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八か国の守護・尼子晴久
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浦上家の家臣が集められ軍議が開かれていた。
美作に侵攻してきた侵略者に対抗するための会議であったはずが、事態は単純な話ではなくなっていた。大内義隆が討たれて、勢力を拡大した尼子晴久に美作と備前の守護職が与えられたのだった。
これにより尼子家は侵略者ではなく、正当な支配者となったのだ。
守護代である浦上家は、尼子家に従うべきか戦うべきかで意見は真っ二つに割れていたのだった。
「今や正当な権利は尼子家にある。尼子家に従うが、我ら守護代の役目ではありませんか?」
「これまでも、何度も侵攻してきた尼子家の支配を受け入れる事は出来ません」
自分の意見を述べるというよりは、尼子家との最前線に城を構えている領主たちに訴えかけるように話していた。
尼子家の支配を受け入れれば、所領が安堵されたとしても、既に戦端を開いている毛利家と戦わなければならない。そうなれば中山信正の沼城が合戦の最前線となる。
「中山殿の言はもっとも、これまでに幾度も領地を攻められた国人衆は、尼子家の支配を良しとはしますまい」
「弱小領主どもがどう思おうとも、八か国の守護職と百万石を越える大大名となった尼子家に逆らえはしますまい。政宗様、守護代の務めを果たすべきでしょう」
ゆっくりとした動作と話し方だが、周りの人間を見下したような視線を向けて威圧する。
同調する小領主たちに釘を刺したのは、浦上家・家臣団の中で最大勢力を誇る松田元輝であった。松田家がどう動くかで備前の兵力が大きく変わる。
「幕府より任命された守護職に逆らおうなどと、征夷大将軍に弓を引くも同じではないか」
「国人衆など主君を持たぬ盗賊と変わらんな」
「それはどういう意味か!」
「武士ならば幕府の命に従うのは当然であろう」
「戦乱から民を守るのが領主の務めだ」
「土地と地位にしがみつき、大局を見ない輩がいるから戦乱が終わらないのだ!」
議論と言うよりも怒号が飛び交い始めていた。
正当な権利や武士の本分、……など本当は誰も関心を持っていない。
守護職の座に就いた尼子家に従えば、これまで通り領地を守れるのか。毛利家に味方して尼子家と戦ったら、領地を守れるのか。自分の城を守るためにどちらに味方すれば有利なのか、それだけが城主たちの疑念だった。
「皆様方! お忘れか! 我々にはどうしても譲れぬものがございましょう!」
宇喜多直家は声を張り上げた。
「お忘れなのか、三好・細川の連合軍との戦いを! 浦上村宗様の仇、赤松晴政を裏で操っていた尼子家と手を結ぶ事など出来ませぬ!」
直家にとっても祖父の死につながる原因ではあったが、どうしても譲れない物は別にあった。
浦上家に仕官する以前、幼少の頃に見た、尼子家の合戦のやり方が深く記憶に刻まれていたのである。
尼子晴久は、毛利元就の居城・吉田郡山城を攻めるために、周囲の村を焼き、村人を飢えさせて物資の流通を止めた。それは言葉で言い表すより壮絶なものであったのだ。山沿いの小さな土地に身を寄せ合って住む村人が家や田畑を焼かれれば、逃げ出す事もできず、ただ生き残るために、すすけた着物を着て、僅かな木の実を奪い合い腹を満たさねばならなかった。
それは人間の姿ですらない。文化を持たない獣のような生活。
だがそうしなければ生き残れないような戦に、勝つためならばどんな手段でも取る戦に、組するなど許される事ではない。
「浦上村宗様の仇も、置塩城の戦いで決着と言えよう。納得がいかないからと何時までも禍根を掘り出すのは武士道に反する」
彼らを説得するのに必要なのは義でも忠でもない。戦国の世で最大の大大名となった尼子家に勝てる方法だ。
