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学園編 2年目

男爵家男孫の休日 神と獣2

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ジンは顎でしゃくるように頷いて、発言を許可した。

「その条件で解放すると言うのなら、私も賛成しよう」

ローガンの言葉に若い神官は怒りで顔を歪めた。ジンには本能的に勝てないと分かってるが、ローガンには勝てると思ってるのだろう。その口が言葉を発する前に、ジンが手の甲で遮る。目が合うと、神官は開き掛けた口を悔しげに閉じた。

「ただ、その前に知っていて欲しい。この子がすでに11名もの人を犠牲にした事を」

その言葉に場が冷えていく。
神官の唇が戦慄いた。ジンは手を下ろす。まるで発言を許すような仕草で、神官は知らずに意図に沿うように話し出した。

「さ、さっき死亡被害者数はゼロだと!!」

「11名は討伐に向かってくれた登録者達と、調査員です」

信徒達がざわめく。

「なぜそんな人数を誤魔化すような言い方を…」

「……何をおっしゃるやら。神殿が水増ししてると抗議したからですよ。被害者数に冒険者達を含むのはおかしいと」

「………な、なに…」

知らなかったらしい若き神官と、信徒達。連れの神官達の中には知ってる者も居たのか、それぞれ目を合わせ、気配を消している。

「だからギルド登録者達はギルド員を含め全員、殉職した場合でも被害者数には含めないようになりました。
彼らが何故亡くなったのか、何と戦ったのか、知ってるのは遺族と、我々ギルド関係者のみです。
それが本当の被害状況と言えるのか甚だ疑問ですが、我々は出来る限りの譲歩をしています」

ローガンの目には悲しみと怒りが見える。本当に登録者達に心を砕いてくれているのが伝わってくる。

「神殿からすれば、ギルド関係者、特に登録者である冒険者とハンターは自殺志願者に当たるそうですね。それもまた命の冒涜として、自業自得として、被害者とは言えないと、それが神殿の声明でしたよね」

「…そ、それは……」

「亡くなった11名の内、3名の調査員は最期までヒノグマを何とか落ち着かせようと頑張ってくれた方々です。護衛として付いていた4名は、他の調査員を逃す為に盾になり、残りの4名は村人を守る為に、本当に死ぬまで戦ってくれた方です。まともな亡骸すらない。…彼らの殆どの部分は、そこのヒノグマの腹の中ですから」

「………」

ローガンが黙ると、沈黙が下りた。
登録者達は黙祷のように黙り込み、信徒達は今初めて狩猟ギルドの戦いが命懸けだと言う事を実感したのか、言葉を失っている。

「あの村が故郷の者など1人も居ませんでした。彼らは赤の他人の為に、命を賭した人々です。……貴方達も、命を賭けて下さるなら、解放に同意しますし、立ち会いに私も参加します。透影さん、よろしいですか?」

「…ああ。では、狩猟ギルドからの立ち会いは俺とギルド長で行う。神殿側は……どうした?顔色が悪いが?」

ローガンの問い掛けに深く頷いて、ジンは横を見た。若い神官は白い肌を土気色にしていた。
覗き込むと、美形が残念なほどに情けない顔になっている。

「わた、私は、私たちは、ただ、ギルドの横暴を止めようと」

「…ギルドが動かなかったら、村人から11人以上の犠牲が出ただろうな。それでも、俺達がやった事は横暴か?」

「だ、だが、…話がちが…わた、私は正しい道に信徒達を導くよう、言付かっただけで…『祝福』を、ふ、普及するのは、狩猟ギルドの横暴を止めるのが、いちばんだと…ア、アポロン様が…」

思わぬ所で思わぬ名前を聞いて、ジンは流石に驚いた。
若い神官はおろおろと、そしてぶつぶつと、似たようなことを繰り返すだけだ。
ジンは神官の耳にだけ届くように小さく尋ねる。

「なあ、あの女達に掛かってる『祝福』は、誰が掛けた?お前か?」

「ち、違う!!」

怒られるとでも思ってるのか、神官は怯えたように頭を振った。

「じゃあ、アポロン様?」

「……そ、そう言う、事になっている」

「……そう言うこと?」

「わ、私はなにを……何でもない、私は何も…」

口を滑らせましたと全身で表現するような動きをしてから、神官はまた壊れた玩具のように、ぶつぶつと呟くだけになった。

(…先輩の時も思ったけど、神官って色々耐性弱くないか?……まあ、生まれた時からチヤホヤされてりゃ、打たれ弱くもなるか…)

