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十二月
十七日『飛行機の日』
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「なあハル、俺出張になった」
「え、いつ? 何で急に? 今までそんなのなかったじゃん」
「三日後。本当は同僚が行くはずだったんだけど急に変更になっちゃって」
信周が出張なんて初めてだ。二泊三日。信周は緊張の面持ちだし、晴日は不安そうだ。
「……俺一人じゃん」
「ごめんな、電話するから」
「……そんなの当たり前でしょ」
「ハル、そんな顔しないで。お利口に待っててよ」
「……無理、できない」
もうすでに寂しくてわがままを言い始めた晴日を、信周は力強く抱きしめた。
「え、いつ? 何で急に? 今までそんなのなかったじゃん」
「三日後。本当は同僚が行くはずだったんだけど急に変更になっちゃって」
信周が出張なんて初めてだ。二泊三日。信周は緊張の面持ちだし、晴日は不安そうだ。
「……俺一人じゃん」
「ごめんな、電話するから」
「……そんなの当たり前でしょ」
「ハル、そんな顔しないで。お利口に待っててよ」
「……無理、できない」
もうすでに寂しくてわがままを言い始めた晴日を、信周は力強く抱きしめた。
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