2 / 4
1、
しおりを挟む
「この本、最後まで読んだらどうなるんだろう。もう彼には会えなくなるのかな」
毎日少しずつページをめくる僕が不安に思うのは、そんなことだった。
この関係は、いつか終わりがくる。二度と会えなくなる。
そう思うと、怖かった。
本のページがどんどん進んでいく。
だって、顔を見たいんだ。会いたいんだ。
笑顔が好きなんだ。
僕が何か言ったとき「聞こえないよ」ってちょっと困ったような表情になるのが、楽しいんだ。
大袈裟に身振り手振りして、一生懸命伝えてくれるのが嬉しいんだ。
僕に手を伸ばして触れようとして、触れられなくて寂しそうにする姿に、胸が熱くなるんだ。
だから、僕はまた今日も本のページをめくる。
大学が終わって、バイトをして、急いで帰ってきて。
会いたい、会いたいって思いながら。本に向かう。
……――そして、息を呑んだ。
その日、本のページに現れたのは板チョコだった。
綺麗な色をしていて、平たくて、割りやすいようにブロック状にデコボコしてる、板チョコだった。
「……え?」
僕が戸惑っていると、板チョコはゆらゆらと体を左右に揺らした。
その動きは愛嬌たっぷりで、とても現実味が薄くて、……どことなく彼を思わせる気配があった。
「君なの?」
声は聞こえないだろうと思いながら僕が手を振ると、板チョコは止まった。そして、ちょっと前に倒れるみたいな角度になった。
その姿が困っているように見えて、僕の脳裏で彼の困っていた姿と重なった。
「君なんだね」
声が聞こえないだろうと思いつつ、やっぱり独り言をつぶやいてしまいながら。
僕は板チョコになった彼といつものように時間を過ごした。
動く板チョコは、見ていると結構楽しい。
彼の整った顔立ちや、キラキラ輝く金髪や、僕を見つめてくれる青い瞳を思い出して、僕は「今日はたまたま板チョコだったんだな」「明日には元の姿に戻っているかもしれない」と自分に言い聞かせた。
けれど、翌日も彼は板チョコだった。
「……」
僕は、本当のことをいうと、彼の外見にとても惹かれていた。
というか、外見以外に彼のことをあまり知らないし。もちろん、笑顔とか、身振り手振りを一生懸命にしてくれるところとかも、大好きなのだけど。やっぱり、言葉で話したこともなければどんな人物なのかも知らない相手を好きになった最大の理由は、外見だ。
目の前で、本の中で、板チョコは元気がない僕を気遣ってか、ぴょこぴょこと一生懸命跳ねたり揺れたりしている。その姿をいつかのイケメンな彼に重ねて、僕は笑った。
「……それでも、好きだよ」
そうだ。
そのうち元に戻るかもしれないし。
外見が板チョコでも、中身は彼なんだ。
僕は彼との日々を思い出した。
日常生活で落ち込んだ日、元気がない僕に気付いて、イケメンが台無しって感じの変なポーズを取ったり、変顔をしたりして、笑わせてくれたこと。
僕にハートマークをつくってみせてくれたこと。
投げキッスしてくれたこと。
……薄っぺらい付き合いと言われれば反論できないかもしれない。
でも、毎日毎日、僕たちはそんな時間を共有してきたんだ。明日もまた会おうねって手を振って、言葉を交わしてはいないけど翌日また会って。また会えて嬉しいって一緒になって喜んで。
「名前も知らない君が、声もわからない君が、好きだよ。どんな姿になっても、好きだよ」
僕は自分の気持ちをギュッと固めて、それが永遠に変わらないようにと祈るように拳を握って。
ふと、板チョコの彼が何かを見せてくれようとしていることに気が付いた。
小さくて、丸い――「鏡?」
僕は眼を見開いて、固まった。
板チョコの彼が鏡を掲げると、鏡には、板チョコの姿をした僕が映っていた。
試しに左右に動いてみると、鏡の中の板チョコの僕もゆらゆらと左右に揺れる。これは、間違いない。もしかして、板チョコに見えているのではないだろうか?
彼は、「君が板チョコに見えてるよ」と教えようとして鏡を見せてくれたんじゃないだろうか?
「ま、まって。待ってね」
僕は慌てて自分の部屋にあった鏡を取り、本に向けた。
すると、とても驚いた様子で本の中の板チョコがぴょーんっとジャンプする。彼も、僕と同じように自分が板チョコに見えていると知らなかったのではないだろうか?
「僕たち、お互いに相手が板チョコに見えてる?」
新たな真実が発覚してから、数日が経った。
僕たちはずっと、ずっと、板チョコのままだった。本のページはというと、最後が近くなってきている。僕は段々と、ページをめくるのをためらうようになった。
だって、ページをめくっても相手には板チョコの僕が見えている。
そう思うと、今日まで付き合ってくれている相手が奇跡のように思えるのだった。
「君、僕と一緒に過ごしてて楽しい……?」
呟いてみても、その声は届かない。
いや、もし仮に声が届いたとして、僕の声って、相手の好みだろうか?
彼は見るからに美形で、格好良くて、オーバーリアクションで、良い人っぽいなと感じる日々だった。
きっと声も美声で、会話もうまくて、良い匂いがするんじゃないかなと思っている。
対する僕は、どうだろう。
僕は、美声じゃないし、口下手で、会話にもあんまり自信がないよ。それに、デオドラントには気を使っているけど、体臭もたまに自分で気になる瞬間がある。あっ、やばい、汗臭いな、……みたいな。
誰かと付き合った経験もなくて、体にも自信がない。乳首なんて、陥没乳首だ。コンプレックスなんだ。
――思えば、僕が彼と安心して付き合えていたのは、彼が実際に触れ合ったり、匂いをかいだりできなくて、僕と声で会話できなくて、僕の自信がない部分を知られる心配がないから、という理由があったんじゃないだろうか。
浅くて薄っぺらい付き合いだから、僕でも君と付き合えていたんだ。
もし僕の恥ずかしい部分をいっぱい知られたら、幻滅されてしまうんだ。
……僕は、そんな思いを抱くようになったのだった。
毎日少しずつページをめくる僕が不安に思うのは、そんなことだった。
この関係は、いつか終わりがくる。二度と会えなくなる。
そう思うと、怖かった。
本のページがどんどん進んでいく。
だって、顔を見たいんだ。会いたいんだ。
笑顔が好きなんだ。
僕が何か言ったとき「聞こえないよ」ってちょっと困ったような表情になるのが、楽しいんだ。
大袈裟に身振り手振りして、一生懸命伝えてくれるのが嬉しいんだ。
僕に手を伸ばして触れようとして、触れられなくて寂しそうにする姿に、胸が熱くなるんだ。
だから、僕はまた今日も本のページをめくる。
大学が終わって、バイトをして、急いで帰ってきて。
会いたい、会いたいって思いながら。本に向かう。
……――そして、息を呑んだ。
その日、本のページに現れたのは板チョコだった。
綺麗な色をしていて、平たくて、割りやすいようにブロック状にデコボコしてる、板チョコだった。
「……え?」
僕が戸惑っていると、板チョコはゆらゆらと体を左右に揺らした。
その動きは愛嬌たっぷりで、とても現実味が薄くて、……どことなく彼を思わせる気配があった。
「君なの?」
声は聞こえないだろうと思いながら僕が手を振ると、板チョコは止まった。そして、ちょっと前に倒れるみたいな角度になった。
その姿が困っているように見えて、僕の脳裏で彼の困っていた姿と重なった。
「君なんだね」
声が聞こえないだろうと思いつつ、やっぱり独り言をつぶやいてしまいながら。
僕は板チョコになった彼といつものように時間を過ごした。
動く板チョコは、見ていると結構楽しい。
彼の整った顔立ちや、キラキラ輝く金髪や、僕を見つめてくれる青い瞳を思い出して、僕は「今日はたまたま板チョコだったんだな」「明日には元の姿に戻っているかもしれない」と自分に言い聞かせた。
けれど、翌日も彼は板チョコだった。
「……」
僕は、本当のことをいうと、彼の外見にとても惹かれていた。
というか、外見以外に彼のことをあまり知らないし。もちろん、笑顔とか、身振り手振りを一生懸命にしてくれるところとかも、大好きなのだけど。やっぱり、言葉で話したこともなければどんな人物なのかも知らない相手を好きになった最大の理由は、外見だ。
目の前で、本の中で、板チョコは元気がない僕を気遣ってか、ぴょこぴょこと一生懸命跳ねたり揺れたりしている。その姿をいつかのイケメンな彼に重ねて、僕は笑った。
「……それでも、好きだよ」
そうだ。
そのうち元に戻るかもしれないし。
外見が板チョコでも、中身は彼なんだ。
僕は彼との日々を思い出した。
日常生活で落ち込んだ日、元気がない僕に気付いて、イケメンが台無しって感じの変なポーズを取ったり、変顔をしたりして、笑わせてくれたこと。
僕にハートマークをつくってみせてくれたこと。
投げキッスしてくれたこと。
……薄っぺらい付き合いと言われれば反論できないかもしれない。
でも、毎日毎日、僕たちはそんな時間を共有してきたんだ。明日もまた会おうねって手を振って、言葉を交わしてはいないけど翌日また会って。また会えて嬉しいって一緒になって喜んで。
「名前も知らない君が、声もわからない君が、好きだよ。どんな姿になっても、好きだよ」
僕は自分の気持ちをギュッと固めて、それが永遠に変わらないようにと祈るように拳を握って。
ふと、板チョコの彼が何かを見せてくれようとしていることに気が付いた。
小さくて、丸い――「鏡?」
僕は眼を見開いて、固まった。
板チョコの彼が鏡を掲げると、鏡には、板チョコの姿をした僕が映っていた。
試しに左右に動いてみると、鏡の中の板チョコの僕もゆらゆらと左右に揺れる。これは、間違いない。もしかして、板チョコに見えているのではないだろうか?
彼は、「君が板チョコに見えてるよ」と教えようとして鏡を見せてくれたんじゃないだろうか?
「ま、まって。待ってね」
僕は慌てて自分の部屋にあった鏡を取り、本に向けた。
すると、とても驚いた様子で本の中の板チョコがぴょーんっとジャンプする。彼も、僕と同じように自分が板チョコに見えていると知らなかったのではないだろうか?
「僕たち、お互いに相手が板チョコに見えてる?」
新たな真実が発覚してから、数日が経った。
僕たちはずっと、ずっと、板チョコのままだった。本のページはというと、最後が近くなってきている。僕は段々と、ページをめくるのをためらうようになった。
だって、ページをめくっても相手には板チョコの僕が見えている。
そう思うと、今日まで付き合ってくれている相手が奇跡のように思えるのだった。
「君、僕と一緒に過ごしてて楽しい……?」
呟いてみても、その声は届かない。
いや、もし仮に声が届いたとして、僕の声って、相手の好みだろうか?
彼は見るからに美形で、格好良くて、オーバーリアクションで、良い人っぽいなと感じる日々だった。
きっと声も美声で、会話もうまくて、良い匂いがするんじゃないかなと思っている。
対する僕は、どうだろう。
僕は、美声じゃないし、口下手で、会話にもあんまり自信がないよ。それに、デオドラントには気を使っているけど、体臭もたまに自分で気になる瞬間がある。あっ、やばい、汗臭いな、……みたいな。
誰かと付き合った経験もなくて、体にも自信がない。乳首なんて、陥没乳首だ。コンプレックスなんだ。
――思えば、僕が彼と安心して付き合えていたのは、彼が実際に触れ合ったり、匂いをかいだりできなくて、僕と声で会話できなくて、僕の自信がない部分を知られる心配がないから、という理由があったんじゃないだろうか。
浅くて薄っぺらい付き合いだから、僕でも君と付き合えていたんだ。
もし僕の恥ずかしい部分をいっぱい知られたら、幻滅されてしまうんだ。
……僕は、そんな思いを抱くようになったのだった。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
モフモフになった魔術師はエリート騎士の愛に困惑中
risashy
BL
魔術師団の落ちこぼれ魔術師、ローランド。
任務中にひょんなことからモフモフに変幻し、人間に戻れなくなってしまう。そんなところを騎士団の有望株アルヴィンに拾われ、命拾いしていた。
快適なペット生活を満喫する中、実はアルヴィンが自分を好きだと知る。
アルヴィンから語られる自分への愛に、ローランドは戸惑うものの——?
24000字程度の短編です。
※BL(ボーイズラブ)作品です。
この作品は小説家になろうさんでも公開します。
期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています
ぽんちゃん
BL
病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。
謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。
五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。
剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。
加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。
そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。
次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。
一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。
妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。
我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。
こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。
同性婚が当たり前の世界。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
魔王さんのガチペット
メグル
BL
人間が「魔族のペット」として扱われる異世界に召喚されてしまった、元ナンバーワンホストでヒモの大長谷ライト(26歳)。
魔族の基準で「最高に美しい容姿」と、ホストやヒモ生活で培った「愛され上手」な才能を生かして上手く立ち回り、魔王にめちゃくちゃ気に入られ、かわいがられ、楽しいペット生活をおくるものの……だんだんただのペットでは満足できなくなってしまう。
飼い主とペットから始まって、より親密な関係を目指していく、「尊敬されているけど孤独な魔王」と「寂しがり屋の愛され体質ペット」がお互いの孤独を埋めるハートフル溺愛ストーリーです。
※第11回BL小説大賞、「ファンタジーBL賞」受賞しました!ありがとうございます!!
※性描写は予告なく何度か入ります。
※本編一区切りつきました。後日談を不定期更新中です。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
拾った駄犬が最高にスパダリだった件
竜也りく
BL
あまりにも心地いい春の日。
ちょっと足をのばして湖まで採取に出かけた薬師のラスクは、そこで深手を負った真っ黒ワンコを見つけてしまう。
治療しようと近づいたらめちゃくちゃ威嚇されたのに、ピンチの時にはしっかり助けてくれた真っ黒ワンコは、なぜか家までついてきて…。
受けの前ではついついワンコになってしまう狼獣人と、お人好しな薬師のお話です。
★不定期:1000字程度の更新。
★他サイトにも掲載しています。
辺境の地へ飛ばされたオメガ軍医は、最強将軍に溺愛される
夜鳥すぱり
BL
公爵家に生まれた、オメガのリズは、軍医となり、辺境の地へ向かう。世間知らずで、怖がりのリズをそばで支え、助けてくれたのは、姉が連れてきた謎の騎士リュカだった。
◆完結しました、今まで読んで下さった皆様有り難うございました。いつも、いいねや、エールや、しおりを挟んで下さった皆様有り難うございました。投稿するとすぐ、反応くださる方がいて、ずっと一緒に遊んでる気持ちでした。たのしかったです。ではでは。
∉41話からR18です。
聖女じゃないのに召喚された俺が、執着溺愛系スパダリに翻弄される話
月湖
BL
会社員の都築遥(つづきはるか)は、階段から落ちた女子社員を助けようとした。
その瞬間足元の床が光り、気付けば見知らぬ場所に。
夢で?会ったカミサマ曰く、俺は手違いで地球に生まれてしまった聖女の召還に巻き込まれて異世界に転移してしまったらしい。
目覚めた場所は森の中。
一人でどうしろっていうんだ。
え?関係ない俺を巻き込んだ詫びに色々サービスしてやる?
いや、そんなのいらないから今すぐ俺を元居た場所に帰らせろよ。
ほっぽり出された森で確認したのはチート的な魔法の力。
これ絶対やりすぎだろうと言うほどの魔力に自分でビビりながらも使い方を練習し、さすがに人恋しくなって街を目指せば、途中で魔獣にやられたのか死にかけの男に出会ってしまう。
聖女を助けてうっかりこの世界に来てしまった時のことが思わず頭を過ぎるが、見つけてしまったものを放置して死なれても寝覚めが悪いと男の傷を癒し、治した後は俺と違ってこの世界の人間なんだし後はどうにかするだろうと男をの場に置いて去った。
まさか、傷だらけのボロボロだったその男が実は身分がある男だとか、助けた俺を迎えに来るとか俺に求愛するとか、考えるわけない。それこそラノベか。
つーか、迷惑。あっち行け。
R18シーンには※マークを入れます。
なろうさんにも掲載しております
https://novel18.syosetu.com/n1585hb/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる