102 / 1,646
傷だらけのシンフォニー
しおりを挟む
陽射しの眩しさに目を細める暑い夏の日に、涼しさを呼び込む為に撒く打水が如く、二人の戦いの闘志を冷ます、赤い飛沫が地に降り注ぎ、その身から滴らせる。
「どうして・・・」
男の口から発せられたその言葉は、何も知らぬ子供がその答えを母親に尋ねるかのように純粋で、無垢な心から放たれた裏表のない真っ直ぐなものだった。
先程まで激しい戦闘が行われていたのが嘘のように静まるこの場で、そんな言霊が音を静かに響かせるのも必然の道理だろう。
二人の男が掲げた手を振り下ろし、その真っ赤な鮮血で舞台に色を垂らし込んだのは・・・。
シュトラールの方だった。
彼は戦いを締めくくる最期の一撃であるつもりで、その手を振り下ろした筈だった為、予想だにしない物語の展開に思考が止まり、何も考えが及ばなくなっていた。
「影流・・・無刀取り・・・」
それはシンが道場での修行の中で、朝孝の“戦わずして勝つ”という無手勝流からヒントを得て、自分流に改良した新たな影の技、スキルだった。
朝孝の無刀取りは達人の域に達しており、教えてもらって直ぐ出来るような代物ではなかった為、シンは自分のアサシンとしての力である“影”を用いて、それに近しいもの、スキルと呼べるものにまで昇格させた。
しかし、そんな彼の影流・無刀取りは道場で朝孝やアーテムを相手、成功したことは一度もなかった。
シュトラールとの死闘の中で、強大な力に臆することなく、誰かの為にその命を賭ける極限の状態で、尚且つ生死の瀬戸際で多くの血を失ったことで、恐怖心を凌駕した研ぎ澄まされた冷静な精神の中で、漸く形となった技。
斬られた傷を銀のてで押さえ二、三歩後ろへ後退りするシュトラールは、その傷を水銀で塞ごうとするが、魔力が足らないのか上手くいかない。
「なッ・・・なんだとッ!? こんな事が・・・ッ!?」
自らが窮地に立たされているという信じられない事態に、驚愕と焦燥の表情で大粒の汗を垂らすシュトラールを、更に追い詰める光景が襲う。
何かの気配を察したシュトラールが背後を振り返ると、そこにはもう再起不能だと思われていたイデアールが、傷だらけの身体を起き上がらせ、凄惨ではあるがシンの倒れぬ姿に鼓舞されるように、強い意志を秘めた姿でそこに立っていたのだ。
「お、お前はッ・・・! 何故立っていられるッ!? イデアールッ!! ・・・ッ!? これも貴様の仕業かッ・・・、アサシンッ!!」
彼が驚いたのは、何故イデアールが自分の背後にいるのかということ。 最早歩くことすら困難なその状態で、彼にその気配を感知されずに背後にまで移動することなど不可能であり、そもそも彼が今の位置に立つことなど予想出来る筈もない。
それを瞬時に背後にまで回り込ませたということは、別の人間により移動させられたこと以外に説明がつかず、そしてそんなことが可能なのはこの場で、影に潜伏し奇襲を仕掛けることのできるアサシンの技を持つ、シン以外にいない。
シンは彼との死闘を繰り広げる中、瀕死の状態にまで追い詰められ、彼がこの一撃がトドメになると確信した時、イデアールを影に潜伏させ移動させる、シンが初めに手にしたスキル【潜影】により、彼の背後に移動させていた。
「この国の者ではない彼が、ここまで俺達の為にその命と魂を燃やして戦ってくれているんだ・・・。 俺達がそれをただ観ている訳にはいかないなッ・・・」
イデアールは手を伸ばすと、再び舞台の終盤にその足を運ぶ為の相棒の存在を思う。
そしてその相棒も、彼に全てを穿ち貫くその力に相応しい名で呼ばれることを待ち望んでいるいかのようだった。
「もう一度俺に・・・、理想を超えるための力を貸してくれ・・・。 来いッ! グングニルッ!!」
