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Part 3
В.а 余計な - 12(セシルの歴史教室:誕生日の儀式)
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そこで、ちょっと歴史の雑談なんて?
~*~ セシルの歴史教室:誕生日の儀式 ~*~
誕生日の儀式。Birthday Celebration。
今回は、セシルの誕生日がやって来ました。ギルバートもセシルの誕生日を知らず、驚きでしたね。誕生日プレゼントを贈れなくて、ギルバートもかなりガックリ……。
プレゼントを贈る習慣って、あまりに身近で、普段からあまり不思議に思ったことはないと思います。
でも、一体、いつからバースデープレゼントやギフトを贈るようになったのかしら?
現代では、家族や身内、親しい友人や知人。色々な機械でバースデーをお祝いしますよね。パーティーをしたり、ケーキを買ってお祝いしたり、プレゼントを贈ったり。
バースデー自体が、ワクワクして、なんだか嬉しくて、お祝いしてもらうのも、ほんわかと幸せな気分になってしまう、そんな一年に一度のお祝い事。
現代では、あまりに一般的な習慣と化したバースデープレゼント。でも、この習慣は昔からあった習慣ではありません。
かなり現代になってから、特に、産業化や産業革命が始まった頃から、バースデープレゼントを贈るような習慣が出始めたそうです。
記録されている世界で初めてバースデーを祝ったのは、エジプトのファラオ大王だと言われています。
でも、その時は、自分の誕生日の日を祝ったのではありません。むしろ、戴冠を済ませたその日を、誕生日として祝っていたんですね。
まあ、古代エジプトでは、戴冠を済ませた国王は神となる、と信じられていたので、神になったその日をお祝いとしていたそうです。
紀元前2千年頃のローマ帝国でも、貴族達の間では、自分達の誕生日を祝うようなパーティーを開いたようです。
古代ローマでは、特に、男性社会であった為、バースデーのお祝いは、男性だけが誕生日を認識して、お祝いすることを許された時代でもありました。差別ですよねぇ。
12世紀近くになるまで、女性が誕生日を祝った記録は、残されていないようです。
世界で知られている初のバースデーの招待状は、紀元前100年頃、ローマ将軍の妻が贈ったことで知られています。
もちろん、紙などありません。ですから、大きな石板で招待状が贈られたんですね。大きくて、嵩張って、重かったことでしょう。
暗黒時代、クリスチャンは、誕生日を祝うことは異教徒であったり、邪悪な習慣だと信じていました。ただ、イエス(キリスト)の誕生日だけは、別に扱われていましたけれど。
アメリカ社会でも同じように、誕生日のお祝いは、お金持ちだけであったり、国民的英雄だけがしていた行事です。例えば、ジョージ・ワシントンなど。
19世紀――たぶん1860年、または1880年になり、中流階級でもバースデーをお祝いするようになりましたが、20世紀になるまで、全国的な習慣としては広がっていませんでした。
現代になるまで、時計と言うものは、とかく珍しい品物で、ほとんど正確でもなかったことが、一つの原因だろうと言われています。
19世紀になると、一般家庭にも時計やポケットウォッチの普及が始まり、そこから、人々が時間を確認し、気にするようになってきました。
時間を知ることで、人々は、どのように時間が過ぎていくのか理解できるようになりました。この頃から、学校などでは、年齢別にクラスを分けたり、お医者さんが年齢別に人々の健康を計ったりするようになったんですね。
こう言った産業化や産業革命で正確な時間を知ることができ、年齢を知り、人々が誕生日に気が付くようになっていきます。それで、誕生日の儀式などが結びついていくんですね。
誕生日に吹くロウソクは、古代ギリシアが起源ではないかと思われています。古代ギリシアでは、月と狩猟の女神アルテミスに、月の形のケーキの上にキャンドルを乗せて奉納していたそうです。
それから、ドイツ貴族の誕生日のお祝いに、キャンドルが登場してくると言われています。
包装されたギフトは、良き古き西洋の消費主義の産物でしょう。消費者の売り込みが、やはり、ものを言うのでしょうね。
ところで、ケーキと言えば、ローマ帝国の誕生日の儀式から出てきたんじゃないかな、と言われています。
現代的なバースデーケーキの登場は、ドイツのお菓子屋さんのおかげと言うか、せいですね。Kinderfeste(若い子どもを祝う行事)の一つして、ケーキが出されてきたんです。
産業革命が始まるまでは、一般市民は、とてもでありませんが、甘く見目の良いケーキを作る材料を買うことなど、容易にできませんでした。
ですから、材料が簡単に手には入れるようになるまで、バースデーケーキの習慣はあまり普及していませんでした。
誕生日のお祝いに歌われるバースデーソングですが、実は、最初の歌は全く違った歌詞でした。
18世紀後半、Mildred Hillという学校の先生が、“Good Morning to All”という歌を作ったのが始まりです。授業で歌われる予定だった歌ですね。
“Good morning to you. Good morning to you. Good morning, dear children, Good morning to All~”
驚きですねぇ。
そんなこんなで、ちょっと歴史雑談でした。
~*~~*~~*~~*~~*~~*~~*~
~*~ セシルの歴史教室:誕生日の儀式 ~*~
誕生日の儀式。Birthday Celebration。
今回は、セシルの誕生日がやって来ました。ギルバートもセシルの誕生日を知らず、驚きでしたね。誕生日プレゼントを贈れなくて、ギルバートもかなりガックリ……。
プレゼントを贈る習慣って、あまりに身近で、普段からあまり不思議に思ったことはないと思います。
でも、一体、いつからバースデープレゼントやギフトを贈るようになったのかしら?