「西の毛利家には、大内家より寝返った村上水軍がおり、備中衆を率いる三村家も居ります。そして、東の山名家も因幡の支配権を争っています。そこに我々が加われば三方向から攻める事が出来ますが、尼子家の支配下に入れば、我々は突出した領地となって、西と東から挟撃され疲弊していくだけです。そうなれば、尼子家、毛利家、山名家の三守護家に切り取られ、家名すら残らないでしょう」
それでも戦力が均衡したと言えるぎりぎりの数字だったかもしれない。しかし、理を尽くすほどにより多くの疑念が渦巻き、城主たちの軋轢を生み出す。
とても数日では意見をまとめられず、本拠地を何時までも空けては居られず、城へと戻り始める者も出始めていた。
どちらにしても戦は目の前に迫っている。準備を怠る事は出来ない。
直家も乙子城へ戻り、戦の準備を整えばならなかった。
「八兄い、あいつら腰抜けばかりだ。尼子と毛利の戦いを傍観出来るはずもないのに」
「ああ……、いや、そうは言っても、彼らの中ではまだ天下の行方は細川と三好が握っているんだ。幕府が尼子家につくとなると、何人が毛利方に残るか……」
「俺は、槍を振るえるなら尼子家についてもいいぞ」
「何だと?」
「尼子晴久も顔を合わせてみれば、案外いい奴かもしれんよ」
忠家の言葉に、はっと息をのんだ。
敵としていれば伝え聞く姿しか知らないが、尼子家の家中の者ならば、鬼神のごとく情け容赦なく兵を率いる姿ではなく、もっと別な姿が見られるのかもしれない。
(尼子家の配下に下れば、別な景色が見えるのかもしれない……)
しかし、考えている時間もなく、乙子城に戻り出陣の準備を整えていたところへ、急を告げる情報がもたらされた。
『尼子晴久が天神山城へ侵攻を開始する』
はるか遠い出雲から兵を出すわけではない、拠点となっている高田城は出陣の鬨の声が聞こえるほどの距離である。
美作・備前の城主たちはすぐに決断せねばならなかった。
天神山城の浦上宗景が迎え撃つために出陣し、侵攻ルートにある三星城の後藤勝基が呼応し、松田元輝・中山信正が側面を突くように南西から軍を進めれば、それに続いて他の城主も出陣し、尼子晴久を迎え撃つための布陣が完成する。
決して、尼子家に引けを取らない戦力が、浦上家にもあるはずだった。
美作に侵攻してきた侵略者に対抗するための会議であったはずが、事態は単純な話ではなくなっていた。大内義隆が討たれて、勢力を拡大した尼子晴久に美作と備前の守護職が与えられたのだった。
これにより尼子家は侵略者ではなく、正当な支配者となったのだ。
守護代である浦上家は、尼子家に従うべきか戦うべきかで意見は真っ二つに割れていたのだった。
「今や正当な権利は尼子家にある。尼子家に従うが、我ら守護代の役目ではありませんか?」
「これまでも、何度も侵攻してきた尼子家の支配を受け入れる事は出来ません」
自分の意見を述べるというよりは、尼子家との最前線に城を構えている領主たちに訴えかけるように話していた。
尼子家の支配を受け入れれば、所領が安堵されたとしても、既に戦端を開いている毛利家と戦わなければならない。そうなれば中山信正の沼城が合戦の最前線となる。
「中山殿の言はもっとも、これまでに幾度も領地を攻められた国人衆は、尼子家の支配を良しとはしますまい」
「弱小領主どもがどう思おうとも、八か国の守護職と百万石を越える大大名となった尼子家に逆らえはしますまい。政宗様、守護代の務めを果たすべきでしょう」
ゆっくりとした動作と話し方だが、周りの人間を見下したような視線を向けて威圧する。
同調する小領主たちに釘を刺したのは、浦上家・家臣団の中で最大勢力を誇る松田元輝であった。松田家がどう動くかで備前の兵力が大きく変わる。
「幕府より任命された守護職に逆らおうなどと、征夷大将軍に弓を引くも同じではないか」
「国人衆など主君を持たぬ盗賊と変わらんな」
「それはどういう意味か!」
「武士ならば幕府の命に従うのは当然であろう」
「戦乱から民を守るのが領主の務めだ」
「土地と地位にしがみつき、大局を見ない輩がいるから戦乱が終わらないのだ!」
議論と言うよりも怒号が飛び交い始めていた。