遠方で突き刺さったままの相棒は、彼の呼ぶ神槍の名に反応し、イデアールの元へと光の速さで戻ってきた。
「シン・・・」
「アンタがシュトラールの光から、新しい光を求め深淵の影に覆われた道を歩くというのなら、俺が深淵からアンタの道を支えてやる・・・。 行こう・・・イデアールッ!!」
グングニルを撃ち放つ為の姿勢をとるイデアールの周りから、今度は神々しい光と白い稲光が現れる。
そして何も持たないその手で、イデアールと同じ姿勢をとるシンからは、禍々しい黒いオーラが現れる。
対照的な光と影を放つ二人は、その心と呼吸を合わせ、同じ技名を叫ぶ。
「双槍の交響曲ッ!!」
イデアールから放たれた光を纏うグングニル、シンの何も持たない手からは、当然何も放たれはしないが、彼の地面に映し出された影は、その手に槍の影を映し出し、シンの影から黒い槍のシルエットが放たれ、地表を突き進む。
グングニルの光は外傷を与えるのではなく、リーベの光の矢のようにシュトラールの身体を突き抜けダメージを与えると、空気中で乱反射するようにあちこちで跳ね返りながらシュトラールの身体を何度も貫く。
シンの放った影の槍も同じく、地表に映ったシュトラールの影を、様々な角度から貫いていく。
しかし、影の槍がシュトラールを貫く度に、シンもダメージを負う。
これは彼に施された、陰陽師のスキルによる呪術で、彼の影に対するスキルやデバフ効果技は、その量や範囲、威力の何割かを相手の術者にダメージとして負担させるというものだった。
それでもシンは攻撃の手を緩めることなく受け続け、イデアールも彼の覚悟から目を背けることなく技を放ち続ける。
「ぉぉぉッ・・・、ぉぉぉおおおおおあああッ!!」
ダメージに耐えつつ、雄叫びをあげるシンとシュトラール。
槍は一度動きを止め、シュトラールに狙いを定めると、最後の一撃で彼の胸を貫き、地面に固定し、影の槍も彼に突き刺さり動きを止める。
「ぐッ・・・ がはッ・・・!!」
大量の吐血をするシュトラールは、グングニルによって辛うじて支えられ立っている状態だった。
「はぁッ・・・! はぁッ・・・!」
シンもまた激しく呼吸を乱し、大量の汗と、僅かに汗と混じり色褪せる血を垂れ流している。
「ま・・・、まだ・・・この程度では・・・」
それでも尚、戦う意志を折らず槍を引き抜こうとするシュトラールだったが、シンは霞む視界の中で、僅かに地表に映る影に、荒々しく息を吐き出す口角を、残された力で震わせながら上げる。
「どうやら・・・この国の運命は、アンタに味方しなかったようだな・・・」
シンの言う、何かまだ策があるのではないかと勘ぐらせる発言に、眉をひそめるシュトラールが、空からやってくる何かの気配に気付き、ゆっくりと顔を上げる。
するとそこには、彼の正義に意を唱え続け、対立し、仲間を集い、民達を彼の方舟から降ろそうと争い続けてきた、一匹の狼の姿があった。
「シュトラールぅぅぅうううッ!!!」
「きっ貴様はッ・・・ アーテムッ!!」
これまでに見せなかった程の、驚きの表情を見せるシュトラール。 彼の中に、アーテムが戦闘中に現れるというシナリオが無かったという証拠だ。
万が一アーテムが現れるとしても、朝孝や邪魔者を全て始末し終えた後になるだろうと考えていたシュトラールの計画は、様々な予定外の出来事と、その者達の予想外の健闘により大きく盤上を狂わされ、挙げ句の果てに、最後に追い討ちをかけられるなど思ってもみなかっただろう。
「遅いんだよ・・・バカ・・・」
アーテムの帰還を信じて待ち続けたシンは、彼の登場に漸く最後のバトンを渡せると、ホッと胸をなで下ろし、自分にできる最後の役割を果たさんとする。
「シンッ!!!」
「分かってるッ!! これだけ降下する勢いがついているんだ・・・。 覚悟して貰うぜ・・・シュトラールッ!」
アーテムが落下しながら短剣を構えると、シンは徐々に大きさと濃さを増す彼の影に、残された最後の力を全て集約させる。
「落雷ッ!!」
「昇雷ッ!!」
落ちる雷をアーテムが、昇る雷をシンが、それぞれ技名を叫ぶ。
上空から降下してきたアーテムが、落雷のように速く鋭い一撃でシュトラールの片腕を肩から切断すると、アーテムはシンの【潜影】により、そのまま自分の影に入ると、降下技と同じ速度と威力でシュトラールの影から飛び出し、もう片方の腕も斬り落としてみせた。
「どうして・・・」
男の口から発せられたその言葉は、何も知らぬ子供がその答えを母親に尋ねるかのように純粋で、無垢な心から放たれた裏表のない真っ直ぐなものだった。
先程まで激しい戦闘が行われていたのが嘘のように静まるこの場で、そんな言霊が音を静かに響かせるのも必然の道理だろう。
二人の男が掲げた手を振り下ろし、その真っ赤な鮮血で舞台に色を垂らし込んだのは・・・。
シュトラールの方だった。
彼は戦いを締めくくる最期の一撃であるつもりで、その手を振り下ろした筈だった為、予想だにしない物語の展開に思考が止まり、何も考えが及ばなくなっていた。
「影流・・・無刀取り・・・」
それはシンが道場での修行の中で、朝孝の“戦わずして勝つ”という無手勝流からヒントを得て、自分流に改良した新たな影の技、スキルだった。
朝孝の無刀取りは達人の域に達しており、教えてもらって直ぐ出来るような代物ではなかった為、シンは自分のアサシンとしての力である“影”を用いて、それに近しいもの、スキルと呼べるものにまで昇格させた。
しかし、そんな彼の影流・無刀取りは道場で朝孝やアーテムを相手、成功したことは一度もなかった。
シュトラールとの死闘の中で、強大な力に臆することなく、誰かの為にその命を賭ける極限の状態で、尚且つ生死の瀬戸際で多くの血を失ったことで、恐怖心を凌駕した研ぎ澄まされた冷静な精神の中で、漸く形となった技。
斬られた傷を銀のてで押さえ二、三歩後ろへ後退りするシュトラールは、その傷を水銀で塞ごうとするが、魔力が足らないのか上手くいかない。
「なッ・・・なんだとッ!? こんな事が・・・ッ!?」
自らが窮地に立たされているという信じられない事態に、驚愕と焦燥の表情で大粒の汗を垂らすシュトラールを、更に追い詰める光景が襲う。
何かの気配を察したシュトラールが背後を振り返ると、そこにはもう再起不能だと思われていたイデアールが、傷だらけの身体を起き上がらせ、凄惨ではあるがシンの倒れぬ姿に鼓舞されるように、強い意志を秘めた姿でそこに立っていたのだ。
「お、お前はッ・・・! 何故立っていられるッ!? イデアールッ!! ・・・ッ!? これも貴様の仕業かッ・・・、アサシンッ!!」
彼が驚いたのは、何故イデアールが自分の背後にいるのかということ。 最早歩くことすら困難なその状態で、彼にその気配を感知されずに背後にまで移動することなど不可能であり、そもそも彼が今の位置に立つことなど予想出来る筈もない。
それを瞬時に背後にまで回り込ませたということは、別の人間により移動させられたこと以外に説明がつかず、そしてそんなことが可能なのはこの場で、影に潜伏し奇襲を仕掛けることのできるアサシンの技を持つ、シン以外にいない。
シンは彼との死闘を繰り広げる中、瀕死の状態にまで追い詰められ、彼がこの一撃がトドメになると確信した時、イデアールを影に潜伏させ移動させる、シンが初めに手にしたスキル【潜影】により、彼の背後に移動させていた。
「この国の者ではない彼が、ここまで俺達の為にその命と魂を燃やして戦ってくれているんだ・・・。 俺達がそれをただ観ている訳にはいかないなッ・・・」
イデアールは手を伸ばすと、再び舞台の終盤にその足を運ぶ為の相棒の存在を思う。
そしてその相棒も、彼に全てを穿ち貫くその力に相応しい名で呼ばれることを待ち望んでいるいかのようだった。
「もう一度俺に・・・、理想を超えるための力を貸してくれ・・・。 来いッ! グングニルッ!!」
遠方で突き刺さったままの相棒は、彼の呼ぶ神槍の名に反応し、イデアールの元へと光の速さで戻ってきた。
「シン・・・」
「アンタがシュトラールの光から、新しい光を求め深淵の影に覆われた道を歩くというのなら、俺が深淵からアンタの道を支えてやる・・・。 行こう・・・イデアールッ!!」
グングニルを撃ち放つ為の姿勢をとるイデアールの周りから、今度は神々しい光と白い稲光が現れる。
そして何も持たないその手で、イデアールと同じ姿勢をとるシンからは、禍々しい黒いオーラが現れる。
対照的な光と影を放つ二人は、その心と呼吸を合わせ、同じ技名を叫ぶ。
「双槍の交響曲ッ!!」
イデアールから放たれた光を纏うグングニル、シンの何も持たない手からは、当然何も放たれはしないが、彼の地面に映し出された影は、その手に槍の影を映し出し、シンの影から黒い槍のシルエットが放たれ、地表を突き進む。
グングニルの光は外傷を与えるのではなく、リーベの光の矢のようにシュトラールの身体を突き抜けダメージを与えると、空気中で乱反射するようにあちこちで跳ね返りながらシュトラールの身体を何度も貫く。
シンの放った影の槍も同じく、地表に映ったシュトラールの影を、様々な角度から貫いていく。
しかし、影の槍がシュトラールを貫く度に、シンもダメージを負う。
これは彼に施された、陰陽師のスキルによる呪術で、彼の影に対するスキルやデバフ効果技は、その量や範囲、威力の何割かを相手の術者にダメージとして負担させるというものだった。
それでもシンは攻撃の手を緩めることなく受け続け、イデアールも彼の覚悟から目を背けることなく技を放ち続ける。
「ぉぉぉッ・・・、ぉぉぉおおおおおあああッ!!」
ダメージに耐えつつ、雄叫びをあげるシンとシュトラール。
槍は一度動きを止め、シュトラールに狙いを定めると、最後の一撃で彼の胸を貫き、地面に固定し、影の槍も彼に突き刺さり動きを止める。
「ぐッ・・・ がはッ・・・!!」
大量の吐血をするシュトラールは、グングニルによって辛うじて支えられ立っている状態だった。
「はぁッ・・・! はぁッ・・・!」
シンもまた激しく呼吸を乱し、大量の汗と、僅かに汗と混じり色褪せる血を垂れ流している。
「ま・・・、まだ・・・この程度では・・・」
それでも尚、戦う意志を折らず槍を引き抜こうとするシュトラールだったが、シンは霞む視界の中で、僅かに地表に映る影に、荒々しく息を吐き出す口角を、残された力で震わせながら上げる。
「どうやら・・・この国の運命は、アンタに味方しなかったようだな・・・」
シンの言う、何かまだ策があるのではないかと勘ぐらせる発言に、眉をひそめるシュトラールが、空からやってくる何かの気配に気付き、ゆっくりと顔を上げる。
するとそこには、彼の正義に意を唱え続け、対立し、仲間を集い、民達を彼の方舟から降ろそうと争い続けてきた、一匹の狼の姿があった。
「シュトラールぅぅぅうううッ!!!」
「きっ貴様はッ・・・ アーテムッ!!」
これまでに見せなかった程の、驚きの表情を見せるシュトラール。 彼の中に、アーテムが戦闘中に現れるというシナリオが無かったという証拠だ。
万が一アーテムが現れるとしても、朝孝や邪魔者を全て始末し終えた後になるだろうと考えていたシュトラールの計画は、様々な予定外の出来事と、その者達の予想外の健闘により大きく盤上を狂わされ、挙げ句の果てに、最後に追い討ちをかけられるなど思ってもみなかっただろう。
「遅いんだよ・・・バカ・・・」
アーテムの帰還を信じて待ち続けたシンは、彼の登場に漸く最後のバトンを渡せると、ホッと胸をなで下ろし、自分にできる最後の役割を果たさんとする。
「シンッ!!!」
「分かってるッ!! これだけ降下する勢いがついているんだ・・・。 覚悟して貰うぜ・・・シュトラールッ!」
アーテムが落下しながら短剣を構えると、シンは徐々に大きさと濃さを増す彼の影に、残された最後の力を全て集約させる。
「落雷ッ!!」
「昇雷ッ!!」
落ちる雷をアーテムが、昇る雷をシンが、それぞれ技名を叫ぶ。
上空から降下してきたアーテムが、落雷のように速く鋭い一撃でシュトラールの片腕を肩から切断すると、アーテムはシンの【潜影】により、そのまま自分の影に入ると、降下技と同じ速度と威力でシュトラールの影から飛び出し、もう片方の腕も斬り落としてみせた。
0
お気に入りに追加
295
あなたにおすすめの小説
トラップって強いよねぇ?
TURE 8
ファンタジー
主人公の加藤浩二は最新ゲームであるVR MMO『Imagine world』の世界に『カジ』として飛び込む。そこで彼はスキル『罠生成』『罠設置』のスキルを使い、冒険者となって未開拓の大陸を冒険していく。だが、何やら遊んでいくうちにゲーム内には不穏な空気が流れ始める。そんな中でカジは生きているかのようなNPC達に自分とを照らし合わせていった……。
NPCの関わりは彼に何を与え、そしてこのゲームの隠された真実を知るときは来るのだろうか?
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
生産職から始まる初めてのVRMMO
結城楓
ファンタジー
最近流行りのVRMMO、興味がないわけではないが自分から手を出そうと思ってはいなかったふう。
そんな時、新しく発売された《アイディアル・オンライン》。
そしてその発売日、なぜかゲームに必要なハードとソフトを2つ抱えた高校の友達、彩華が家にいた。
そんなふうが彩華と半ば強制的にやることになったふうにとっては初めてのVRMMO。
最初のプレイヤー設定では『モンスターと戦うのが怖い』という理由から生産職などの能力を選択したところから物語は始まる。
最初はやらざるを得ない状況だったフウが、いつしか面白いと思うようになり自ら率先してゲームをするようになる。
そんなフウが贈るのんびりほのぼのと周りを巻き込み成長していく生産職から始まる初めてのVRMMOの物語。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜【毎日更新】
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
男女比崩壊世界で逆ハーレムを
クロウ
ファンタジー
いつからか女性が中々生まれなくなり、人口は徐々に減少する。
国は女児が生まれたら報告するようにと各地に知らせを出しているが、自身の配偶者にするためにと出生を報告しない事例も少なくない。
女性の誘拐、売買、監禁は厳しく取り締まられている。
地下に監禁されていた主人公を救ったのはフロムナード王国の最精鋭部隊と呼ばれる黒龍騎士団。
線の細い男、つまり細マッチョが好まれる世界で彼らのような日々身体を鍛えてムキムキな人はモテない。
しかし転生者たる主人公にはその好みには当てはまらないようで・・・・
更新再開。頑張って更新します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる