598 / 1,646
勝利への算段
しおりを挟む
血海を諸共せず進むボードは、シンを乗せて先方を走るキングの影を追う。しかし、如何やら彼の跡を追うものは一人ではなかったようだ。
遠くに見えるキングとの間に、もう一台の見慣れたボードと人物が割り込んで来る。その人物もまた、キングの跡を追うようにシンと同じボードに乗り、一直線に駆け抜けていく。
「あれは・・・ハオランか!そういえば奴もこのボードを持っていたな」
レースに勝つために彼らを追い抜かなければならない。だが、如何に操縦経験が最も長いであろうシンであっても、この二人を相手に競り合うのは些か部が悪い。
しかし泣き言など言っていられないと、シンはハンドルを力強く握る。
すると隣の方から、更に別の者が血海を掻き分けシンの方へ近づくように二人の跡を追っていた。
「おい、兄ちゃん!」
声をかけてきたのは意外な人物だった。リヴァイアサンとの戦闘前に、彼よりも先に頭部へと登っていた人物で、何があったのか上空から落ちてきた彼をシン達は救ったのだ。
彼の所属する海賊団に直接送り届けたのだ。シンもよく覚えていた。名をマクシムと言い、エイヴリー海賊団の中でも優秀な幹部の内の一人だ。
彼が復活していることにも驚きだったが、それ以上に彼の乗っている物にシンは驚きを隠せなかった。
キングが持っているツバキのボードは、シン達が保有する二台の内の一つ。そしてハオランは、レース開始前にツバキと取引をして貰い受けている。
そしてシンが今正に乗っているボードと合わせ、シン達の知る限りツバキの作り出したボードは三台しかない。
しかし、今まじかに迫っているその男もツバキの作り出したボードに乗っていたのだ。一体どこでそんなものを手に入れたのか。それよりも、ツバキはあのボードを他にも作っていたのだろうか。
「アンタは確か・・・エイヴリー海賊団とこの・・・」
「その節はどうも。・・・じゃなくて。兄ちゃんもあの二人を追ってるんだろ?」
「あぁ、そうだ。追うというよりッ・・・」
「追い越したい・・・だよな?」
マクシムも当然、レースに勝つために彼らを追っている。しかし、競争相手で在るシンに近づいてきたのには、何か理由があるのだろうか。マクシムはシンの側にボードを寄せ、並走するように二人を追う。
「だが、あの二人と競り合うには部が悪い・・・違うか?」
「・・・・・・」
核心を突かれたかのように押し黙るシン。彼の言うようにキングもハオランも、一人で立ち向かうにはあまりにも力の差があり過ぎる。
どちらも組織や海賊団を率いるだけの実力を持つ人物であり、あの巨大なリヴァイアサン相手にも物怖じせず単独で戦いを挑めるほどの戦力がある。もしあの力を人に向けていたのなら、大抵の相手をねじ伏せることが可能だろう。
力量で言えば、聖都で戦ったシュトラールと同等の実力であろうことは、シンにも感じ取れていた。例え二人を追い抜けたとしても、何らかの妨害があるのは必至。
それをやり過ごせるだけの実力も策も、影のスキルを思うように発動できな今のシンにはなかった。だが、マクシムの口ぶりから彼には何か二人を出し抜けるだけの妙案があるのだろう。
「俺もそこそこ実力がある自信は持っている。だがあの二人に対抗できるとは思えねぇ・・・。そこでだ。兄ちゃんの力を借りたい。一人では無理でも、奴らの足止めをすることくらいはできると思うんだ。そうなりゃぁ俺らにも勝機はある」
何もキングやハオランを倒す必要はない。要は彼らよりも先に、ゴールである大陸に辿り着けさえすればそれでいい。それならば決してシン達にも不可能ではない。
しかし、足止めするにしても、そんな隙を見せるほどあの二人は甘くはない。恐らくは、既にシンとマクシムが跡を追ってきていることにも気づいているのではないだろうか。
そんな警戒しているであろう彼らを、如何やって足止めするのか。それが可能であれ不可能であれ、その方法と手段に興味があったシンは、一先ず彼の考えを聞き出そうと煽る。
「それで?あの二人を如何やって出し抜くつもりだ?二人とも知っているが、そんな隙を見せるようなタイプには見えなかったぞ・・・?」
「何、そんな難しいことじゃねぇさ。俺らが先ずするべきことは、あの二人の跡を追う、それだけだ」
彼の口からでた言葉に、シンは鳩が豆鉄砲を喰らったかのように唖然としてしまった。その内容は今も尚、現在進行形で行っている行為であり、それでは如何にもならないからこそ、今彼の話を聞いているのに、これでは何の解決にもならない。
「追うって・・・。それじゃぁ如何にもならないから、こうして話してるんじゃないか」
「まぁまぁ、慌てなさんなって!“先ずは“って言ったろ?それに距離を空けて追うのが重要なんだ。近づき過ぎちゃいけねぇ・・・特にキングの方にはな」
距離を保ったまま、近付かずして跡を追うことが彼らを追い抜く策とは一体どういうことなのか。彼の言葉に、俄然興味を惹かれたシンは、まるでマクシムの口車に乗せられるかのよう質問を投げかける。
「どういう事だ?近付かないようにって・・・」
「ハオランはキングに追いつく為に、必ず何か仕掛ける。そうなればキングも、何か手を打つ他なくなるだろ?」
「二人に争わせるのか?」
「そういう事!だが、さっきも言った通りキングには近づかねぇ。一定以上の距離を保つことが重要なんだ。それは奴の能力の範囲に関係してる」
マクシムの言うキングの能力。それはキングと何度か遭遇しているシンも想像がついていた。酒場であった時に、相手の海賊を突然自分の元へ引き寄せたり、リヴァイアサンから落ちた際には、シンの身体を軽くしたりと、“重力“や“引力“に関係する能力であることは間違いない。
彼の言う一定の距離とは、その能力に巻き込まれない距離ということと見て間違いないだろう。如何やらマクシムはその距離を把握しているような口ぶりだった。
遠くに見えるキングとの間に、もう一台の見慣れたボードと人物が割り込んで来る。その人物もまた、キングの跡を追うようにシンと同じボードに乗り、一直線に駆け抜けていく。
「あれは・・・ハオランか!そういえば奴もこのボードを持っていたな」
レースに勝つために彼らを追い抜かなければならない。だが、如何に操縦経験が最も長いであろうシンであっても、この二人を相手に競り合うのは些か部が悪い。
しかし泣き言など言っていられないと、シンはハンドルを力強く握る。
すると隣の方から、更に別の者が血海を掻き分けシンの方へ近づくように二人の跡を追っていた。
「おい、兄ちゃん!」
声をかけてきたのは意外な人物だった。リヴァイアサンとの戦闘前に、彼よりも先に頭部へと登っていた人物で、何があったのか上空から落ちてきた彼をシン達は救ったのだ。
彼の所属する海賊団に直接送り届けたのだ。シンもよく覚えていた。名をマクシムと言い、エイヴリー海賊団の中でも優秀な幹部の内の一人だ。
彼が復活していることにも驚きだったが、それ以上に彼の乗っている物にシンは驚きを隠せなかった。
キングが持っているツバキのボードは、シン達が保有する二台の内の一つ。そしてハオランは、レース開始前にツバキと取引をして貰い受けている。
そしてシンが今正に乗っているボードと合わせ、シン達の知る限りツバキの作り出したボードは三台しかない。
しかし、今まじかに迫っているその男もツバキの作り出したボードに乗っていたのだ。一体どこでそんなものを手に入れたのか。それよりも、ツバキはあのボードを他にも作っていたのだろうか。
「アンタは確か・・・エイヴリー海賊団とこの・・・」
「その節はどうも。・・・じゃなくて。兄ちゃんもあの二人を追ってるんだろ?」
「あぁ、そうだ。追うというよりッ・・・」
「追い越したい・・・だよな?」
マクシムも当然、レースに勝つために彼らを追っている。しかし、競争相手で在るシンに近づいてきたのには、何か理由があるのだろうか。マクシムはシンの側にボードを寄せ、並走するように二人を追う。
「だが、あの二人と競り合うには部が悪い・・・違うか?」
「・・・・・・」
核心を突かれたかのように押し黙るシン。彼の言うようにキングもハオランも、一人で立ち向かうにはあまりにも力の差があり過ぎる。
どちらも組織や海賊団を率いるだけの実力を持つ人物であり、あの巨大なリヴァイアサン相手にも物怖じせず単独で戦いを挑めるほどの戦力がある。もしあの力を人に向けていたのなら、大抵の相手をねじ伏せることが可能だろう。
力量で言えば、聖都で戦ったシュトラールと同等の実力であろうことは、シンにも感じ取れていた。例え二人を追い抜けたとしても、何らかの妨害があるのは必至。
それをやり過ごせるだけの実力も策も、影のスキルを思うように発動できな今のシンにはなかった。だが、マクシムの口ぶりから彼には何か二人を出し抜けるだけの妙案があるのだろう。
「俺もそこそこ実力がある自信は持っている。だがあの二人に対抗できるとは思えねぇ・・・。そこでだ。兄ちゃんの力を借りたい。一人では無理でも、奴らの足止めをすることくらいはできると思うんだ。そうなりゃぁ俺らにも勝機はある」
何もキングやハオランを倒す必要はない。要は彼らよりも先に、ゴールである大陸に辿り着けさえすればそれでいい。それならば決してシン達にも不可能ではない。
しかし、足止めするにしても、そんな隙を見せるほどあの二人は甘くはない。恐らくは、既にシンとマクシムが跡を追ってきていることにも気づいているのではないだろうか。
そんな警戒しているであろう彼らを、如何やって足止めするのか。それが可能であれ不可能であれ、その方法と手段に興味があったシンは、一先ず彼の考えを聞き出そうと煽る。
「それで?あの二人を如何やって出し抜くつもりだ?二人とも知っているが、そんな隙を見せるようなタイプには見えなかったぞ・・・?」
「何、そんな難しいことじゃねぇさ。俺らが先ずするべきことは、あの二人の跡を追う、それだけだ」
彼の口からでた言葉に、シンは鳩が豆鉄砲を喰らったかのように唖然としてしまった。その内容は今も尚、現在進行形で行っている行為であり、それでは如何にもならないからこそ、今彼の話を聞いているのに、これでは何の解決にもならない。
「追うって・・・。それじゃぁ如何にもならないから、こうして話してるんじゃないか」
「まぁまぁ、慌てなさんなって!“先ずは“って言ったろ?それに距離を空けて追うのが重要なんだ。近づき過ぎちゃいけねぇ・・・特にキングの方にはな」
距離を保ったまま、近付かずして跡を追うことが彼らを追い抜く策とは一体どういうことなのか。彼の言葉に、俄然興味を惹かれたシンは、まるでマクシムの口車に乗せられるかのよう質問を投げかける。
「どういう事だ?近付かないようにって・・・」
「ハオランはキングに追いつく為に、必ず何か仕掛ける。そうなればキングも、何か手を打つ他なくなるだろ?」
「二人に争わせるのか?」
「そういう事!だが、さっきも言った通りキングには近づかねぇ。一定以上の距離を保つことが重要なんだ。それは奴の能力の範囲に関係してる」
マクシムの言うキングの能力。それはキングと何度か遭遇しているシンも想像がついていた。酒場であった時に、相手の海賊を突然自分の元へ引き寄せたり、リヴァイアサンから落ちた際には、シンの身体を軽くしたりと、“重力“や“引力“に関係する能力であることは間違いない。
彼の言う一定の距離とは、その能力に巻き込まれない距離ということと見て間違いないだろう。如何やらマクシムはその距離を把握しているような口ぶりだった。
0
お気に入りに追加
297
あなたにおすすめの小説
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
婚約破棄ですって!?ふざけるのもいい加減にしてください!!!
ラララキヲ
ファンタジー
学園の卒業パーティで突然婚約破棄を宣言しだした婚約者にアリーゼは………。
◇初投稿です。
◇テンプレ婚約破棄モノ。
◇ふんわり世界観。
◇なろうにも上げてます。
Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷
くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。
怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。
最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。
その要因は手に持つ箱。
ゲーム、Anotherfantasia
体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。
「このゲームがなんぼのもんよ!!!」
怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。
「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」
ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。
それは、翠の想像を上回った。
「これが………ゲーム………?」
現実離れした世界観。
でも、確かに感じるのは現実だった。
初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。
楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。
【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】
翠は、柔らかく笑うのだった。
虐げられた武闘派伯爵令嬢は辺境伯と憧れのスローライフ目指して魔獣狩りに勤しみます!~実家から追放されましたが、今最高に幸せです!~
雲井咲穂(くもいさほ)
ファンタジー
「戦う」伯爵令嬢はお好きですか――?
私は、継母が作った借金のせいで、売られる形でこれから辺境伯に嫁ぐことになったそうです。
「お前の居場所なんてない」と継母に実家を追放された伯爵令嬢コーデリア。
多額の借金の肩代わりをしてくれた「魔獣」と怖れられている辺境伯カイルに身売り同然で嫁ぐことに。実母の死、実父の病によって継母と義妹に虐げられて育った彼女には、とある秘密があった。
そんなコーデリアに待ち受けていたのは、聖女に見捨てられた荒廃した領地と魔獣の脅威、そして最凶と恐れられる夫との悲惨な生活――、ではなく。
「今日もひと狩り行こうぜ」的なノリで親しく話しかけてくる朗らかな領民と、彼らに慕われるたくましくも心優しい「旦那様」で??
――義母が放置してくれたおかげで伸び伸びこっそりひっそり、自分で剣と魔法の腕を磨いていてよかったです。
騎士団も唸る腕前を見せる「武闘派」伯爵元令嬢は、辺境伯夫人として、夫婦二人で仲良く楽しく魔獣を狩りながら領地開拓!今日も楽しく脅威を退けながら、スローライフをまったり楽しみま…す?
ーーーーーーーーーーーー
1/13 HOT 42位 ありがとうございました!
「やり直しなんていらねえ!」と追放されたけど、セーブ&ロードなしで大丈夫?~崩壊してももう遅い。俺を拾ってくれた美少女パーティと宿屋にいく~
風白春音
ファンタジー
セーブ&ロードという唯一無二な魔法が使える冒険者の少年ラーク。
そんなラークは【デビルメイデン】というパーティーに所属していた。
ラークのお陰で【デビルメイデン】は僅か1年でSランクまで上り詰める。
パーティーメンバーの為日夜セーブ&ロードという唯一無二の魔法でサポートしていた。
だがある日パーティーリーダーのバレッドから追放宣言を受ける。
「いくらやり直しても無駄なんだよ。お前よりもっと戦力になる魔導士見つけたから」
「え!? いやでも俺がいないと一回しか挑戦できないよ」
「同じ結果になるなら変わらねえんだよ。出ていけ無能が」
他のパーティーメンバーも全員納得してラークを追放する。
「俺のスキルなしでSランクは難しかったはずなのに」
そう呟きながらラークはパーティーから追放される。
そしてラークは同時に個性豊かな美少女達に勧誘を受け【ホワイトアリス】というパーティーに所属する。
そのパーティーは美少女しかいなく毎日冒険者としても男としても充実した生活だった。
一方バレッド率いる【デビルメイデン】はラークを失ったことで徐々に窮地に追い込まれていく。
そしてやがて最低Cランクへと落ちぶれていく。
慌てたバレッド達はラークに泣きながら土下座をして戻ってくるように嘆願するがもう時すでに遅し。
「いや俺今更戻る気ないから。知らん。頑張ってくれ」
ラークは【デビルメイデン】の懇願を無視して美少女達と楽しく冒険者ライフを送る。
これはラークが追放され【デビルメイデン】が落ちぶれていくのと同時にラークが無双し成り上がる冒険譚である。
なろう370000PV感謝! 遍歴の雇われ勇者は日々旅にして旅を住処とす
大森天呑
ファンタジー
〜 報酬は未定・リスクは不明? のんきな雇われ勇者は旅の日々を送る 〜
魔獣や魔物を討伐する専門のハンター『破邪』として遍歴修行の旅を続けていた青年、ライノ・クライスは、ある日ふたりの大精霊と出会った。
大精霊は、この世界を支える力の源泉であり、止まること無く世界を巡り続けている『魔力の奔流』が徐々に乱れつつあることを彼に教え、同時に、そのバランスを補正すべく『勇者』の役割を請け負うよう求める。
それも破邪の役目の延長と考え、気軽に『勇者の仕事』を引き受けたライノは、エルフの少女として顕現した大精霊の一人と共に魔力の乱れの原因を辿って旅を続けていくうちに、そこに思いも寄らぬ背景が潜んでいることに気づく・・・
ひょんなことから勇者になった青年の、ちょっと冒険っぽい旅の日々。
< 小説家になろう・カクヨム・エブリスタでも同名義、同タイトルで連載中です >
生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。
【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる