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心の教者
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その中には、デイヴィスを連れている途中で合流した、見覚えのある海賊旗が見えた。今度は気の所為ではない。間違いなくバーソロミュー・ロバーツの海賊旗であった。
デイヴィスが最も信頼し、ロバーツ側からの信頼も厚かった両者。それこそ親友と呼ぶに相応しい関係に、シンには見えていた。だがその彼が、何故キング襲撃の一団の中から抜け出して来たのか。
計画がどうなったのか気になるシンは、皆に無線を飛ばすことに対する確認を取ると、向かってくるロバーツの船へ連絡を取る。デイヴィスから彼らの船の回線を聞いていたシンは、通信機の側にある手書きのメモを見ながらダイヤルを合わせる。
無線が通じると、初めは警戒されたが、自分達がデイヴィスを送り届けた者であることを説明すると、通信に出ていた相手がロバーツ本人に変わる。すると彼は意外なことに、デイヴィスをこの戦地へ送り届けてくれたことに対し、感謝の言葉を述べた。
「アンタが、バーソロミュー・ロバーツ・・・」
「デイヴィスが選び、自身の命運を託した男だ。俺もアンタを信用する。それに先ずは、アイツの願いを叶えてくれたことに感謝しよう。よくぞ無理難題を引き受けてくれた。アイツのせいで、嘸かし振り回されたことだろう」
通信機を通して聞こえてくるロバーツの声は、とても穏やかに聞こえた。故にそれが、計画の成功を意味しているかのようにシンには伝わった。しかし、ホッと胸を撫で下ろすシンに、ロバーツは容赦のない真実を包み隠さずストレートに伝えてきた。
「どうしてここへ?キングは仕留めたのか?デイヴィスは無事なのか?」
「・・・デイヴィスは“死んだ“よ・・・。裏切り者の手によってな・・・。だが、奴は最期に真実を知ることが出来た。それが唯一の救いだろうな・・・」
デイヴィスの死を聞いた時点で、シンの頭は思考を止めてしまった。最後に彼を送り出した時の表情は、必ず計画をやり遂げるであろう、自信に満ちた顔をしていた。黒いコートの男と共に戦った後、彼の身に一体何があったのか。
彼ならば何か聞いているのではないか。シンがデイヴィスの最期について尋ねようとすると、ロバーツは急ぐように話を終わらせようとした。それは、彼らの船が、先に戦地を駆け抜けていった海賊船の航路と、全く同じ道を行っていたことから察しがついた。
「俺達は裏切り者の後を追う。レイド戦もレースもここで終わりだ。アンタ達はアンタ達の目的に戻れ。話は以上だ・・・」
「裏切り者・・・?さっきの船団か!?なら、俺達がその航路を知っている!すぐにッ・・・」
シンがロバーツに、先ほどスレ違った船団の航路を案内しようと言い出したが、彼はそれを強い言葉で断った。これはデイヴィスの意図を汲んだ判断でもあり、ロバーツ自身がこれ以上周りを巻き込まないという意思を貫いてのことだった。
「いいか!裏切り者の始末は俺達でつける!アンタ達はアンタ達の道へ戻れ!今回の一件について感謝はしているが、仲良しこよしをする気はねぇ。それに・・・デイヴィスも同じことを言ったはずだ・・・」
彼の言葉に、キングの船へデイヴィスを送り届けた時のことを思い出すシン。その時、確かにデイヴィスから同じようなことを言われた。送り届けるだけでいい。それが済めばそこで終わりだと。
レースの中での僅かなひと時ではあったが、デイヴィスは大きなことをシンに教えてくれた。自分を律し、邪念に囚われることなく目的だけを視界に捉え、果たすこと。
余計なことを考えれば気持ちが揺らぐ。余計なことを思えば不安にもなる。それが更なる連鎖を生み出し、回り始めた思考は、その歯車ではオーバースペックなほどのエネルギーを注がれ回り出すように、歯止めが効かなくなる。
思い込みは、心だけでなく身体にまでも影響を及ぼす。人間とはそう言うものだ。それが心や複雑な思考を有する生命の、逃れられぬ定めなのだから。
ロバーツは今、デイヴィスに代わりシンを叱りつける親のような、優しさのある厳しさで突き放したのだ。それが例え、海賊のメンツを保つ為のものだったとしても、彼のその言葉にシンは逆らおうとは思えなかった。
「・・・分かった。俺も感謝してる。デイヴィスは俺に大切なことを教えてくれた。この教訓は決して無駄にはしない・・・。アンタも、どうか無事で・・・」
「あぁ、じゃぁな・・・」
二人の通信は、そこで途絶えた。シン達はそのまま、リヴァイアサンの身体の側に止まり、ロバーツ海賊団と追従するアンスティスの船団は、ウォルターを乗せて戦線離脱した船を追いかけて行った。
同刻、キングの船団とキングを襲撃した海賊達の抗争にも動きがあった。ウォルターを迎えに来た船団が戦場を離れたことで、戦況は一気にキング側に傾いたのだ。
数で劣ってしまった裏切り者達によって構成された反乱軍は、遂にはキングの首を諦め撤退を始めた。引いていくのであれば、これ以上血を流す必要はないと、シンプソンやアシュトンらデイヴィスへの恩義を果たす者達は、追撃を中止する。
キングへの無礼を働いた不届き者達の始末へ動き出そうとするキングの部下達。それをキング自身が静止する。しかし、それは決して慈悲でも優しさでもない。
元よりキングは、レースを中断する気など毛頭にない。それに、直接キングへ喧嘩を売っていたウォルターを許す気もなかった。彼はレース後に、その豊富な情報網を使い、必ずウォルターを探し出すだろう。
だが、ただ見せしめに殺すのでは利益がない。キングはウォルターを捉え、その身柄をロバーツら復讐を企む者達に売りつけようと考えていたのだ。
デイヴィスの妹、レイチェルの件もそうだったが、キングは誰彼構わず人身売買に出していた訳ではなかった。彼は彼なりの判断の元、捉えた者達を在るべき場所へ飛ばすことをしていたのだ。取引で得た金銭は、その通行料という訳だ。
キングは直ぐに部下の無事と戦力の確認を取り、襲撃を受けたトゥーマーンの救援部隊を編成。残りはダラーヒムを含め、キングの船を追従し、再びリヴァイアサン討伐へと戻る。
デイヴィスが最も信頼し、ロバーツ側からの信頼も厚かった両者。それこそ親友と呼ぶに相応しい関係に、シンには見えていた。だがその彼が、何故キング襲撃の一団の中から抜け出して来たのか。
計画がどうなったのか気になるシンは、皆に無線を飛ばすことに対する確認を取ると、向かってくるロバーツの船へ連絡を取る。デイヴィスから彼らの船の回線を聞いていたシンは、通信機の側にある手書きのメモを見ながらダイヤルを合わせる。
無線が通じると、初めは警戒されたが、自分達がデイヴィスを送り届けた者であることを説明すると、通信に出ていた相手がロバーツ本人に変わる。すると彼は意外なことに、デイヴィスをこの戦地へ送り届けてくれたことに対し、感謝の言葉を述べた。
「アンタが、バーソロミュー・ロバーツ・・・」
「デイヴィスが選び、自身の命運を託した男だ。俺もアンタを信用する。それに先ずは、アイツの願いを叶えてくれたことに感謝しよう。よくぞ無理難題を引き受けてくれた。アイツのせいで、嘸かし振り回されたことだろう」
通信機を通して聞こえてくるロバーツの声は、とても穏やかに聞こえた。故にそれが、計画の成功を意味しているかのようにシンには伝わった。しかし、ホッと胸を撫で下ろすシンに、ロバーツは容赦のない真実を包み隠さずストレートに伝えてきた。
「どうしてここへ?キングは仕留めたのか?デイヴィスは無事なのか?」
「・・・デイヴィスは“死んだ“よ・・・。裏切り者の手によってな・・・。だが、奴は最期に真実を知ることが出来た。それが唯一の救いだろうな・・・」
デイヴィスの死を聞いた時点で、シンの頭は思考を止めてしまった。最後に彼を送り出した時の表情は、必ず計画をやり遂げるであろう、自信に満ちた顔をしていた。黒いコートの男と共に戦った後、彼の身に一体何があったのか。
彼ならば何か聞いているのではないか。シンがデイヴィスの最期について尋ねようとすると、ロバーツは急ぐように話を終わらせようとした。それは、彼らの船が、先に戦地を駆け抜けていった海賊船の航路と、全く同じ道を行っていたことから察しがついた。
「俺達は裏切り者の後を追う。レイド戦もレースもここで終わりだ。アンタ達はアンタ達の目的に戻れ。話は以上だ・・・」
「裏切り者・・・?さっきの船団か!?なら、俺達がその航路を知っている!すぐにッ・・・」
シンがロバーツに、先ほどスレ違った船団の航路を案内しようと言い出したが、彼はそれを強い言葉で断った。これはデイヴィスの意図を汲んだ判断でもあり、ロバーツ自身がこれ以上周りを巻き込まないという意思を貫いてのことだった。
「いいか!裏切り者の始末は俺達でつける!アンタ達はアンタ達の道へ戻れ!今回の一件について感謝はしているが、仲良しこよしをする気はねぇ。それに・・・デイヴィスも同じことを言ったはずだ・・・」
彼の言葉に、キングの船へデイヴィスを送り届けた時のことを思い出すシン。その時、確かにデイヴィスから同じようなことを言われた。送り届けるだけでいい。それが済めばそこで終わりだと。
レースの中での僅かなひと時ではあったが、デイヴィスは大きなことをシンに教えてくれた。自分を律し、邪念に囚われることなく目的だけを視界に捉え、果たすこと。
余計なことを考えれば気持ちが揺らぐ。余計なことを思えば不安にもなる。それが更なる連鎖を生み出し、回り始めた思考は、その歯車ではオーバースペックなほどのエネルギーを注がれ回り出すように、歯止めが効かなくなる。
思い込みは、心だけでなく身体にまでも影響を及ぼす。人間とはそう言うものだ。それが心や複雑な思考を有する生命の、逃れられぬ定めなのだから。
ロバーツは今、デイヴィスに代わりシンを叱りつける親のような、優しさのある厳しさで突き放したのだ。それが例え、海賊のメンツを保つ為のものだったとしても、彼のその言葉にシンは逆らおうとは思えなかった。
「・・・分かった。俺も感謝してる。デイヴィスは俺に大切なことを教えてくれた。この教訓は決して無駄にはしない・・・。アンタも、どうか無事で・・・」
「あぁ、じゃぁな・・・」
二人の通信は、そこで途絶えた。シン達はそのまま、リヴァイアサンの身体の側に止まり、ロバーツ海賊団と追従するアンスティスの船団は、ウォルターを乗せて戦線離脱した船を追いかけて行った。
同刻、キングの船団とキングを襲撃した海賊達の抗争にも動きがあった。ウォルターを迎えに来た船団が戦場を離れたことで、戦況は一気にキング側に傾いたのだ。
数で劣ってしまった裏切り者達によって構成された反乱軍は、遂にはキングの首を諦め撤退を始めた。引いていくのであれば、これ以上血を流す必要はないと、シンプソンやアシュトンらデイヴィスへの恩義を果たす者達は、追撃を中止する。
キングへの無礼を働いた不届き者達の始末へ動き出そうとするキングの部下達。それをキング自身が静止する。しかし、それは決して慈悲でも優しさでもない。
元よりキングは、レースを中断する気など毛頭にない。それに、直接キングへ喧嘩を売っていたウォルターを許す気もなかった。彼はレース後に、その豊富な情報網を使い、必ずウォルターを探し出すだろう。
だが、ただ見せしめに殺すのでは利益がない。キングはウォルターを捉え、その身柄をロバーツら復讐を企む者達に売りつけようと考えていたのだ。
デイヴィスの妹、レイチェルの件もそうだったが、キングは誰彼構わず人身売買に出していた訳ではなかった。彼は彼なりの判断の元、捉えた者達を在るべき場所へ飛ばすことをしていたのだ。取引で得た金銭は、その通行料という訳だ。
キングは直ぐに部下の無事と戦力の確認を取り、襲撃を受けたトゥーマーンの救援部隊を編成。残りはダラーヒムを含め、キングの船を追従し、再びリヴァイアサン討伐へと戻る。
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