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二章
友達と過ごす夜
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次の週の水曜日。花耶は麻友の家に泊まりに来ていた。この日は仕事納めで、花耶は経理課の、奥野は三課の打ち上げがあり、帰りが遅くなるのが分かっていたからだ。翌日から年末年始の休みに入るし、休みに入れば奥野のマンションに連れていかれるのは目に見えていたので、その前に…と麻友のところに泊まる事にしたのだ。そうは言っても、明日の昼には奥野の元に行くのは決まってるのだが。
「ふ~ん、じゃ、結婚するんだ?」
「結婚…するんだろうなぁ…」
パジャマ姿でホットココアを手にした麻友にそう言われて、花耶は他人事のように応えた。確かにプロポーズされてそれを受けたが、いつするかについてはまだ未定なため、花耶としてはあまり実感がないと言うのが本音だった。そもそも両思いになったのですら、つい最近なのだ。
ちなみに、プロポーズされた後の月曜日、花耶が奥野とお揃いの指輪をしている事は、あっという間に社内に広がった。既に社内では公認の仲だったが、クリスマスの直後にお揃いの指輪をしていれば、それがどういう意味かは分かり切ったようなものだった。その事で異議を申し立てるような人は社内にはおらず、未だにあわよくば…と奥野を狙っていた女性達にはとどめの一撃となったのは言うまでもない。
「するんだろうって…今更言う?」
「え…そういうんじゃないけど…でも、急すぎるかなぁって…両想いになったのだってつい最近だよ?」
「でも…あいつが花耶を好きだったのは何年も前からだったんでしょ?」
「あ…」
「だったら急じゃないんじゃない?」
「…なるほど…」
麻友にそう指摘されて、花耶はようやく納得した。自分には急な話だが、奥野は何年も前から自分を好きだったと言っていた。奥野からすれば別に急ではないのか…その考えは花耶には思いがけないものだったが、新鮮で妙に説得力があった。
「それはそうと…麻友は?この前デートに誘われてたんでしょ?」
自分の話が落ち着いたところで花耶は、先週麻友が営業の一人に誘われているのを思い出して尋ねてみた。相手は三歳年上の二課の営業で、若手の中ではまぁまぁに人気がある人だった。麻友も小柄だし、ふわっとした雰囲気で可愛いため、よく声をかけられているのだ。
「あ、あ~あの人は断ったよ」
「え?断っちゃったの?」
「うん。ご飯食べに行ったけど、なんか違うなって…」
「そうなの?結構いい感じかと思ったけど」
「悪くはないんだけど…何か…ね…」
食事に行ったのは悪くなかった。店の選び方も悪くないし、話をしていても楽しめたと思う。でも…と麻友はため息交じりに続けた。
「何だろう…必死にスマートに見せようって感じが…ね。それくらいなら素でいてくれた方がいいのに。しかも事ある毎に前髪気にして、ナルシストですか?って感じで…」
「なるほど…」
相手の顔を思い浮かべながら、花耶は麻友の気持ちもわかるな…と思った。確かに麻友に話しかけている時もやけに気障っぽかった気がするが、あれは気のせいではなかったらしい。麻友は年上が好みだが、三歳上ではまだ麻友の希望する基準には達しないのかもしれないな…と花耶は思った。
「ねぇ、麻友。好きな人、いないの?」
時々そういう質問をお互いに投げていたが、ここ最近はそんな話もしなかったな、と思い出して花耶は麻友に聞いてみた。前回は全く欠片も引っかからないと言っていた筈だった。
「好きな人、かぁ…う~ん…どうかなぁ…」
「って事は、気になってる人はいるんだ」
前回は即答だったのに比べると、今回の歯切れの悪さは含みを感じた。もしかすると、麻友もいいなと思える相手に出会えたのだろうか。
「好きって程じゃないけど、いいかも…って人は…いるかな」
「聞いてもいい?」
「う~ん…まだちょっと…かな。もう少し考えたい」
「そっか」
「ごめんね」
「ううん、いいよ。麻友の気持ちがはっきりしてからで」
残念ながらまだ恋と言うほどには育っていないらしい。とは言え、この一年くらいは麻友に気になる相手がいなかっただけに、この変化は花耶には好ましく感じられた。相手が誰かわからないが、いい方向に行って欲しいと思う。何と言っても花耶にとって麻友は、家族も同然の大切な存在なのだ。予想に反して花耶の方が先に相手が出来てしまったが、麻友にも素敵な相手が現れて欲しいと花耶は切に願っていた。