現代では、家族や身内、親しい友人や知人。色々な機械でバースデーをお祝いしますよね。パーティーをしたり、ケーキを買ってお祝いしたり、プレゼントを贈ったり。
バースデー自体が、ワクワクして、なんだか嬉しくて、お祝いしてもらうのも、ほんわかと幸せな気分になってしまう、そんな一年に一度のお祝い事。
現代では、あまりに一般的な習慣と化したバースデープレゼント。でも、この習慣は昔からあった習慣ではありません。
かなり現代になってから、特に、産業化や産業革命が始まった頃から、バースデープレゼントを贈るような習慣が出始めたそうです。
記録されている世界で初めてバースデーを祝ったのは、エジプトのファラオ大王だと言われています。
でも、その時は、自分の誕生日の日を祝ったのではありません。むしろ、戴冠を済ませたその日を、誕生日として祝っていたんですね。
まあ、古代エジプトでは、戴冠を済ませた国王は神となる、と信じられていたので、神になったその日をお祝いとしていたそうです。
紀元前2千年頃のローマ帝国でも、貴族達の間では、自分達の誕生日を祝うようなパーティーを開いたようです。
古代ローマでは、特に、男性社会であった為、バースデーのお祝いは、男性だけが誕生日を認識して、お祝いすることを許された時代でもありました。差別ですよねぇ。
12世紀近くになるまで、女性が誕生日を祝った記録は、残されていないようです。
世界で知られている初のバースデーの招待状は、紀元前100年頃、ローマ将軍の妻が贈ったことで知られています。
もちろん、紙などありません。ですから、大きな石板で招待状が贈られたんですね。大きくて、嵩張って、重かったことでしょう。
暗黒時代、クリスチャンは、誕生日を祝うことは異教徒であったり、邪悪な習慣だと信じていました。ただ、イエス(キリスト)の誕生日だけは、別に扱われていましたけれど。
アメリカ社会でも同じように、誕生日のお祝いは、お金持ちだけであったり、国民的英雄だけがしていた行事です。例えば、ジョージ・ワシントンなど。
19世紀――たぶん1860年、または1880年になり、中流階級でもバースデーをお祝いするようになりましたが、20世紀になるまで、全国的な習慣としては広がっていませんでした。
現代になるまで、時計と言うものは、とかく珍しい品物で、ほとんど正確でもなかったことが、一つの原因だろうと言われています。
19世紀になると、一般家庭にも時計やポケットウォッチの普及が始まり、そこから、人々が時間を確認し、気にするようになってきました。
時間を知ることで、人々は、どのように時間が過ぎていくのか理解できるようになりました。この頃から、学校などでは、年齢別にクラスを分けたり、お医者さんが年齢別に人々の健康を計ったりするようになったんですね。
こう言った産業化や産業革命で正確な時間を知ることができ、年齢を知り、人々が誕生日に気が付くようになっていきます。それで、誕生日の儀式などが結びついていくんですね。
誕生日に吹くロウソクは、古代ギリシアが起源ではないかと思われています。古代ギリシアでは、月と狩猟の女神アルテミスに、月の形のケーキの上にキャンドルを乗せて奉納していたそうです。
それから、ドイツ貴族の誕生日のお祝いに、キャンドルが登場してくると言われています。
包装されたギフトは、良き古き西洋の消費主義の産物でしょう。消費者の売り込みが、やはり、ものを言うのでしょうね。
ところで、ケーキと言えば、ローマ帝国の誕生日の儀式から出てきたんじゃないかな、と言われています。
現代的なバースデーケーキの登場は、ドイツのお菓子屋さんのおかげと言うか、せいですね。Kinderfeste(若い子どもを祝う行事)の一つして、ケーキが出されてきたんです。
産業革命が始まるまでは、一般市民は、とてもでありませんが、甘く見目の良いケーキを作る材料を買うことなど、容易にできませんでした。
ですから、材料が簡単に手には入れるようになるまで、バースデーケーキの習慣はあまり普及していませんでした。
誕生日のお祝いに歌われるバースデーソングですが、実は、最初の歌は全く違った歌詞でした。
18世紀後半、Mildred Hillという学校の先生が、“Good Morning to All”という歌を作ったのが始まりです。授業で歌われる予定だった歌ですね。
“Good morning to you. Good morning to you. Good morning, dear children, Good morning to All~”
驚きですねぇ。
そんなこんなで、ちょっと歴史雑談でした。
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