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踊る弾丸
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ニノンの合図により、アンドレイとレオンに現状を伝える為の銃弾を放ったミアは、射撃したポイントを次の弾丸を込めながら移動していた。そんな彼女の側には、水を纏う小さな妖精のような姿が見受けられる。
「厄介ね、アレ・・・。ただの“音を閉じ込めているモノ” ではないみたい。大体、物理弾の軌道を捻じ曲げるってどういう事?」
「さぁな。これまでそんな様子はなかったのに、演奏が変わってからアレだ・・・。と、なりゃぁ一緒に出現したあの楽譜に仕掛けがあると見るのが自然だな」
オイゲンらの話を聞かずとも、ミアはアンブロジウスの強化とその戦況の変化の原因について理解していた。これはWoFというゲームを長らく遊んできたユーザーだからこそ、感覚的に身についていたところも大きかったのだろう。
それに何よりも、オイゲンらが何故屋上に現れたのか。何故戦えない者達を連れて来たのかを考えると、そこに何か目的があるからという結論に至るのが自然な事だろう。
更にそれらを踏まえた上で彼らの目的を考えた時に、アンドレイとレオンが持っていた楽器にミアは注目した。クラスによっては戦場において、他者のサポートをしたり相手への能力の低下効果のあるスキルを使用する事も可能なのだが、アンドレイやレオンが戦闘でそのような事が出来るという話は、少なくともミアは知らない。
故にただの荷物になるだけの楽器を持って来たという事は、彼らが屋上で何らかの演奏をする必要があるのだろうとミアは結論付けた。
「それにアイツらの持ってる楽器。何か演奏でもする気か?」
「あら、戦場で演奏なんて気が利いた人間達ね」
「ただの演奏・・・という訳でもなさそうだが・・・」
「でも直ぐに演奏する訳でもないようね。いつこの戦場に色を加えてくれるのかしら?」
ふと口にしたウンディーネの言葉に、ミアは何か引っ掛かったような表情を浮かべる。彼女の言うように、ただ演奏しに来ただけなら安全な場所にいる今こそ、落ち着いて演奏できるチャンスだろう。
それでも一向に演奏する気配がない。つまり演奏をするにしても、何かの条件が必要なのではないか。アンブロジウスの方に視線を向けると、彼は依然としてヴァイオリンによる演奏をしながら、障害物をもろともせず優雅に移動している。
ミアが再びアンドレイ達の方を見ると、彼らもアンブロジウスの様子を伺っている。つまり演奏を開始するには、アンブロジウスの動きや行動に何かしらの条件があるとミアは考えた。
「動きを止めてみるか・・・。ウンディーネ、また“アレ”お願い出来る?」
「お安いご用よ」
ちょうど良い遮蔽物の裏に隠れたミアは、そこから少し顔を出してアンブロジウスの位置を確認する。そして距離や銃弾の威力を考慮し、銃身の長いリボルバーシリンダーを搭載した銃へと切り替える。
六つの空の弾倉に、青色の弾丸と白色の弾丸を込めて銃口をアンブロジウスへと構える。ミアの構えた銃の銃口は二つ空いており、同時に二発の弾丸を撃ち出す仕組みになっている。
そして狙いを定めたミアが引き金を引くと、二発の弾丸が同時にアンブロジウスへと撃ち放たれる。周囲に響き渡る銃声は一発分。しかし実際に放たれた弾丸は二発であり、その二発の弾丸は並走するように宙を駆け抜ける。
すると、アンブロジウスに近づいたところで弾丸の軌道を変えようとでもいうのか、突如その射線上にシャボン玉が複数出現する。これは先程アンドレイら一行が屋上へ到着した際の光景と全く同じ展開。
このままでは再び銃弾は軌道を変えられ、狙っていた目標から大きく外されてしまう。しかし今回はミアが一枚上手だったようだ。
弾丸はシャボン玉に触れる寸前に、まるでそれを避けるかのような軌道を描く。よくみると、ウンディーネが空気中の水分を凍らせ、銃弾を滑らせ軌道を変えるスライダーのようなものを作り出していたのだ。
「同じ轍は踏まない・・・。頼んだよ、ウンディーネ」
二発の銃弾は左右へと分かれ、曲線を描く奇妙な軌道で宙を舞うように移動して、挟み撃ちをするかのように左右からアンブロジウスの頭部を狙う。だが彼も、楽譜を取り出して演奏するようになってからというものの、これまでの単純な目的を実行するだけの命令に従う操り人形ではなくなっていた。
それこそまるで自分の五感を使い、状況に応じて臨機応変に対応する“生き物”のようにミアの放った二発の弾丸を、上体を逸らして避ける。
「避けても無駄だよ。ここからがその弾丸の真骨頂なんだからな!」
左右から飛んできた弾丸は、アンブロジウスの真上で正面衝突する。すると弾丸は周囲に水蒸気のように細かな水分を散布する。その直後、アンブロジウスの周りの温度が急激に低下して、空気中の水分もろとも凍らせ始めたのだ。
「凄い!弾丸がぶつかり合ったと思ったら氷がッ・・・!」
「魔力を込めた弾丸?言うなれば魔弾といったところでしょうか」
ミアの一連の攻撃を見て、何かを察したのかニノンはアンドレイとレオンにここを動かないようにと言い渡し、一瞬にしてその場を後にする。
凄まじい勢いでアンブロジウスの元へと向かったニノンは、ミアの銃弾で生まれた低温度の空間の前で止まり拳に光を集める。そしてそれを冷気で鈍くなったアンブロジウスが見ている楽譜へと放った。
ニノンの放った光弾は楽譜に当たる事はなかったが、その風圧で楽譜が宙へと舞う。
「よし!奴の元から離れたぞ!」
それを狙っていた彼女は、すかさず飛び上がり楽譜を奪い取る。その様子を見ていたミアが、漸く彼女らの目的を理解した。
「なるほど、あの楽譜が必要だったって訳か」
しかしここで、アンブロジウスは彼女らの予想だにしなかった行動に出る。楽譜を奪われたアンブロジウスは、それを取り戻そうと動くのではなく、戦えないアンドレイ達を直接叩くべく、謎の人物達を彼らの周りに呼び出し、一斉に攻撃を仕掛けさせた。
「厄介ね、アレ・・・。ただの“音を閉じ込めているモノ” ではないみたい。大体、物理弾の軌道を捻じ曲げるってどういう事?」
「さぁな。これまでそんな様子はなかったのに、演奏が変わってからアレだ・・・。と、なりゃぁ一緒に出現したあの楽譜に仕掛けがあると見るのが自然だな」
オイゲンらの話を聞かずとも、ミアはアンブロジウスの強化とその戦況の変化の原因について理解していた。これはWoFというゲームを長らく遊んできたユーザーだからこそ、感覚的に身についていたところも大きかったのだろう。
それに何よりも、オイゲンらが何故屋上に現れたのか。何故戦えない者達を連れて来たのかを考えると、そこに何か目的があるからという結論に至るのが自然な事だろう。
更にそれらを踏まえた上で彼らの目的を考えた時に、アンドレイとレオンが持っていた楽器にミアは注目した。クラスによっては戦場において、他者のサポートをしたり相手への能力の低下効果のあるスキルを使用する事も可能なのだが、アンドレイやレオンが戦闘でそのような事が出来るという話は、少なくともミアは知らない。
故にただの荷物になるだけの楽器を持って来たという事は、彼らが屋上で何らかの演奏をする必要があるのだろうとミアは結論付けた。
「それにアイツらの持ってる楽器。何か演奏でもする気か?」
「あら、戦場で演奏なんて気が利いた人間達ね」
「ただの演奏・・・という訳でもなさそうだが・・・」
「でも直ぐに演奏する訳でもないようね。いつこの戦場に色を加えてくれるのかしら?」
ふと口にしたウンディーネの言葉に、ミアは何か引っ掛かったような表情を浮かべる。彼女の言うように、ただ演奏しに来ただけなら安全な場所にいる今こそ、落ち着いて演奏できるチャンスだろう。
それでも一向に演奏する気配がない。つまり演奏をするにしても、何かの条件が必要なのではないか。アンブロジウスの方に視線を向けると、彼は依然としてヴァイオリンによる演奏をしながら、障害物をもろともせず優雅に移動している。
ミアが再びアンドレイ達の方を見ると、彼らもアンブロジウスの様子を伺っている。つまり演奏を開始するには、アンブロジウスの動きや行動に何かしらの条件があるとミアは考えた。
「動きを止めてみるか・・・。ウンディーネ、また“アレ”お願い出来る?」
「お安いご用よ」
ちょうど良い遮蔽物の裏に隠れたミアは、そこから少し顔を出してアンブロジウスの位置を確認する。そして距離や銃弾の威力を考慮し、銃身の長いリボルバーシリンダーを搭載した銃へと切り替える。
六つの空の弾倉に、青色の弾丸と白色の弾丸を込めて銃口をアンブロジウスへと構える。ミアの構えた銃の銃口は二つ空いており、同時に二発の弾丸を撃ち出す仕組みになっている。
そして狙いを定めたミアが引き金を引くと、二発の弾丸が同時にアンブロジウスへと撃ち放たれる。周囲に響き渡る銃声は一発分。しかし実際に放たれた弾丸は二発であり、その二発の弾丸は並走するように宙を駆け抜ける。
すると、アンブロジウスに近づいたところで弾丸の軌道を変えようとでもいうのか、突如その射線上にシャボン玉が複数出現する。これは先程アンドレイら一行が屋上へ到着した際の光景と全く同じ展開。
このままでは再び銃弾は軌道を変えられ、狙っていた目標から大きく外されてしまう。しかし今回はミアが一枚上手だったようだ。
弾丸はシャボン玉に触れる寸前に、まるでそれを避けるかのような軌道を描く。よくみると、ウンディーネが空気中の水分を凍らせ、銃弾を滑らせ軌道を変えるスライダーのようなものを作り出していたのだ。
「同じ轍は踏まない・・・。頼んだよ、ウンディーネ」
二発の銃弾は左右へと分かれ、曲線を描く奇妙な軌道で宙を舞うように移動して、挟み撃ちをするかのように左右からアンブロジウスの頭部を狙う。だが彼も、楽譜を取り出して演奏するようになってからというものの、これまでの単純な目的を実行するだけの命令に従う操り人形ではなくなっていた。
それこそまるで自分の五感を使い、状況に応じて臨機応変に対応する“生き物”のようにミアの放った二発の弾丸を、上体を逸らして避ける。
「避けても無駄だよ。ここからがその弾丸の真骨頂なんだからな!」
左右から飛んできた弾丸は、アンブロジウスの真上で正面衝突する。すると弾丸は周囲に水蒸気のように細かな水分を散布する。その直後、アンブロジウスの周りの温度が急激に低下して、空気中の水分もろとも凍らせ始めたのだ。
「凄い!弾丸がぶつかり合ったと思ったら氷がッ・・・!」
「魔力を込めた弾丸?言うなれば魔弾といったところでしょうか」
ミアの一連の攻撃を見て、何かを察したのかニノンはアンドレイとレオンにここを動かないようにと言い渡し、一瞬にしてその場を後にする。
凄まじい勢いでアンブロジウスの元へと向かったニノンは、ミアの銃弾で生まれた低温度の空間の前で止まり拳に光を集める。そしてそれを冷気で鈍くなったアンブロジウスが見ている楽譜へと放った。
ニノンの放った光弾は楽譜に当たる事はなかったが、その風圧で楽譜が宙へと舞う。
「よし!奴の元から離れたぞ!」
それを狙っていた彼女は、すかさず飛び上がり楽譜を奪い取る。その様子を見ていたミアが、漸く彼女らの目的を理解した。
「なるほど、あの楽譜が必要だったって訳か」
しかしここで、アンブロジウスは彼女らの予想だにしなかった行動に出る。楽譜を奪われたアンブロジウスは、それを取り戻そうと動くのではなく、戦えないアンドレイ達を直接叩くべく、謎の人物達を彼らの周りに呼び出し、一斉に攻撃を仕掛けさせた。
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