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第26夜 もっといる
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我が家は今住んでいる家に引っ越す前に、1ヶ月だけ1LDKの古いアパートに両親と私と弟の4人で住んでいました。
その頃、夜は和室に布団を敷いて、入り口から母、私、弟、父の順番で並んで寝ていました。
ある晩、私は夜中に目が覚め、トイレに行きました。
トイレから帰ってくると、父の向こう側にもう一人寝ていることに気が付きました。
弟かな?と思ったのですが、弟はいつもの場所で寝ていました。
私は怖くなって、母の布団に潜り込み、きっと見間違いだと自分に言い聞かせて寝ました。
この間、そのことをふと思い出し、弟に話しました。
すると、弟は笑いながら言いました。
「何言ってんだよ。あの和室、一人どころかもっとたくさん寝てたんだよ。姉ちゃんと母さんは気付いてなかったけど、父さんは気付いてたよ。だから今の家に急いで引っ越したんじゃん」
その頃、夜は和室に布団を敷いて、入り口から母、私、弟、父の順番で並んで寝ていました。
ある晩、私は夜中に目が覚め、トイレに行きました。
トイレから帰ってくると、父の向こう側にもう一人寝ていることに気が付きました。
弟かな?と思ったのですが、弟はいつもの場所で寝ていました。
私は怖くなって、母の布団に潜り込み、きっと見間違いだと自分に言い聞かせて寝ました。
この間、そのことをふと思い出し、弟に話しました。
すると、弟は笑いながら言いました。
「何言ってんだよ。あの和室、一人どころかもっとたくさん寝てたんだよ。姉ちゃんと母さんは気付いてなかったけど、父さんは気付いてたよ。だから今の家に急いで引っ越したんじゃん」
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