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え!? なんで!?
「かなり探しましたよ、僕の意中の人」
なんとそこにはあの日、私が助けたあのイケメンさんがいました。
彼は私の前で片膝をつくと私の方手を取って唇に近づける…
「きゃあ、や、やめてください」
イケメンさんが何をしようとしているかわかった私は彼の手を振り払う。
「はは、ごめんなさい。いきなり過ぎましたね」
「そ、そうですよ!!」
「最近まで海外に居たので…向こうでのプロポーズをしてしまって…」
「プッププププロポーズ!?!?」
そっそそそそんな事いきなり言われても困るのにぃ…
「取り合えず部屋を用意舌から続きはそこで…」
「えぇ、そうですね」
部長が仲裁に入ってくれる、助かった…
用意された会議室に入る前、部長に耳打ちをされる
「三上君、彼とうまくいってくれ。君次第で太いパイプが手に入るんだ」
「わかりました…」
太いパイプ?どこかの会社の社長なのだろうか?
「2人きりになれましたね。えーっと…」
「奏です、確か…迅さん?」
「えぇ。それにしても奏…奏…いい名前ですね」
「はぁ、とりあえずなんでこんな所に?」
このまま話していても埒が明かないので本題に入ろうとする
「そうですね、では結論から申しますと。僕と結婚を前提にお付き合いしてください」
爽やかににこりと笑う彼
「そんな事いきなり言われても困ります」
先ほどの事で冷静になっている私は淡々と話す
「冷たいなぁ…って言っても僕たちまだ何も知らないんだよね。それは当たり前か」
「そうですね、じゃあ自己紹介とかします?」
「じゃあ僕から、僕は神代迅、神代グループのトップだ。」
神代グループ、私でも知っている名前だ。日本、いや。世界の中でもトップクラスに大きい財閥の名前だ。
そんな大財閥のトップがなんで私なんかに…ってあの日の事以外考えられないか…
「トップって言っても最近就任したばっかりなんだけどね…それでもこれから会社を背負っていく気概は十分あるつもりだよ。さぁ、次は奏さんの番だよ」
「あっ、はい。私は三上奏。普通のОLです」
そうれだけ答えることにする。まぁそれ位しかいう事しかないのだが
「取り合えずこれからお互いを知っていこうか、今日の夜いいかい?」
「そんないきなり…」
「そうか…」
迅さんはわかりやすく肩を落とし落ち込む迅さん
「じゃ、じゃあ、連絡先は交換しましょう。都合のいい日に連絡しますから」
「いいのかい?」
コロコロと表情が変わって可愛らしい人だな
「じゃあ、スマホを。電話番号とラインでいいですよね?」
「うん」
簡単に連絡先を交換して今日はお開きになった。会議室を出て自分のデスクに戻るとすぐに亜子に声を掛けられる。
「ねえねえ!!あのイケメン多分神代グループの若社長だよね!?どこであの人と出会ったの?」
「テンション高いね亜子。この前倒れている所を介抱したら惚れられたみたい」
「そりゃ高くもなるって。で、奏はどう思ってるの?」
「私?ないない、迅さんと釣り合ってすらない平凡ОLだよ私?時期に興味も失せるって」
そりゃそうだ、私は一般家庭生まれの平凡ОL。方や向こうは大財閥のトップ。釣り合う訳がない
「えーもったいない。玉の輿狙った方がいいって絶対」
「無理無理、適当に相手するよ。そんな事より仕事仕事」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その日はその後いつも通り仕事をしたのだが周りからの視線が痛かった
「それじゃあ私はこれで上がります、お疲れ様でした」
「あー三上君。彼の事、頼むよ」
「まぁ…頑張ります」
上司も何を期待しているのだろう…私と迅さんじゃ釣り合わないなんてわかり切っている事なのに
家に帰ると色々あったからかどっと疲れが押し寄せてくる。
「はぁ…今日は凄いことがあったな…とりあえずご飯とお風呂の準備っと…」
ご飯とお風呂を軽くすまし、いつも飲んでいる紅茶を飲みながらスマホを睨む。その先には迅さんからのラインの通知
『こんばんは』
『気軽にラインしてきていいからね』
その二言に返事をしようと思ってもどう返そうかを悩んでいるのだ。
少し考えたのちに
『こんばんは』
とだけ返すことにした、そっけなく感じるかもしれないがこれ以外考えられなかった
「かなり探しましたよ、僕の意中の人」
なんとそこにはあの日、私が助けたあのイケメンさんがいました。
彼は私の前で片膝をつくと私の方手を取って唇に近づける…
「きゃあ、や、やめてください」
イケメンさんが何をしようとしているかわかった私は彼の手を振り払う。
「はは、ごめんなさい。いきなり過ぎましたね」
「そ、そうですよ!!」
「最近まで海外に居たので…向こうでのプロポーズをしてしまって…」
「プッププププロポーズ!?!?」
そっそそそそんな事いきなり言われても困るのにぃ…
「取り合えず部屋を用意舌から続きはそこで…」
「えぇ、そうですね」
部長が仲裁に入ってくれる、助かった…
用意された会議室に入る前、部長に耳打ちをされる
「三上君、彼とうまくいってくれ。君次第で太いパイプが手に入るんだ」
「わかりました…」
太いパイプ?どこかの会社の社長なのだろうか?