正当な権利や武士の本分、……など本当は誰も関心を持っていない。
守護職の座に就いた尼子家に従えば、これまで通り領地を守れるのか。毛利家に味方して尼子家と戦ったら、領地を守れるのか。自分の城を守るためにどちらに味方すれば有利なのか、それだけが城主たちの疑念だった。
「皆様方! お忘れか! 我々にはどうしても譲れぬものがございましょう!」
宇喜多直家は声を張り上げた。
「お忘れなのか、三好・細川の連合軍との戦いを! 浦上村宗様の仇、赤松晴政を裏で操っていた尼子家と手を結ぶ事など出来ませぬ!」
直家にとっても祖父の死につながる原因ではあったが、どうしても譲れない物は別にあった。
浦上家に仕官する以前、幼少の頃に見た、尼子家の合戦のやり方が深く記憶に刻まれていたのである。
尼子晴久は、毛利元就の居城・吉田郡山城を攻めるために、周囲の村を焼き、村人を飢えさせて物資の流通を止めた。それは言葉で言い表すより壮絶なものであったのだ。山沿いの小さな土地に身を寄せ合って住む村人が家や田畑を焼かれれば、逃げ出す事もできず、ただ生き残るために、すすけた着物を着て、僅かな木の実を奪い合い腹を満たさねばならなかった。
それは人間の姿ですらない。文化を持たない獣のような生活。
だがそうしなければ生き残れないような戦に、勝つためならばどんな手段でも取る戦に、組するなど許される事ではない。
「浦上村宗様の仇も、置塩城の戦いで決着と言えよう。納得がいかないからと何時までも禍根を掘り出すのは武士道に反する」
彼らを説得するのに必要なのは義でも忠でもない。戦国の世で最大の大大名となった尼子家に勝てる方法だ。
「西の毛利家には、大内家より寝返った村上水軍がおり、備中衆を率いる三村家も居ります。そして、東の山名家も因幡の支配権を争っています。そこに我々が加われば三方向から攻める事が出来ますが、尼子家の支配下に入れば、我々は突出した領地となって、西と東から挟撃され疲弊していくだけです。そうなれば、尼子家、毛利家、山名家の三守護家に切り取られ、家名すら残らないでしょう」
それでも戦力が均衡したと言えるぎりぎりの数字だったかもしれない。しかし、理を尽くすほどにより多くの疑念が渦巻き、城主たちの軋轢を生み出す。
とても数日では意見をまとめられず、本拠地を何時までも空けては居られず、城へと戻り始める者も出始めていた。
どちらにしても戦は目の前に迫っている。準備を怠る事は出来ない。
直家も乙子城へ戻り、戦の準備を整えばならなかった。
「八兄い、あいつら腰抜けばかりだ。尼子と毛利の戦いを傍観出来るはずもないのに」
「ああ……、いや、そうは言っても、彼らの中ではまだ天下の行方は細川と三好が握っているんだ。幕府が尼子家につくとなると、何人が毛利方に残るか……」
「俺は、槍を振るえるなら尼子家についてもいいぞ」
「何だと?」
「尼子晴久も顔を合わせてみれば、案外いい奴かもしれんよ」
忠家の言葉に、はっと息をのんだ。
敵としていれば伝え聞く姿しか知らないが、尼子家の家中の者ならば、鬼神のごとく情け容赦なく兵を率いる姿ではなく、もっと別な姿が見られるのかもしれない。
(尼子家の配下に下れば、別な景色が見えるのかもしれない……)
しかし、考えている時間もなく、乙子城に戻り出陣の準備を整えていたところへ、急を告げる情報がもたらされた。
『尼子晴久が天神山城へ侵攻を開始する』
はるか遠い出雲から兵を出すわけではない、拠点となっている高田城は出陣の鬨の声が聞こえるほどの距離である。
美作・備前の城主たちはすぐに決断せねばならなかった。
天神山城の浦上宗景が迎え撃つために出陣し、侵攻ルートにある三星城の後藤勝基が呼応し、松田元輝・中山信正が側面を突くように南西から軍を進めれば、それに続いて他の城主も出陣し、尼子晴久を迎え撃つための布陣が完成する。
決して、尼子家に引けを取らない戦力が、浦上家にもあるはずだった。
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