「うーん」と小さく唸ってから、ジンは神官を初めて真正面から見た。神官はジンより小さいので、それだけで怯えたように更に縮こまった。

「神殿側から立ち会い人を出すのは無理そうだな。お疲れさん、今日は帰って寝ると良い」

ポンと肩を叩く。若い神官はビクッと身を跳ねさせて固まった。
他の連中も全員がポカンとした。

「えっ…?え…?」

「ほら、手を貸してやるから降りて」

戸惑う神官の手を掴み腰を押しながら階段を降り、近場の神官へと引き渡す。

「今日はもう立ち会いは良いから。解放役したい奴も居ないんだろ。信徒達がビビってるし、帰ってケアでもしてやれよ。馬車はあるのか?呼ぼうか?」

甲斐甲斐しく(図々しさを込めて)尋ねると、神官達は怯んで「あります…大丈夫です」と言って引き返す。
何名かは不満そうだったが、ジンが少し殺気立つとそそくさと声も発さずに集団へと混ざり込んだ。

(…ギルドと神殿ってこんな感じだったのか。北部では見た事なかったし、中央に来てからも意識してなかったから知らなかったな)

シヴァとの出会いで漸く神殿への意識が芽生えたのだと自覚した。去っていく白い集団の背中を眺めていると、ローガンが近寄って来た。

透影すきかげくん」

「ギルド長、すみません。しゃしゃり出て」

「いや、助かったよ。おかげで言いたい事も言えましたし。話、全然聞いてくれなくてねぇ。私も頭に血が昇っちゃって……駄目だねぇ…」

ローガンは眼鏡を外して目頭を揉む。本当に疲れたのだろう、心労が顔に出ている。
先程まではしゃんとした雰囲気の老紳士だったのに、ちょっと可愛いだけのふくよかなおじいちゃんに見える。

「俺の知ってる神官は強く出ると出る程、強く返して来るんですよ。ああ言うタイプは一旦受け入れると案外丸め込まれます」

「……透影くんのは、『強く出る』に入ってないのかい?」

「えっ?かなり譲歩してましたよね?」

「………君は強いねぇ」

「強かったですか?そうですか、ありがとうございます」

淡々とした返しにローガンは笑った。
ジンも狼口の下で微笑む。呑気にしているが、2人の後ろではヒノグマがガウガウ言いながら檻から手を出して暴れていた。

「それじゃあ俺はこれで。移送頑張って下さい」

「ああ、ありがとう」

ローガンへ会釈し、黙って見ていた冒険者やハンターの間を突っ切る。人の輪から抜ける頃、待機させていたフィルがサッと足元へ駆け寄って来る。
左肩へは見えないドラゴが乗った。

(…そういえば、先輩はギルドの事どう思ってんだろうか。まあ、大方予想はつくが)

「時間が勿体ない。走るぞ」

「わんっ!!」

「オレ様がいちばんだ!!!」

狼口とフードを整え、風に紛れるようにジンは駆け出した。あっという間に姿を消したジンに、ローガン達は声も出せずに驚いていた。

.
.
.


「狩猟ギルドについて、ですか?」

「そう、先輩はどう思ってんのかなって」

あの日の翌々日、シヴァ専用の礼拝堂。後輩達への聖書の解き明かしを終えたシヴァの手伝いに来たジンは、片付けの片手間に問い掛けた。

「何故そんな事を気にするのです?」

(まあ、そう来るよな)

シヴァの疑問返しは良くある反応だった。
貴族も神殿と同じく、狩猟ギルドと仲良くはないから。

ハンターや冒険者達の素行や態度が気に食わないとか、野蛮で下等な生業として偏見を持たれているなどの理由だ。そしてそんな態度に貴族を嫌い、金蔓としてしか見ないハンター・冒険者も多いので、仲良しこよしは現状無理だろう。
しかしこちらはそれぞれ個人差があるし、切っても切れない間柄なので神殿よりは付き合いやすい。

それ以前に難しく考えなくとも、ジンには最適解の返事言い訳がある。

「俺の出身を知ってるだろ。北部ではギルドは大事な存在だからさ。中央に来てから神殿がギルドを嫌ってるって話、初めて知って。先輩はどうなのかなって気になっただけ」

「……そうですね」

シヴァはジンに向けていた顔を、手元の磨き途中だった燭台に戻す。

「貴方からすれば、反論がとても出る意見になると思いますが、それでも聞きますか?」

声量を落とされた声でも、2人しか居ない礼拝堂ではよく通る。ジンは使用済みの蝋燭(高級)を箱に詰める作業をしていたのだが、手を止めた。

「………成長したな先輩」

「どう言う意味ですか!」

「いや、今までなら俺がどう感じるかなんて気にせず、問答無用で自分の意見を言ってただろ」

「私を配慮に欠けた人間のように言わないで下さい!」

「全部が全部欠けてるとは思ってねぇよ」

「一部欠けてると言ってるじゃないですか!」

暫く反省していてしおらしかったが、徐々に持ち直したらしく今ではすっかり元気だ。ぷりぷりと怒ると言う表現がよく似合うシヴァへ、ジンは近付く。途端にぐっと息を飲んで唇を硬く閉じた。

「…全部に配慮出来てたって、自信持って言える?」

燭台を乗せた机に手を置いて、少し背の低いシヴァの顔を覗き込むようにわざとらしく顔を寄せた。
澄んだ空色の目が逃げて伏せられた。
何も言わないまま、顔を赤くしている。

「………」

「………」

静かになってしまった。ガチ反省を思い起こさせてしまったらしい。失敗した。

「…しおらし過ぎると味気ねぇ身体になったみてぇ。ほら、さっきみたいに怒れよ。怒らせたくて言ったんだから」

(俺に反省するのはもう十分ですよ先輩)と心の声。
ぎゃあぎゃあと喚き散らすシヴァとのやり取りが恋しい。

「っっ!!」

頬をツンツン突くとバシッと叩き落とされた。

「悪趣味ですよ!!」

「まあな。俺、腹に悪魔飼ってるから」

「あ、あ、悪魔を認めるんですか!!」

「悪魔に意地悪されんのが好きな天使様がいるらしいからね」

「……ッッッ!!!」

身に覚えがあるらしく(なかったら困るが)シヴァは折角落ち着き始めた肌をまた真っ赤に染め上げた。
ぶわわとフェロモンを撒き散らしながら、言い返さないまま唇を噛み締めている。

(うーん…俺の感覚として、泣かせたくなるってのは結構珍しいんだよな)

フェロモンに引き摺られムラムラしかけて、ジンは頭を振った。完全に脱線していると気付いた。

「と、イチャつくのは後にして」

「………イ、イチャついてるんですか、これ…」

「イチャついてるだろ」

「………これがイチャつくって事なんですか…」

(なんか想像違うな)と言う顔をしつつ、シヴァははにかんだ。時々見せるこう言う瞬間がとんでもなく可愛い。
容易く再び脱線しかける意識を、シヴァから目を逸らす事で引き戻す。
彼の手から燭台を磨く布を奪った。

「それで?反論せずに聞くから教えて」

「……全ての生命は尊いものであらねばなりません」

「うん」

真鍮の煌めきがステンドグラスから差し込む陽光に跳ね返る。シヴァはジンの横に立ったまま、その細い指を腹の前で組んだ。胸から下がる十字架を握って。

「…殺生は、罪です。野を駆ける獣も、闇に生きる魔も、我々と同じく神々から産まれたものです」

「うん」

「生命には生きていく権利があります。それは何者にも奪われてはならないものです。狩猟ギルドの方針は、その真逆を行くものではありませんか」

「うん」

「彼らは殺した挙句に、そのご遺体を解体し、彼らの一部を金銭へと変えてしまう。利益の為の殺しです」

「これは反論ではなく疑問なんだけど。ハンターや冒険者にとって、それは生きる為の行為だと思うけど、それも利益扱いになるのか?人間が生きていくには、金は必須だろ?」

「生命を奪わない仕事だってたくさんあるでしょう」

「あるな」

「彼らは命を奪った挙句に、死体を漁るのです。生命の冒涜に他なりません」

「獣や魔物が人を襲うのは?それは冒涜じゃない?」

「彼らが人を襲うのは、テリトリーへ侵入された時や食糧や棲家の問題が発生した時でしょう?テリトリーの侵入は言わずもがな、入り込んだ人にも非がある事です。彼ら、獣や魔物には、我々ほどの知識や知恵はありません。だからそれを持つ我々が、彼らの生態や習性を理解し、彼らが人を襲う事なく過ごせるように……配慮、すべきなのです」

「狩猟ギルドは配慮していない?」

「テリトリーに入り込み、動植物を荒らし、彼らの生活を脅かしているのが狩猟ギルドでしょう。国から獣や魔物の生体管理を一任されている立場でありながら、彼らがやっているのは殺生と強奪です。共生するつもりがあるのなら、生命を金銭に変える必要はないでしょう。……北部では、それを領地の生命線になされているとは思いますが、きっと他に道があるかと」

「うん」

「……きょ、教会が出来たら、我々もその別の道の模索をお手伝い出来ます。奪い奪われる輪廻から抜け出れば、私の言葉の意味もきっとすんなり理解出来るはずです」

「なるほどね。それが先輩の考えか」

艶々になった燭台を布で持ち、光に当てがう。皮脂や埃が残ってないか確認する。シヴァは即答出来ず、「…ぇ」と小さく呟くだけだ。ジンは横目でちらりと見た。

どこかで聞いた事のある言葉の羅列。あの時の若い神官の演説そのものだ。

磨き損ねは無さそうな燭台を横に置かれていた箱へと寝かせる。

「俺は『先輩の意見』が聞きたかったんだ。反対賛成とかは、まあ、どちらでも良くて。だから、先輩の意見かどうかが、重要なんだよ」

「それは…もちろん、そうです…私の意見です」

「……何でそんな自信なさげなの。別に俺と意見が分かれたからって責めたりしねぇよ」

青色の目には、顔色を窺うような弱々しさを感じた。
頭を撫でたくなり手を伸ばす。ピクリと身を固めたが、撫でる事は拒まれなかった。
さらさらの髪は絹糸のようで、目を瞑って触ったら人毛と見抜けないかも知れない。