「で、三原ちゃんとは仲直りできたんだ」
「ああ」
一方、花耶の婚約者はその頃、熊谷と二人で落ち着いた雰囲気のバーにいた。三課の打ち上げた終わった後、家に帰ろうとしたところで熊谷から連絡があったのだ。今日は二課も飲み会だったのだが、それが終わった後飲み足りなく感じていた熊谷が奥野に連絡して合流したのだった。今日は花耶は麻友のところに泊りに行っているので、奥野も早く帰る理由はなかった。
「で?どう?プロポーズくらいは出来たの?」
興味津々でそう問いかけてくる熊谷に奥野はうんざりした視線を向けたが、そんな事を気にする相手ではなかった。怖いなぁ~鬼教官様はと言って笑うだけだが、それでも不思議と腹が立たないのが熊谷だった。
「プロポーズして、返事も貰った」
「お!さっすが仕事が早いねぇ。ま、三原ちゃんの気持ちが決まったんならもう大丈夫か。ああ見えて気がきつそうだもんね、あの子」
「知った風に言うな。花耶は気がきついんじゃない、芯が強いんだ」
「はいはい。心が狭いなぁ…嫌われるぞ」
「花耶は心が狭くないから大丈夫だ」
「じゃ、自分は狭いって自覚あるんだ」
「うるさい」
ああ言えばこう言う熊谷に、奥野は煩わしいと言わんばかりに冷めた視線を向けたが、それを熊谷が一層面白がっているのが見えて、奥野はグラスの中身を煽った。
「無事両想いになれたんだからいいじゃん。ま~お前があの子に夢中になるとは思わなかったけどね」
「そうか?」
「ああ。だって、歴代の彼女ってみんな真逆のタイプだっただろ?最近は女の噂もなかったから、男に走ったのかと思ってたよ」
「やめろ、気持ち悪い」
思いがけない方向からの友人の突っ込みに、奥野は美麗な顔を歪めた。いくら何でも男を相手にするなど想像もしたくなかった。
「え~でも、支社じゃ女に失望して男に走ったって言われてたぞ。迫ってくる女揃いも揃って断って、野郎とばっかり飲みに行ってるって」
「あれは花耶以外の女に興味がなかったし、寄ってくる女が面倒で女のいる飲み会は避けてただけだ。男なんぞに興味ない」
「そっか。まぁ、確かに見た目と金狙いの女は遠慮したいけどね」
そういうと熊谷は、近くにいた店員にお替りを頼んだ。それなら…とたった今グラスを空にした奥野も次を注文する。
「ま。でも、落ち着いてよかったよ。お前の指導がキツイってんで、三課の若い連中が嘆いてたからさ」
「別に仕事に影響は出さなかったぞ。たるんでたから引き締めはしたが」
「関係なくても、何かっていうと三原ちゃん絡みだって見られるんだって。気をつけないとお前に向く矛先があの子に向くんだぞ。少しは周りも見とけよ」
「…わかっている…」
そう言われた奥野は心外だと言わんばかりに表情を険しくしたが、さすがに花耶の事が絡むとなれば話は別だった。奥野は渋々ではあったが、素直に熊谷の忠告を受け入れた。もう傷つけたくないし、守る為ならどんな事でもする覚悟だが、自分に関わる事で彼女が傷つくのは奥野としても避けたかった。自分が目立つ事も女性から好意を寄せられやすい事も理解していたし、それを煩わしく思う事はあっても、これまでは自分だけの事だったからどうでもよかった。だが、今度からはそういう訳にはいかないだろう。
「ま、松永さんも睨み聞かせてるし、お前に喧嘩売ろうって奴もいないだろうけど。でも、気は抜くなよ」
「わかっている」
そう答えた奥野だが、全ての悪意を把握する事は出来ないし、花耶を四六時中見守っているわけにもいかない。いっそ仕事を辞めて家に居てくれたら…と思ってしまうが、それをよしとする花耶ではない事は理解していた。身寄りがない花耶にとって、仕事は大きな心のよりどころになっているのは疑いようもない。厳しい子供時代を過ごした花耶は、甘える事がとことん下手で、奥野に頼り切るのを恐れている節もある。だからこそドロドロに甘やかしたくなるのだが…
「俺の事よりも、お前はどうなんだよ。まだ引きずってるわけじゃないだろう?」
店員が運んできたグラスを受け取りながら、奥野は質問ばかりしてくる同期に目を細めて尋ねた。質問を受けた方は先ほどと同じ笑みを浮かべたままだったが、その中に若干の固さが加わったのを奥野は見逃さなかった。
「ん~まぁ、どうかなぁ…」
「そろそろ吹っ切ってもいい頃合いじゃないのか」
