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一難去った後の戦場
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巨大な首が大きく後ろへと倒れる。爆風は上空にいたエイヴリー海賊団の船を吹き飛ばし、後方の離れた海面へと追いやった。
「海に落ちた者達を船の残骸に集めろッ!船長が船を作り直してくれる!」
「急げぇッ!海へ潜れる者は海中を調べろ!意識のないものを探し、船に集めるんだッ!」
海に振り落とされた船員や、船ごと崩壊した海賊船。蟒蛇との距離が開いたことで、激しい海流や直接本体による攻撃の魔の手からは逃れられたが、それでも海は大きく荒れている。人がこの海に落ちれば、海面を目指すことも困難に成りかねない程の波が押し寄せる。
中には不運にも、破壊された船の残骸が命中し、死んだ者や身体に大きな傷を負った者も数多くいた。蟒蛇が立て直してからでは、とても彼らを救うことは出来ない。エイヴリーを乗せていた船も無傷とはいかず、激しい損壊と味方の損失を被っていた。
「リーズッ!上空から野郎共を探させろ。それと散らばった船の残骸を集めるんだ。この船のクラフトが完了し次第、順次船を元通りにしていく」
「分かってるさ!今やってるところだよ。それよりアンタは大丈夫かい?これだけ連続してスキルを使わされて・・・」
「今は泣き言を言ってる場合じゃぁねぇ・・・。例え一時的に戦闘不能になろうと、今立て直さねぇとマクシムの奴に示しがつかねぇ・・・」
本来であれば、蟒蛇の口に蓄えられた高密度のエネルギーによるブレスで、もっと甚大な被害が出ていたことだろう。エイヴリーは彼の帰りを待ち、今は戦況を整えることに注力を注ぐ。
爆風は、蟒蛇の近くの海域で動きを封じられていたキング海賊団の元へも、やって来ていた。しかし、こちらはエイヴリー海賊団程の被害は出ていない様子だった。蟒蛇の口の中で起こった爆風は、キングらの船を避けて吹き荒み、彼らの動きを封じていた海流も次第に動きが弱まっていく。
「ご苦労ご苦労!お陰様で俺達の船は、ピンピンの状態で済んだ。・・・代わりに、今度は俺達があのデカブツとやってやるよ~ん。美味しいところを頂くのが、最っ高ぅに気持ちいいのよね~」
そういうとキングは、海流の弱まる海をエイヴリー海賊団とは逆に、蟒蛇の方へと向かっていった。レイド戦の貢献度で言えば、現状はエイヴリー海賊団に部がある。だが、海賊達の抵抗で隙を見せた蟒蛇に攻撃を叩き込めば、キング海賊団にポイントで大きなアドバンテージが取られることになる。
そして、蟒蛇の強力な攻撃を未然に防ぐことに成功したマクシムとロイクは、爆風に飲み込まれ大きく吹き飛ばさせれていた。乗っていたドラゴンからも振り落とされ、視界の効かない真っ黒な煙の中を、どこへ飛ばされるのか、どちらが海でどちらが空なのかも分からないまま、ただその勢いに身を任せるしかなかった。
辛うじて意識を保っていたロイクは、煙で目が染みる中、薄目を開けて腕で鼻と口を覆う。上下左右も分からない中、彼は爆風に飛ばされ宙に浮く中でドラゴンの召喚を行う。真っ黒な煙に、綺麗な魔法陣の光が広がる。
そこから現れたドラゴンにしがみ付くと、強風の中で羽を羽ばたかせ必死に飛ぼうともがき始める。初めはドラゴンの力を持ってしても、ただ飛ばされるだけの時間が続き、いつ海に落ちるのかも分からないまま飛ばされていたが、次第にバランスをとり始めるドラゴン。
大きく羽ばたく羽の動きで、周囲を取り囲んでいた煙を振り払えるくらいにまでなっていた。そのことから、爆風の発生源である蟒蛇から、だいぶ離れたところまで来た事が窺える。煙はとても分厚く、すぐに振り払うことは出来なかったが、ドラゴンが暫く羽ばたいていると、徐々に景色が見えてくる。
「クソッ・・・!一体どこまで飛ばされたんだ・・・?マクシムッ!どこだ!無事か!?」
