290 / 1,646
優勢に潜む不穏の痣
しおりを挟む
それでも、狭い船内という条件下であればまだ戦い様がある。それに地の利は彼らにある。何処に何があり、有効活用が出来そうな物が何処にあるのかなど、長くこの船に乗り続けている彼らの方が、フィールドのギミックを知り尽くしていることだろう。
触手を縦横無尽に動き回す相手に対し、チン・シー軍の船員達は素早い身のこなしで、壁や天井の縁を掴み、巧みに触手による攻撃を躱していく。
初手は相手の動きに面くらい一方的に攻め込まれていたが、仲間の命を弄ぶその所業に、静かにその闘志を燃やし一矢報いてやろうと、高い士気を保っていた。
「遅いッ!ここは俺らの船だ、好き勝手はさせねぇぜッ!」
船員の一人が天井から飛び降り、手にした剣を力強く握ると鋭い一閃で女の触手の一本に標的を絞り、渾身の一撃を叩き込む。狭い船内で伸びた女の触手は、引き戻すのにやや苦戦しているようだった。その隙を見逃さなかったのは、流石は優勝候補に上がるチン・シー海賊団の船員であることを思い出させる。
ワンマンの組織ではなく船員一人一人のスペックも高くなっているのだろう。船員一人の技とは思えぬ程の一撃が、女の触手を両断する。切断された面からは血液らしきものは排出されず、ただ少しの透明な液体、水のような物が飛び散っただけで、派手な損傷とはならなかった。
「ッ・・・!ふん・・・不意打ちでなければ、それなりに抵抗出来るだけの力はあったようね・・・」
女は切断されたことに一瞬驚いた表情を見せたが、全く気にしていないような様子で船員の功績を、注いだお茶に茶柱が立ったくらいの小さな衝動程度にしか捉えておらず、鼻で笑い飛ばし微笑みさえ浮かべていた。
それだけ、触手を切断されることは女にとって然程気にすることではないということが伺える。つまりダメージがない。更には女の余裕から、触手の再生或いは変えが効くのではないかと予想できる。
だが、例えダメージが無くとも触手による攻撃を、一時的に封じることが出来るのであれば、本体に近づくことも出来るかもしれない。船員達は彼に続き、触手を躱しながら機会を伺い、隙を見つけては忌まわしき触手を卓越した剣捌きで両断して行く。
「押し始めている・・・!この調子なら、本体へ手が届くぞ!」
有効な手段を見つけ、士気の上がる船員とツクヨ達。しかし、女の慌てぬ静けさや、触手が切断せれていくのにも関係なく、依然同じ触手による攻撃を止めないことに、ツクヨは妙な雰囲気を感じていた。
本来であれば、自身のメイン武器が相手に通用しなくなり、次々に失われていく状況に陥れば、現状の戦い方を続けるなど結果は目に見えている。あれだけ人間との戦い方を熟知していた彼女が、ここで思考を止めたかのような戦い方をするだろうか。
その答えは、直ぐに彼らの身をもって表現されることとなる。切断された触手をお構いなしに振るい続けた結果、船員達の努力の末徐々にその射程範囲を縮め、本体である彼女に迫る勢いで短くなっていく。
「もう少しだ!もう少しで懐に入り込めるぞ!」
触手の切断のおかげで、細かな動きや器用なことが出来なくなり、彼らの仲間を投げつける卑劣な手段も取れなくなる。攻守共に優位になりつつあるチン・シー海賊団であったが、前線で戦う彼らに突然異変が起き始める。
「痛ッ!・・・何だ・・・?」
船員の一人が、自身の足首に走る小さな痛みに目をやると、そこには彼らが切断した触手の切れ端がまとわり付いていた。動き回った時に引っ付いたのだろうと、手にした剣で軽く払うと、僅かに血液らしき赤黒いものが視界に映る。
触手の切れ端が離れた自身の足首を見てみると、何かが噛み付いたかのような歯痕が残っていたのだ。
「・・・・・?」
何に噛み付かれたのかは分からない。それに身体にも別段異変はなかった。海で長らく生活していれば、足に何かが引っ付いたり、何かに噛まれることなど珍しい事ではない。それこそモンスターや鮫のようなものに噛まれたり、海月などに刺されなければ、彼らにとって然程気にかけるようなダメージではなかった。
そして、今はそれどころではない。漸く優勢に出てチャンスを掴み取ろうという瀬戸際で、身体に何の影響も出ていない小さなダメージに気を取られ、この勢いを失うことの方が問題だ。