「2人きりになれましたね。えーっと…」
「奏です、確か…迅さん?」
「えぇ。それにしても奏…奏…いい名前ですね」
「はぁ、とりあえずなんでこんな所に?」
このまま話していても埒が明かないので本題に入ろうとする
「そうですね、では結論から申しますと。僕と結婚を前提にお付き合いしてください」
爽やかににこりと笑う彼
「そんな事いきなり言われても困ります」
先ほどの事で冷静になっている私は淡々と話す
「冷たいなぁ…って言っても僕たちまだ何も知らないんだよね。それは当たり前か」
「そうですね、じゃあ自己紹介とかします?」
「じゃあ僕から、僕は神代迅、神代グループのトップだ。」
神代グループ、私でも知っている名前だ。日本、いや。世界の中でもトップクラスに大きい財閥の名前だ。
そんな大財閥のトップがなんで私なんかに…ってあの日の事以外考えられないか…
「トップって言っても最近就任したばっかりなんだけどね…それでもこれから会社を背負っていく気概は十分あるつもりだよ。さぁ、次は奏さんの番だよ」
「あっ、はい。私は三上奏。普通のОLです」
そうれだけ答えることにする。まぁそれ位しかいう事しかないのだが
「取り合えずこれからお互いを知っていこうか、今日の夜いいかい?」
「そんないきなり…」
「そうか…」
迅さんはわかりやすく肩を落とし落ち込む迅さん
「じゃ、じゃあ、連絡先は交換しましょう。都合のいい日に連絡しますから」
「いいのかい?」
コロコロと表情が変わって可愛らしい人だな
「じゃあ、スマホを。電話番号とラインでいいですよね?」
「うん」
簡単に連絡先を交換して今日はお開きになった。会議室を出て自分のデスクに戻るとすぐに亜子に声を掛けられる。
「ねえねえ!!あのイケメン多分神代グループの若社長だよね!?どこであの人と出会ったの?」
「テンション高いね亜子。この前倒れている所を介抱したら惚れられたみたい」
「そりゃ高くもなるって。で、奏はどう思ってるの?」
「私?ないない、迅さんと釣り合ってすらない平凡ОLだよ私?時期に興味も失せるって」
そりゃそうだ、私は一般家庭生まれの平凡ОL。方や向こうは大財閥のトップ。釣り合う訳がない
「えーもったいない。玉の輿狙った方がいいって絶対」
「無理無理、適当に相手するよ。そんな事より仕事仕事」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その日はその後いつも通り仕事をしたのだが周りからの視線が痛かった
「それじゃあ私はこれで上がります、お疲れ様でした」
「あー三上君。彼の事、頼むよ」
「まぁ…頑張ります」
上司も何を期待しているのだろう…私と迅さんじゃ釣り合わないなんてわかり切っている事なのに
家に帰ると色々あったからかどっと疲れが押し寄せてくる。
「はぁ…今日は凄いことがあったな…とりあえずご飯とお風呂の準備っと…」
ご飯とお風呂を軽くすまし、いつも飲んでいる紅茶を飲みながらスマホを睨む。その先には迅さんからのラインの通知
『こんばんは』
『気軽にラインしてきていいからね』
その二言に返事をしようと思ってもどう返そうかを悩んでいるのだ。
少し考えたのちに
『こんばんは』
とだけ返すことにした、そっけなく感じるかもしれないがこれ以外考えられなかった
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