KAGUYA

Pikochu

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第一章~タイムリープそして~横浜編

~混沌~

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PHSが鳴る。俺は睡眠を妨害されて少し機嫌が悪かった。

「ハイ、もしもし?」

「真吾か? 俺だよ俺」

オレオレ詐欺だと思って切ろうとした。

「原だよ。大変な事が起きたんだ。今からそっちに真也と行ってもいいか?」

「明日でもよくないか?もう遅いし」

「情報はホットな方がいいんだよ。今から真吾のうちいくな」
そう言って一方的に切られた。
俺はパジャマのままだが別にいいだろう。

原達が来るまでCDでも聞きながら高校の問題集を解き始めた。
しばらくして原とボコボコになった真也が窓から入ってくる。

「真也ボコボコじゃねーか。ちょっと待ってろ応急処置してやるから」
そういうと家族皆が寝静まったリビングから救急箱を持って部屋に戻った。

「ちょっと染みるけど我慢せえよ」そう言って真也に消毒をし絆創膏を貼ってゆく。
原はなんとも無いようだ。

「なんで真也だけボコボコなん? 気に食わない事でもしたのか?」
すると真也は自慢気に話した。

「俺切りこみ隊長とタイマン張って勝ったんだよ。入ってすぐ幹部だ!」
アホである。入って早々最強部隊の頭と喧嘩をするなんて。

「お前アホやろ。最初は下積みから始めるもんやぞ」俺は言った。

「使われるの嫌だったから切りこみ隊長にタイマンお願いしたら総長がいいって言ってくれてな。負けると思ったんだろうが俺は勝った。総長ちょっとビックリしてたよ。かなりの激闘だったんだけどな」
真也は得意げに言う。

「まさか1日目で切りこみ隊長の座を奪うとは思わなかったよ。真吾なら楽勝だったかもしれないけど」
原は言った。俺だってそんなルール無視なんてしねーよっとツッコミたかった。


「いきなり切りこみ隊長は凄いけど部下のマネジメント出来るのか真也」
俺は真也に切り出した。


「マネジメントって何?マネージャーみたいなもの?」


「違う。組織の目標を設定し、その目標を達成するために組織の経営資源を効率的に活用したり、リスク管理などを実施する事だ。これにはある程度の経験が必要になってくる。ポッと出の隊長に誰が従って着いて来るのかという問題だ」
真也は難しそうな顔をして俺の話をきいた。


「そもそも組織を纏めた事が無いだろう? 学校で言うところの委員長や生徒会長みたいなもんだぞ。それにお前バイクもってないだろ?」

「そんなん喧嘩が強ければ皆付いてくるっしょ。切りこみ隊長だったやつがバイク持ってるみたいだからケツに乗せてもらう」
なんて大雑把な考え方なんだ。天才なのかバカなのか判断が着かない。多分バカだろう。
原が口を挟んできた。

皇帝エンペラーは規模増大の為、他の暴走族と積極的に戦争を仕掛けるつもりらしいぞ。そうしたら真吾のとこにも被害が出るんじゃ?」

「俺がいる所にホイホイ戦争を仕掛けてくるバカはいないだろう。もう街中の噂だしな」

「そんな悠長な事言ってたら数で劣る鬼没なんてあっちゅまに潰されるよ」
ここは鬼没の戦力増強を考えねばなるまい。

「まぁそんな事考えても仕方ない。真也真面目にやれよ。そして今日はもう帰れ」
そういうと窓から2人を追い出した。

さぁゆっくり眠ろう。真也が皇帝エンペラーの切りこみ隊長か。ちょっとやりづらいな。そう考えつつ俺は眠った。

今日は金曜日だ。明日休みだと思うとやる気が出てくる。
ウザイ目覚まし時計よりも早く目が覚めた。
とりあえず俺は今日も学校の授業が復習だと予想し財布とPHSだけ持った。
朝飯を食うと「行ってきま~す!」と言って家を出た。

途中コンビニで車雑誌のOPTIONと肉まんを買った。
学校に早めに着くと入ってくるクラスの連中に「おはよう!」と言った。
皆は「おはよう!」と返してくれた。

俺の偉大さに気がついたのだろう。

あゆが入ってくると「おはよう! ご機嫌いかが?」と問うた。

すると「おはよう。気軽に声かけてこないで」と言った。

「いいじゃん。同じクラスなんだし挨拶くらいしようぜ」

「あんたと仲良くしてると思われると上級生から目付けられるのよ」

「誰の目も気にしないんじゃなかったかね子ギャルくん」

「そりゃ誰の目も気にしないけど世間体ってもんがあるでしょ?」

あゆは消極的な事を言ってきた。
佐伯が入ってきた。
「おはよう!佐伯。OPTION買ってきたんだ一緒に観ようぜ」

「お!いいねえ~俺OPTIONいつも立ち読みしてるんだ。じっくり観るのは初めてだよ。」

そう言って俺の机の前の席に座った。ちなみに前の席の奴はグループに入ってていつも席にいない。
「チューニングカーっていいよな~180SX買ったらまず吸排気系を取り替えてブーストアップで300PSは目指したいな」
佐伯は目を輝かせてそういった。

そして肉まんを食った。
すると、顔に包帯を巻き絆創膏を貼った柏が教室に入ってきた。

「昨日はスマンかった。もしよければ今日の夜遊びにいかねーか?車は俺が出す。仲良くしようや」
何か裏があるような気がしていたかが「いいよ。でもなんで車持ってんの?」と俺は尋ねた。

「実は俺留年しちゃって今年19歳なんだよ。んでさすがに不味いと思って毎日学校に来てるワケ」
ほ~なるほど。このバカの集まりの高校でも一部留年する奴がいるのかと納得した。

「じゃあ俺の家の地図書いておくね。ここに迎えに来てもらっていい?」俺は紙切れに自分の住所と簡単な地図を書き柏に渡した。

「21時に尾崎さんの所でいいかい?」

「21時か。わかったよ。もしかしたら2人追加になるかもだけどいい?」

「2人位なら大丈夫、俺の車デカイから。じゃあ21時に尾崎さんの家にいくわ」

俺はハッとしたように柏に話かける。

「一応迷子になった時のためにPHS番号も書いておくよ」
そう言ってPHS番号も書いて渡した。

「じゃあ21時迎えに行くから用意しといて下さい」
柏はそういうと教室から出て行った。
朝のホームルームが始り先生はまたも俺に向かってこういった。

「昨日の件、何かあったんだろう。そんなピンクの頭して問題ごとがあればすぐに停学にしてやるからな」
そういった。俺は別に気にせず受け流した。
1時限目の授業は俺が号令をかける番だ。
ホームルームが終りあゆが近づいてくる。

「あんた号令の約束覚えてるでしょうね。1限目はあなたの番よ」
そう言ってきた。

「ハイハイ覚えてますよ。さすがに1時限目からは寝ないから」
そういうと女子グループの中にあゆは戻って行った。
1限目が始る。
「起立! 礼!」俺は高らかにそういった。皆が例をする。なんて気持ちがいいんだ。
そして俺は寝た。



気がついたら11時45分だ。相当深い眠りに入ってたらしい。
とりあえず15分はボーッとしながら起きてる事にした。
程なくしてチャイムが鳴る。昼休みだ。

昼弁当を食い終わった後佐伯が近づいてきて本見ようぜと言ってきた。

「うーん、エアクリとマフラーだけでも高いな~。早くバイトしなきゃ」

そう言っていた。

「お前本当に走り屋になりたいのか? 走り屋は危険だぞ」と俺が言うと。

「誰でも最初は初心者じゃん。免許取ったら腕を磨くよ」と言ってきた。

午後の授業はポカーンとして聞いていた。
そして学校は終り家に帰った。

まだ原と真也は来ていない。
念には念を入れて勉強しとく事にする。
んが1時間で飽きたのでボクシングジムへ行く。

「コーチこんにちわ」

「おぅ尾崎今日はどうした」

「何も無いんですがヒマでサンドバッグ叩こうかと」

「いいよ。大歓迎だ」

軽く身体を温めてからサンドバッグへと向かう。
俺はサンドバッグへと拳をなんども放つ。
サンドバッグが揺れる。それでもサンドバッグにパンチを放ち続けた。
次は縄跳びでもしよ~っとと思うと縄跳びを始めた。
あっという間に2時間が経ち汗まみれだ。

「コーチ、今日は帰りますまたお願いします」

帰りの挨拶だけして俺はジムを去った。


家に帰ると原と真也が居た。
「真也デートは?」俺が聞くと「今日はパス」と言ってきた。
なんて贅沢な奴だ。

「ちょっとシャワー浴びてくるから待ってろ」そう言って俺はシャワーを浴びた。
部屋に戻って一言。

「原? お前ちゃんと告白したか?」

するとすかさず原が答える。

「ちゃんと告白してOK貰った。超嬉しい。付き合うことになったんだよ。これでシングルは真吾だけだな」

「うるせぇ! 俺は純情派なんだよ。それに忙しいしお前らの面倒も見なきゃならん」

「俺等明日と明後日ダブルデートだから真吾の家に来れないゴメンな~」
原が無邪気に言った。真也もそれに頷いた。

「せっかくの休日無駄にしたくないな。俺もホッとするよ」
俺はそう答えた。続けておれは言った。

「今日柏がどこか連れてってくれるんだけどお前らも来るか?」

「まじで?あの柏さんと会えるの? お前すげーな~」
原が言った。

「まだどこいくか全然教えて貰ってないんだけどお前ら来る?」
真也が言った。

「行く行く~どこだって着いてくさ面白そうだしな。もしモメ事が起きても俺等なら対処できるだろ?」
そう言って21時まで待つことにした。
原と真也はゲームに熱中していた。俺はというと念入りにテスト問題を解いていた。
20時57分窓の外で大きく吹け上がらせるようなエンジン音とクラクションが鳴った。
俺は外に出ると。

「本当に来てくれるとは思わなかったぜ」

「俺は約束は守る方だからな」
車はリンカーンマークVだった。渋い!
早速原と真也を呼びに行くと2人共窓から出てきた。
「かっけ~」原が言うと「痺れるな。デカイ」と真也が言った。
原と真也を後ろの席に乗せると「こいつが原で、こいつが向井だ。柏モメるなよ」
といい柏は「下級生においそれと手はださねえよ。尾崎さんの件もあるし」そう言った。

「ちなみに向井は高校の番で皇帝エンペラーの切りこみ隊長だ」
そういうと柏はタバコの灰を足元に落として「本気マジか。皇帝エンペラーの切りこみ隊長が15歳のやつに倒されたって聞くけどお前の事だったのか?」
真也は堂々と言う。

「真吾以外には負ける気はしないっすよ。っても切りこみ隊長ってだけで実質昨日の今日何もしてないんですがね」
柏はビクついたようだった。

「尾崎さんの友達も強いんだな。恐れ入ったよ。さてどこか行きたい所はあるかい?」

「じゃあドリフト会場に行きたい!」俺が言った。
原も真也も文句無しという感じだった。

「俺もドリフト会場に行くのは久しぶりだ。行こうか」
柏は言うとアクセル全開でドリフト会場に向かう。


『ドロロロローン』アメリカンV8の心地よいサウンドが聞こえてきた。


「何か曲でもかけるかい?」柏が言ってきたが。

「このエンジンサウンドが音楽ですよ」俺が言う。
そしてドリフト会場に着いた。


『ギャギャギャギャギャキューン』ドリフトの音が聞こえてくる。

柏の車が駐車スペースに停まると周囲にピリ着いた空気が流れる。
1台のブルーメタリックのシルエイティがこちらにむかってきて停まった。

「柏じゃねーか。何か用なのん?」陽気にその男は言った。

「実は後輩がドリフト観たいって言って連れてきたんですよ」

「そうなのん? じゃあ俺の車に乗ってみるといいのよん」

原と真也は「いいんですか?」といい興奮してる。
原がまず車に乗り込みドリフト体験をした。
「いやぁシビレタわ。走り屋もいいな~」といい次に真也が乗ってコースに入った。
けたたましいスキール音が鳴り何台か連なって走った。

真也も戻ってくると興奮して、「ドリフトっていいな~」と言ってきた。
次は俺の番だ。

「あの~名前聞いてもいいですか?」俺がそう言うと気さくに答えてくれた。

「俺はナイトクルーズの頭やってる三宅進ってのよ。よろしくなピンク」そういった。
スタート地点につくとエンジンを吹かし急激なクラッチミートでホイルスピンさせながら第一コーナーへ向かったがグリップが戻っていた。第一コーナーではサイドブレーキを引くと強引にドリフト体勢にもっていき、第二、第三、第四コーナーもサイドブレーキを引いてドリフトをしていた。
戻ってくると、原と真也はまだ興奮冷めやらぬようで「どうだった?スゲーだろ?」と言ってきた。
しかしちっとも凄いとは思わなかった。

俺は「今度はちょっと運転させてもらっていいですか?無茶な真似はしません」
といい「俺も俺も」といい原と真也も言ってきた。

「別に構わないのよん」と気さくに三宅がいうと原からドライビングシートに座り、三宅がナビシートに座った。
遠めに観て『ガクンッ』というのが何回も見えた。
エンストを何回もしたみたいだ。そりゃ免許がないから当然だ。

戻ってきて今度は真也の番だ。またちょっと離れて『ガクンッ』というのが何回も見えた。
そして三宅の運転で戻ってきて三宅は言う。

「まだ高校生には無理なのよん」
真也は続けてこう言う。

「クラッチが重過ぎてすぐエンストする」
強化クラッチでも入ってるのだろう。

「まだやるのん?」

「やってみなけりゃわからないじゃないですか?次俺やらせてください」というと三宅に連れられ広場に着いた。
ドライビングシートとナビシートをとりかえると、「まずは定常円旋回からなのよ」と言ってコツを教えてきた。
これでも元の世界では峠を攻めてた時代もあった。それが功を奏し会社のラリーにも参加していた。そんなの余裕と言うとハンドルを全開に切ってアクセルを吹かしクラッチミートした。
見事に円を作って広めたり縮めたりして遊んだ。どうやら1.5WayのLSDが入ってるようだった。


「車乗るの本当に初めてなのん?」三宅は言ってきた。

「ま~ちょっと思い当たる節はあるけど初めてですよ。ちょっとコース走ってもいいですか?」そういうと。

「素人には無理だと思うのよん」

そう言われて少しムカッと来た。
スタートラインに車をスムーズに持ってくと、「じゃあ、行きますよ」そう言って1速に入れるとアクセル全開で7000rpmまで引っ張りクラッチミートした。

『ギョルルルルル~』スキール音と共に第一コーナーへと向かう。パワー不足なのかグリップが復活するがクラッチを蹴って強引にスピンさせる。

『グギャギャギャギャギャー』

そして第一コーナーに突っ込む。
バンパーが縁石に当たる位近寄らせてアクセルをベタ踏みし第二コーナーへとパワースライドを行う。
第三コーナーまでは距離があるため慣性ドリフトでケツを1度流しカウンターを当てて第三コーナーへと進入する。

『キュルルルルルー』

アクセル全開でコーナーを立ち上げてふと横を向くと三宅が青ざめていドアにつかまってた。
第四コーナーも距離があるので慣性ドリフトで流しながら、ブレーキングドリフトでドリフトし駆け抜けていく。

『ギュルルルル~』

そうして俺のドリフトアタックは終わった。
柏の元に戻ると「お前凄いテク持ってるじゃん。どこで練習したんだ?」と言ってくる。
原と真也も近寄ってきて「凄かったよ」「今度乗せてくれ」等と言う。
三宅はグッタリとして「想像以上だったよ。いったい何者なのん?

俺の車がこんなに動くなってしらなかったのよん。俺もドラテク磨かないといけないのよん。連絡先教えて欲しいのん。今度教えて欲しいのよん」そう言ってPHSの番号を交換しコースへと戻って行った。
しばらくドリフトを観ていると原が「ドリフトも面白そうだな。免許取ったらやってみようかな」

「三宅さんもナイトクルーズじゃ速いほうなんだけど、尾崎さんがこんなに速いとは思わなかったよ」
柏はそういった。
けたたましいスキール音と焼けたタイヤとオイルの匂いが周囲に蔓延する。

「原と向井っていったっけ? アメ車もいいもんだぞ」と柏は言ったが、真也は「スポーツカーに乗りたいですよ!」と答えた。
いい意味で刺激になったのだろう。

俺はリンカーンマークVの方が好きだった。
無駄にデカく取り回しには向いてないだろうがいかにも昔のアメ車THEアメリカンって感じがして好きなのである。
しばらくドリフトを観てから柏は言った「そろそろ遅いし帰るか」「は~い!」原が答えた。
そして家まで送ってくれた。


帰り際柏が「尾崎さんなら俺の車でもあんな走りができるのか?」と質問されたが、「タイヤが4本付いてればなんの車種でも出来ますよ」そう答えた。
すると満足げに柏は「今日は楽しかったよ。また遊びに行こうな」そう言ってV8サウンドを鳴らし帰って行った。
原と真也はうちの部屋に入り興奮冷めやらぬように言った。

「俺こんな体験したの産まれて初めてだよ。皇帝エンペラーに入るのやめようかな~」
すると真也が「明日は土曜で集会だぞ。気合入れなおせ」

「真也はいいよ。切りこみ隊長だし。でもおれは親衛隊の一員に過ぎないんだよ」
ふて腐れて原が言った。

「まぁまぁ入ったばかりなんだ車なんてどうせ18歳じゃないと乗れないだろう? 18歳位になるころは暴走族も引退だ。それからでもいいんじゃね?」

「そうだね。まだ車の免許なんて先の先だもんね。今は中型免許取る事に専念しなきゃね」原は答えた。

「でも真吾どこであんなドラテク磨いたの? 初めて車乗る奴とは思えなかったよ」
真也が質問をしてくるがのらりくらりとかわした。

「もっと車の性能が良ければ本気出せたんだけどな~」

俺が言うと「あれで本気じゃないってのかよ!」原が驚いたように言った。
確かにシルエイティは悪い車じゃない。だけどCA18には限界がある。せめてSR20にして欲しかったぜ。そう俺は心で思った。

「そろそろ今日はお開きだ。明日デートなんだろ?2人共早く寝たほうがいいぞ」
そう言って原と真也を叩き出した。
俺はいつも通りシャワーを浴びて寝る準備をした。

久々にスポーツカー乗ったけどまだまだドラテクは通用するもんだな。
ちょっと火照った体を窓を開けて外の空気で冷やしてからベッドに入った。
翌日は特に何も無いだろう。
そう思って眠りに落ちた。
しかし・・・・・・そのあと待っている展開に皆が驚く事となる。

Coming soon!!

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俺は原弘樹。今日は柏さんと出かけると真吾が言っていた。

あの柏さんに会えるなんて夢のようだ。しかも喧嘩ではなく普通に会えるとの事だ。
どこに連れてってもらえるんだろう。ちなみになんで高校3年になりたてなのに車持ってるんだ?

そんな疑問を原は抱いていた。

まぁ考えてもしゃーないか。とりあえずゲームでもして待ってよう。というかこのゲーム単純だけど奥が深いな。

真也とは互角だけど真吾とやったらどうなるだろう?

真吾は中学時代ゲーム好きだったはずだけどな。
高校に入って何かが変わったのだろうか。

変わったってゆーか最近は雰囲気が中学の時とは違う気がする。
大人びた落ち着いた雰囲気になったような。

まぁ高校生ともなると雰囲気が変わるもんなんだなと納得させよう。
時間までまだある。タバコでも吸って待ってるか。
真吾は勉強して話しかけるなオーラ出してるし今はそっとしておこう。

しかも俺達もよくゲーム飽きないな。俺はゲーム持ってないから真吾の家に来るけど真也はゲーム持ってるはずなのになぜ真吾の所でゲームをしているんだろう。
そういえば桐山が誰かと付き合ったと真吾が言ってたな。
今度冷やかしに行ってやるか。

おっ窓からえげつない音がする。柏さん来たのかな~。
どこ行くんだろう。楽しみだ。
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