「…狩猟ギルドの方々からは、神殿へ苦情がよく入ります。信徒達への暴言なども」

「それは狩猟ギルドの在り方と関係ねぇじゃん。苦情の内容によるだろうし、暴言吐いたソイツが個人的に悪いだけ」

「…貴方も、神殿の言い掛かりだと、神殿は何も分かってないと、……言われるんじゃないかって、思ってしまって…すみません」

神殿、神殿、神殿。
仕方ないとは言え、連発される単語に矢張り疑念が湧いてくる。

「……先輩、もっかい聞くけど」

頭に手を置いたまま顔を覗き込む。

「先輩の意見なんだよな?神殿の意向や、教えではなく。いや、仮に教えでもいいけど、自分の頭でその意見の正しさを考えたんだよな?」

「………そ、それはどう言う意味ですか?私は、私の意見を言ってるつもりです。何かおかしいですか?」

「…先輩なら、もっと堂々と言い切るかなって。自分の意見。どうも歯切れが悪い気がして。違うなら良いんだよ」

困惑と焦りの顔を見せるシヴァの頭をポンポンと叩いて手を引いた。その手をシヴァは両手で掴んだ。
力強いその手は微かに震えている。

「アポロン様からは私の意思は神殿の意思であるべきと教えられました。だから教えられる事こそが正しいと思っていました。けれど、ヘリオス様は、自分の頭で考えろと…。貴方もですか?私は考えられてないのですか?貴方から見ても、そう見えますか?どうする事が自分の頭で考える事になりますか?」

まるで迷子のような顔で泣きそうになっている。切迫しているとも言える。

脳裏に円卓に座る5人を思い出す。
中央に居た、シヴァの父アポロン。

『貴方の為ですよ』
シヴァを見るアポロンの目。

『シヴァのフォローを頼むよ』
シヴァを見るヘリオスの目。

(……どっちが先輩の事を思ってるかは、一目瞭然だもんな)

だがシヴァはアポロンに絶対的な信頼の念を持っている。アポロンとヘリオスの合間で揺れるシヴァからは、初めて会った時のような不遜で自信満々な様子はカケラも見当たらない。
押し通すほど『教え』を盲信してはいないのだろう。

「…教えを疑う事は、その人を否定する事じゃない」

「え?」

「だから誰かの意見をそのまま信じるのではなく、色んな角度から疑問点を探すんだ。敢えて逆の意見をぶつけたりしてさ」

「逆の意見?…そ、その意見が正しいと言われているのに、正しくないとされている意見を自分で考えるんですか?それは否定になりませんか?」

「相手が否定だと受け取るようなら、自分の中だけで意見を言い合わせるんだよ。でも自分の思考だけじゃ偏るだろうから、そう言う意見を聞くのが手っ取り早いよ」

「……は、反対意見を聞くんですか?」

「うん。反対だけじゃなく色んな意見を。例えば、そうだな…先輩は、狩猟ギルドへ行った事はあるか?ギルド登録者のハンターや冒険者の話を聞いたことは?」

「………ありません」

「て事は、先輩の中に狩猟ギルド側の考えが一個もないんだろ。知らない事を語るなら、まず調べた方が良いと思うよ。まあ…いきなりギルドへ突っ込むのはマジでおすすめしないけど」

狩猟ギルド側の問題ももちろん沢山ある。
のこのことシヴァが行っても門前払いを食らうだろうし、話の前に拳が出る連中がいるのも事実だ。

「……それなら、…問題ありません」

「え?」

「狩猟ギルドの方々と公的に顔を合わせる機会ならばあります。それに参加してみようと思います」

見た目に反した行動力と決断力はシヴァの長所だろう。
それにしても

「どう言う意味?」

神殿と狩猟ギルドの間で、公的な顔合わせが可能な行事などあったか?
少なくとも北部ではあり得ない事なので、ジンは知らない。

「…出来たら貴方にも兄弟フラーテルとして…いえ、そうでなくても良いので、参加して頂きたいと思うんですが」

「いや待って、なに?何があるんだ?」

シヴァはきょとんとしてから、「ああ」とジンの疑問に思い至った。

「夏季休暇前に説明があると思いますが、2学年になったらですねーーーー」
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