126 / 158
六章、逆転、反転、繰り返し
125、ガレット・デ・ロワと金の王冠
しおりを挟む
人魚たちが船の周りをぐるぐると踊るようにして泳ぐ中、船上の人間たちはおっかなびっくり手を振ってみたり食べ物を投げてみたりして交流を図った。
言葉は通じないが友好の意思は伝わったようで、人魚がウインクしたり手を振ってくれると次々と喜びの声があがった。
楽団メンバーも安心した様子で、ノリノリで演奏を続けている。
途中でアップルトンがハープを手にして混ざり、モイセスが大きな手製のぬいぐるみクマさんを振って応援していた。仲が良い。
「坊ちゃん、ガレット・デ・ロワでございます」
パプリカとサーモンのポタージュをふうふうと覚ましながら味わっていた僕に、ネイフェンがネコヒゲをぴんっとさせて誇るような顔で菓子を運んできた。
「金色の王冠が乗ってる。綺麗だね」
アーモンドクリームが入った円いパイケーキは、中にフェーヴが入っている。
切り分けてフェーヴが当たった人には幸運があるので、ロザニイルが張り切って腕まくりをした。
「よしエーテル、お前は切り分けたのを誰に渡すか指名する係な。目隠しだ」
「僕、責任重大じゃない?」
目隠しをさせられて、ロザニイルとネイフェンが楽しそうに切り分けるのを聞く。
「オレが切っちゃうぞー」
「ロザニイル様! 私が切りますから」
「んじゃ一緒に切ればどうよ? 共同作業だぜ!」
僕が大人しく待っていると、二人は無事切り分け終えたらしい。
「お~」
声が周囲から聞こえる。
人が周りに集まっている。
そして、その「お~」はなんだ。切り分けた瞬間ぽろっとフェーヴが転がり出た「お~」なのか、たまたま切っただけではどれに入っているかわからなかったっていう「お~」なのか。
「ハイ最初の皿~。エーテル、誰にこの皿配ろうか?」
見えないのだから、僕に責任はない。
悩みようもない。
「じゃあ、切り分けたネイフェンに」
「オレ様も切り分けたのよエーテル!!」
「次の皿はロザニイルでいいよ」
次々と皿を配る相手を指名していき、目隠しを取ればロザニイルがニカッと快活な笑顔でフェーヴをつまんでいた。
「ロザニイル、おめでとう」
「ふふん! お前にあげよう、エーテル。兄ちゃんから幸運の御裾分けだぜ」
ロザニイルは僕のお皿にフェーヴを乗せてくれて、金色の紙でつくられた王冠も頭に乗せてくれた。
「おっ、似合うじゃねえか。今日はエーテルが王様だぞー!」
ロザニイルは満足そうに僕を視てからノウファムをつついた。
「ノウファム、お前は王様役をお休みな」
普段通りの温度感で自然にかけられた言葉に、僕はどきりとした。
そぉっとノウファムを見ると、パイ生地を頬張る瞳の色は穏やかだ。
「では、俺は何なのだ?」
ぽつりと呟かれた質問は、迷子の少年みたいな声色だった。
僕はドキドキしながらフェーヴをつまんで、ノウファムの目の前に差し出した。
「僕のお兄様です。僕、お兄様に幸運をあげます……」
「おーい、ははっ。オレがあげた幸運だぞ~? いいけど! 隙あればイチャイチャするなお前たち!」
ロザニイルが茶化している隣で、ノウファムはお兄さんな顔で微笑んだ。
「人形をくれるのか?」
「こうするんだよ」
僕はフェーヴの顔をノウファムの頬にちゅっとつけた。
ノウファムがちょっとびっくりしたみたいな顔で固まっている中、周囲は大喜びで囃し立てた。
「ひゅう、幸運のキスしてもらってよかったなノウファムぅ」
「殿下、耳が赤いですぞ!」
「お熱いですねえ、ところで私、演奏してたらガレット・デ・ロワを貰いそびれてしまって心が淋しいです」
「ア、アップルトン殿……!!」
賑やかな空気の中で、ノウファムは年相応の青年の顔で居心地よさそうに寛いでくれた。
「お兄様、みんなで過ごすのは楽しいですね」
僕が風に飛ばされそうな王冠を抑えながら笑うと、褐色の手が王冠を直してくれる。
「ああ、……楽しいな」
過去の王様は、即位してからは情勢不安や暴君化もあってピリピリしていることが多くて、こんな風に無礼講な雰囲気の中で寛ぐことがなかったのだ。
僕はそれを思い出して、この温かな仲間たちに囲まれた現在が嬉しくなって、とても優しい気持ちになった。
「ノウファム……」
この青年を支配するのではなくて、傍で支えてあげたい。
僕は小さな声で寄り添うように言葉を紡いだ。
「僕、格好良い貴方も、ちょっと困ったところのある貴方も、お兄さんな貴方も、僕に弱いところを見せてくれる貴方も、全部好き」
寄り添った体温がポッと温かさを増すのが愛しい。
「――ありがとう、エーテル」
ノウファムの声はとても嬉しそうで、僕は幸せな気持ちでいっぱいになった。
わいわいとご馳走を楽しんでいると、ふと船員が誰何の声をあげるのが耳に届く。
「不審人物だ!」
「何者だ!?」
何事かと見てみれば、そこには白いローブの――ステントスがいた。
一瞬、白いローブを見て別の期待を抱いた僕の胸に淡く落胆の陰が落ちたのは、僕の心の中だけの秘密だ。
「今日は呼んでないが」
ノウファムは微妙に失礼なことを言っている。
「おおい、可哀そうだろそういう言い方しちゃ。どしたステントス、お前もパーティ混ざりにきたか? 酒飲む?」
ロザニイルが黄金酒の樽ジョッキをステントスに渡している。
「酒はうまい、我は頂く」
ステントスは気にした様子もなく樽ジョッキを受け取り、楽団の演奏に楽し気に身体を揺らした。
「あんまり狂気が強くなった感じがしませんね」
「穢れがそれほど増えていませんな」
アップルトンとネイフェンがコソコソと話している。
ノウファムはステントスの姿に少し考えてから、僕の頭に手を伸ばした。
「エーテル。これをあの者にあげたいが、構わぬか」
金色の紙でつくった王冠だ。
僕はウンウンと頷いた。
「はい、ノウファム様」
「……今度、代わりに何か贈ろう。欲しいものを考えておいてくれ」
ノウファムは甘やかに囁くと、王冠を持ってステントスに近付いた。
「人間の王がそなたに……」
「待った」
言いかけた言葉をロザニイルが遮る。
「ノウファム、さっき言っただろ。今日はお前、王様じゃねえって」
「……」
ノウファムはとても意表を突かれた顔でロザニイルを見た。
「王様じゃなくても、贈り物はできる」
ロザニイルは友達の顔で笑って、ノウファムの肩をぽんと叩いた。
――ああ、いいなあ。僕も二人と同じ年だったらな。
僕がちょっとだけ嫉妬する中、ノウファムはちょっと緊張した様子でステントスに王冠を掲げてみせた。
「……ステントス。そなた……お前の友として、俺はこの王冠を贈りたい」
青年の声に、ステントスは顔をまっすぐ見つめ返して頭を下げた。
金色の紙でできた王冠がステントスの頭に乗せられると、ロザニイルが力いっぱい拍手した。
僕も一緒に拍手をすると、周りの人がひとり、またひとり拍手をし始めて――やがて、船上のみんなが友人たちに拍手を送ったのだった。
言葉は通じないが友好の意思は伝わったようで、人魚がウインクしたり手を振ってくれると次々と喜びの声があがった。
楽団メンバーも安心した様子で、ノリノリで演奏を続けている。
途中でアップルトンがハープを手にして混ざり、モイセスが大きな手製のぬいぐるみクマさんを振って応援していた。仲が良い。
「坊ちゃん、ガレット・デ・ロワでございます」
パプリカとサーモンのポタージュをふうふうと覚ましながら味わっていた僕に、ネイフェンがネコヒゲをぴんっとさせて誇るような顔で菓子を運んできた。
「金色の王冠が乗ってる。綺麗だね」
アーモンドクリームが入った円いパイケーキは、中にフェーヴが入っている。
切り分けてフェーヴが当たった人には幸運があるので、ロザニイルが張り切って腕まくりをした。
「よしエーテル、お前は切り分けたのを誰に渡すか指名する係な。目隠しだ」
「僕、責任重大じゃない?」
目隠しをさせられて、ロザニイルとネイフェンが楽しそうに切り分けるのを聞く。
「オレが切っちゃうぞー」
「ロザニイル様! 私が切りますから」
「んじゃ一緒に切ればどうよ? 共同作業だぜ!」
僕が大人しく待っていると、二人は無事切り分け終えたらしい。
「お~」
声が周囲から聞こえる。
人が周りに集まっている。
そして、その「お~」はなんだ。切り分けた瞬間ぽろっとフェーヴが転がり出た「お~」なのか、たまたま切っただけではどれに入っているかわからなかったっていう「お~」なのか。
「ハイ最初の皿~。エーテル、誰にこの皿配ろうか?」
見えないのだから、僕に責任はない。
悩みようもない。
「じゃあ、切り分けたネイフェンに」
「オレ様も切り分けたのよエーテル!!」
「次の皿はロザニイルでいいよ」
次々と皿を配る相手を指名していき、目隠しを取ればロザニイルがニカッと快活な笑顔でフェーヴをつまんでいた。
「ロザニイル、おめでとう」
「ふふん! お前にあげよう、エーテル。兄ちゃんから幸運の御裾分けだぜ」
ロザニイルは僕のお皿にフェーヴを乗せてくれて、金色の紙でつくられた王冠も頭に乗せてくれた。
「おっ、似合うじゃねえか。今日はエーテルが王様だぞー!」
ロザニイルは満足そうに僕を視てからノウファムをつついた。
「ノウファム、お前は王様役をお休みな」
普段通りの温度感で自然にかけられた言葉に、僕はどきりとした。
そぉっとノウファムを見ると、パイ生地を頬張る瞳の色は穏やかだ。
「では、俺は何なのだ?」
ぽつりと呟かれた質問は、迷子の少年みたいな声色だった。
僕はドキドキしながらフェーヴをつまんで、ノウファムの目の前に差し出した。
「僕のお兄様です。僕、お兄様に幸運をあげます……」
「おーい、ははっ。オレがあげた幸運だぞ~? いいけど! 隙あればイチャイチャするなお前たち!」
ロザニイルが茶化している隣で、ノウファムはお兄さんな顔で微笑んだ。
「人形をくれるのか?」
「こうするんだよ」
僕はフェーヴの顔をノウファムの頬にちゅっとつけた。
ノウファムがちょっとびっくりしたみたいな顔で固まっている中、周囲は大喜びで囃し立てた。
「ひゅう、幸運のキスしてもらってよかったなノウファムぅ」
「殿下、耳が赤いですぞ!」
「お熱いですねえ、ところで私、演奏してたらガレット・デ・ロワを貰いそびれてしまって心が淋しいです」
「ア、アップルトン殿……!!」
賑やかな空気の中で、ノウファムは年相応の青年の顔で居心地よさそうに寛いでくれた。
「お兄様、みんなで過ごすのは楽しいですね」
僕が風に飛ばされそうな王冠を抑えながら笑うと、褐色の手が王冠を直してくれる。
「ああ、……楽しいな」
過去の王様は、即位してからは情勢不安や暴君化もあってピリピリしていることが多くて、こんな風に無礼講な雰囲気の中で寛ぐことがなかったのだ。
僕はそれを思い出して、この温かな仲間たちに囲まれた現在が嬉しくなって、とても優しい気持ちになった。
「ノウファム……」
この青年を支配するのではなくて、傍で支えてあげたい。
僕は小さな声で寄り添うように言葉を紡いだ。
「僕、格好良い貴方も、ちょっと困ったところのある貴方も、お兄さんな貴方も、僕に弱いところを見せてくれる貴方も、全部好き」
寄り添った体温がポッと温かさを増すのが愛しい。
「――ありがとう、エーテル」
ノウファムの声はとても嬉しそうで、僕は幸せな気持ちでいっぱいになった。
わいわいとご馳走を楽しんでいると、ふと船員が誰何の声をあげるのが耳に届く。
「不審人物だ!」
「何者だ!?」
何事かと見てみれば、そこには白いローブの――ステントスがいた。
一瞬、白いローブを見て別の期待を抱いた僕の胸に淡く落胆の陰が落ちたのは、僕の心の中だけの秘密だ。
「今日は呼んでないが」
ノウファムは微妙に失礼なことを言っている。
「おおい、可哀そうだろそういう言い方しちゃ。どしたステントス、お前もパーティ混ざりにきたか? 酒飲む?」
ロザニイルが黄金酒の樽ジョッキをステントスに渡している。
「酒はうまい、我は頂く」
ステントスは気にした様子もなく樽ジョッキを受け取り、楽団の演奏に楽し気に身体を揺らした。
「あんまり狂気が強くなった感じがしませんね」
「穢れがそれほど増えていませんな」
アップルトンとネイフェンがコソコソと話している。
ノウファムはステントスの姿に少し考えてから、僕の頭に手を伸ばした。
「エーテル。これをあの者にあげたいが、構わぬか」
金色の紙でつくった王冠だ。
僕はウンウンと頷いた。
「はい、ノウファム様」
「……今度、代わりに何か贈ろう。欲しいものを考えておいてくれ」
ノウファムは甘やかに囁くと、王冠を持ってステントスに近付いた。
「人間の王がそなたに……」
「待った」
言いかけた言葉をロザニイルが遮る。
「ノウファム、さっき言っただろ。今日はお前、王様じゃねえって」
「……」
ノウファムはとても意表を突かれた顔でロザニイルを見た。
「王様じゃなくても、贈り物はできる」
ロザニイルは友達の顔で笑って、ノウファムの肩をぽんと叩いた。
――ああ、いいなあ。僕も二人と同じ年だったらな。
僕がちょっとだけ嫉妬する中、ノウファムはちょっと緊張した様子でステントスに王冠を掲げてみせた。
「……ステントス。そなた……お前の友として、俺はこの王冠を贈りたい」
青年の声に、ステントスは顔をまっすぐ見つめ返して頭を下げた。
金色の紙でできた王冠がステントスの頭に乗せられると、ロザニイルが力いっぱい拍手した。
僕も一緒に拍手をすると、周りの人がひとり、またひとり拍手をし始めて――やがて、船上のみんなが友人たちに拍手を送ったのだった。
0
お気に入りに追加
155
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
消えない思い
樹木緑
BL
オメガバース:僕には忘れられない夏がある。彼が好きだった。ただ、ただ、彼が好きだった。
高校3年生 矢野浩二 α
高校3年生 佐々木裕也 α
高校1年生 赤城要 Ω
赤城要は運命の番である両親に憧れ、両親が出会った高校に入学します。
自分も両親の様に運命の番が欲しいと思っています。
そして高校の入学式で出会った矢野浩二に、淡い感情を抱き始めるようになります。
でもあるきっかけを基に、佐々木裕也と出会います。
彼こそが要の探し続けた運命の番だったのです。
そして3人の運命が絡み合って、それぞれが、それぞれの選択をしていくと言うお話です。
完結・虐げられオメガ側妃なので敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン溺愛王が甘やかしてくれました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
鈴鳴川で恋をして
茶野森かのこ
BL
半妖の王子ゼンと、人間の春翔の恋。
春翔には、毎朝見る夢がある。溺れる自分を助けてくれる少年の夢だ。
春翔は何故そんな夢を見るのかと不思議に思いながらも、芸能事務所でマネージャーの仕事をこなす日々を送っていた。
そんな時、事務所の看板役者であるリュウジを探しに、春翔は鈴鳴川に向かった。子供の頃、遊びに行った事がある川だろうに、春翔はその時の事を思い出そうとしても、何故か思い出す事が出来なかった。
奇妙な感覚にずっと自分から遠ざけていた鈴鳴川、春翔はそこで、半妖の王子であるゼンと出会う。
妖の事、ずっと春翔を探していたゼン、春翔が失った記憶の中での出会い。
妖の争いに巻き込まれながら、ゼンに思いを寄せていく春翔の恋の話です。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
貧乏大学生がエリート商社マンに叶わぬ恋をしていたら、玉砕どころか溺愛された話
タタミ
BL
貧乏苦学生の巡は、同じシェアハウスに住むエリート商社マンの千明に片想いをしている。
叶わぬ恋だと思っていたが、千明にデートに誘われたことで、関係性が一変して……?
エリート商社マンに溺愛される初心な大学生の物語。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる