は、誰に対しても言わなくて良いでしょ」

自分など、これまでの半生隠し事しかなかったくらいだ。家族だろうが、それぞれの意識や感情がある以上は何もかもを分かち合えるとは限らない。

「……だが」

「寧ろ、家族だからこそ、秘密ごと受け止めて欲しいですけどね」

特にシュバリエ家は、そうであって欲しいと強く願う。

手入れされた前庭、片付いた室内、壁一面の家族の肖像画。良く似た夫婦に、瓜二つの息子達。
甘いお菓子の匂いがする、温かな家。

あの家の空気を、今でもはっきり思い出せる。
あの家に、ギルバートが帰れるようにして欲しい。

「たったひとつ言えないくらいで、壊れるような家族じゃないでしょ。シュバリエ家は」

そこまで呟いて、なんだか面映い気持ちになってジンは密やかに苦笑いをした。

たった一度家に招かれたぐらいで、何を偉そうに。
家族について偉そうに語れる事など自分にはないのに。

そんな気持ちになったが、ふと目を向けた時、ライオネルは憑き物が落ちたような顔をしていた。よく分からないが、何か悟ったのだろうとジンは思い、柵に足を掛ける。

「大丈夫です。アイツは。その内、元気になって、また貴方を追いかけますよ」

「……ほっといて、大丈夫だろうか」

「ほっとくんじゃないんです。待ってあげるんです。息子を信じて。息子は貴方が待ってくれていると信じてる筈ですし。ね、ギルのお父さん」

ジンは揶揄うように言うと、片手で軽やかに高い柵を登り、頂点を蹴るように飛び降りた。

落下するのかと思ったら、一陣の風が舞い上がる。
ジンの足元に小さな影が現れたと思ったら、みるみる大きくなって、真っ黒なドラゴンになった。

ライオネルは初めて見るドラゴンに息が止まった。太陽光すら吸い込むような真っ黒な鱗に、星を散りばめた夜のような瞳。目があったのは一瞬だけなのに、その威厳ある気配に圧倒される。鳥肌が立ち、畏怖が全身を震わせた。なのに、目が離せない。

その背に悠々とジンは立ち、風で脱げたフードから笑みを溢して、手を振った。




「大丈夫ですよ」




風に乗って耳に届く声。気付けばジンの足元にはフィルが立っていた。ジンの腰以上ある大きな狼。一度庭で見たことがあるとライオネルは気付くが、あの時よりも大きな姿に、巷で噂されているフェンリルがこの子なのかと理解した。

「うお、すげえ!!ドラゴンが飛んでるぞ!」
「初めて見れた!!やべー!!」
「マジで飛べんだ!!?マジで飛べんだ!!」

呆然とするライオネルの周囲に、ドラゴに気付いた連中が駆け寄ってくる。ギルドの窓から覗く者や、ギルドとは関係ない通行人まで指を差す。腰を抜かす人の姿も見えたので、ジンはドラゴに『隠密』を掛けさせ、フィルはステルスマントで覆い隠す。



今、ユリウスが動いてくれている最中だ。
ライオネルに余計な動きをされると困る。



地面に取り残され、呆然と空を見上げるライオネルの心情は分からない。
だが、騒ぎ立てたりしないだろう。


.
.
.


ジンの想定通り、ライオネルはあれ以降、騎士団でもギルバートの件には触れないようになった。

副団長達も、ギルバートの件をいつ聞かれるかと気を張っていたが、もう聞かないのだと分かると安堵し、今は前のようにライオネルと接しているようだ。



(あの日の言葉が親父さんを動かしたのかは分かんねぇが、良かった良かった)



穏やかに眠るギルバートの顔を眺め、もう一度、そっと灰色の髪を撫でると、ジンは姿を消した。
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