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再会編

砂を染める夕陽1

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中央から南下し、豊かな森林地帯を抜けると乾いた風が吹く山岳地帯へ入る。太陽の威光を称えるように、雲がその身を隠した気がする。

(眩しい)

煌々と太陽が照り付ける赤い岩肌を、黒い馬の蹄が駆け上がる。頂きへ立つと吹き抜けた風が、馬に乗るジンのマントを翻す。長いたてがみの靡きが収まると、眼下には一面の砂漠が広がった。砂塵避けに頭に巻いた布から見える赤褐色の目が、砂漠の先に見える小さな影を捉える。建物、そして少ないが木々の影。そこに住むだろう人の事を思い、目を細めた。
腰の鞄から草臥れてしまった葉書を取り出す。夕焼けが描かれた絵葉書だ。綴られた文字を見て、再びまだ遠い影へと目を向けた。

―――ゴオ…

風の唸りが聞こえると、岩肌さえ覆い被さるような巨大な影がジンと馬を覆う。頭上を見上げるとドラゴが翼を大きく広げて、太陽を飲み込むように飛んでいる。

「ドラゴ、もうすぐ会えるぞ」

「オレ様は先に腹ごしらえだ」

「……そうか、じゃあ何かあったら戻って来いよ」

ジンは笑った。先に周辺の見回りに行くらしい。恐らく、久々に会える友人への土産を探すつもりなのだろう。溶けるように姿が空へと消えるとジンは馬を踵で軽く蹴り、登って来た岩肌を駆け下りる。どんな傾斜だろうが、どんな障害物だろうが、馬は軽々と駆け抜けていく。

「……フィルより乗り心地が良いな」

真面目に乗ったのはこれが初めてだったが、やはり狼と馬では構造上の乗りやすさが段違いだ。鞍や手綱のおかげもあるだろうが。暫く走ると岩陰に置いて来た馬車と、銀色の馬が見えて来た。近寄ると銀馬と黒馬は、ツノがぶつからないように頭を寄せ合う。ジンは馬から降り、馬車の中や岩陰に寝そべる人々へと顔を向けた。国と狩猟ギルドの合同で作られた調査団の5人だ。

「そろそろ出発するぞ、準備しろ」

馬から鞍を外し、代わりに馬車へと繋げる。声を掛けると寝そべっていた調査団達がよろよろと起き上がり、這いずるように馬車の後ろへと乗り込んでいく。ジンはまだ下半身が乗っていない男の足を掴んで、中へと放り込む。

「うう…ッ!SS冒険者こわい…」
「ジン殿、そのもう少し丁重に…」
「回復薬じゃ症状は治まっても、酔い止めにはならないんですね…」
「砂漠がまってるがんばる砂漠をみるんだがんばる」
「オアシス…蜃気楼…遺跡…」

「頼むからしっかりしてくれよ。仕事だろ」

情けない姿を見下ろしながら、右手を馬車へと翳し衝撃緩和や調査員達が飛び出したりしないようにと結界を張る。ジンは御者台へと戻り、横になっていた元冒険者だったと言う老年の御者の隣へ座った。御者は手袋を着け直し、手綱を握る。

「……またかっ飛ばすのか」

御者が呆れ半分、恐れ半分で聞いてきた。ゆったりと凭れたジンが、御者の顔を見て目を細める。

「………何か問題か?」

その声に御者はぶるりと身を震わせて前を向く。

「ナムサン!!」

知らない掛け声を上げて、御者は手綱を揺らした。走り出した雄々しい蹄の音に、背後から悲鳴が聞こえるがジンの意識は目的地に集中している。

(フィルも来たがってたけど…へばるの目に見えてるからな)

西部地方の火山地帯から帰ったばかりだったので、今回はお休みさせたのだ。カカココと仲が良かった分、本当に残念そうだったが、暑さ対策なしでは南部の気温に耐え切れないだろう。ロキが魔塔の魔具製作チームと共に色々と考えてくれている最中だ。装着型だといつの間にか外してしまうし、魔力が随時放出されるタイプだとドラゴが嫌がる(近くにいるだけなのに)上に、魔力に敏感な魔物が無意味に寄って来るので、かなり難航している。

今頃、ロキと共に涼しい場所でオヤツでも食べているだろう。

ジンは鞄から再び葉書を取り出す。短い文面に綴られた名前サイン。北部辺境ギルドへ送られていた葉書は、各地へ飛び回っていたジンの手元へと届いたのが3か月前だった。日付を見るとSSランクの昇格が公開された数週間後に送られたものと分かる。つまり、今から凡そ1年前。書いては悩み、悩んでは書いて、結局送れない返事が積み重なった。

「…直接会えるなら、それが一番良い返事になるよな」

葉書の絵を優しく撫でる。送り主の目を思い出させる、優しく、眩いオレンジの夕焼け。

卒業後から計算すると、彼に、イルラに会うのは1年半ぶりだ。

いそいそと葉書を戻し、ジンは徐に立ち上がる。御者がぎょっとして見上げて来る。黒馬と銀馬は長い鬣と尻尾を風に靡かせて優雅にしているが、馬車は倒れないのが不思議なほどに前後左右に大きく揺れている真っ最中だ。

「なに立ってんだ!!あぶねえだろ!!!」

「余計なモンを土産に連れて行く訳にはいかねぇだろ。こいつらよろしく」

「おい待て待て待て!!!従属主がいなくなるな!!!あああああーーーーー!!」

御者の叫びは虚しく響き、その声に馬車の中からも悲鳴が上がった。

「護衛が護衛に回ったらダメって変だろ」

悲鳴に笑いながら、ジンは馬車の後ろへと飛んだ。シャッと刃の音を鳴らし、右手に黒い短剣を握る。目前には空から滑空してくる二つ首の巨大鷲。人の3倍はあるであろう鳥型の魔物。双頭を震わせ、片方は嘴の中で魔力を溜め、片方が大きく嘴を開く。

馬車から見ていた調査団の1人が、後に、一太刀の閃光が太陽すら切り裂いたと言ったとか言わなかったとか。

.
.
.

南部の玄関と言われているアルルアの村。オアシスの名残である草や木が、石造りの四角い家々の合間から見える。ガラスのない窓も多く、何らかの木材で作られた庇や簾が主な仕切りになっているようだ。扉もあったりなかったり、中には布だけで覆われていたりする。その上、風通りの為か、きっちりと閉めている家は少なく、中が丸見えだ。
外観と違い、家の中は家具や布製品が色彩豊かで可愛らしさすらあった。

ジンが呑気に御者台から見える景色を楽しんでいる時、村人達は大型の馬が率いる馬車の到着に驚き、遠巻きに人垣を作り出していた。ゆっくりと広い敷地を選んで止まると、よろよろと馬車から調査団員達が降りて来る。さっきまで着ていなかった、国から支給された白衣を身に着けて。職務を全うする意識を感じた。えらい。

ジンも降り立ち、馬2頭を労いながら周囲へと目を向けた。村民は皆、同じような恰好をしている。色素の薄い髪に褐色の肌。白をベースにした布を巻いたり、履いたりしてるだけで、随分と薄着なのだが、首や腕など身体の至る所に装飾品が光っている。新鮮な恰好だ。上半身が裸のせいで装飾品だけが目立つ男も多い。

(……これは、いろいろ期待するな)

友の肌を想像し、邪な考えを巡らせてしまう。随分と余裕が出たものだ。卒業の後、少しばかり柄にもなく落ち込んでいた時期もあったと言うのに。

ふっと息を吐いて、思考を止めた。調査団達へ言った事だが、仕事で来ているのはジンも同じ。気を引き締めようと心を決めた瞬間、人垣が割れて現れた人影の姿を見て、何もかも吹っ飛んでしまった。

白銀の短い髪に、艶やかな褐色肌、オレンジ色の猫目に小さな鼻、先細る形の良い顎。長く細い首元には大振りの金のネックレスが鎖骨を守る。左肩から深紅の布を斜めに羽織り、細い腰で金紐で留めていた。足首の見える緩いズボンに、素足に履かれたサンダルのような靴。