まだ僅かに残る煙で咳き込みながらも、一緒に居たはずのマクシムの姿を探すロイク。見えてきた景色は、レイド戦へ突入した時のような暗雲立ち込める分厚く暗い雲に、荒れ狂う海が波同士を激しくぶつけ合い、水飛沫が吹き上がる景色だった。
周囲に蟒蛇の姿はなく、少し離れたところで船の残骸が波に飲まれているのが見える。そして微かに誰かの叫ぶ声が聞こえる。周りに何もなく、目指すべき場所が見当たらないロイクは、流されている船の残骸と、その叫び声を辿ることにした。
ドラゴンに指示を出し、その方向へ飛んでいくと、そこには見覚えのある海賊旗と、バラバラになった船が光に包まれ、まるでブロックで出来た玩具のように組み合わさり、元の形へと戻る光景が目に入ってきた。
こんな事ができるのは、エイヴリー以外にいない。そう確信したロイクは、先ず本隊に合流し状況の確認と、マクシムとの事を伝える為、エイヴリーの元へと急いだ。
「船長ッ!ご無事ですか!?」
「ロイクか!よくぞ戻った。マクシムのお陰で直撃は免れたが、それでも被害は大きい。お前も船員達の救助に協力しろ!」
エイヴリーの指示に従い、複数のドラゴンを召喚すると、各所で救助にあたる船員達の元へそれぞれ向かわせたロイク。周囲を見渡し、彼はマクシムの姿を探していた。もしかしたら自分よりも先に、本隊と合流しているかもしれない。その様子を見たエイヴリーが彼に問いかける。
「どうした?」
「いっ・・・いえ・・・。俺はあの攻撃が来る前、マクシムを見つけて共に攻撃を防ごうとしていました・・・」
「何・・・?奴は・・・マクシムはどうなった?」
「分かりません・・・。攻撃は阻止しましたが、我々は爆風に巻き込まれ、どこへ飛ばされたのかも分からないまま別れてしまいました・・・。もしかしたら、俺よりも先に船長達と合流しているかもしれないと、思ったんですが・・・」
だが、彼の僅かな希望を否定するように、エイヴリーは首を横に振った。マクシムは他の船員達と同様、どこに飛ばされたのかも分からないままで、捜索対象となっていた。
「海に落ちた者達を船の残骸に集めろッ!船長が船を作り直してくれる!」
「急げぇッ!海へ潜れる者は海中を調べろ!意識のないものを探し、船に集めるんだッ!」
海に振り落とされた船員や、船ごと崩壊した海賊船。蟒蛇との距離が開いたことで、激しい海流や直接本体による攻撃の魔の手からは逃れられたが、それでも海は大きく荒れている。人がこの海に落ちれば、海面を目指すことも困難に成りかねない程の波が押し寄せる。
中には不運にも、破壊された船の残骸が命中し、死んだ者や身体に大きな傷を負った者も数多くいた。蟒蛇が立て直してからでは、とても彼らを救うことは出来ない。エイヴリーを乗せていた船も無傷とはいかず、激しい損壊と味方の損失を被っていた。
「リーズッ!上空から野郎共を探させろ。それと散らばった船の残骸を集めるんだ。この船のクラフトが完了し次第、順次船を元通りにしていく」
「分かってるさ!今やってるところだよ。それよりアンタは大丈夫かい?これだけ連続してスキルを使わされて・・・」
「今は泣き言を言ってる場合じゃぁねぇ・・・。例え一時的に戦闘不能になろうと、今立て直さねぇとマクシムの奴に示しがつかねぇ・・・」
本来であれば、蟒蛇の口に蓄えられた高密度のエネルギーによるブレスで、もっと甚大な被害が出ていたことだろう。エイヴリーは彼の帰りを待ち、今は戦況を整えることに注力を注ぐ。
爆風は、蟒蛇の近くの海域で動きを封じられていたキング海賊団の元へも、やって来ていた。しかし、こちらはエイヴリー海賊団程の被害は出ていない様子だった。蟒蛇の口の中で起こった爆風は、キングらの船を避けて吹き荒み、彼らの動きを封じていた海流も次第に動きが弱まっていく。
「ご苦労ご苦労!お陰様で俺達の船は、ピンピンの状態で済んだ。・・・代わりに、今度は俺達があのデカブツとやってやるよ~ん。美味しいところを頂くのが、最っ高ぅに気持ちいいのよね~」
そういうとキングは、海流の弱まる海をエイヴリー海賊団とは逆に、蟒蛇の方へと向かっていった。レイド戦の貢献度で言えば、現状はエイヴリー海賊団に部がある。だが、海賊達の抵抗で隙を見せた蟒蛇に攻撃を叩き込めば、キング海賊団にポイントで大きなアドバンテージが取られることになる。
そして、蟒蛇の強力な攻撃を未然に防ぐことに成功したマクシムとロイクは、爆風に飲み込まれ大きく吹き飛ばさせれていた。乗っていたドラゴンからも振り落とされ、視界の効かない真っ黒な煙の中を、どこへ飛ばされるのか、どちらが海でどちらが空なのかも分からないまま、ただその勢いに身を任せるしかなかった。
辛うじて意識を保っていたロイクは、煙で目が染みる中、薄目を開けて腕で鼻と口を覆う。上下左右も分からない中、彼は爆風に飛ばされ宙に浮く中でドラゴンの召喚を行う。真っ黒な煙に、綺麗な魔法陣の光が広がる。
そこから現れたドラゴンにしがみ付くと、強風の中で羽を羽ばたかせ必死に飛ぼうともがき始める。初めはドラゴンの力を持ってしても、ただ飛ばされるだけの時間が続き、いつ海に落ちるのかも分からないまま飛ばされていたが、次第にバランスをとり始めるドラゴン。
大きく羽ばたく羽の動きで、周囲を取り囲んでいた煙を振り払えるくらいにまでなっていた。そのことから、爆風の発生源である蟒蛇から、だいぶ離れたところまで来た事が窺える。煙はとても分厚く、すぐに振り払うことは出来なかったが、ドラゴンが暫く羽ばたいていると、徐々に景色が見えてくる。
「クソッ・・・!一体どこまで飛ばされたんだ・・・?マクシムッ!どこだ!無事か!?」
まだ僅かに残る煙で咳き込みながらも、一緒に居たはずのマクシムの姿を探すロイク。見えてきた景色は、レイド戦へ突入した時のような暗雲立ち込める分厚く暗い雲に、荒れ狂う海が波同士を激しくぶつけ合い、水飛沫が吹き上がる景色だった。
周囲に蟒蛇の姿はなく、少し離れたところで船の残骸が波に飲まれているのが見える。そして微かに誰かの叫ぶ声が聞こえる。周りに何もなく、目指すべき場所が見当たらないロイクは、流されている船の残骸と、その叫び声を辿ることにした。
ドラゴンに指示を出し、その方向へ飛んでいくと、そこには見覚えのある海賊旗と、バラバラになった船が光に包まれ、まるでブロックで出来た玩具のように組み合わさり、元の形へと戻る光景が目に入ってきた。
こんな事ができるのは、エイヴリー以外にいない。そう確信したロイクは、先ず本隊に合流し状況の確認と、マクシムとの事を伝える為、エイヴリーの元へと急いだ。
「船長ッ!ご無事ですか!?」
「ロイクか!よくぞ戻った。マクシムのお陰で直撃は免れたが、それでも被害は大きい。お前も船員達の救助に協力しろ!」
エイヴリーの指示に従い、複数のドラゴンを召喚すると、各所で救助にあたる船員達の元へそれぞれ向かわせたロイク。周囲を見渡し、彼はマクシムの姿を探していた。もしかしたら自分よりも先に、本隊と合流しているかもしれない。その様子を見たエイヴリーが彼に問いかける。
「どうした?」
「いっ・・・いえ・・・。俺はあの攻撃が来る前、マクシムを見つけて共に攻撃を防ごうとしていました・・・」
「何・・・?奴は・・・マクシムはどうなった?」
「分かりません・・・。攻撃は阻止しましたが、我々は爆風に巻き込まれ、どこへ飛ばされたのかも分からないまま別れてしまいました・・・。もしかしたら、俺よりも先に船長達と合流しているかもしれないと、思ったんですが・・・」
だが、彼の僅かな希望を否定するように、エイヴリーは首を横に振った。マクシムは他の船員達と同様、どこに飛ばされたのかも分からないままで、捜索対象となっていた。
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