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自然の中の街
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大きな大樹をくり抜いたかのような家や、素材をそのまま活かして作った看板や街灯など、その全てが基本的に木材を使ったデザインになっており、とても自然を感じる正に大自然の中にある街といった印象。
だったのだが・・・。
森に生きる動物や鳥の鳴き声らしきものはするものの、そこにはこの自然の中に作り上げた街に住んでいると思われる筈の、人間の姿が一切見当たらなかったのだ。
「なぁ・・・なんか、妙に静かじゃないか?」
「あぁ、おかしい・・・とても人がいるようには・・・」
あまりに不自然な光景に、まるで人の消え去った世界にでもやって来たかのような衝撃を受ける。
初めからリナムルがそういう雰囲気の街なのかは知らないが、いたるところに苔やキノコが生えており、生活感が感じられない。これが本当に楽しみにしていたリナムルという街の姿なのだろうか。
シンは何か知っているであろうダラーヒムに、この街のことを尋ねる。だが、そんな彼の顔もまるで知らなかったかのように驚いた表情をしていた。
「本当にここがリナムルで間違いないのか?」
「・・・その筈だ・・・。以前に来た時には人も・・・。おい商人、これは一体ッ・・・!?」
ダラーヒムが馬車の荷台から身を乗り出し、手綱を握る主人の方を見ると、そこにはそれまで一緒にリナムルへ向かっていた筈の商人の男の姿が、綺麗さっぱり消え去っていた。
馬の背中には鞍と手綱だけが残されており、馬もそのまま指示されたことを忠実に守っているかのように、荷台を極力揺らさぬようゆっくり歩いている。
「商人のおっさんがいねぇぞッ!?馬鹿なッ・・・油断はしてなかった筈・・・」
ダラーヒムは決して周囲の気配に気づけぬような者ではない。ましてや敵意のあるような襲撃者の存在など尚の事。それに馬車には気配感知に優れたクラスの、アサシンであるシンや元々気配には敏感なミアだって乗り合わせている。
その全員が気づかぬ内に商人を連れ去ることが出来るなど、ここにいる誰も想像すらしていなかった。
「とっ取り敢えず手綱を握らないとッ・・・!」
荷台から咄嗟に飛び出したツクヨが、商人の男に変わり馬車を引く。いきなりのことで馬も飛び上がったが、意外にもツクヨは乗馬の経験があったようで、すぐに宥めることが出来た。
「どうする?取り敢えず街の中腹まで行ってみるかい?」
「いや、何が起きているのか分からん。一旦引き返し、街の側で降りよう。他の馬車の様子も気になる。周囲の様子を探ってから・・・!?」
ダラーヒムがツクヨに指示を出しながら、シン達のいる荷台の方へ身体を向けると、馬車の後ろに何者かの手のようなものが差し迫っていた。
気づいたと同時に、瞬時に投げ物をその何者かの手に向かって投げるダラーヒムだったが、その手は一瞬にして引っ込み姿を消してしまった。
「ッ!?」
「何だ!突然!?」
「敵襲だッ!気をつけろ、コイツら気配をッ・・・!」
彼が言葉を続けようとしたその時、一体いつの間に近づいていたのか、彼の首元に光る鉄の刃が向けられていた。
「もう遅せぇぞ、デカイの」
彼の大きな身体の後ろから顔を覗かせたのは、その刃を握る指先まで毛で覆われた獣の姿だった。取り押さえられたダラーヒムを見て、咄嗟に武器を構えるシンとミアだったが、彼らの背後にも既に別の魔の手が迫っていた。
戦闘員の彼らが瞬く間に背後を取られたことにより、商人の馬車は一瞬にして制圧されてしまった。手に持った武器をその場に落とし、両手を上げるシンとミア。刃に反射して映ったその姿は、ダラーヒムの背後にいる獣と同じだった。
視線を移し、他の馬車がどうなっているのか見てみると、他の馬車も同じく既に制圧されていたようで、荷台で抵抗していたであろう冒険者が、気を失って倒れているのが見えた。
「・・・何者だ、お前ら?」
「貴様ら“人間“が知る必要はない。大人しくしていろ、死にたくなければな・・・」
不覚を取られてしまった事を悔いる彼らは、慌ててツバキとアカリがどうなったのかを探す。すると彼らは、既に峰打ちを食らって、声を上げる暇もなく荷台で倒れていた。
そして、アカリが抱えていた筈の紅葉も、何かを盛られたのか眠っているように大人しくなってしまっていた。
「何が目的だ・・・金か?」
「そんなんじゃねぇ!これは“復讐“だよ。テメェら“人間“へのなぁ!」
シン達の乗る馬車を襲撃し制圧したのは、どうやら人間に恨みを持った者達による犯行だった。その恨みはとても根深いようで、最早人間であるというだけで襲うほど、見境のないものになってしまっているようだった。
「そのお前らの言う人間ってのは、汚ねぇ大人の事だろ?ガキや女にまで手ぇ上げるんか?無抵抗な奴を襲って、それで気は晴れるんかい?」
ダラーヒムがミアやアカリを逃そうと試みてくれているのだろうか。上手く言葉を選んで煽り、非戦闘員の者達の解放を促そうとしていた。
しかし、相手の中には冷静な者もいるようで、ダラーヒムに煽られていた者とは別の者がその質問に答えた。
「それで煽ってるつもりかぁ!?騙されねぇぞクソがッ!!」
