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シーズンⅠ-6 宗家の命令
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有佳が自室に戻りリビングで一人になった工藤美枝子は、この部屋にまだ残されている宮藤君子と有佳と三人でいた時の残像を思い描き、深いため息をついた。
美枝子は有佳の将来がやはり心配だった。
もう有佳にしてあげれることは多くはない。
有佳が真性なのは疑いようがなかった。
それを思うと心配の種が尽きない。
幸せの基準は人それぞれで違っていいんだから、そこは有佳の人生だと思っている。
美枝子は学生結婚だった。
北部女学院に就職が決まり、同い年の相手も公立高校勤めが決まってまもなく妊娠していることが分かった。
卒業を待たずに籍を入れ、学院勤めを始めた年に正樹を生んでいた。
そして結婚から九年後、美枝子は三十一歳で七海を出産した。
夫が他に女がいることは前から薄々気付いていたが、七海の妊娠でそれを美枝子に隠そうとしなくなっていた、バレてもいいぐらいの気持ちに変わっていたんだと思う。
間もなく、陰湿極まる離婚協議が始まった。
当時、まだ五歳だった有佳から父親を取り上げてしまったのは私の責任なのだ、でもあのバレてもいいやという夫の神経に我慢ができなかった。
宮藤君子さんと初めて会った時、まだお若いのに涼子さんを産んだ時はいくつだったんですかの答えが二十一才と聞いて有佳が起こしたトラブルの相手と同い年だと分かった。
君子さんは立派に子供を育てている。
有佳と職業が同じと分かった時には藁にも縋る思いだった。
有佳の成長にはこの人を置いて他にいない。
あとは、直観が外れていないことを祈るだけだ。
経済面の心配も大きい。
有佳のこの先を支えてあげれるほど潤沢な財力があるわけでもない。
今住んでいる家の上物は美枝子名義だが、美枝子は既に生前贈与を受けているので、土地は父と同居している美枝子の兄が相続することになっている。
残りはその時の法定相続割合で行い遺言書は作らないと父が決めている。
兄夫婦の一人娘にお婿さんを取る計画まで進んでいるらしい。
美枝子は離婚してまもなく工藤家が以前に住んでいた三LDKマンションを生前贈与されていた、父が心配したのだ。
マンションには去年持病の悪化で他界した昔は音楽教師だった母がピアノの練習用に使っていた部屋が防音設備になっていたことで、中古マンションにしては相応以上の家賃が入っており離婚後の美枝子達の生活の足しになっている。
兄夫婦の眼もある。
有佳をいつまでもここに置いておけないと思っていた。
有佳が看護学校を卒業するまでに決断をしておく必要がある。
美枝子はまた深いため息をついた。
****
美枝子の予想どおり大学生になった北部沙耶香は北部女学院に何度か来ていた。
沙耶香さんからは、卒業後は有佳と会っていないと聞かされている。
沙耶香さんの来校は学園経営を学ぶという名目だが、校長や教頭と挨拶を交わしたあと必ず美枝子を応接に呼び出すので、どう考えても美枝子の見張りに来校しているとしか思えない。
初めのうちは沙耶香さんが来るたびに有佳と敦子さんの一件を思い出し憂鬱にもなった。
だが、沙耶香さんと話す内容は学園の問題に及ぶことも多く、いつの間にか美枝子も楽しみに変わってきている。
母親がいない紗耶香さんが時折、美枝子を母親代わりに慕ってくれていると錯覚することもある。
沙耶香さんはつい先週も学院にやって来た。
その日は午後から美枝子が学園本部に呼ばれているので一緒に行くために立ち寄ったそうで、学園の運転手付きの車に他の先生や生徒達が見ている前で乗るという羽目になり気恥ずかしい思いをした。
学園に着くと紗耶香さんが先導してくれて北部栄心が待つ理事長室に向かった。
「理事長、お連れしました」
「沙耶香、ご苦労。しばらく下がっていなさい」
「はい、わかりました。失礼します」
部屋には理事長の傍らに、次期理事長の北部健将《ほくぶけんしょう》も控えている。
何の要件かは来た時に伝えると言われていたが二人揃っていることで緊張が走った。
もともと、美枝子と理事長北部栄心は若い頃は打ち解けて話ができる間柄だった。
もう一人、美枝子の後輩を入れて三人でよく遊んだりもした。
若い頃の北部栄心は、背は高くないが美形という言葉が相応しい男性で、既婚者だったが女学院の生徒も先生も北部栄心が立ち寄るのを皆心待ちにしていたくらいだった。
目の前にいる北部栄心も、五十歳に手が届く年齢にもかかわらずダンディで女心を擽る。
「今日は大切な話をする。工藤先生は今年の秋に教頭になる、五月の総会で決まる」
何を言い出すかと思えば、これは不意打ち以外のなにものでもない。
「理事長、私などまだ若輩者ですので他に相応しい先生方がいらっしゃると思います」
「謙遜など、いらん。まだ続きがある。教頭になった二年後には校長になってもらう。校長を全うしたら学園に来てもらい健将を支えてもらう。いいね」
暴風雨の中に放り出されたに等しい。
立っているのがやっとという感じ。
美枝子にはこんな話は程度を越えているとしか思えなかった。
「理事長、納得できません。実力もない私がどうして後継者を支えることができましょう、無理です。お許しください」
「工藤先生、自惚れてはいけない。先生の実力がどうのこうのという話ではない。次期当主健将の腹心の部下が必要だという話をしているんだ。他にも候補はいたのだ。最終的には、沙耶香の報告で決めた。工藤先生のレールは既に敷かれている。これは命令だ」
美枝子には逆らう術などなかった。
「・・・わかりました。すべてご指示の通りに致します」
応えはしたもののとんでもないことになったというのが偽らざる気持ちだ。
紗耶香さんはどんな報告をしていたのだろうか。
「そう、それでよろしい。今日より、北部宗家に関わる話を工藤先生は知ることができる立場になる。そうじゃないと健将という後継者を支えることができない」
「はい」
「工藤先生、これから宜しくたのみます。僕は先生をよく知らないけど、沙耶香の人を見る目は確かなんでそれを信じます」
そう言うと、健将様は妹の沙耶香さんの話をしてきた。
母親が亡くなってからの沙耶香は自分に何ができるかを突き詰めて考えるようになり、やがて学園にいる教職員の分析を始めた、今では人事管理の面で紗耶香を頼りにしている、と。
「もう一つ、伝えておかねばならないことがある」
北部栄心が割って入ってきた。
「お伺いします」
「健将と沙耶香の他に、もう一人子供がいる。妻も知っていた。いまは安西市で暮らしている、今年中学三年になる男の子だ」
安西市と聞いて美枝子に衝撃が走った。
安西市は美枝子の後輩だった右竹香苗《うたけかなえ》の故郷だ。
右竹香苗が突然退職を申し出た時の光景が蘇った。
きっとそうだ、そうに違いない。
あれほど三人でよく遊んでいたのに美枝子の知らないところでそんなことになっていたとは信じられない。
「右竹香苗の子だ。薫《かおる》と言う。大学からはこちらで暮らす、そして学園に勤務する手はずになっている。工藤先生にはこの右竹家との接触にも携わってもらう。家族以外でこのことを知っているのは、儂を支えている事務局員の太田素子《おおたもとこ》だけだ」
「・・・香苗さん。元気でいるんでしょうか」
「心配ない、元気にしている」
「そうですか」
他の言葉が思いつかない、思いついたとしても言えない。
いつ、どうやって二人はそういう関係になったのだろう。
美枝子が有佳の出産でいなかった時にそういう関係になったような気がする。
香苗さんは勤めて六年目に退職していた。
退職した翌年に右竹薫は生まれたことになる。
今年中学三年ということは香苗さんの子供と七海は同い年になる。
考え事が止まらない。
次々にやってくる衝撃で体中が硬直しっぱなしだ。
「最後に、中野家《なかのけ》のことだが」
「・・・中野家ですか」
言葉を発したら不思議と硬直が和らぐのを感じた。
中野家がどうして出てくるのか。
注意深く聞く必要がありそうだと瞬時に感じる。
「現在の当主である中野壮一《なかのそういち》が、いずれ、我々宗家に敵対してくる。中野壮一には子供が一人しかいない、工藤先生も知っているあの中野塔子《なかのとうこ》だよ。できれば闘いは避けたい、健将と塔子が一緒になれる可能性があれば探りたい。もし和解できれば長年に亘る我々への怨みに終止符が打たれるだろう。今までの経緯や塔子の今の情報も太田素子に聞いておいてくれ。以上だ」
美枝子は、これからよろしくお願いしますとだけ言って下がった。
部屋の外へ出たところで、沙耶香さんがこちらへ向かって来るのが目に入った。
沙耶香さんは別室で待機していてブザーが鳴ったので理事長室に向かうという。
そして待機室の場所と、そこで太田素子が工藤先生を待っています、と伝えてきた。
美枝子は有佳の将来がやはり心配だった。
もう有佳にしてあげれることは多くはない。
有佳が真性なのは疑いようがなかった。
それを思うと心配の種が尽きない。
幸せの基準は人それぞれで違っていいんだから、そこは有佳の人生だと思っている。
美枝子は学生結婚だった。
北部女学院に就職が決まり、同い年の相手も公立高校勤めが決まってまもなく妊娠していることが分かった。
卒業を待たずに籍を入れ、学院勤めを始めた年に正樹を生んでいた。
そして結婚から九年後、美枝子は三十一歳で七海を出産した。
夫が他に女がいることは前から薄々気付いていたが、七海の妊娠でそれを美枝子に隠そうとしなくなっていた、バレてもいいぐらいの気持ちに変わっていたんだと思う。
間もなく、陰湿極まる離婚協議が始まった。
当時、まだ五歳だった有佳から父親を取り上げてしまったのは私の責任なのだ、でもあのバレてもいいやという夫の神経に我慢ができなかった。
宮藤君子さんと初めて会った時、まだお若いのに涼子さんを産んだ時はいくつだったんですかの答えが二十一才と聞いて有佳が起こしたトラブルの相手と同い年だと分かった。
君子さんは立派に子供を育てている。
有佳と職業が同じと分かった時には藁にも縋る思いだった。
有佳の成長にはこの人を置いて他にいない。
あとは、直観が外れていないことを祈るだけだ。
経済面の心配も大きい。
有佳のこの先を支えてあげれるほど潤沢な財力があるわけでもない。
今住んでいる家の上物は美枝子名義だが、美枝子は既に生前贈与を受けているので、土地は父と同居している美枝子の兄が相続することになっている。
残りはその時の法定相続割合で行い遺言書は作らないと父が決めている。
兄夫婦の一人娘にお婿さんを取る計画まで進んでいるらしい。
美枝子は離婚してまもなく工藤家が以前に住んでいた三LDKマンションを生前贈与されていた、父が心配したのだ。
マンションには去年持病の悪化で他界した昔は音楽教師だった母がピアノの練習用に使っていた部屋が防音設備になっていたことで、中古マンションにしては相応以上の家賃が入っており離婚後の美枝子達の生活の足しになっている。
兄夫婦の眼もある。
有佳をいつまでもここに置いておけないと思っていた。
有佳が看護学校を卒業するまでに決断をしておく必要がある。
美枝子はまた深いため息をついた。
****
美枝子の予想どおり大学生になった北部沙耶香は北部女学院に何度か来ていた。
沙耶香さんからは、卒業後は有佳と会っていないと聞かされている。
沙耶香さんの来校は学園経営を学ぶという名目だが、校長や教頭と挨拶を交わしたあと必ず美枝子を応接に呼び出すので、どう考えても美枝子の見張りに来校しているとしか思えない。
初めのうちは沙耶香さんが来るたびに有佳と敦子さんの一件を思い出し憂鬱にもなった。
だが、沙耶香さんと話す内容は学園の問題に及ぶことも多く、いつの間にか美枝子も楽しみに変わってきている。
母親がいない紗耶香さんが時折、美枝子を母親代わりに慕ってくれていると錯覚することもある。
沙耶香さんはつい先週も学院にやって来た。
その日は午後から美枝子が学園本部に呼ばれているので一緒に行くために立ち寄ったそうで、学園の運転手付きの車に他の先生や生徒達が見ている前で乗るという羽目になり気恥ずかしい思いをした。
学園に着くと紗耶香さんが先導してくれて北部栄心が待つ理事長室に向かった。
「理事長、お連れしました」
「沙耶香、ご苦労。しばらく下がっていなさい」
「はい、わかりました。失礼します」
部屋には理事長の傍らに、次期理事長の北部健将《ほくぶけんしょう》も控えている。
何の要件かは来た時に伝えると言われていたが二人揃っていることで緊張が走った。
もともと、美枝子と理事長北部栄心は若い頃は打ち解けて話ができる間柄だった。
もう一人、美枝子の後輩を入れて三人でよく遊んだりもした。
若い頃の北部栄心は、背は高くないが美形という言葉が相応しい男性で、既婚者だったが女学院の生徒も先生も北部栄心が立ち寄るのを皆心待ちにしていたくらいだった。
目の前にいる北部栄心も、五十歳に手が届く年齢にもかかわらずダンディで女心を擽る。
「今日は大切な話をする。工藤先生は今年の秋に教頭になる、五月の総会で決まる」
何を言い出すかと思えば、これは不意打ち以外のなにものでもない。
「理事長、私などまだ若輩者ですので他に相応しい先生方がいらっしゃると思います」
「謙遜など、いらん。まだ続きがある。教頭になった二年後には校長になってもらう。校長を全うしたら学園に来てもらい健将を支えてもらう。いいね」
暴風雨の中に放り出されたに等しい。
立っているのがやっとという感じ。
美枝子にはこんな話は程度を越えているとしか思えなかった。
「理事長、納得できません。実力もない私がどうして後継者を支えることができましょう、無理です。お許しください」
「工藤先生、自惚れてはいけない。先生の実力がどうのこうのという話ではない。次期当主健将の腹心の部下が必要だという話をしているんだ。他にも候補はいたのだ。最終的には、沙耶香の報告で決めた。工藤先生のレールは既に敷かれている。これは命令だ」
美枝子には逆らう術などなかった。
「・・・わかりました。すべてご指示の通りに致します」
応えはしたもののとんでもないことになったというのが偽らざる気持ちだ。
紗耶香さんはどんな報告をしていたのだろうか。
「そう、それでよろしい。今日より、北部宗家に関わる話を工藤先生は知ることができる立場になる。そうじゃないと健将という後継者を支えることができない」
「はい」
「工藤先生、これから宜しくたのみます。僕は先生をよく知らないけど、沙耶香の人を見る目は確かなんでそれを信じます」
そう言うと、健将様は妹の沙耶香さんの話をしてきた。
母親が亡くなってからの沙耶香は自分に何ができるかを突き詰めて考えるようになり、やがて学園にいる教職員の分析を始めた、今では人事管理の面で紗耶香を頼りにしている、と。
「もう一つ、伝えておかねばならないことがある」
北部栄心が割って入ってきた。
「お伺いします」
「健将と沙耶香の他に、もう一人子供がいる。妻も知っていた。いまは安西市で暮らしている、今年中学三年になる男の子だ」
安西市と聞いて美枝子に衝撃が走った。
安西市は美枝子の後輩だった右竹香苗《うたけかなえ》の故郷だ。
右竹香苗が突然退職を申し出た時の光景が蘇った。
きっとそうだ、そうに違いない。
あれほど三人でよく遊んでいたのに美枝子の知らないところでそんなことになっていたとは信じられない。
「右竹香苗の子だ。薫《かおる》と言う。大学からはこちらで暮らす、そして学園に勤務する手はずになっている。工藤先生にはこの右竹家との接触にも携わってもらう。家族以外でこのことを知っているのは、儂を支えている事務局員の太田素子《おおたもとこ》だけだ」
「・・・香苗さん。元気でいるんでしょうか」
「心配ない、元気にしている」
「そうですか」
他の言葉が思いつかない、思いついたとしても言えない。
いつ、どうやって二人はそういう関係になったのだろう。
美枝子が有佳の出産でいなかった時にそういう関係になったような気がする。
香苗さんは勤めて六年目に退職していた。
退職した翌年に右竹薫は生まれたことになる。
今年中学三年ということは香苗さんの子供と七海は同い年になる。
考え事が止まらない。
次々にやってくる衝撃で体中が硬直しっぱなしだ。
「最後に、中野家《なかのけ》のことだが」
「・・・中野家ですか」
言葉を発したら不思議と硬直が和らぐのを感じた。
中野家がどうして出てくるのか。
注意深く聞く必要がありそうだと瞬時に感じる。
「現在の当主である中野壮一《なかのそういち》が、いずれ、我々宗家に敵対してくる。中野壮一には子供が一人しかいない、工藤先生も知っているあの中野塔子《なかのとうこ》だよ。できれば闘いは避けたい、健将と塔子が一緒になれる可能性があれば探りたい。もし和解できれば長年に亘る我々への怨みに終止符が打たれるだろう。今までの経緯や塔子の今の情報も太田素子に聞いておいてくれ。以上だ」
美枝子は、これからよろしくお願いしますとだけ言って下がった。
部屋の外へ出たところで、沙耶香さんがこちらへ向かって来るのが目に入った。
沙耶香さんは別室で待機していてブザーが鳴ったので理事長室に向かうという。
そして待機室の場所と、そこで太田素子が工藤先生を待っています、と伝えてきた。
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