船員の男は、構わず触手の女に立ち向かおうと駆け出し、距離を縮める。振り払うように迫る触手を躱そうと、男が身を屈める。しかし、足が縺れたように動かなくなり、駆けて来た勢いのまま床へ転んでしまう。
女はそれを、まるで症状の現れた実験用モルモットを見るように眺めると、切断され物を掴めなくなった触手で弾き飛ばし、こちらへ寄越して来た。
「ぐぅッ・・・!」
「どうした、大丈夫か?」
床を滑り、弾き飛ばされて来た男を別の船員が受け止め、彼の容態を伺う。すると、先ほど彼が触手の切れ端に引っ付かれていた、足首の部位から出血しているのを発見する。
「・・・?足をやられたのか?」
出血部位を確認するため、傷口付近の布を破こうと切り裂いて現れたのは、身の毛がよだつような不気味な痣が、男の足に浮き上がっていたのだ。
「なッ!何だこれはッ・・・!?」
男の足首には、無数の赤黒い染みのようなものが皮膚の下を蠢き回り、その場のみに止まらず脹脛や膝の方にまで広がっていた。見たこともないような症状に、痛みは無いのかと男の表情を伺う船員。
その目に最初に飛び込んできたのは、顔にまでその痣が浸食しているという不気味な光景だった。思わず尻餅をつき仰反る船員。痣はウネウネとその形を随時変え、身体の隅々まで浸食すると、男は血走った目を見開き、呻き声を上げながら苦しみだしたのだ。
「しッ・・・しっかりしろッ!何処が痛む。治療班ッ!直ぐに来てくれッ!」
男の身体を起こし必死に呼びかける船員を、痣に侵された男は錯乱したのか大きく突き飛ばすと、床に転がった武器を拾い上げ、味方へ襲いかかって来た。
触手を縦横無尽に動き回す相手に対し、チン・シー軍の船員達は素早い身のこなしで、壁や天井の縁を掴み、巧みに触手による攻撃を躱していく。
初手は相手の動きに面くらい一方的に攻め込まれていたが、仲間の命を弄ぶその所業に、静かにその闘志を燃やし一矢報いてやろうと、高い士気を保っていた。
「遅いッ!ここは俺らの船だ、好き勝手はさせねぇぜッ!」
船員の一人が天井から飛び降り、手にした剣を力強く握ると鋭い一閃で女の触手の一本に標的を絞り、渾身の一撃を叩き込む。狭い船内で伸びた女の触手は、引き戻すのにやや苦戦しているようだった。その隙を見逃さなかったのは、流石は優勝候補に上がるチン・シー海賊団の船員であることを思い出させる。
ワンマンの組織ではなく船員一人一人のスペックも高くなっているのだろう。船員一人の技とは思えぬ程の一撃が、女の触手を両断する。切断された面からは血液らしきものは排出されず、ただ少しの透明な液体、水のような物が飛び散っただけで、派手な損傷とはならなかった。
「ッ・・・!ふん・・・不意打ちでなければ、それなりに抵抗出来るだけの力はあったようね・・・」
女は切断されたことに一瞬驚いた表情を見せたが、全く気にしていないような様子で船員の功績を、注いだお茶に茶柱が立ったくらいの小さな衝動程度にしか捉えておらず、鼻で笑い飛ばし微笑みさえ浮かべていた。
それだけ、触手を切断されることは女にとって然程気にすることではないということが伺える。つまりダメージがない。更には女の余裕から、触手の再生或いは変えが効くのではないかと予想できる。
だが、例えダメージが無くとも触手による攻撃を、一時的に封じることが出来るのであれば、本体に近づくことも出来るかもしれない。船員達は彼に続き、触手を躱しながら機会を伺い、隙を見つけては忌まわしき触手を卓越した剣捌きで両断して行く。
「押し始めている・・・!この調子なら、本体へ手が届くぞ!」
有効な手段を見つけ、士気の上がる船員とツクヨ達。しかし、女の慌てぬ静けさや、触手が切断せれていくのにも関係なく、依然同じ触手による攻撃を止めないことに、ツクヨは妙な雰囲気を感じていた。
本来であれば、自身のメイン武器が相手に通用しなくなり、次々に失われていく状況に陥れば、現状の戦い方を続けるなど結果は目に見えている。あれだけ人間との戦い方を熟知していた彼女が、ここで思考を止めたかのような戦い方をするだろうか。
その答えは、直ぐに彼らの身をもって表現されることとなる。切断された触手をお構いなしに振るい続けた結果、船員達の努力の末徐々にその射程範囲を縮め、本体である彼女に迫る勢いで短くなっていく。
