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六章、逆転、反転、繰り返し
110、『三回目』のカジャと最期の約束(SIDE カジャ)
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「あ……、あ、あ、ああ………………っ」
――そこに絶望があった。
大地が崩れたみたいに、平衡感覚が失われて、眩暈が酷い。
眼が熱くて、頭がガンガンとした。
喉が詰まる。脇が燃えるように熱くて、心に鋭い刃が何度も何度も休むことなく突き立てられ続けるような。
……罪の意識があった。
喪失感があって、物を言わないただの人形みたいになった冷たい体温が、もう生き物とは呼べなくなった彼が、悲しかった。
哀しみのまま、酷い扱いをされたまま、救われることなく逝ってしまった――そんな存在が目の前にある。
その原因が自分にある。
そう思うと、頭がおかしくなってしまいそうだった。
「あ、ああああ…………、アアアアア――…………ッ」
「カジャ様……! 貴方様は、頑張ってくださいました。ロザニイルは哀れですが、それでも私は貴方様を誰にも責めたりさせません。よろしいですか、責任は私にございます。このエーテルが悪いのです……」
自責の念に駆られて泣き叫ぶカジャを、エーテルは抱きしめてくれた。
その体温は苦しかった。
「カジャ様、私を――このエーテルを怨んでください。私が悪いのです。私が……」
終わりだ。
みんなが死んで、終わるんだ。
「それも、よいのかもしれない。遅かれ早かれ、終わりというのは来るものだから……」
ただ、みんなが死ぬだけじゃないか。
ひとりぼっちで死ぬより、いいんじゃないか。
全員平等に、一人残らず死ぬんだ……。
そしてその後には、何も残らない。
人間たちの存在すら最初からなかったみたいに、この世界の歩んできた歴史も全部消えて、そんなことを気にする生命体もなくなって――何もない、無だ。この先に無があるんだ。
哲学を友にして、死を待つだけの時間。
そんな中、カジャはふと思い出した――思い出してしまった。
「【時戻しの神器】……あれを使えば……」
……そして、エーテルとカジャの繰り返しが始まった。
◇◇◇
カジャが『二回目』だと思っている『三回目』の人生が始まると、未来は明るいように感じられてならなかった。
幼少のカジャには、万能感があった。
エーテルが記憶を引き継ぐ術を使ってくれた。一緒にやり直すと言ってくれた。
ひとりではない。それに、ロザニイルと交わり増強された魔力もどうやら引き継がれたようなのだ。
「そなたたちは、親しいのだな」
学友として指名して、暇さえあれば一緒に過ごすようになった幼少期のカジャとエーテルを見て、兄ノウファムは面白くなさそうに言った。
ノウファムが近くに来ると、エーテルは複雑そうな顔をする。
元々が恋情を抱いていて、けれどロザニイルを薦めて対立していた記憶があるからだ。
……ノウファムにはどこか余所余所しく、距離を保って臣下としての接し方を貫くエーテルがカジャにだけは親しい友人の距離感で接してくれる。それはちょっとだけ、気分がいい。同時に、兄が可哀想にも思える。
「俺にも畏まらずに親しく接してくれて構わないのだぞ、エーテル」
「王太子殿下、お言葉は光栄ですが、私は臣下でございますので」
「カジャには馴れ馴れしくしているではないか」
カジャはそんな自分を取り巻く二者を面白く見守りつつ、運命を変えようとした。
父王に働きかけ、政策を変更する必要性を説いて。
父王が暴君の片鱗をみせると、心の中に氷塊が姿を現した。
ロザニイルが亡くなった時にも覚えたその冷たさは、刃のように痛くて、苦しい。
「だめだ」
カジャは前回の人生でわかっていた。少なくても、わかっていると『思っている』。
「これは、だめだ。手段を選んでいたら、まただめになる」
そう呟いて手を紅く染める隣には、エーテルがいてくれた。
一緒に手を染めて、道を飛び出してくれた。
(ああ、ひとりじゃない。この友がいる。わかってくれて、一緒に罪を背負ってくれる)
――共犯者だ。
カジャはエーテルを唯一無二の友として、共犯者として縋った。
暗殺者の凶刃に悲劇が繰り返される。
ノウファムという王は、その時期には最初の人生で仕えていた彼よりも無軌道になり、頑なになり、荒れて――変わっていた。
理由はよくわからない。
(玉座に呪いでもかかっているのだろうか?)
カジャは怪しんだ。
それまでの行動で以前の時とは全然状況を変えたのにも関わらず、最初の世界の行動を再演するようにノウファムがエーテルを庇って全く同じ部位を負傷すると、その疑いはますます強くなった。
(まるで、こっちが変えようとしても、世界が対抗して元々の予定通りにしたがってるみたいだ)
「陛下、陛下! どうしてまた……っ、私を庇うんです、貴方は!」
エーテルがトラウマの再演に狂乱状態となって泣きじゃくり、ノウファムに縋る。
ノウファムはその姿を夢でも見るような表情で愛し気に見つめて頬を撫でて微笑んだ。
(こちらもこちらで、以前の通り……お互いにばっちり気があるんじゃないか)
二人を見守るカジャは、二人に相変わらずの恋慕が根強く揺れているのを見て頭を抱えたのだった。
「エーテル、兄上はどうも今回の治世では前回より精神不安定の徴候が強い。けれどお前が傍にいるとマシになるようだし、ずっとお傍について支えてやったら安定するのではないかな」
くっつけてやったらいいのではないか。
前回と比べて不安定な兄も、落ち着くのではないか。
カジャはそう思って提案したのだが、エーテルは自分ではなくロザニイルをあてがおうとした。
それも、前回より早い段階で。
「陛下、今のままではそのうち敵わない敵が出てくるのです。ですから、ロザニイルを抱いてください」
「断る」
それは断るだろうよ、とカジャが苦笑するうちに、エーテルの押し付けは過激化して、ノウファムはますます頑なに拒絶するようになり――ロザニイルがひたすら哀れだった。
「どうしてオレはこんな目に遭わないといけないんだ……っ?」
カジャの耳に、ロザニイルの嘆きが届く。
一度その嘆きの行先を導いたカジャは、言葉の一つ一つに胸を深く抉られた。
「なりたくて聖杯になったわけじゃない。勝手に上の都合で選ばれて、無理やりだ。聖杯にならなかったら、こんなハンデがなかったら、オレだってもっと運動して、勉強して、魔術の腕を磨いて。自分の得意なことや好きなことに打ち込んでさ――」
――聖杯にならなかったら、こんなハンデがなかったら。
カジャの胸のうちで鼓動が跳ねた。
「ノウファム陛下だって、オレのことが好きなわけじゃない。カジャ殿下もそう思うだろ。これから好きになれって押し付けられても、……阿呆かよぉ! ノウファム陛下が好きなのはどう見たってエーテルだろうがよ! エーテルだって、どう考えたってあいつノウファム陛下に惚れてるだろうがよ!」
(……そうだ)
カジャは頷いた。
「そうだ」
頭には、ひとつの思い付きがあった。
「……エーテルが聖杯になればいいんだ。そうしてやったら、いい」
再び最期に近付く世界で、自刎しかけるロザニイルを押さえつけて、カジャは爛々と輝く瞳で囁いた。
「ロザニイル、ロザニイル。約束するよ」
「私は、ロザニイルが聖杯にならないようにしてあげる。エーテルを聖杯にする。そして、滅亡を回避して――お前は身体的なハンデなく、運動して、勉強して、魔術の腕を磨いて。自分の得意なことや好きなことに打ち込める人生を手に入れることができる――私が、そんな人生をお前に贈るよ」
――そこに絶望があった。
大地が崩れたみたいに、平衡感覚が失われて、眩暈が酷い。
眼が熱くて、頭がガンガンとした。
喉が詰まる。脇が燃えるように熱くて、心に鋭い刃が何度も何度も休むことなく突き立てられ続けるような。
……罪の意識があった。
喪失感があって、物を言わないただの人形みたいになった冷たい体温が、もう生き物とは呼べなくなった彼が、悲しかった。
哀しみのまま、酷い扱いをされたまま、救われることなく逝ってしまった――そんな存在が目の前にある。
その原因が自分にある。
そう思うと、頭がおかしくなってしまいそうだった。
「あ、ああああ…………、アアアアア――…………ッ」
「カジャ様……! 貴方様は、頑張ってくださいました。ロザニイルは哀れですが、それでも私は貴方様を誰にも責めたりさせません。よろしいですか、責任は私にございます。このエーテルが悪いのです……」
自責の念に駆られて泣き叫ぶカジャを、エーテルは抱きしめてくれた。
その体温は苦しかった。
「カジャ様、私を――このエーテルを怨んでください。私が悪いのです。私が……」
終わりだ。
みんなが死んで、終わるんだ。
「それも、よいのかもしれない。遅かれ早かれ、終わりというのは来るものだから……」
ただ、みんなが死ぬだけじゃないか。
ひとりぼっちで死ぬより、いいんじゃないか。
全員平等に、一人残らず死ぬんだ……。
そしてその後には、何も残らない。
人間たちの存在すら最初からなかったみたいに、この世界の歩んできた歴史も全部消えて、そんなことを気にする生命体もなくなって――何もない、無だ。この先に無があるんだ。
哲学を友にして、死を待つだけの時間。
そんな中、カジャはふと思い出した――思い出してしまった。
「【時戻しの神器】……あれを使えば……」
……そして、エーテルとカジャの繰り返しが始まった。
◇◇◇
カジャが『二回目』だと思っている『三回目』の人生が始まると、未来は明るいように感じられてならなかった。
幼少のカジャには、万能感があった。
エーテルが記憶を引き継ぐ術を使ってくれた。一緒にやり直すと言ってくれた。
ひとりではない。それに、ロザニイルと交わり増強された魔力もどうやら引き継がれたようなのだ。
「そなたたちは、親しいのだな」
学友として指名して、暇さえあれば一緒に過ごすようになった幼少期のカジャとエーテルを見て、兄ノウファムは面白くなさそうに言った。
ノウファムが近くに来ると、エーテルは複雑そうな顔をする。
元々が恋情を抱いていて、けれどロザニイルを薦めて対立していた記憶があるからだ。
……ノウファムにはどこか余所余所しく、距離を保って臣下としての接し方を貫くエーテルがカジャにだけは親しい友人の距離感で接してくれる。それはちょっとだけ、気分がいい。同時に、兄が可哀想にも思える。
「俺にも畏まらずに親しく接してくれて構わないのだぞ、エーテル」
「王太子殿下、お言葉は光栄ですが、私は臣下でございますので」
「カジャには馴れ馴れしくしているではないか」
カジャはそんな自分を取り巻く二者を面白く見守りつつ、運命を変えようとした。
父王に働きかけ、政策を変更する必要性を説いて。
父王が暴君の片鱗をみせると、心の中に氷塊が姿を現した。
ロザニイルが亡くなった時にも覚えたその冷たさは、刃のように痛くて、苦しい。
「だめだ」
カジャは前回の人生でわかっていた。少なくても、わかっていると『思っている』。
「これは、だめだ。手段を選んでいたら、まただめになる」
そう呟いて手を紅く染める隣には、エーテルがいてくれた。
一緒に手を染めて、道を飛び出してくれた。
(ああ、ひとりじゃない。この友がいる。わかってくれて、一緒に罪を背負ってくれる)
――共犯者だ。
カジャはエーテルを唯一無二の友として、共犯者として縋った。
暗殺者の凶刃に悲劇が繰り返される。
ノウファムという王は、その時期には最初の人生で仕えていた彼よりも無軌道になり、頑なになり、荒れて――変わっていた。
理由はよくわからない。
(玉座に呪いでもかかっているのだろうか?)
カジャは怪しんだ。
それまでの行動で以前の時とは全然状況を変えたのにも関わらず、最初の世界の行動を再演するようにノウファムがエーテルを庇って全く同じ部位を負傷すると、その疑いはますます強くなった。
(まるで、こっちが変えようとしても、世界が対抗して元々の予定通りにしたがってるみたいだ)
「陛下、陛下! どうしてまた……っ、私を庇うんです、貴方は!」
エーテルがトラウマの再演に狂乱状態となって泣きじゃくり、ノウファムに縋る。
ノウファムはその姿を夢でも見るような表情で愛し気に見つめて頬を撫でて微笑んだ。
(こちらもこちらで、以前の通り……お互いにばっちり気があるんじゃないか)
二人を見守るカジャは、二人に相変わらずの恋慕が根強く揺れているのを見て頭を抱えたのだった。
「エーテル、兄上はどうも今回の治世では前回より精神不安定の徴候が強い。けれどお前が傍にいるとマシになるようだし、ずっとお傍について支えてやったら安定するのではないかな」
くっつけてやったらいいのではないか。
前回と比べて不安定な兄も、落ち着くのではないか。
カジャはそう思って提案したのだが、エーテルは自分ではなくロザニイルをあてがおうとした。
それも、前回より早い段階で。
「陛下、今のままではそのうち敵わない敵が出てくるのです。ですから、ロザニイルを抱いてください」
「断る」
それは断るだろうよ、とカジャが苦笑するうちに、エーテルの押し付けは過激化して、ノウファムはますます頑なに拒絶するようになり――ロザニイルがひたすら哀れだった。
「どうしてオレはこんな目に遭わないといけないんだ……っ?」
カジャの耳に、ロザニイルの嘆きが届く。
一度その嘆きの行先を導いたカジャは、言葉の一つ一つに胸を深く抉られた。
「なりたくて聖杯になったわけじゃない。勝手に上の都合で選ばれて、無理やりだ。聖杯にならなかったら、こんなハンデがなかったら、オレだってもっと運動して、勉強して、魔術の腕を磨いて。自分の得意なことや好きなことに打ち込んでさ――」
――聖杯にならなかったら、こんなハンデがなかったら。
カジャの胸のうちで鼓動が跳ねた。
「ノウファム陛下だって、オレのことが好きなわけじゃない。カジャ殿下もそう思うだろ。これから好きになれって押し付けられても、……阿呆かよぉ! ノウファム陛下が好きなのはどう見たってエーテルだろうがよ! エーテルだって、どう考えたってあいつノウファム陛下に惚れてるだろうがよ!」
(……そうだ)
カジャは頷いた。
「そうだ」
頭には、ひとつの思い付きがあった。
「……エーテルが聖杯になればいいんだ。そうしてやったら、いい」
再び最期に近付く世界で、自刎しかけるロザニイルを押さえつけて、カジャは爛々と輝く瞳で囁いた。
「ロザニイル、ロザニイル。約束するよ」
「私は、ロザニイルが聖杯にならないようにしてあげる。エーテルを聖杯にする。そして、滅亡を回避して――お前は身体的なハンデなく、運動して、勉強して、魔術の腕を磨いて。自分の得意なことや好きなことに打ち込める人生を手に入れることができる――私が、そんな人生をお前に贈るよ」
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