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洞窟探索
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洞窟へ向かう道すがら、デイヴィスはダミアンの名の由来をハーマンに伺う。彼女の父もまた、漁師長として彼らをまとめ、町長らのやり方に屈する事なく抵抗し続けていたのだという。
彼女のあの勇ましさは、そんな父の姿を模したものなのだとか。海賊や略奪者達と戦う父親の背中は、彼女を心配させたがそれ以上に、憧れの姿をしていた。
漁師長の子が必ずしも後を継ぐ訳ではなかったが、彼女は父のようにありたいと、日々戦闘の訓練を行い、若くして海賊達を迎撃する部隊に混じり、その手を血に染めてきた。
父親譲りの身体能力と統率力で、その頭角をみるみる表していき、次第に彼女を中心として戦闘を行う部隊は、上手く一つにまとまっていった。
「だが、それが何故女である事を否定することに繋がる?」
「もう知ってるかもしれないが、この町は昔の仕来りや決まりごとを重視する傾向にあって、女や子供が男の仕事場である漁に出たり、剰え海賊共と戦うなど許されることではなかった」
よくある話だ。女が男の仕事に口を出したり踏み入るのは許されないといういう話。この港町にもそのような、どこにでもある慣わしがあり、町の住人達や町長サイドの人間に知られれば面倒なことになる。
彼女の父ダミアンも、そういった昔の仕来りに縛られることを嫌ってはいたが、可愛い我が子を危険に晒すのには反対だったのだ。そこで彼女は、父に黙って髪を切り落とし、男のような格好で部隊に潜り込んで戦っていた。
初めのうちは反対していたダミアンも、彼女の存在が部隊の中で大きくなったいき、その才能を開花していく様を見るにつれ、外せない存在へとなっていくのを感じ、遂には彼女を頼るほどにまで成長したことを、心から喜んだ。
「だから別にアンタに隠していた訳じゃない。あれが彼女や俺達にとって普通の事だっただけだ」
「確かに。嘘をつけそうな器用な人間には見えなかったな・・・」
「それ故、彼女はつけ込まれやすい。悪巧みを計画する者や、町長の意見に賛同する漁師による密告なんて事も少なくなかったんだ。だから漁師達は、家族のように深い信頼関係を築く必要があった」
漁師の中にも、町長のやり方に賛同する者はいた。ダミアン達のように危険を冒さなくとも町は守れる。海賊達に交渉を持ちかけ、襲撃をやめさせることができる。
だが、それで奴らが満足する筈などなく、要求は次第に大きくなっていくことは火を見るよりも明らかだった。だからこそ、恐怖や暴力に屈することなく戦う意志を見せつけることが大切だったのだが、そこにはかけがえのない者達の血が絶えず流れた。
戦うことに疲れた者達が、町長サイドの人間達に寝返ることも少なくはなかった。誰しもが安全で平穏に暮らしたいと思うことだろう。しかし、彼らの町は交渉で生きていけるほど資源はなく、大きな町でもなかったため、取引材料が無くなるのも時間の問題だった。
近隣諸国との貿易で町を豊かにしていく町長らの働きも、海賊や略奪者達と戦い牽制する漁師達の働きも、どちらも失うことの出来ない重要なことだった。
「そこへこの病か・・・。救いの手は差し伸べられず、外からやってくる者もいない。町の崩壊は避けられないな」
「・・・先生に頑張ってもらうしかない。その為に重症な者や死者の解剖を提案しているんだがな・・・。あの人は優しすぎる。それに難しい立場でもある。人間の身体をバラすなど、とても賛同の得られる所業じゃない・・・」
「だが、そうしなければ町は滅びるんだぞ?」
「それでもだ。自分の身内や愛する者が、他人の手で肉塊になるのを良しとする人間はそうはいない。戦いの中で多くの死に触れてきた俺達ならまだしも。他の連中には受け入れがたいことなんだろう・・・」
死んでしまえば、この世に残された肉体などただの“物“でしかない。だが、動かなくなった途端に割り切れるほど、ここの者達は強くない。死に慣れてしまうことを強さと言うのは間違っている。
彼らこそ正常な精神の持ち主で、死をなんとも思わなくなってしまうことこそ異常なのだ。そういった点では、部外者であり、多くの死を乗り越えてきたデイヴィスもまた、心の壊れた異常者なのかもしれない。
彼女のこととダミアンの名について話しているうちに、二人は入り江の洞窟にまでやって来ていた。海水はすっかり抜けており、水分をたっぷりと含んだ砂が相場の悪い沼のようになっている。
岩場を上手に渡っていき、洞窟の入り口にやって来るデイヴィスとハーマン。手元と近場にあるものを使い、簡易的な松明を作ると明かりを灯し、暗い穴蔵の中へと入っていく。
「中は入り組んでいるからな。離れずついてきてくれ」
彼の持つ明かりだけが頼りで、足元すらろくに見えない。少しでも離れてしまうと、松明の光が闇に飲み込まれてしまうように見えなくなる。波に置き去りにされ、魚が足元の岩場に身体を打ち付ける音が聞こえる。
天井から落ちる水滴が、洞窟の中で反響し心地の良い音が耳へと伝わる。そして暫く進むと、ハーマンは足をとめ、デイヴィスの方へ振り返る。
「ここから先は一本道だ。迷うこともないだろう・・・」
そう言うと、手に持った松明の火を自ら持ち込んだ折り畳み式のランタンに灯し、松明の方をデイヴィスへ差し出した。そんな物を持っているなら、何故初めから明かりを分けなかったのか。
「どうした?突然・・・」
「案内はここまでだ。これ以上先に入ることを、俺達は許されていない」
デイヴィスが率直に思ったこと。誰にも言わなければ分からないのではないか。しかしそれは余所者である彼の考えであって、この町の者達にとっては、宗教上の問題で食べられないものがあったり、足を踏み入れてはならない場所があったりするものと同じなのだろう。
「安心しろ。水位が上がってくるまでには、まだまだ時間がある。それに水位が上がってくれば分かる筈だ。そしたらすぐに戻ってくればいい」
「理由は聞かない方がいいのか?」
「大袈裟な理由ではないないが、その方が助かる。ただ、誓ってお前を騙そうとしている訳ではないとだけ言わせてくれ。何かあればすぐにダミアンに知らせ、助けを呼ぶ。その時は大声で叫んでくれ。洞窟の外で待っている」
「・・・分かった。アンタを信じよう。案内、感謝する」
二人はそこで別れ、デイヴィスは奥へ、ハーマンは入り口の方へと向かっていった。彼の言うように、先の洞窟は一本道であり、迷うことなく足を進めることができたが、道は次第に狭くなっていった。
そして一人になって暫く進むと、書物庫で見た洞窟の地図にもあった広間へと辿り着いた。手にした松明の明かりだけでは照らしきれない。近場に燃やせるものはないかと探すが、普段ここが海水に満たされていることを考えると、絶望的かもしれない。
だが、燃やせるものはなくとも、照明代わりになりそうな物だけは見つかった。デイヴィスは自身の持ち物から火を灯せそうな物を取り出すと、広間のあちこちに明かりを灯していった。
「なるほど・・・ここが生贄の間だったんだろうな。海の神とやらに連れて行かれるまでの間、死なれないようにここで過ごしていたのか、こんな物が洞窟にある訳だ・・・」
広間には、如何にも誰かがそこで暮らしていたような食器や道具が、錆びた状態で散らばっていた。儀式が行われていたのは、今の町長よりも何代も前の話。当然、その間ここは無人の状態で放置されていたことだろう。
そして彼の足元には、財宝を探し求め迷い込んだ海賊のものだろうか、多くの人骨がバラバラの状態で散らばっており、祭壇らしき台座には、ロープの絡まった人骨がくたびれるように横たわっていた。
彼女のあの勇ましさは、そんな父の姿を模したものなのだとか。海賊や略奪者達と戦う父親の背中は、彼女を心配させたがそれ以上に、憧れの姿をしていた。
漁師長の子が必ずしも後を継ぐ訳ではなかったが、彼女は父のようにありたいと、日々戦闘の訓練を行い、若くして海賊達を迎撃する部隊に混じり、その手を血に染めてきた。
父親譲りの身体能力と統率力で、その頭角をみるみる表していき、次第に彼女を中心として戦闘を行う部隊は、上手く一つにまとまっていった。
「だが、それが何故女である事を否定することに繋がる?」
「もう知ってるかもしれないが、この町は昔の仕来りや決まりごとを重視する傾向にあって、女や子供が男の仕事場である漁に出たり、剰え海賊共と戦うなど許されることではなかった」
よくある話だ。女が男の仕事に口を出したり踏み入るのは許されないといういう話。この港町にもそのような、どこにでもある慣わしがあり、町の住人達や町長サイドの人間に知られれば面倒なことになる。
彼女の父ダミアンも、そういった昔の仕来りに縛られることを嫌ってはいたが、可愛い我が子を危険に晒すのには反対だったのだ。そこで彼女は、父に黙って髪を切り落とし、男のような格好で部隊に潜り込んで戦っていた。
初めのうちは反対していたダミアンも、彼女の存在が部隊の中で大きくなったいき、その才能を開花していく様を見るにつれ、外せない存在へとなっていくのを感じ、遂には彼女を頼るほどにまで成長したことを、心から喜んだ。
「だから別にアンタに隠していた訳じゃない。あれが彼女や俺達にとって普通の事だっただけだ」
「確かに。嘘をつけそうな器用な人間には見えなかったな・・・」
「それ故、彼女はつけ込まれやすい。悪巧みを計画する者や、町長の意見に賛同する漁師による密告なんて事も少なくなかったんだ。だから漁師達は、家族のように深い信頼関係を築く必要があった」
漁師の中にも、町長のやり方に賛同する者はいた。ダミアン達のように危険を冒さなくとも町は守れる。海賊達に交渉を持ちかけ、襲撃をやめさせることができる。
だが、それで奴らが満足する筈などなく、要求は次第に大きくなっていくことは火を見るよりも明らかだった。だからこそ、恐怖や暴力に屈することなく戦う意志を見せつけることが大切だったのだが、そこにはかけがえのない者達の血が絶えず流れた。
戦うことに疲れた者達が、町長サイドの人間達に寝返ることも少なくはなかった。誰しもが安全で平穏に暮らしたいと思うことだろう。しかし、彼らの町は交渉で生きていけるほど資源はなく、大きな町でもなかったため、取引材料が無くなるのも時間の問題だった。
近隣諸国との貿易で町を豊かにしていく町長らの働きも、海賊や略奪者達と戦い牽制する漁師達の働きも、どちらも失うことの出来ない重要なことだった。
「そこへこの病か・・・。救いの手は差し伸べられず、外からやってくる者もいない。町の崩壊は避けられないな」
「・・・先生に頑張ってもらうしかない。その為に重症な者や死者の解剖を提案しているんだがな・・・。あの人は優しすぎる。それに難しい立場でもある。人間の身体をバラすなど、とても賛同の得られる所業じゃない・・・」
「だが、そうしなければ町は滅びるんだぞ?」
「それでもだ。自分の身内や愛する者が、他人の手で肉塊になるのを良しとする人間はそうはいない。戦いの中で多くの死に触れてきた俺達ならまだしも。他の連中には受け入れがたいことなんだろう・・・」
死んでしまえば、この世に残された肉体などただの“物“でしかない。だが、動かなくなった途端に割り切れるほど、ここの者達は強くない。死に慣れてしまうことを強さと言うのは間違っている。
彼らこそ正常な精神の持ち主で、死をなんとも思わなくなってしまうことこそ異常なのだ。そういった点では、部外者であり、多くの死を乗り越えてきたデイヴィスもまた、心の壊れた異常者なのかもしれない。
彼女のこととダミアンの名について話しているうちに、二人は入り江の洞窟にまでやって来ていた。海水はすっかり抜けており、水分をたっぷりと含んだ砂が相場の悪い沼のようになっている。
岩場を上手に渡っていき、洞窟の入り口にやって来るデイヴィスとハーマン。手元と近場にあるものを使い、簡易的な松明を作ると明かりを灯し、暗い穴蔵の中へと入っていく。
「中は入り組んでいるからな。離れずついてきてくれ」
彼の持つ明かりだけが頼りで、足元すらろくに見えない。少しでも離れてしまうと、松明の光が闇に飲み込まれてしまうように見えなくなる。波に置き去りにされ、魚が足元の岩場に身体を打ち付ける音が聞こえる。
天井から落ちる水滴が、洞窟の中で反響し心地の良い音が耳へと伝わる。そして暫く進むと、ハーマンは足をとめ、デイヴィスの方へ振り返る。
「ここから先は一本道だ。迷うこともないだろう・・・」
そう言うと、手に持った松明の火を自ら持ち込んだ折り畳み式のランタンに灯し、松明の方をデイヴィスへ差し出した。そんな物を持っているなら、何故初めから明かりを分けなかったのか。
「どうした?突然・・・」
「案内はここまでだ。これ以上先に入ることを、俺達は許されていない」
デイヴィスが率直に思ったこと。誰にも言わなければ分からないのではないか。しかしそれは余所者である彼の考えであって、この町の者達にとっては、宗教上の問題で食べられないものがあったり、足を踏み入れてはならない場所があったりするものと同じなのだろう。
「安心しろ。水位が上がってくるまでには、まだまだ時間がある。それに水位が上がってくれば分かる筈だ。そしたらすぐに戻ってくればいい」
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「大袈裟な理由ではないないが、その方が助かる。ただ、誓ってお前を騙そうとしている訳ではないとだけ言わせてくれ。何かあればすぐにダミアンに知らせ、助けを呼ぶ。その時は大声で叫んでくれ。洞窟の外で待っている」
「・・・分かった。アンタを信じよう。案内、感謝する」
二人はそこで別れ、デイヴィスは奥へ、ハーマンは入り口の方へと向かっていった。彼の言うように、先の洞窟は一本道であり、迷うことなく足を進めることができたが、道は次第に狭くなっていった。
そして一人になって暫く進むと、書物庫で見た洞窟の地図にもあった広間へと辿り着いた。手にした松明の明かりだけでは照らしきれない。近場に燃やせるものはないかと探すが、普段ここが海水に満たされていることを考えると、絶望的かもしれない。
だが、燃やせるものはなくとも、照明代わりになりそうな物だけは見つかった。デイヴィスは自身の持ち物から火を灯せそうな物を取り出すと、広間のあちこちに明かりを灯していった。
「なるほど・・・ここが生贄の間だったんだろうな。海の神とやらに連れて行かれるまでの間、死なれないようにここで過ごしていたのか、こんな物が洞窟にある訳だ・・・」
広間には、如何にも誰かがそこで暮らしていたような食器や道具が、錆びた状態で散らばっていた。儀式が行われていたのは、今の町長よりも何代も前の話。当然、その間ここは無人の状態で放置されていたことだろう。
そして彼の足元には、財宝を探し求め迷い込んだ海賊のものだろうか、多くの人骨がバラバラの状態で散らばっており、祭壇らしき台座には、ロープの絡まった人骨がくたびれるように横たわっていた。
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