上 下
22 / 29
高校1年生

21話 バレンタインデー

しおりを挟む
お正月も終わり、2月になった。

来週はバレンタインデーだ。

中学の時はそこそこチョコを貰えいたが今年から作る側だ。

圭介君に作るのはもちろんだけど、クラスの友達の分も含めると結構作らないといけなくて、女の子は毎年大変だな~と思いながらもどんなチョコを作るかみんなで話していた。

やっぱりみんな手作りだったので僕も手作りで作る事にした。

家に帰り、姉に聞きいた。
姉は昔から料理が上手くて僕も毎年姉の作ったチョコを貰っていた。

前日になり学校終わりに姉と材料を買いに行った。

家に帰り、キッチンに向かって準備をする。

姉の言うとうりに作ったのでかなり美味しく出来た、それぞれ袋に分けて圭介君だけは別のデザインの袋に入れて手紙も入れた。

姉曰く、たまには手紙で伝えるのも良いと言われたからだ。

次の日、クラスに入りみんなにチョコを渡したは

僕たち4人もそれぞれのチョコを貰った。

「みずきのチョコ可愛い!しかもめっちゃ美味しい!」

「すごい!料理上手!」

「お姉ちゃんに手伝ってもらったからね~!」

僕は好評で嬉しくなった。

放課後部活終わりに圭介君を待っていた。

「みずき、お待たせ!」

「圭介君!部活お疲れ様~」

「みずきもお疲れ様!」

「これ、チョコ作ってきたからあげる!手紙は恥ずかしいから家で読んでね」

「おお!ありがとう!」

「チョコは今食べるね~」

「いいよ!」

「めっちゃ美味い!!」

「ありがとう!」

喜んでくれて嬉しかった。
その後、駅の近くのファミレスに行った。

圭介君は僕の脚をみて寒そうだからと自分の着ていたコートをかけてくれた。

僕はみんなが冬でもストッキングを履いてなかったのでそれに合わせていた。

思わず圭介君の優しさにドキっとしてしまった。

ご飯食べ終えて、駅で別れる際に圭介君とキスをして別れた。

圭介君は周りを気にせずかなり積極的で毎回僕は恥ずかしくなってしまう。

いつまでたってもキスした後は唇に感触残っているのが気になってしまう。

僕は家に帰り姉にチョコが好評だったことを伝えた。

「来年は1人で作れるようにね!」

「うん。頑張るよ。」

こうして初めての女の子としてのバレンタインデーは終わった。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

転職してOLになった僕。

大衆娯楽
転職した会社で無理矢理女装させられてる男の子の話しです。 強制女装、恥辱、女性からの責めが好きな方にオススメです!

女子に虐められる僕

大衆娯楽
主人公が女子校生にいじめられて堕ちていく話です。恥辱、強制女装、女性からのいじめなど好きな方どうぞ

入社した会社でぼくがあたしになる話

青春
父の残した借金返済のためがむしゃらに就活をした結果入社した会社で主人公[山名ユウ]が徐々に変わっていく物語

女装とメス調教をさせられ、担任だった教師の亡くなった奥さんの代わりをさせられる元教え子の男

湊戸アサギリ
BL
また女装メス調教です。見ていただきありがとうございます。 何も知らない息子視点です。今回はエロ無しです。他の作品もよろしくお願いします。

お兄ちゃんは今日からいもうと!

沼米 さくら
ライト文芸
 大倉京介、十八歳、高卒。女子小学生始めました。  親の再婚で新しくできた妹。けれど、彼女のせいで僕は、体はそのまま、他者から「女子小学生」と認識されるようになってしまった。  トイレに行けないからおもらししちゃったり、おむつをさせられたり、友達を作ったり。  身の回りで少しずつ不可思議な出来事が巻き起こっていくなか、僕は少女に染まっていく。  果たして男に戻る日はやってくるのだろうか。  強制女児女装万歳。  毎週木曜と日曜更新です。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

歩みだした男の娘

かきこき太郎
ライト文芸
男子大学生の君島海人は日々悩んでいた。変わりたい一心で上京してきたにもかかわらず、変わらない生活を送り続けていた。そんなある日、とある動画サイトで見た動画で彼の心に触れるものが生まれる。 それは、女装だった。男である自分が女性のふりをすることに変化ができるとかすかに希望を感じていた。 女装を続けある日、外出女装に出てみた深夜、一人の女子高生と出会う。彼女との出会いは運命なのか、まだわからないが彼女は女装をする人が大好物なのであった。

処理中です...