377 / 1,646
目覚める武神の拳
しおりを挟む
黒く塗り潰されたシルエットから姿を現したハオランは、その身体と同様心も取り戻し、暗い過去に囚われていた魂を解放する。暗雲の立ち込めていた彼の中の世界は、恩人であるチン・シーの手によって晴れ渡り、再び立ち上がらせる。
「さぁ、もう大丈夫だな?」
彼女の言葉が深く染み渡る。ハオランは自分の過去を忘れたことなど、一度もなかった。他の兄弟達や先代の者達に比べ、才能もなくただ弱かった自分のせいで全ては崩壊した。
無論、子供だった彼が守られるべき存在であったのは変わり無い。そしてあの時の彼に出来ることなど何もなかった。努力ではどうしようもないこともある。両親だってそれを理解していた。
それでも、例え一族の歴史に幕を下ろしたとしても、愛する子の未来を守りたかった。何が正解だったかは分からない。だが、時代と共に人々の考え方というものは変わっていくもの。変わらなければ同じことを繰り返すだけだから。
そしていつも衝突は起こるのだ。変わる者達と、それを拒む者達。ただその節目に出会してしまっただけのこと。歴史や時代の流れに比べれば、誰も知る由もないちっぽけな一族の消失。しかし彼にとってはそれが全ての始まりだった。
「はい・・・大丈夫です。もう弱いだけの・・・何も分からず何も出来ず、守られるだけだったあの頃とは・・・違うッ!」
チン・シーのその手に引き上げられ身体を起こすと、本調子を取り戻したハオランと彼女で、彼の中に入り込んだ魂を追い出していく。
元の身体の持ち主である彼の魂は、他人に入り込んだ魂達とは比べものにならない個の力を持っている。ロロネーによって霊魂を送り込まれた時とは違い、今回は一人じゃない。
一緒に戦ってくれるチン・シーの魂と、外からサポートをしてくれるシンのスキルがある。二人の息のあった連携は、瞬く間に魂を消滅させていく。次第に彼の本体である身体自体にも変化が起き始める。
彼を拘束していたシンのスキルが次第に弱まってくる。魔力が限界に達しようとしているのが、他の者からでも分かるほどシンの疲労が著しくなる。だが、彼のスキルによる拘束が弱まるのと同時に、ハオランの身体はシンのスキルに抗わなくなる。
シンの“操影“に身体を任せ、自身は魂を祓うことに専念していたのだ。ある程度の量をハオランの身体から取り除くと、リンクの時間切れを悟ったチン・シーもまた、彼の中から抜け出す準備を始める。
「時間だ、妾はここまでだ・・・。後は一人で行けるな?」
彼女の問いに、彼は静かに力強く頷く。その瞳を見つめ彼を信用するとチン・シーはリンクを解除し、ハオランの中から出て行った。彼女が自分の身体に戻って来ると、意識を取り戻し暫くぶりの呼吸を再開する。
「あぁ・・・しまった。また後先考えずに・・・ここは一体・・・?」
ゆっくり咳をしながらも呼吸を整える。そして自分が倒れている場所を確認すると、どうやら彼女は誰かの上に倒れて、気を失っているようだった。そして彼女と入れ違いになるように、下敷きとなっているその者は意識を失った。
「シン・・・?お前、妾を庇ったのか?・・・!?おいッ!しっかりしろ、何がッ・・・?」
チン・シーがハオランにリンクしている間、彼女の身体を支えながらハオランの動きを封じていたシン。その様子が一変し、今はかなり衰弱している。容態を確認するために彼の胸に手を置き、心臓の鼓動を感じ取る。
どうやら息はしている。魔力使い果たし眠っているだけのようだった。一瞬、ロロネーの襲撃が頭を過ぎったが、最悪のシナリオは迎えていなかった。しかしそれも、彼女らだけではこうはいかなかっただろう。
本来この戦場にいる筈のないシン達が、戦況を大きく変えている。ミアが前線で本隊の到着までの時間を稼がなければ。ツクヨがロロネーを食い止めていなければ。そして、シンがハオランの動きを止め、彼の中の魂を妨害していなければ。
彼らの功績は大きい。彼女はシンを労わるようにハオランから離れさせ、安全なところに寝かせる。シンのスキルが切れたことにより、ハオランの拘束は解かれてしまったが、彼の奮闘のおかげでチン・シーの作戦通り、彼の魂の解放は成った。
「よくやってくれた・・・。この恩には報いらなければな」
二人の元に近づく一つの足音。チン・シーは誰のものか分かっているように振り返ることなく、その者の声に耳を傾ける。
「彼らには恩を作ってばかりだ・・・」
「なら、ちゃんと返さないとな」
「分かってますよ。・・・ロロネーは私が倒します・・・」
「さぁ、もう大丈夫だな?」
彼女の言葉が深く染み渡る。ハオランは自分の過去を忘れたことなど、一度もなかった。他の兄弟達や先代の者達に比べ、才能もなくただ弱かった自分のせいで全ては崩壊した。
無論、子供だった彼が守られるべき存在であったのは変わり無い。そしてあの時の彼に出来ることなど何もなかった。努力ではどうしようもないこともある。両親だってそれを理解していた。
それでも、例え一族の歴史に幕を下ろしたとしても、愛する子の未来を守りたかった。何が正解だったかは分からない。だが、時代と共に人々の考え方というものは変わっていくもの。変わらなければ同じことを繰り返すだけだから。
そしていつも衝突は起こるのだ。変わる者達と、それを拒む者達。ただその節目に出会してしまっただけのこと。歴史や時代の流れに比べれば、誰も知る由もないちっぽけな一族の消失。しかし彼にとってはそれが全ての始まりだった。
「はい・・・大丈夫です。もう弱いだけの・・・何も分からず何も出来ず、守られるだけだったあの頃とは・・・違うッ!」
チン・シーのその手に引き上げられ身体を起こすと、本調子を取り戻したハオランと彼女で、彼の中に入り込んだ魂を追い出していく。
元の身体の持ち主である彼の魂は、他人に入り込んだ魂達とは比べものにならない個の力を持っている。ロロネーによって霊魂を送り込まれた時とは違い、今回は一人じゃない。
一緒に戦ってくれるチン・シーの魂と、外からサポートをしてくれるシンのスキルがある。二人の息のあった連携は、瞬く間に魂を消滅させていく。次第に彼の本体である身体自体にも変化が起き始める。
彼を拘束していたシンのスキルが次第に弱まってくる。魔力が限界に達しようとしているのが、他の者からでも分かるほどシンの疲労が著しくなる。だが、彼のスキルによる拘束が弱まるのと同時に、ハオランの身体はシンのスキルに抗わなくなる。
シンの“操影“に身体を任せ、自身は魂を祓うことに専念していたのだ。ある程度の量をハオランの身体から取り除くと、リンクの時間切れを悟ったチン・シーもまた、彼の中から抜け出す準備を始める。
「時間だ、妾はここまでだ・・・。後は一人で行けるな?」
彼女の問いに、彼は静かに力強く頷く。その瞳を見つめ彼を信用するとチン・シーはリンクを解除し、ハオランの中から出て行った。彼女が自分の身体に戻って来ると、意識を取り戻し暫くぶりの呼吸を再開する。
「あぁ・・・しまった。また後先考えずに・・・ここは一体・・・?」
ゆっくり咳をしながらも呼吸を整える。そして自分が倒れている場所を確認すると、どうやら彼女は誰かの上に倒れて、気を失っているようだった。そして彼女と入れ違いになるように、下敷きとなっているその者は意識を失った。
「シン・・・?お前、妾を庇ったのか?・・・!?おいッ!しっかりしろ、何がッ・・・?」
チン・シーがハオランにリンクしている間、彼女の身体を支えながらハオランの動きを封じていたシン。その様子が一変し、今はかなり衰弱している。容態を確認するために彼の胸に手を置き、心臓の鼓動を感じ取る。
どうやら息はしている。魔力使い果たし眠っているだけのようだった。一瞬、ロロネーの襲撃が頭を過ぎったが、最悪のシナリオは迎えていなかった。しかしそれも、彼女らだけではこうはいかなかっただろう。
本来この戦場にいる筈のないシン達が、戦況を大きく変えている。ミアが前線で本隊の到着までの時間を稼がなければ。ツクヨがロロネーを食い止めていなければ。そして、シンがハオランの動きを止め、彼の中の魂を妨害していなければ。
彼らの功績は大きい。彼女はシンを労わるようにハオランから離れさせ、安全なところに寝かせる。シンのスキルが切れたことにより、ハオランの拘束は解かれてしまったが、彼の奮闘のおかげでチン・シーの作戦通り、彼の魂の解放は成った。
「よくやってくれた・・・。この恩には報いらなければな」
二人の元に近づく一つの足音。チン・シーは誰のものか分かっているように振り返ることなく、その者の声に耳を傾ける。
「彼らには恩を作ってばかりだ・・・」
「なら、ちゃんと返さないとな」
「分かってますよ。・・・ロロネーは私が倒します・・・」
0
お気に入りに追加
295
あなたにおすすめの小説
re:birth 〜勇者じゃないと追放された最強職【何でも屋】は、異世界でチートスキル【DIY】で無双します~
華音 楓
ファンタジー
「役立たずの貴様は、この城から出ていけ!」
国王から殺気を含んだ声で告げられtた海人は頷く他なかった。
ある日、異世界に魔王討伐の為に主人公「石立海人」(いしだてかいと)は、勇者として召喚された。
その際に、判明したスキルは、誰にも理解されない【DIY】と【なんでも屋】という隠れ最強職であった。
だが、勇者職を有していなかった主人公は、誰にも理解されることなく勇者ではないという理由で王族を含む全ての城関係者から露骨な侮蔑を受ける事になる。
城に滞在したままでは、命の危険性があった海人は、城から半ば追放される形で王城から追放されることになる。 僅かな金銭で追放された海人は、生活費用を稼ぐ為に冒険者として登録し、生きていくことを余儀なくされた。
この物語は、多くの仲間と出会い、ダンジョンを攻略し、成りあがっていくストーリーである。
「自重知らずの異世界転生者-膨大な魔力を引っさげて異世界デビューしたら、規格外過ぎて自重を求められています-」
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
ネットでみつけた『異世界に行ったかもしれないスレ』に書いてあった『異世界に転生する方法』をやってみたら本当に異世界に転生された。
チート能力で豊富な魔力を持っていた俺だったが、目立つのが嫌だったので周囲となんら変わらないよう生活していたが「目立ち過ぎだ!」とか「加減という言葉の意味をもっと勉強して!」と周囲からはなぜか自重を求められた。
なんだよ? それじゃあまるで、俺が自重をどっかに捨ててきたみたいじゃないか!
こうして俺の理不尽で前途多難?な異世界生活が始まりました。
※注:すべてわかった上で自重してません。
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
余りモノ異世界人の自由生活~勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます~
藤森フクロウ
ファンタジー
相良真一(サガラシンイチ)は社畜ブラックの企業戦士だった。
悪夢のような連勤を乗り越え、漸く帰れるとバスに乗り込んだらまさかの異世界転移。
そこには土下座する幼女女神がいた。
『ごめんなさあああい!!!』
最初っからギャン泣きクライマックス。
社畜が呼び出した国からサクッと逃げ出し、自由を求めて旅立ちます。
真一からシンに名前を改め、別の国に移り住みスローライフ……と思ったら馬鹿王子の世話をする羽目になったり、狩りや採取に精を出したり、馬鹿王子に暴言を吐いたり、冒険者ランクを上げたり、女神の愚痴を聞いたり、馬鹿王子を躾けたり、社会貢献したり……
そんなまったり異世界生活がはじまる――かも?
ブックマーク30000件突破ありがとうございます!!
第13回ファンタジー小説大賞にて、特別賞を頂き書籍化しております。
♦お知らせ♦
余りモノ異世界人の自由生活、コミックス3巻が発売しました!
漫画は村松麻由先生が担当してくださっています。
よかったらお手に取っていただければ幸いです。
書籍のイラストは万冬しま先生が担当してくださっています。
7巻は6月17日に発送です。地域によって異なりますが、早ければ当日夕方、遅くても2~3日後に書店にお届けになるかと思います。
今回は夏休み帰郷編、ちょっとバトル入りです。
コミカライズの連載は毎月第二水曜に更新となります。
漫画は村松麻由先生が担当してくださいます。
※基本予約投稿が多いです。
たまに失敗してトチ狂ったことになっています。
原稿作業中は、不規則になったり更新が遅れる可能性があります。
現在原稿作業と、私生活のいろいろで感想にはお返事しておりません。
王太子様には優秀な妹の方がお似合いですから、いつまでも私にこだわる必要なんてありませんよ?
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるラルリアは、優秀な妹に比べて平凡な人間であった。
これといって秀でた点がない彼女は、いつも妹と比較されて、時には罵倒されていたのである。
しかしそんなラルリアはある時、王太子の婚約者に選ばれた。
それに誰よりも驚いたのは、彼女自身である。仮に公爵家と王家の婚約がなされるとしても、その対象となるのは妹だと思っていたからだ。
事実として、社交界ではその婚約は非難されていた。
妹の方を王家に嫁がせる方が有益であると、有力者達は考えていたのだ。
故にラルリアも、婚約者である王太子アドルヴに婚約を変更するように進言した。しかし彼は、頑なにラルリアとの婚約を望んでいた。どうやらこの婚約自体、彼が提案したものであるようなのだ。
愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました
海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
私異世界で成り上がる!! ~家出娘が異世界で極貧生活しながら虎視眈々と頂点を目指す~
春風一
ファンタジー
『いーわよ、そこまで言うならもう、親子の縁なんて切ってやる!! 絶対に成功するから、今に見てなさいよ!!』
如月風歌は、考えるより先に行動する脳筋少女。中学の卒業式の日に、親と大喧嘩し、その勢いで家出する。時空航行船のチケットを握りしめ、着の身着のまま&ほぼ無一文で、異世界に向かっていった。
同じ地球でありながら、魔法で発展した平行世界エレクトラ。この世界に来たのは『シルフィード』と呼ばれる、女性だけがなれる『超人気職業』に就くためだ。
上位階級のシルフィードは、トップアイドルのような存在。また、絶大な人気・知名度・影響力を持ち、誰からも尊敬される、人生の成功者。巨万の富を築いた者も、少なくはない。
だが、お金もない・人脈もない・知識もない。加えて、女子力ゼロで、女らしさの欠片もない。全てがゼロからの、あまりにも無謀すぎる挑戦。しかも、親から勘当を言い渡され、帰る場所すらない状態。
夢に燃えて、意気揚々と異世界に乗り込んだものの、待ち受けていのは、恐ろしく厳しい現実と、パンと水だけの極貧生活だった。
『夢さえ持っていれば、気合さえあれば、絶対に上手くいく!!』と信じて疑わない、脳筋でちょっとお馬鹿な少女。だが、チート並みのコミュ力(無自覚)で、人脈をどんどん広げて行く。
ほのぼの日常系。でも、脳筋主人公のため、トラブルが発生したり、たまにシリアスだったり、スポ根っぽい熱い展開も……。
裸一貫から成り上がる、異世界シンデレラストーリー。
私とお母さんとお好み焼き
white love it
経済・企業
義理の母と二人暮らしの垣谷操。貧しいと思っていたが、義母、京子の経営手腕はなかなかのものだった。
シングルマザーの織りなす経営方法とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる