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7話 ゴージャスな贈り物(ローラン様とのある小さな出来事)
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本日は金曜日。明日は憂鬱な夜会がある。
ハー▪▪▪▪。ため息しかでない。
今日は金曜日なので本来なら学校があるんだけど、所謂日本で言う祝日でお休みです。
今日はローラン様がドレスを届けてくれると言うので、大人しくお部屋で宿題しながら待ってます。
ノーレン御姉様とアンナ御姉様のは今朝早くに届きました。本来なら最低二週間はかかるのですが、▪▪▪所謂権力にものをいわせたのでしょう。かなり無理を言って仕上げさせたに違いません。流石はアンドリエ家名です。お父様も宰相の地位にいるのも関係しているのでしょう。
ローラン様はどうやら御抱えの裁縫師が何人かいるようなので、急ピッチで仕上げるように言ったと聞きました。それが本日、仕上がるとのことで待っている▪▪▪という事なのです。
話しが少し反れましたが、ノーレン御姉様とアンナ御姉様は別室で仕上がりを確認中です。
そうこうしてる内にお昼になり、お昼ごはんは男性の皆はお出掛けしてておらず、女性だけで明日の夜会のお話で盛り上がりながら(私以外は)お食事をしました。
「ローラン様、まだかしら。」
またも部屋でいい子で待機してます。
暇なのでマヨネーズをいつ御披露目しようかとか、調味料スケジュールを組んでます。
醤油は▪▪▪もう少し後にします…。
コンコン。
「フレアお嬢様、ローラン様がお着きになりました。」
おっ!やっと来てくださいました!
ちょっと待ち疲れたよ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ローラン様、ごきげんよう。」
ローラン様が待っている応接室に入ると、真っ白なドレスがトルソーに着せてあった。
そのドレスは白のサテン生地で胸の部分は小さな宝石いくつか縫い付けられいる。
スカートの部分は白レースがカーテンのように左右に開いており後ろの腰の部分でリボンになっている。銀箔の刺繍がほどかされおり、まるでウエディングドレスのような感じだ。
一言で言うならゴージャス
凄く綺麗だし、後ろのレースリボンが超可愛いわ!ただ平凡な顔の私に似合うかと言えばNOだと思う…。
アンナ御姉様やリリアン御姉様に似合いそうだわ。
しかし、お金を掛けすぎてる気がする▪▪▪。
貴族の娘だけど、前世は庶民でしがいないサラリーマンだったから、感覚は庶民。なので、一回しか着ないようなドレスお金かけるなんて勿体無いって思ってしまう!
入室した私に気づいたローラン様は嬉しいそうに
「やあ、フレア。元気だったかい?やっとドレスが仕上がったよ。」
「▪▪▪ありがとうございます。私には勿体無い代物ですわ。」
ほんと、私には勿体無いわ。
「何を言ってるんだい。フレアに似合うと思ってミチルダ婦人と一緒に考えて作ったんだよ?もっと宝石をちりばめたかったけどミチルダ婦人に止められたよ。」
お母様!グッジョブです!
「替わりにアクセサリーも私の方で用意したよ。」
えっ?アクセサリーもあるの?
「これだよ。」
ローラン様が机の上に、豪華な2つの箱を置き、中身を見せる為に開けた。
一つはネックレス、もう一つはイヤリングだった。
「覚えているかい?この2つのデザインは初めて貰ったププレ草だよ。」
そう、この2つのデザインはププレ草だった。
ププレ草は普通にその辺に生えている雑草。日本で言うクローバーみたいなもの。ププレ草は三つ葉のクローバーと一緒でほぼ小さい葉っぱは三つに分かれているがたまに四つのもある。
最初にあったときに思い詰めていたと言うか、哀愁が漂ってたので元気づけようと、ローラン様が来ると聞いて一緒懸命にお庭で四つ葉のクローバーごときの四つ葉のププレ草を探して渡したのだ。
「ローラン様、これは四つ葉のププレ草ですわ。とても珍しいの。幸せを呼ぶと言われてますのよ。差し上げますわ。」
この世界の人とってはただの雑草。日本のクローバーも雑草なのだから同じかなと思い、勝手に四つ葉のププレ草を四つ葉のクローバーのように例えたのだ。
渡した時はびっくりしてたけど(当たり前)、嬉しいそうに受け取ってくれたの。
ずっと持って置きたいからどうすればいいかと聞かれたので、定番の栞にしたらいいと教えた。今も大事に取ってるそう。
ちょっと恥ずかしいね。
「▪▪▪もちろん覚えていますわ。」
思い出の品をデザインにするなんて、粋なことをしてくますわ。
ですが!四つ葉のププレ草のデザインは凄く可愛いですわ!可愛いですがダイヤモンドです!
服に続きアクセサリーまでゴージャスです!
ここまでしなくても良かったですわ!
「ローラン様!凄く可愛いですが、全てダイヤモンドですわ!」
私の剣幕にローラン様は凛々しい眉毛を下げ
「気に要らなかったかい?」
と、シュンと肩を落とした。なんか大型犬がキュ~ンって言ってるよう。
「そんなことありませんが、これらの品々は八歳の私にはまた早い気がします!」
気に入ってますよ?
でもトータルで考えて主賓よりも目立つこと間違いなしよ!
主賓より目立つなんて▪▪▪考えただけでも恐ろしい!
「そんなとないよ!君に似合うと思って作ったんだ!この思い出のププレ草のデザインを着けた、フレア、君と一緒に夜会に行きたいんだ。」
ちょっと、そんなハズイことをスラスラと言えますね。
こっちが恥ずかしくなるわ!!
この後、お母様に宥められ全て着用して夜会に行くと約束させられた。
トホホホ…。
でも少しローラン様にドキキュンしちゃったわ。
ハー▪▪▪▪。ため息しかでない。
今日は金曜日なので本来なら学校があるんだけど、所謂日本で言う祝日でお休みです。
今日はローラン様がドレスを届けてくれると言うので、大人しくお部屋で宿題しながら待ってます。
ノーレン御姉様とアンナ御姉様のは今朝早くに届きました。本来なら最低二週間はかかるのですが、▪▪▪所謂権力にものをいわせたのでしょう。かなり無理を言って仕上げさせたに違いません。流石はアンドリエ家名です。お父様も宰相の地位にいるのも関係しているのでしょう。
ローラン様はどうやら御抱えの裁縫師が何人かいるようなので、急ピッチで仕上げるように言ったと聞きました。それが本日、仕上がるとのことで待っている▪▪▪という事なのです。
話しが少し反れましたが、ノーレン御姉様とアンナ御姉様は別室で仕上がりを確認中です。
そうこうしてる内にお昼になり、お昼ごはんは男性の皆はお出掛けしてておらず、女性だけで明日の夜会のお話で盛り上がりながら(私以外は)お食事をしました。
「ローラン様、まだかしら。」
またも部屋でいい子で待機してます。
暇なのでマヨネーズをいつ御披露目しようかとか、調味料スケジュールを組んでます。
醤油は▪▪▪もう少し後にします…。
コンコン。
「フレアお嬢様、ローラン様がお着きになりました。」
おっ!やっと来てくださいました!
ちょっと待ち疲れたよ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ローラン様、ごきげんよう。」
ローラン様が待っている応接室に入ると、真っ白なドレスがトルソーに着せてあった。
そのドレスは白のサテン生地で胸の部分は小さな宝石いくつか縫い付けられいる。
スカートの部分は白レースがカーテンのように左右に開いており後ろの腰の部分でリボンになっている。銀箔の刺繍がほどかされおり、まるでウエディングドレスのような感じだ。
一言で言うならゴージャス
凄く綺麗だし、後ろのレースリボンが超可愛いわ!ただ平凡な顔の私に似合うかと言えばNOだと思う…。
アンナ御姉様やリリアン御姉様に似合いそうだわ。
しかし、お金を掛けすぎてる気がする▪▪▪。
貴族の娘だけど、前世は庶民でしがいないサラリーマンだったから、感覚は庶民。なので、一回しか着ないようなドレスお金かけるなんて勿体無いって思ってしまう!
入室した私に気づいたローラン様は嬉しいそうに
「やあ、フレア。元気だったかい?やっとドレスが仕上がったよ。」
「▪▪▪ありがとうございます。私には勿体無い代物ですわ。」
ほんと、私には勿体無いわ。
「何を言ってるんだい。フレアに似合うと思ってミチルダ婦人と一緒に考えて作ったんだよ?もっと宝石をちりばめたかったけどミチルダ婦人に止められたよ。」
お母様!グッジョブです!
「替わりにアクセサリーも私の方で用意したよ。」
えっ?アクセサリーもあるの?
「これだよ。」
ローラン様が机の上に、豪華な2つの箱を置き、中身を見せる為に開けた。
一つはネックレス、もう一つはイヤリングだった。
「覚えているかい?この2つのデザインは初めて貰ったププレ草だよ。」
そう、この2つのデザインはププレ草だった。
ププレ草は普通にその辺に生えている雑草。日本で言うクローバーみたいなもの。ププレ草は三つ葉のクローバーと一緒でほぼ小さい葉っぱは三つに分かれているがたまに四つのもある。
最初にあったときに思い詰めていたと言うか、哀愁が漂ってたので元気づけようと、ローラン様が来ると聞いて一緒懸命にお庭で四つ葉のクローバーごときの四つ葉のププレ草を探して渡したのだ。
「ローラン様、これは四つ葉のププレ草ですわ。とても珍しいの。幸せを呼ぶと言われてますのよ。差し上げますわ。」
この世界の人とってはただの雑草。日本のクローバーも雑草なのだから同じかなと思い、勝手に四つ葉のププレ草を四つ葉のクローバーのように例えたのだ。
渡した時はびっくりしてたけど(当たり前)、嬉しいそうに受け取ってくれたの。
ずっと持って置きたいからどうすればいいかと聞かれたので、定番の栞にしたらいいと教えた。今も大事に取ってるそう。
ちょっと恥ずかしいね。
「▪▪▪もちろん覚えていますわ。」
思い出の品をデザインにするなんて、粋なことをしてくますわ。
ですが!四つ葉のププレ草のデザインは凄く可愛いですわ!可愛いですがダイヤモンドです!
服に続きアクセサリーまでゴージャスです!
ここまでしなくても良かったですわ!
「ローラン様!凄く可愛いですが、全てダイヤモンドですわ!」
私の剣幕にローラン様は凛々しい眉毛を下げ
「気に要らなかったかい?」
と、シュンと肩を落とした。なんか大型犬がキュ~ンって言ってるよう。
「そんなことありませんが、これらの品々は八歳の私にはまた早い気がします!」
気に入ってますよ?
でもトータルで考えて主賓よりも目立つこと間違いなしよ!
主賓より目立つなんて▪▪▪考えただけでも恐ろしい!
「そんなとないよ!君に似合うと思って作ったんだ!この思い出のププレ草のデザインを着けた、フレア、君と一緒に夜会に行きたいんだ。」
ちょっと、そんなハズイことをスラスラと言えますね。
こっちが恥ずかしくなるわ!!
この後、お母様に宥められ全て着用して夜会に行くと約束させられた。
トホホホ…。
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