「落ち着け。何か企んでるようだが、何を言っても無駄だ。これは特定の人間や人種に限った話じゃねぇ・・・。“人間“っていう種族に対しての報復なんだからなぁ」
だったのだが・・・。
森に生きる動物や鳥の鳴き声らしきものはするものの、そこにはこの自然の中に作り上げた街に住んでいると思われる筈の、人間の姿が一切見当たらなかったのだ。
「なぁ・・・なんか、妙に静かじゃないか?」
「あぁ、おかしい・・・とても人がいるようには・・・」
あまりに不自然な光景に、まるで人の消え去った世界にでもやって来たかのような衝撃を受ける。
初めからリナムルがそういう雰囲気の街なのかは知らないが、いたるところに苔やキノコが生えており、生活感が感じられない。これが本当に楽しみにしていたリナムルという街の姿なのだろうか。
シンは何か知っているであろうダラーヒムに、この街のことを尋ねる。だが、そんな彼の顔もまるで知らなかったかのように驚いた表情をしていた。
「本当にここがリナムルで間違いないのか?」
「・・・その筈だ・・・。以前に来た時には人も・・・。おい商人、これは一体ッ・・・!?」
ダラーヒムが馬車の荷台から身を乗り出し、手綱を握る主人の方を見ると、そこにはそれまで一緒にリナムルへ向かっていた筈の商人の男の姿が、綺麗さっぱり消え去っていた。
馬の背中には鞍と手綱だけが残されており、馬もそのまま指示されたことを忠実に守っているかのように、荷台を極力揺らさぬようゆっくり歩いている。
「商人のおっさんがいねぇぞッ!?馬鹿なッ・・・油断はしてなかった筈・・・」
ダラーヒムは決して周囲の気配に気づけぬような者ではない。ましてや敵意のあるような襲撃者の存在など尚の事。それに馬車には気配感知に優れたクラスの、アサシンであるシンや元々気配には敏感なミアだって乗り合わせている。
その全員が気づかぬ内に商人を連れ去ることが出来るなど、ここにいる誰も想像すらしていなかった。
「とっ取り敢えず手綱を握らないとッ・・・!」
荷台から咄嗟に飛び出したツクヨが、商人の男に変わり馬車を引く。いきなりのことで馬も飛び上がったが、意外にもツクヨは乗馬の経験があったようで、すぐに宥めることが出来た。
「どうする?取り敢えず街の中腹まで行ってみるかい?」
「いや、何が起きているのか分からん。一旦引き返し、街の側で降りよう。他の馬車の様子も気になる。周囲の様子を探ってから・・・!?」
ダラーヒムがツクヨに指示を出しながら、シン達のいる荷台の方へ身体を向けると、馬車の後ろに何者かの手のようなものが差し迫っていた。
気づいたと同時に、瞬時に投げ物をその何者かの手に向かって投げるダラーヒムだったが、その手は一瞬にして引っ込み姿を消してしまった。
「ッ!?」
「何だ!突然!?」
「敵襲だッ!気をつけろ、コイツら気配をッ・・・!」
彼が言葉を続けようとしたその時、一体いつの間に近づいていたのか、彼の首元に光る鉄の刃が向けられていた。
「もう遅せぇぞ、デカイの」
彼の大きな身体の後ろから顔を覗かせたのは、その刃を握る指先まで毛で覆われた獣の姿だった。取り押さえられたダラーヒムを見て、咄嗟に武器を構えるシンとミアだったが、彼らの背後にも既に別の魔の手が迫っていた。
戦闘員の彼らが瞬く間に背後を取られたことにより、商人の馬車は一瞬にして制圧されてしまった。手に持った武器をその場に落とし、両手を上げるシンとミア。刃に反射して映ったその姿は、ダラーヒムの背後にいる獣と同じだった。
視線を移し、他の馬車がどうなっているのか見てみると、他の馬車も同じく既に制圧されていたようで、荷台で抵抗していたであろう冒険者が、気を失って倒れているのが見えた。
「・・・何者だ、お前ら?」
「貴様ら“人間“が知る必要はない。大人しくしていろ、死にたくなければな・・・」
不覚を取られてしまった事を悔いる彼らは、慌ててツバキとアカリがどうなったのかを探す。すると彼らは、既に峰打ちを食らって、声を上げる暇もなく荷台で倒れていた。
そして、アカリが抱えていた筈の紅葉も、何かを盛られたのか眠っているように大人しくなってしまっていた。
「何が目的だ・・・金か?」
「そんなんじゃねぇ!これは“復讐“だよ。テメェら“人間“へのなぁ!」
シン達の乗る馬車を襲撃し制圧したのは、どうやら人間に恨みを持った者達による犯行だった。その恨みはとても根深いようで、最早人間であるというだけで襲うほど、見境のないものになってしまっているようだった。
「そのお前らの言う人間ってのは、汚ねぇ大人の事だろ?ガキや女にまで手ぇ上げるんか?無抵抗な奴を襲って、それで気は晴れるんかい?」
ダラーヒムがミアやアカリを逃そうと試みてくれているのだろうか。上手く言葉を選んで煽り、非戦闘員の者達の解放を促そうとしていた。
しかし、相手の中には冷静な者もいるようで、ダラーヒムに煽られていた者とは別の者がその質問に答えた。
「それで煽ってるつもりかぁ!?騙されねぇぞクソがッ!!」
「落ち着け。何か企んでるようだが、何を言っても無駄だ。これは特定の人間や人種に限った話じゃねぇ・・・。“人間“っていう種族に対しての報復なんだからなぁ」
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