「まぁ、ね…」
グラスの氷を揺らしてその様を眺めなる熊谷の心情を、奥野は正確には読み取れなかった。その視線の先に思い浮かべているであろう人物は、過去のものかそれとも…出来うるなら、光射す未来を見ていて欲しいと思う奥野だった。
「ふ~ん、じゃ、結婚するんだ?」
「結婚…するんだろうなぁ…」
パジャマ姿でホットココアを手にした麻友にそう言われて、花耶は他人事のように応えた。確かにプロポーズされてそれを受けたが、いつするかについてはまだ未定なため、花耶としてはあまり実感がないと言うのが本音だった。そもそも両思いになったのですら、つい最近なのだ。
ちなみに、プロポーズされた後の月曜日、花耶が奥野とお揃いの指輪をしている事は、あっという間に社内に広がった。既に社内では公認の仲だったが、クリスマスの直後にお揃いの指輪をしていれば、それがどういう意味かは分かり切ったようなものだった。その事で異議を申し立てるような人は社内にはおらず、未だにあわよくば…と奥野を狙っていた女性達にはとどめの一撃となったのは言うまでもない。
「するんだろうって…今更言う?」
「え…そういうんじゃないけど…でも、急すぎるかなぁって…両想いになったのだってつい最近だよ?」
「でも…あいつが花耶を好きだったのは何年も前からだったんでしょ?」
「あ…」
「だったら急じゃないんじゃない?」
「…なるほど…」
麻友にそう指摘されて、花耶はようやく納得した。自分には急な話だが、奥野は何年も前から自分を好きだったと言っていた。奥野からすれば別に急ではないのか…その考えは花耶には思いがけないものだったが、新鮮で妙に説得力があった。
「それはそうと…麻友は?この前デートに誘われてたんでしょ?」
自分の話が落ち着いたところで花耶は、先週麻友が営業の一人に誘われているのを思い出して尋ねてみた。相手は三歳年上の二課の営業で、若手の中ではまぁまぁに人気がある人だった。麻友も小柄だし、ふわっとした雰囲気で可愛いため、よく声をかけられているのだ。
「あ、あ~あの人は断ったよ」
「え?断っちゃったの?」
「うん。ご飯食べに行ったけど、なんか違うなって…」
「そうなの?結構いい感じかと思ったけど」
「悪くはないんだけど…何か…ね…」
食事に行ったのは悪くなかった。店の選び方も悪くないし、話をしていても楽しめたと思う。でも…と麻友はため息交じりに続けた。
「何だろう…必死にスマートに見せようって感じが…ね。それくらいなら素でいてくれた方がいいのに。しかも事ある毎に前髪気にして、ナルシストですか?って感じで…」
「なるほど…」
相手の顔を思い浮かべながら、花耶は麻友の気持ちもわかるな…と思った。確かに麻友に話しかけている時もやけに気障っぽかった気がするが、あれは気のせいではなかったらしい。麻友は年上が好みだが、三歳上ではまだ麻友の希望する基準には達しないのかもしれないな…と花耶は思った。
「ねぇ、麻友。好きな人、いないの?」
時々そういう質問をお互いに投げていたが、ここ最近はそんな話もしなかったな、と思い出して花耶は麻友に聞いてみた。前回は全く欠片も引っかからないと言っていた筈だった。
「好きな人、かぁ…う~ん…どうかなぁ…」
「って事は、気になってる人はいるんだ」
前回は即答だったのに比べると、今回の歯切れの悪さは含みを感じた。もしかすると、麻友もいいなと思える相手に出会えたのだろうか。
「好きって程じゃないけど、いいかも…って人は…いるかな」
「聞いてもいい?」
「う~ん…まだちょっと…かな。もう少し考えたい」
「そっか」
「ごめんね」
「ううん、いいよ。麻友の気持ちがはっきりしてからで」
残念ながらまだ恋と言うほどには育っていないらしい。とは言え、この一年くらいは麻友に気になる相手がいなかっただけに、この変化は花耶には好ましく感じられた。相手が誰かわからないが、いい方向に行って欲しいと思う。何と言っても花耶にとって麻友は、家族も同然の大切な存在なのだ。予想に反して花耶の方が先に相手が出来てしまったが、麻友にも素敵な相手が現れて欲しいと花耶は切に願っていた。
「で、三原ちゃんとは仲直りできたんだ」
「ああ」
一方、花耶の婚約者はその頃、熊谷と二人で落ち着いた雰囲気のバーにいた。三課の打ち上げた終わった後、家に帰ろうとしたところで熊谷から連絡があったのだ。今日は二課も飲み会だったのだが、それが終わった後飲み足りなく感じていた熊谷が奥野に連絡して合流したのだった。今日は花耶は麻友のところに泊りに行っているので、奥野も早く帰る理由はなかった。
「で?どう?プロポーズくらいは出来たの?」
興味津々でそう問いかけてくる熊谷に奥野はうんざりした視線を向けたが、そんな事を気にする相手ではなかった。怖いなぁ~鬼教官様はと言って笑うだけだが、それでも不思議と腹が立たないのが熊谷だった。
「プロポーズして、返事も貰った」
「お!さっすが仕事が早いねぇ。ま、三原ちゃんの気持ちが決まったんならもう大丈夫か。ああ見えて気がきつそうだもんね、あの子」
「知った風に言うな。花耶は気がきついんじゃない、芯が強いんだ」
「はいはい。心が狭いなぁ…嫌われるぞ」
「花耶は心が狭くないから大丈夫だ」
「じゃ、自分は狭いって自覚あるんだ」
「うるさい」
ああ言えばこう言う熊谷に、奥野は煩わしいと言わんばかりに冷めた視線を向けたが、それを熊谷が一層面白がっているのが見えて、奥野はグラスの中身を煽った。
「無事両想いになれたんだからいいじゃん。ま~お前があの子に夢中になるとは思わなかったけどね」
「そうか?」
「ああ。だって、歴代の彼女ってみんな真逆のタイプだっただろ?最近は女の噂もなかったから、男に走ったのかと思ってたよ」
「やめろ、気持ち悪い」
思いがけない方向からの友人の突っ込みに、奥野は美麗な顔を歪めた。いくら何でも男を相手にするなど想像もしたくなかった。
「え~でも、支社じゃ女に失望して男に走ったって言われてたぞ。迫ってくる女揃いも揃って断って、野郎とばっかり飲みに行ってるって」
「あれは花耶以外の女に興味がなかったし、寄ってくる女が面倒で女のいる飲み会は避けてただけだ。男なんぞに興味ない」
「そっか。まぁ、確かに見た目と金狙いの女は遠慮したいけどね」
そういうと熊谷は、近くにいた店員にお替りを頼んだ。それなら…とたった今グラスを空にした奥野も次を注文する。
「ま。でも、落ち着いてよかったよ。お前の指導がキツイってんで、三課の若い連中が嘆いてたからさ」
「別に仕事に影響は出さなかったぞ。たるんでたから引き締めはしたが」
「関係なくても、何かっていうと三原ちゃん絡みだって見られるんだって。気をつけないとお前に向く矛先があの子に向くんだぞ。少しは周りも見とけよ」
「…わかっている…」
そう言われた奥野は心外だと言わんばかりに表情を険しくしたが、さすがに花耶の事が絡むとなれば話は別だった。奥野は渋々ではあったが、素直に熊谷の忠告を受け入れた。もう傷つけたくないし、守る為ならどんな事でもする覚悟だが、自分に関わる事で彼女が傷つくのは奥野としても避けたかった。自分が目立つ事も女性から好意を寄せられやすい事も理解していたし、それを煩わしく思う事はあっても、これまでは自分だけの事だったからどうでもよかった。だが、今度からはそういう訳にはいかないだろう。
「ま、松永さんも睨み聞かせてるし、お前に喧嘩売ろうって奴もいないだろうけど。でも、気は抜くなよ」
「わかっている」
そう答えた奥野だが、全ての悪意を把握する事は出来ないし、花耶を四六時中見守っているわけにもいかない。いっそ仕事を辞めて家に居てくれたら…と思ってしまうが、それをよしとする花耶ではない事は理解していた。身寄りがない花耶にとって、仕事は大きな心のよりどころになっているのは疑いようもない。厳しい子供時代を過ごした花耶は、甘える事がとことん下手で、奥野に頼り切るのを恐れている節もある。だからこそドロドロに甘やかしたくなるのだが…
「俺の事よりも、お前はどうなんだよ。まだ引きずってるわけじゃないだろう?」
店員が運んできたグラスを受け取りながら、奥野は質問ばかりしてくる同期に目を細めて尋ねた。質問を受けた方は先ほどと同じ笑みを浮かべたままだったが、その中に若干の固さが加わったのを奥野は見逃さなかった。
「ん~まぁ、どうかなぁ…」
「そろそろ吹っ切ってもいい頃合いじゃないのか」
「まぁ、ね…」
グラスの氷を揺らしてその様を眺めなる熊谷の心情を、奥野は正確には読み取れなかった。その視線の先に思い浮かべているであろう人物は、過去のものかそれとも…出来うるなら、光射す未来を見ていて欲しいと思う奥野だった。
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