首には大きくなった白い双頭の大蛇がいて、長い尻尾が地面スレスレで揺れている。

(イルラ)

堪えようのない笑みが頬を緩ませる。イルラも気付いたらしく、足を止め、ジンを見詰める。猫目が驚いている。ほとんど反射だった。顔の布を剥ぎ取り、イルラへと大股で近付く。

「……ジン」

彼の声が耳をくすぐる。それだけで感極まるようだ。

「久しぶり、イルラ。卒業式以来だな、元気にしてたか」

コントロールしようにも、どうにも感情が上手く抑えられない。じっと見てくるオレンジの目に意識が吸い寄せられてしまう。少しだけ背が伸びたように見える。生憎と自分も伸びているので、その差はほとんど変わらないようだが。

「………ホントに、オマエが護衛だったのか」

思わぬ言葉にジンは少しだけ冷静になれた。

「ホントにって?俺が来ると誰かに聞いてたのか?」

調査依頼を受けたのは南部辺境ギルドだが、内容的に中央ギルドへと回されていた。ジンはとある特権持ちになったので、どのギルドからも全ての地区の依頼を見る事が出来る。と言っても、通信映像による目視とギルド員からの口頭による説明で、自由には見れないが。西部にいたジンへガランが今回の調査依頼を教えてくれたのだ。ガランはどうやら働き詰めのジンへ、少しでも休暇を取らせたくて提案したようだった。すぐに了承はしたが、例年に比べて増え始めたSランク以上の緊急招集でも起こればジンは必ず出動する。そういう契約の上での特権なのだ。だから、行けない場合を考慮し、護衛の名前は伏せていた筈なのだが。

「…イヤ、こっちの話だ、何でもない」

イルラは変わらない。冷静で淡々としている。懐かしく、やはり嬉しさが胸をいっぱいにする。しかし感情のままに動いて、みっともない姿を見せたくはない。抱きしめたい気持ちを堪えつつ、カカココにも挨拶しようと近付いた。

「それより、調査団の代表は」

しかし、ふいっとイルラが顔を逸らすようにジンの背後へ視線を向けてしまう。カカココは少しだけ困ったように、片方がジンを、片方がイルラを見ている。

卒業後、イルラが首長になった事は南部辺境ギルドのギルド長から聞いた。南部辺境ギルドと言っても、先程超えて来た赤い山岳地帯の向こう側にあり、砂漠地帯からは遠く離れているので、ギルド長も直に聞いたのではなく、首長の名前の変更を書類で見たと言う、風の噂程度の話だ。

砂漠地帯は砂漠の民のテリトリーで、国の息が掛かった施設も役人も置きたがらない。その代わり、冒険者の出入りは許してくれる。砂漠の男達のほとんどが自ら狩りを行うハンター達なので、狩猟仲間として歓迎されるそうだ。だから南部辺境ギルドなど、ギルドとは名ばかりでただの受付でしかない。ここへ来る前に南部辺境ギルドへ寄って来たが、まるでビーチバーのようだった。素材の売買も少なく、人の出入りもほとんどないので、随分と歓迎されたものだ。

『新しい首長が、ギルドを砂漠に作って良いと言ってくれるコトを期待してる。そこんトコ、ヨロシク』

日に焼けた陽気なギルド長に背中を叩かれ、見送られたのだが。

(…まだ1年半だもんな、緊張もするしプレッシャーもあるよな)

あまり重荷になりそうな事は言わない方が良さそうだと、陽気なギルド長のお願いはなかった事にした。きちんと首長としての仕事をしようとするイルラの邪魔をしたくない。ジンは馬車から降りた調査団へと顔を向ける。中年の痩せた男と目が合うと、顎をしゃくった。男はすぐに気付いて、近くにいた若い女に声を掛けると、2人でイルラの前へと出た。

「お初にお目に掛かります、調査団代表のジーモンと申します」

痩せた男が頭を下げた。

「代表補佐のロージーと申します」

次に女が頭を下げる。どちらも背がイルラより高いが、柔和で物静かな印象を与えるだろう。疲れは見えるがイルラに会えた事を嬉しそうにしている。イルラにも伝わったのか、少しだけ肩の力が抜けたように思う。

「首長のイルラ・ウィラ・ククルカだ。ご足労痛み入る。長旅で疲れたと思う、テントを用意しているので、ひとまずゆっくり休んでくれ」

(ウィラ?)

学生時代にはなかったミドルネーム。気にはなったが会話の腰を折る訳にも行かず、聞き流す。

「お心遣い感謝致します。では一休みの後、詳しい日程と調査内容についてご説明致しますね」

ジーモンは懇切丁寧に礼をした。しかし声はへろへろだ。

「ああ、承知した。コナ、テントまで案内を」

「ハッ」

イルラの後ろについて来ていた体格のいい男が、調査団達を引き連れていくのを眺める。馬がこちらを見たので、指で付いて行くようにと指し示すと、ゆっくりと馬車を牽いていく。ジンは視線を隣のイルラへと戻した。

「…オマエも行け」

「え?でも俺、疲れてないし」

小柄だが堂々とした態度は相変わらずだ。それにしても顔を見てくれない上に、寂しい事を言う。

「…疲れないワケない」

呆れたような声が返って来た。確かに砂漠までの道のりはとても楽とは言い難かった。ドラゴに乗って空から来た方が圧倒的に早いが、突然のドラゴンの襲来は人々の心臓に悪いだろうし、何より調査団を連れて来なければならなかったので陸地を走る事になったのだ。ドラゴがジン以外を背に乗せる事はあり得ないので。

薄っすらとした疲労感はあるが、イルラと会いたいが為に走る道は辛くなかったし、会えた今は何もかもがどうでも良く思えた。

こちらを見てくれないイルラの耳へと口を寄せた。こうやって、誰かの為に腰を折るのも久々だ。

「イルラ、その恰好…ちょっとエッチじゃない?」

ぼそぼそと吹き込むように囁くと、イルラの表情筋が動いた。脱力するように呆れた顔へと。そして眉を顰めて怪訝な瞳を向けて来た。目が合うと、それだけで嬉しくなる。

「やっと目が合ったな」

「……何を、言ってる、オマエ」

バカなのか?と続きそうな言葉と共に、肩を押され、再び目を逸らされた。でもターバンから覗く耳の先が赤らんでいると目敏く気付き、頬は緩みっぱなしだ。

「だってホントにエッチだし。なんで胸隠してるんだ、腹は出してるのに」

イルラが盛大な溜息を吐いた。

「コレは、この村の普段着だ。胸の布は装備品で擦れないように、サポートとして着けている。周りを見ろ、みんな似た格好だ」

背筋を伸ばし、周囲を見渡した。そんな事、言われなくとも百も承知だ。

「…でもやっぱりエッチだよ」

原始的な生活をしているからか、働き盛りの男達の肉体は出来上がっているし、イルラと同じように胸を覆った服の男もいる。だが違う。

「お前だけ」

顔の整った男も、色気のある男も、隣に立つ男には敵わない。目を惹くのも、そそられるのも、ここではイルラだけだ。目線を戻すと、イルラもこちらを見上げていた。ツンと上がった目尻から伸びる長い睫毛が、まるで化粧のように見える。目尻が薄らと赤らんでいる所も。

「な、にを…」

「お前だけだよ、そんな風に見えるのは」

葉書を見つけた時、込み上げる思いに泣きそうになったと伝えたい。挨拶もせずに消えた俺を祝ってくれた優しいお前。期待してしまう。

お前が良いのなら、以前のように、特別な友人に戻りたい。その唇で、柔らかな声で、名を呼んで欲しい。小柄な身に収まり切らない大きな心で、また俺を包んで欲しい。

赤らんだ頬に触れたくて手を伸ばす。彼が拒まなければ、そのまま抱きしめてしまいたい。村民の前だから、キスは我慢する。だからーー

「首長!!」

突然の大声に、止まっていた時間が動き出す。イルラは我に返ったように顔を逸らし、声の方へと振り向いた。ジンは見なくても声の主が分かる。

「どうした、何かあったのか」

駆け寄って来たのは、先程イルラの後ろにいたコナと言う男だ。
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