「もう少しだ!もう少しで懐に入り込めるぞ!」
触手の切断のおかげで、細かな動きや器用なことが出来なくなり、彼らの仲間を投げつける卑劣な手段も取れなくなる。攻守共に優位になりつつあるチン・シー海賊団であったが、前線で戦う彼らに突然異変が起き始める。
「痛ッ!・・・何だ・・・?」
船員の一人が、自身の足首に走る小さな痛みに目をやると、そこには彼らが切断した触手の切れ端がまとわり付いていた。動き回った時に引っ付いたのだろうと、手にした剣で軽く払うと、僅かに血液らしき赤黒いものが視界に映る。
触手の切れ端が離れた自身の足首を見てみると、何かが噛み付いたかのような歯痕が残っていたのだ。
「・・・・・?」
何に噛み付かれたのかは分からない。それに身体にも別段異変はなかった。海で長らく生活していれば、足に何かが引っ付いたり、何かに噛まれることなど珍しい事ではない。それこそモンスターや鮫のようなものに噛まれたり、海月などに刺されなければ、彼らにとって然程気にかけるようなダメージではなかった。
そして、今はそれどころではない。漸く優勢に出てチャンスを掴み取ろうという瀬戸際で、身体に何の影響も出ていない小さなダメージに気を取られ、この勢いを失うことの方が問題だ。
船員の男は、構わず触手の女に立ち向かおうと駆け出し、距離を縮める。振り払うように迫る触手を躱そうと、男が身を屈める。しかし、足が縺れたように動かなくなり、駆けて来た勢いのまま床へ転んでしまう。
女はそれを、まるで症状の現れた実験用モルモットを見るように眺めると、切断され物を掴めなくなった触手で弾き飛ばし、こちらへ寄越して来た。
「ぐぅッ・・・!」
「どうした、大丈夫か?」
床を滑り、弾き飛ばされて来た男を別の船員が受け止め、彼の容態を伺う。すると、先ほど彼が触手の切れ端に引っ付かれていた、足首の部位から出血しているのを発見する。
「・・・?足をやられたのか?」
出血部位を確認するため、傷口付近の布を破こうと切り裂いて現れたのは、身の毛がよだつような不気味な痣が、男の足に浮き上がっていたのだ。
「なッ!何だこれはッ・・・!?」
男の足首には、無数の赤黒い染みのようなものが皮膚の下を蠢き回り、その場のみに止まらず脹脛や膝の方にまで広がっていた。見たこともないような症状に、痛みは無いのかと男の表情を伺う船員。
その目に最初に飛び込んできたのは、顔にまでその痣が浸食しているという不気味な光景だった。思わず尻餅をつき仰反る船員。痣はウネウネとその形を随時変え、身体の隅々まで浸食すると、男は血走った目を見開き、呻き声を上げながら苦しみだしたのだ。
「しッ・・・しっかりしろッ!何処が痛む。治療班ッ!直ぐに来てくれッ!」
男の身体を起こし必死に呼びかける船員を、痣に侵された男は錯乱したのか大きく突き飛ばすと、床に転がった武器を拾い上げ、味方へ襲いかかって来た。
0
お気に入りに追加
297
あなたにおすすめの小説
私のスローライフはどこに消えた?? 神様に異世界に勝手に連れて来られてたけど途中攫われてからがめんどくさっ!
魔悠璃
ファンタジー
タイトル変更しました。
なんか旅のお供が増え・・・。
一人でゆっくりと若返った身体で楽しく暮らそうとしていたのに・・・。
どんどん違う方向へ行っている主人公ユキヤ。
R県R市のR大学病院の個室
ベットの年配の女性はたくさんの管に繋がれて酸素吸入もされている。
ピッピッとなるのは機械音とすすり泣く声
私:[苦しい・・・息が出来ない・・・]
息子A「おふくろ頑張れ・・・」
息子B「おばあちゃん・・・」
息子B嫁「おばあちゃん・・お義母さんっ・・・」
孫3人「いやだぁ~」「おばぁ☆☆☆彡っぐ・・・」「おばあちゃ~ん泣」
ピーーーーー
医師「午後14時23分ご臨終です。」
私:[これでやっと楽になれる・・・。]
私:桐原悠稀椰64歳の生涯が終わってゆっくりと永遠の眠りにつけるはず?だったのに・・・!!
なぜか異世界の女神様に召喚されたのに、
なぜか攫われて・・・
色々な面倒に巻き込まれたり、巻き込んだり
事の発端は・・・お前だ!駄女神めぇ~!!!!
R15は保険です。
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷
くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。
怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。
最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。
その要因は手に持つ箱。
ゲーム、Anotherfantasia
体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。
「このゲームがなんぼのもんよ!!!」
怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。
「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」
ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。
それは、翠の想像を上回った。
「これが………ゲーム………?」
現実離れした世界観。
でも、確かに感じるのは現実だった。
初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。
楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。
【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】
翠は、柔らかく笑うのだった。
虐げられた武闘派伯爵令嬢は辺境伯と憧れのスローライフ目指して魔獣狩りに勤しみます!~実家から追放されましたが、今最高に幸せです!~
雲井咲穂(くもいさほ)
ファンタジー
「戦う」伯爵令嬢はお好きですか――?
私は、継母が作った借金のせいで、売られる形でこれから辺境伯に嫁ぐことになったそうです。
「お前の居場所なんてない」と継母に実家を追放された伯爵令嬢コーデリア。
多額の借金の肩代わりをしてくれた「魔獣」と怖れられている辺境伯カイルに身売り同然で嫁ぐことに。実母の死、実父の病によって継母と義妹に虐げられて育った彼女には、とある秘密があった。
そんなコーデリアに待ち受けていたのは、聖女に見捨てられた荒廃した領地と魔獣の脅威、そして最凶と恐れられる夫との悲惨な生活――、ではなく。
「今日もひと狩り行こうぜ」的なノリで親しく話しかけてくる朗らかな領民と、彼らに慕われるたくましくも心優しい「旦那様」で??
――義母が放置してくれたおかげで伸び伸びこっそりひっそり、自分で剣と魔法の腕を磨いていてよかったです。
騎士団も唸る腕前を見せる「武闘派」伯爵元令嬢は、辺境伯夫人として、夫婦二人で仲良く楽しく魔獣を狩りながら領地開拓!今日も楽しく脅威を退けながら、スローライフをまったり楽しみま…す?
ーーーーーーーーーーーー
1/13 HOT 42位 ありがとうございました!
「やり直しなんていらねえ!」と追放されたけど、セーブ&ロードなしで大丈夫?~崩壊してももう遅い。俺を拾ってくれた美少女パーティと宿屋にいく~
風白春音
ファンタジー
セーブ&ロードという唯一無二な魔法が使える冒険者の少年ラーク。
そんなラークは【デビルメイデン】というパーティーに所属していた。
ラークのお陰で【デビルメイデン】は僅か1年でSランクまで上り詰める。
パーティーメンバーの為日夜セーブ&ロードという唯一無二の魔法でサポートしていた。
だがある日パーティーリーダーのバレッドから追放宣言を受ける。
「いくらやり直しても無駄なんだよ。お前よりもっと戦力になる魔導士見つけたから」
「え!? いやでも俺がいないと一回しか挑戦できないよ」
「同じ結果になるなら変わらねえんだよ。出ていけ無能が」
他のパーティーメンバーも全員納得してラークを追放する。
「俺のスキルなしでSランクは難しかったはずなのに」
そう呟きながらラークはパーティーから追放される。
そしてラークは同時に個性豊かな美少女達に勧誘を受け【ホワイトアリス】というパーティーに所属する。
そのパーティーは美少女しかいなく毎日冒険者としても男としても充実した生活だった。
一方バレッド率いる【デビルメイデン】はラークを失ったことで徐々に窮地に追い込まれていく。
そしてやがて最低Cランクへと落ちぶれていく。
慌てたバレッド達はラークに泣きながら土下座をして戻ってくるように嘆願するがもう時すでに遅し。
「いや俺今更戻る気ないから。知らん。頑張ってくれ」
ラークは【デビルメイデン】の懇願を無視して美少女達と楽しく冒険者ライフを送る。
これはラークが追放され【デビルメイデン】が落ちぶれていくのと同時にラークが無双し成り上がる冒険譚である。
なろう370000PV感謝! 遍歴の雇われ勇者は日々旅にして旅を住処とす
大森天呑
ファンタジー
〜 報酬は未定・リスクは不明? のんきな雇われ勇者は旅の日々を送る 〜
魔獣や魔物を討伐する専門のハンター『破邪』として遍歴修行の旅を続けていた青年、ライノ・クライスは、ある日ふたりの大精霊と出会った。
大精霊は、この世界を支える力の源泉であり、止まること無く世界を巡り続けている『魔力の奔流』が徐々に乱れつつあることを彼に教え、同時に、そのバランスを補正すべく『勇者』の役割を請け負うよう求める。
それも破邪の役目の延長と考え、気軽に『勇者の仕事』を引き受けたライノは、エルフの少女として顕現した大精霊の一人と共に魔力の乱れの原因を辿って旅を続けていくうちに、そこに思いも寄らぬ背景が潜んでいることに気づく・・・
ひょんなことから勇者になった青年の、ちょっと冒険っぽい旅の日々。
< 小説家になろう・カクヨム・エブリスタでも同名義、同タイトルで連載中です >
生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。
【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる