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Part2
Д.г 根性見せろよ - 06
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「会った時から、くそ生意気なガキだと思ったぜ。偉そうでな。それで、「人として生きて、そして、世界を見なさい」 ってな。なに、バカなこと言ってんだ、こいつっ――とは思ったぜ。胸くそ悪いって」
「じゃあ、なんで領地に来たの?」
さっきから、フィロはリアーガに質問してばかりだ。
「「機会が与えられているのに、それも理解せず、しようともしないのはバカがすることだわ。バカのままでいたいなら、勝手にすればいい。でも、そうじゃないと証明するのなら、私の領地に招待します」 ――ってな? くそ生意気で、おまけに、俺より年下のガキが、偉そうだろ?」
「でも、領地にやって来たじゃないか」
「そりゃあな。ムカつくから、「だったら、証明してやるよ」 って、領地に来たと言う訳だ」
「それで、今もまだ領地にいるくせに。おまけに、領地の護衛役までしてる」
「そっ。この領地が、俺の戻る家になったから」
それを話すリアーガの瞳が、少しだけ細められ、そして、なにかを思い出したのか、ふっと、口元に笑みが浮かぶ。
「今の俺は、生きている、からな」
「生きてるじゃん」
ふっと、今度は小馬鹿にしたように、リアーガが笑い飛ばす。
「お前たちも、その意味が分かるようになれば、人として生きている証を知ることになるさ」
「なにそれ」
「だから、お前達も、バカじゃない、って証明してみせろ。スラム街に戻るなんて、いつでもできる。でも、スラム街から抜け出せられるなんて、一生ない。その機会を与えられた。そのチャンスだけでも無駄にするようなら、お前たちは、初めから素質がないってことだな。さっさとスラム街に戻れ」
口調は変わらず、怒っているのでもない。
だが、その瞳だけは笑っていなかった。
「問題起こそうなら、俺も容赦しないし、手加減しない。お嬢の邪魔する奴は、誰だろうと叩き斬るぜ」
「……っ……」
本気の目で、本気の殺気をあからさまに飛ばしてきて、五人だって、すぐに身構える。
伊達に、スラム街で生き延びてきたガキ共じゃないのだ。
自分の命の危機だって、何度も経験している。危険を察知するのだって、生きる為に磨かれてきた能力だ。
「俺は、人を殺したことがあるぜ。だから、躊躇うこともない」
「――スラム街で?」
「いや。半殺しに近いことはしたが、スラム街では、殺しはしてない。俺は、戦場で人を殺した。何人も斬った。お嬢と一緒に」
「――なんでっ?!」
「お嬢がそういう奴だから、俺は、お嬢に命を懸けることを誓った」
「伯爵令嬢なんでしょっ?!」
「そうだ。でも、お嬢は、そんなチンケな肩書で収まるような女じゃない。お嬢が見ている世界は、俺なんかが想像もつかないような広い世界で、誰よりも、前をずっと先に進んでいて、進むことを諦めないで、それで、俺達を引き連れて、引っ張って、それで、導いてくことのできる器を持った、要は、すげー女でな。俺は、足元にも及ばないほどだ」
「それ、ただ単に、惚れてるからじゃないの?」
「お嬢に惚れない男なんて、いないだろ?」
わざと皮肉で返したのに、リアーガはあっさりとしたものだ。
それで、フィロの顔が、理解し難そうにしかめられる。
「ああいうのを――一生涯に一度会うか会わないかっていう、“最高の女”って言うんだろうな」
「のろけてるだけじゃん」
「いや、事実だ。お前達がこの領地に残るのなら、すぐに気が付くことだぜ」
その言葉を、全然、信用していない五人だ。
だが、リアーガはその反応も気にした風はなく、
「機会を与えられて、それも理解しようともしないのなら、できないなら、さっさとスラム街に帰れ。お前達、チャンスは二度も与えられるものじゃない。スラム街のガキ共なら、その意味がよく分かってるはずだろ?」
それで、五人は黙り込む。
今まで自分達が生きて来た中で、誰一人、スラム街の孤児なんか気にする人間などいない。構う人間だっていない。
スラム街の孤児、というだけで、自分達は世の中から存在していない人間で、目障りなだけで、殴り殺されても、誰一人、文句をいう奴だっていないのだ。
「俺が領地にやって来た時は、今ほど栄えていたわけじゃなかった。はっきり言って、農村っていうだけの、ド田舎だった」
「でも――来た時見えたけど、お店とかあったじゃん……」
「そうそう。ここの孤児院だって、ちゃんとしてるし……」
「だから、そこまで村を成長させて、町にして、発展させたんだ。あのお嬢がたった一人で」
「信じられない、そんなの……」
「でも、事実だ。俺が領地にやってきたすぐ翌年には冷夏に襲われて、村中が食糧難に陥った。その時でも、お嬢は、一番初めに食糧確保を最優先して、それで、どうやって食料を増やすか、育てるか、生きていけるか。絶対諦めなかった。その上、村人が困窮してるんで、お嬢自身も、あの年はパンをかじるか、野菜をかじるか、果ては小麦粉を混ぜて焼いたような、ただの薄皮のようなもんを、俺達同様に食ってた」
「なんでっ?! 伯爵令嬢なのに」
「お嬢はそういう奴なんだ。だから、冷夏で食糧不足でも、誰一人、お嬢に文句を言った村人はいない。そうやって、自分から、生き抜いていくことを、証明してみせたんだ。生き抜いて、生き延びる――これが、お嬢の信念だ。だから、今の領地は、これだけ栄えて来たんだ。それも、並大抵の努力なんて次元じゃない。お嬢は、この領地の「領主」 だからな」
「でも、子供が領主になれるなんて、聞いたことない」
「「領主名代」 って言うらしい。要は、本物の領主サマにかわって、領地を治めることができる奴だな」
「じゃあ、領主じゃないんだ」
「いや。この領地の領民全員が、お嬢がこの土地の領主だと知ってる。それ以外、認めないし、認める気もない。こうやって、領地の食糧難が解決できて、少しずつ潤ってきて、お店もできて、町に成長してきたのは、本当につい最近だ。去年から、やっと少しずつ、町らしい領地になってきた。そして、この領地は、これからもっと成長していく。発展していく。大きくなっていく」
リアーガが五人に向かって、くいっと、顎を振ってみせた。
「お前達、幸運だと思えよ。そんな、一生かけたって経験できないような世界を、お前達は見ていくことができるんだ。その機会を、与えられたんだ。自分がバカじゃないって、証明してみせろよ。根性みせて、一人の人間として立ってみろ」
それができて、初めて、世界に、世間に、世の中全部に文句が言えるんだ。
差別してきた奴らに、孤児ってだけで殴りつけて来た奴らに、そいつら全員に、初めて、対等に文句が言える。
「それを、全部、証明してみせろ」
そして、その夜のリアーガとの“ちょっと雑談”は、そこで終えていた。
「じゃあ、なんで領地に来たの?」
さっきから、フィロはリアーガに質問してばかりだ。
「「機会が与えられているのに、それも理解せず、しようともしないのはバカがすることだわ。バカのままでいたいなら、勝手にすればいい。でも、そうじゃないと証明するのなら、私の領地に招待します」 ――ってな? くそ生意気で、おまけに、俺より年下のガキが、偉そうだろ?」
「でも、領地にやって来たじゃないか」
「そりゃあな。ムカつくから、「だったら、証明してやるよ」 って、領地に来たと言う訳だ」
「それで、今もまだ領地にいるくせに。おまけに、領地の護衛役までしてる」
「そっ。この領地が、俺の戻る家になったから」
それを話すリアーガの瞳が、少しだけ細められ、そして、なにかを思い出したのか、ふっと、口元に笑みが浮かぶ。
「今の俺は、生きている、からな」
「生きてるじゃん」
ふっと、今度は小馬鹿にしたように、リアーガが笑い飛ばす。
「お前たちも、その意味が分かるようになれば、人として生きている証を知ることになるさ」
「なにそれ」
「だから、お前達も、バカじゃない、って証明してみせろ。スラム街に戻るなんて、いつでもできる。でも、スラム街から抜け出せられるなんて、一生ない。その機会を与えられた。そのチャンスだけでも無駄にするようなら、お前たちは、初めから素質がないってことだな。さっさとスラム街に戻れ」
口調は変わらず、怒っているのでもない。
だが、その瞳だけは笑っていなかった。
「問題起こそうなら、俺も容赦しないし、手加減しない。お嬢の邪魔する奴は、誰だろうと叩き斬るぜ」
「……っ……」
本気の目で、本気の殺気をあからさまに飛ばしてきて、五人だって、すぐに身構える。
伊達に、スラム街で生き延びてきたガキ共じゃないのだ。
自分の命の危機だって、何度も経験している。危険を察知するのだって、生きる為に磨かれてきた能力だ。
「俺は、人を殺したことがあるぜ。だから、躊躇うこともない」
「――スラム街で?」
「いや。半殺しに近いことはしたが、スラム街では、殺しはしてない。俺は、戦場で人を殺した。何人も斬った。お嬢と一緒に」
「――なんでっ?!」
「お嬢がそういう奴だから、俺は、お嬢に命を懸けることを誓った」
「伯爵令嬢なんでしょっ?!」
「そうだ。でも、お嬢は、そんなチンケな肩書で収まるような女じゃない。お嬢が見ている世界は、俺なんかが想像もつかないような広い世界で、誰よりも、前をずっと先に進んでいて、進むことを諦めないで、それで、俺達を引き連れて、引っ張って、それで、導いてくことのできる器を持った、要は、すげー女でな。俺は、足元にも及ばないほどだ」
「それ、ただ単に、惚れてるからじゃないの?」
「お嬢に惚れない男なんて、いないだろ?」
わざと皮肉で返したのに、リアーガはあっさりとしたものだ。
それで、フィロの顔が、理解し難そうにしかめられる。
「ああいうのを――一生涯に一度会うか会わないかっていう、“最高の女”って言うんだろうな」
「のろけてるだけじゃん」
「いや、事実だ。お前達がこの領地に残るのなら、すぐに気が付くことだぜ」
その言葉を、全然、信用していない五人だ。
だが、リアーガはその反応も気にした風はなく、
「機会を与えられて、それも理解しようともしないのなら、できないなら、さっさとスラム街に帰れ。お前達、チャンスは二度も与えられるものじゃない。スラム街のガキ共なら、その意味がよく分かってるはずだろ?」
それで、五人は黙り込む。
今まで自分達が生きて来た中で、誰一人、スラム街の孤児なんか気にする人間などいない。構う人間だっていない。
スラム街の孤児、というだけで、自分達は世の中から存在していない人間で、目障りなだけで、殴り殺されても、誰一人、文句をいう奴だっていないのだ。
「俺が領地にやって来た時は、今ほど栄えていたわけじゃなかった。はっきり言って、農村っていうだけの、ド田舎だった」
「でも――来た時見えたけど、お店とかあったじゃん……」
「そうそう。ここの孤児院だって、ちゃんとしてるし……」
「だから、そこまで村を成長させて、町にして、発展させたんだ。あのお嬢がたった一人で」
「信じられない、そんなの……」
「でも、事実だ。俺が領地にやってきたすぐ翌年には冷夏に襲われて、村中が食糧難に陥った。その時でも、お嬢は、一番初めに食糧確保を最優先して、それで、どうやって食料を増やすか、育てるか、生きていけるか。絶対諦めなかった。その上、村人が困窮してるんで、お嬢自身も、あの年はパンをかじるか、野菜をかじるか、果ては小麦粉を混ぜて焼いたような、ただの薄皮のようなもんを、俺達同様に食ってた」
「なんでっ?! 伯爵令嬢なのに」
「お嬢はそういう奴なんだ。だから、冷夏で食糧不足でも、誰一人、お嬢に文句を言った村人はいない。そうやって、自分から、生き抜いていくことを、証明してみせたんだ。生き抜いて、生き延びる――これが、お嬢の信念だ。だから、今の領地は、これだけ栄えて来たんだ。それも、並大抵の努力なんて次元じゃない。お嬢は、この領地の「領主」 だからな」
「でも、子供が領主になれるなんて、聞いたことない」
「「領主名代」 って言うらしい。要は、本物の領主サマにかわって、領地を治めることができる奴だな」
「じゃあ、領主じゃないんだ」
「いや。この領地の領民全員が、お嬢がこの土地の領主だと知ってる。それ以外、認めないし、認める気もない。こうやって、領地の食糧難が解決できて、少しずつ潤ってきて、お店もできて、町に成長してきたのは、本当につい最近だ。去年から、やっと少しずつ、町らしい領地になってきた。そして、この領地は、これからもっと成長していく。発展していく。大きくなっていく」
リアーガが五人に向かって、くいっと、顎を振ってみせた。
「お前達、幸運だと思えよ。そんな、一生かけたって経験できないような世界を、お前達は見ていくことができるんだ。その機会を、与えられたんだ。自分がバカじゃないって、証明してみせろよ。根性みせて、一人の人間として立ってみろ」
それができて、初めて、世界に、世間に、世の中全部に文句が言えるんだ。
差別してきた奴らに、孤児ってだけで殴りつけて来た奴らに、そいつら全員に、初めて、対等に文句が言える。
「それを、全部、証明してみせろ」
そして、その夜のリアーガとの“ちょっと雑談”は、そこで終えていた。
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