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スピンオフ
現代版ザンアリ『副社長と彼女の恋愛事情』(15)
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*第二王子と妃の夫婦事情【スピンオフ】現代版ザンアリ
※ザンがアリアと同じ世界の人間だったら?という話です
「あら~本当に帰ってきたのねぇ」
・・・母はドアを開けたとたん、開口一番に言ってきた。
本当に相変わらずな人だとアリアはため息をついた。隣をちらっと見ると、ザンはなぜか私と母を見比べ・・・納得したように頷いている。解せぬ。
ちなみに、いとこはというと、仕事があるから戻るわーと消えていった。あの人が父の秘書であることはだまっておこう・・・メンドクサイし。
「改めて、うちの母です。こちら、電話で話していた・・・」
「ええ、結婚なさる予定だとか。本当にいいのかしら~うちの有亜で・・・あ、どうぞこちらよ」
ザンは新鮮な反応だなとボソッと呟いている。ああ、そうか。マダムキラーでもあったんだね、ザンは。でもうちの母にそれは通用しない。何故って・・・父を見てるからだよ。
アリアは居間のドアを開けて、中へと入った。予想どおりというかなんというか、父がソファーでテレビを見ていた。ただいまと声をかけても、ちらりとも反応なし。
ああ、相変わらずだと思う。母に目配せすればわかってるとばかりに頷いてくれた。
「あなた、有亜が未来の旦那様をつれていらしたのよ。ちゃんと挨拶なさって」
「はぁ・・・しょうがないな」
母の声に反応してのろのろと立ち上がりこちらを見る父。
うん、ザンが啞然となるのも無理ないよね。父もザンと同じぐらい無駄に美形だから。
「・・・なるほど。お前が反応しないわけだ」
「うん。これが原点」
「これは確かにな・・・・初めまして、アレクサンダー=プリムローズと言います」
「・・・一応これの父親にあたる。ミシュエル=高原だ」
お互いにさしさわりのない程度に握手しからそれぞれがソファーに座る。母はお茶をいれてくるといって台所に引っ込んだ。
「今日来ましたのは・・・」
「ああ、そんな無駄な会話はいらない。これでいいならいくらでも持っていくがいい」
「・・・・・」
「お父さん、入籍届の保証人は友達になってもらうつもりだけれどいい?」
「かまわんよ」
「だめよ、あなた。せっかくの一人娘の結婚なのに」
「・・・む、結婚式が必要だというのかね」
「お父さん、お母さん・・・いらない。どうせこの人が手配するにきまってるから」
「その通り。いや、しかし有亜から聞いていた通りですね。びっくりするぐらいスムーズでびっくりしています」
「うちの両親はこんなんだからね」
何しろ、お父さんはお母さんがいればそれでいいっていう人だ。本当は子どももいらないぐらいだったのだが、母の子供が欲しいわという一言でポーンっと生まれてしまったのが私。
私が赤ん坊の時なんかは母の愛を無償で受け取れる私がうらやましいと何度もぼやいていたと聞いている。
「ええ~じゃあ私、出席するだけなの?つまらないわ」
「自分の着物でもめいっぱい選んだらいいじゃない」
「そうだそうだ」
こんな時だけ賛同する父にちょっと情けなさを感じるが、もうスルーすることにする。ザンは何がツボに入ったのかわからないが、ずっと笑いを押し殺している。
「くっくく・・・」
「ザン、笑いすぎよ」
「・・・あら?そちらはアレクサンダーさんって名前なんでしょう?何故ザンと呼んでいるのかしら」
「ああ、ニックネームみたいなものよ」
「あら、そうなの~イケメンは違うわね。」
「・・・・・イケメンは関係ないぞ」
むっとする父に母が配ったコーヒーとケーキを押し付けて黙らせた。この人、母が絡むものすべてに嫉妬する人だから面倒なんですよ。
ザンはというと、父より母を攻略する方が早いと踏んだのか、すっかり営業用のスマイルをこれでもかっていうぐらい見せつけてくれている。
「じゃあ、そちらのお母様やお父様は大丈夫そうなのね」
「そういえば、お母さん、向こうの義母も同じだったわ。」
「どういうことかしら?」
「息子の私が言うのもなんですが、父は母をとても溺愛していまして・・・」
「あらあら、そちらのお母様とは気が合いそうね!」
思わぬ情報に目をか輝かせる母・・・うん、きっと気は合うと思うよ。ただね、ザンがちょっといつもと違いすぎて身体中がかゆくなるほどだ。なんとか引きつりながらも笑顔は出せていたと思う。
母がちょっと席を立った時、ほっとしていたらザンに目ざとく声を掛けられた。
「大丈夫なのか」
「え、あ、うん・・・というか、なんというか、ザンに慣れていたんだなという・・・あっ」
「・・・・あとでゆっくり聞かせてもらおうか。もちろん、身体の方に」
ぞわりとするほど冷たくも色気のある声が耳元にふってきたとき、思わず天を仰いだのは察してほしい、ほんとに。
はぁーとため息をついていると、なぜか父と目が合った。
「・・・・何よ、お父さん」
「いや。ただ、お前も難儀な男を捕まえたものだとな」
「それを否定するつもりはないけれど、お父さんに言われたくないわ」
「そうだな。だが、少なくともその男は問題なかろう」
「・・・・・」
至極まともなことを言ってきた父に思わず目を丸くする。一体なんなんだ、この人は。
思わずザンと顔を見合わせたが、ザンも肩をすくめていることから意味を掴めていないのだろう。
なんにせよ、この父の考えはいくつになっても読めないし、読むつもりも・・うん、ないな。
ただ、アリアがお父さんにしてはいいんじゃないかと見直していたとたん、思いだしたように父が言う言葉にあっさりと評価を下げた。
「それはそうと、まさかここで寝るつもりじゃあるまいな?」
「心配せずともホテルはとってあるわ・・・いろいろと大変になりそうだけれどね」
「ああ、そっちの男が手配したのか。それは・・・いい仕事をする婿だな。ふむ」
あ、これは気に入られたな。ザンも手に取るように分かったらしく、もちろん夜にこちらにお邪魔するような無粋な真似は致しませんと補足していた。うん、それかなり正解。
前言撤回。父は母に関してはものすごーくわかりやすいし、心が狭い。まったく変わっていなかった!
母が戻ってきたことから、再び4人でいろいろと会話してあっという間に夕方になってしまっていた。そろそろお暇しますというザンの言葉を皮切りに玄関へとゾロゾロと並んだ。
「アレクサンダーさん、そちらのご両親によろしくお伝えいただけるかしら」
「もちろん、うちの父母も喜ぶでしょう」
「有亜、あなたも身体に気を付けなさいな」
「解ってるってば」
「んもう、この子は・・・ねぇ、アレクサンダーさん。この子はね、私たちがこんなんでしょう?そのせいもあって、頼ることがちょーっと下手な子なの」
「酷っ!」
「だから、この子をちゃんと見てくれる人であれば全然かまわないのよね。・・・どうか娘をよろしくお願いします」
にっこりと頭を下げた母親に何もいえるはずがなく。そんな空気を呼んでか、ザンが腰を引き寄せてきた。ザンの隣に密着する形にはなったが、ザンは気にすることなくもちろんですと頭を下げていた。
・・・・私が頭を下げる気がないことを母が解っていることが唯一の救いだろうか。
「ざ、ザン、車で待ってる!」
いたたまれないので、先に車に乗って待っていると伝えたら、苦笑するようにザンが頷いてくれた。ちなみに、車は滞在中貸してもらえることになったので、ザンが運転することになった。
アリアが車の助手席に乗り込むと、ミラーでザンが父親と話をしているのが見えた。何を話しているかまではわからなかったが。
少ししてからザンが運転席に乗り込んできた。なぜか複雑そうにこちらを見てきている。首を傾げて発言を促すと、家を出るころにようやく口を開いてくれた。
「・・・お前は愛されているよ、ちゃんとな」
「はっ?」
「お前の両親に会って納得いったよ。やっぱりあの方々にしてお前がいるんだということに納得したね」
「・・・・褒めてるの、けなしてるのどっち?というか、何でそう断言できるの?」
「まさに父の心知らずの娘といったところか・・・もうお前はそのままでいい気がしたよ」
「だから、なんだっていうのよーーーー!!」
車が沖縄の海沿いに走っている間ずっと、ザンが笑っているのに不貞腐れていると、信号を待っている間、ふと思い出したようにザンがこちらを流し目で見てきていた。
あ。嫌な予感。
有亜の嫌な予感はよーーーく当たる。不本意なことに。そしてザンは有亜にとって聞きたくない一言をあっさりと告げた。
「とりあえず、今日はホテルでお仕置きと行こうか」
「・・・・・・なんでそうなるの!」
「じゃあ、選ばせてやろう」
「え」
「車の中でヤるか、ホテルでヤるか、どちらがお好みだ」
「ホテルのお風呂に浸かってからでお願いします」
それ以外に何を言えたというのだ。膨れっ面になっていると、やっぱり隣でザンの笑い声が聞こえてなんとも言えない気分になる。
・・・・耳と頬が赤くなっているのは怒りからだと思いたい。そう、怒りからなのよ・・・・!
※ザンがアリアと同じ世界の人間だったら?という話です
「あら~本当に帰ってきたのねぇ」
・・・母はドアを開けたとたん、開口一番に言ってきた。
本当に相変わらずな人だとアリアはため息をついた。隣をちらっと見ると、ザンはなぜか私と母を見比べ・・・納得したように頷いている。解せぬ。
ちなみに、いとこはというと、仕事があるから戻るわーと消えていった。あの人が父の秘書であることはだまっておこう・・・メンドクサイし。
「改めて、うちの母です。こちら、電話で話していた・・・」
「ええ、結婚なさる予定だとか。本当にいいのかしら~うちの有亜で・・・あ、どうぞこちらよ」
ザンは新鮮な反応だなとボソッと呟いている。ああ、そうか。マダムキラーでもあったんだね、ザンは。でもうちの母にそれは通用しない。何故って・・・父を見てるからだよ。
アリアは居間のドアを開けて、中へと入った。予想どおりというかなんというか、父がソファーでテレビを見ていた。ただいまと声をかけても、ちらりとも反応なし。
ああ、相変わらずだと思う。母に目配せすればわかってるとばかりに頷いてくれた。
「あなた、有亜が未来の旦那様をつれていらしたのよ。ちゃんと挨拶なさって」
「はぁ・・・しょうがないな」
母の声に反応してのろのろと立ち上がりこちらを見る父。
うん、ザンが啞然となるのも無理ないよね。父もザンと同じぐらい無駄に美形だから。
「・・・なるほど。お前が反応しないわけだ」
「うん。これが原点」
「これは確かにな・・・・初めまして、アレクサンダー=プリムローズと言います」
「・・・一応これの父親にあたる。ミシュエル=高原だ」
お互いにさしさわりのない程度に握手しからそれぞれがソファーに座る。母はお茶をいれてくるといって台所に引っ込んだ。
「今日来ましたのは・・・」
「ああ、そんな無駄な会話はいらない。これでいいならいくらでも持っていくがいい」
「・・・・・」
「お父さん、入籍届の保証人は友達になってもらうつもりだけれどいい?」
「かまわんよ」
「だめよ、あなた。せっかくの一人娘の結婚なのに」
「・・・む、結婚式が必要だというのかね」
「お父さん、お母さん・・・いらない。どうせこの人が手配するにきまってるから」
「その通り。いや、しかし有亜から聞いていた通りですね。びっくりするぐらいスムーズでびっくりしています」
「うちの両親はこんなんだからね」
何しろ、お父さんはお母さんがいればそれでいいっていう人だ。本当は子どももいらないぐらいだったのだが、母の子供が欲しいわという一言でポーンっと生まれてしまったのが私。
私が赤ん坊の時なんかは母の愛を無償で受け取れる私がうらやましいと何度もぼやいていたと聞いている。
「ええ~じゃあ私、出席するだけなの?つまらないわ」
「自分の着物でもめいっぱい選んだらいいじゃない」
「そうだそうだ」
こんな時だけ賛同する父にちょっと情けなさを感じるが、もうスルーすることにする。ザンは何がツボに入ったのかわからないが、ずっと笑いを押し殺している。
「くっくく・・・」
「ザン、笑いすぎよ」
「・・・あら?そちらはアレクサンダーさんって名前なんでしょう?何故ザンと呼んでいるのかしら」
「ああ、ニックネームみたいなものよ」
「あら、そうなの~イケメンは違うわね。」
「・・・・・イケメンは関係ないぞ」
むっとする父に母が配ったコーヒーとケーキを押し付けて黙らせた。この人、母が絡むものすべてに嫉妬する人だから面倒なんですよ。
ザンはというと、父より母を攻略する方が早いと踏んだのか、すっかり営業用のスマイルをこれでもかっていうぐらい見せつけてくれている。
「じゃあ、そちらのお母様やお父様は大丈夫そうなのね」
「そういえば、お母さん、向こうの義母も同じだったわ。」
「どういうことかしら?」
「息子の私が言うのもなんですが、父は母をとても溺愛していまして・・・」
「あらあら、そちらのお母様とは気が合いそうね!」
思わぬ情報に目をか輝かせる母・・・うん、きっと気は合うと思うよ。ただね、ザンがちょっといつもと違いすぎて身体中がかゆくなるほどだ。なんとか引きつりながらも笑顔は出せていたと思う。
母がちょっと席を立った時、ほっとしていたらザンに目ざとく声を掛けられた。
「大丈夫なのか」
「え、あ、うん・・・というか、なんというか、ザンに慣れていたんだなという・・・あっ」
「・・・・あとでゆっくり聞かせてもらおうか。もちろん、身体の方に」
ぞわりとするほど冷たくも色気のある声が耳元にふってきたとき、思わず天を仰いだのは察してほしい、ほんとに。
はぁーとため息をついていると、なぜか父と目が合った。
「・・・・何よ、お父さん」
「いや。ただ、お前も難儀な男を捕まえたものだとな」
「それを否定するつもりはないけれど、お父さんに言われたくないわ」
「そうだな。だが、少なくともその男は問題なかろう」
「・・・・・」
至極まともなことを言ってきた父に思わず目を丸くする。一体なんなんだ、この人は。
思わずザンと顔を見合わせたが、ザンも肩をすくめていることから意味を掴めていないのだろう。
なんにせよ、この父の考えはいくつになっても読めないし、読むつもりも・・うん、ないな。
ただ、アリアがお父さんにしてはいいんじゃないかと見直していたとたん、思いだしたように父が言う言葉にあっさりと評価を下げた。
「それはそうと、まさかここで寝るつもりじゃあるまいな?」
「心配せずともホテルはとってあるわ・・・いろいろと大変になりそうだけれどね」
「ああ、そっちの男が手配したのか。それは・・・いい仕事をする婿だな。ふむ」
あ、これは気に入られたな。ザンも手に取るように分かったらしく、もちろん夜にこちらにお邪魔するような無粋な真似は致しませんと補足していた。うん、それかなり正解。
前言撤回。父は母に関してはものすごーくわかりやすいし、心が狭い。まったく変わっていなかった!
母が戻ってきたことから、再び4人でいろいろと会話してあっという間に夕方になってしまっていた。そろそろお暇しますというザンの言葉を皮切りに玄関へとゾロゾロと並んだ。
「アレクサンダーさん、そちらのご両親によろしくお伝えいただけるかしら」
「もちろん、うちの父母も喜ぶでしょう」
「有亜、あなたも身体に気を付けなさいな」
「解ってるってば」
「んもう、この子は・・・ねぇ、アレクサンダーさん。この子はね、私たちがこんなんでしょう?そのせいもあって、頼ることがちょーっと下手な子なの」
「酷っ!」
「だから、この子をちゃんと見てくれる人であれば全然かまわないのよね。・・・どうか娘をよろしくお願いします」
にっこりと頭を下げた母親に何もいえるはずがなく。そんな空気を呼んでか、ザンが腰を引き寄せてきた。ザンの隣に密着する形にはなったが、ザンは気にすることなくもちろんですと頭を下げていた。
・・・・私が頭を下げる気がないことを母が解っていることが唯一の救いだろうか。
「ざ、ザン、車で待ってる!」
いたたまれないので、先に車に乗って待っていると伝えたら、苦笑するようにザンが頷いてくれた。ちなみに、車は滞在中貸してもらえることになったので、ザンが運転することになった。
アリアが車の助手席に乗り込むと、ミラーでザンが父親と話をしているのが見えた。何を話しているかまではわからなかったが。
少ししてからザンが運転席に乗り込んできた。なぜか複雑そうにこちらを見てきている。首を傾げて発言を促すと、家を出るころにようやく口を開いてくれた。
「・・・お前は愛されているよ、ちゃんとな」
「はっ?」
「お前の両親に会って納得いったよ。やっぱりあの方々にしてお前がいるんだということに納得したね」
「・・・・褒めてるの、けなしてるのどっち?というか、何でそう断言できるの?」
「まさに父の心知らずの娘といったところか・・・もうお前はそのままでいい気がしたよ」
「だから、なんだっていうのよーーーー!!」
車が沖縄の海沿いに走っている間ずっと、ザンが笑っているのに不貞腐れていると、信号を待っている間、ふと思い出したようにザンがこちらを流し目で見てきていた。
あ。嫌な予感。
有亜の嫌な予感はよーーーく当たる。不本意なことに。そしてザンは有亜にとって聞きたくない一言をあっさりと告げた。
「とりあえず、今日はホテルでお仕置きと行こうか」
「・・・・・・なんでそうなるの!」
「じゃあ、選ばせてやろう」
「え」
「車の中でヤるか、ホテルでヤるか、どちらがお好みだ」
「ホテルのお風呂に浸かってからでお願いします」
それ以外に何を言えたというのだ。膨れっ面になっていると、やっぱり隣でザンの笑い声が聞こえてなんとも言えない気分になる。
・・・・耳と頬が赤くなっているのは怒りからだと思いたい。そう、怒りからなのよ・・・・!
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