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二章:塔の姫、新しき出会いと共に
十八話:塔の姫、得意分野で早速活躍?
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「冒険者ご登録のヒセラ様ー。登録証が出来上がりましたので受付カウンターまで受け取りに来て下さい」
カウンターからの呼び声に「はい」 と答えたアレハンドラ改めヒセラは、ちらりと連れの青年を見てから立ち上がる。
ディヤーブはそれに頷いて、ヒセラの後について受付カウンターまで向かった。
「はい。これが仮登録の木札です」
そう言って、受付嬢に登録証を笑顔で渡される。それはただの木を薄く切り出しただけの木の板にインクで名前とランクと所属ギルドを記した、まさしく「木札」 だ。
これでは偽造し放題ではと困惑したヒセラが問うと、
「冒険者ギルドという名前こそあるものの、低ランクの間は近隣でしか活動しない危険度の少ないものであることと、子供が小遣い稼ぎに登録するぐらいに依頼斡旋所として機能していることから、登録自体はとても簡単なのですよ」
「依頼、斡旋所……」
「ええ。ご近所の引っ越しの手伝い、お店の前庭の雑草抜きから、市場でお勤めの奥様の外出中の子守、今日のお夕飯のメインディッシュの材料、あるいは酒場の定番料理の材料や防具屋さんの皮革素材の定期納入まで、何でも募集できます! 字の読み書きも、あたし達受付の者が手伝いますので必須ではありません。そんな感じでお仕事は続々舞い込んできますので、冒険者は随時募集中なのですよー」
と、年若い受付嬢が笑顔で答える。
なる程、聞いた内容からすれば、仕事を始めたばかりの者でも出来そうな軽作業から、専門的なものまで幅広くあるようだ。ヒセラでも出来そうな内容もある。
ヒセラが胸に手を置きホッと息を吐いていると、そこに受付嬢が畳み掛けてくる。
「という訳でー。冒険者ギルドが求めるのは、お仕事を完遂できるか、の一点のみですし正式に冒険者に登録できるかもそこに掛かってますので、ご心配なく! です!」
にこにこ笑顔の受付嬢であるが、言っている事はなかなかに厳しい。
「……ご説明、ありがとうございます。大変よく分かりました。冒険者ギルドは実践的な組織なのですね」
「はいー!」
引きつりそうになる顔をやんわりとした笑みに隠してヒセラが謝意を表せば、笑顔の受付嬢は更に説明を続ける。
「ちなみにですが、依頼を三つ完遂するか、冒険者の評価に繋がるような素材を相当数納入した際に正式な登録証が発行されますので大事に持っていて下さいね。あ、ちなみに素材のみで正式登録できることは程んどありませんので、頑張ってお仕事してください‼︎」
「わ、分かりました。ご丁寧にありがとうございました」
「はいー。頑張って下さいね!」
受付嬢の激励を受けながら、ヒセラは再び素材買取カウンターに移動しようとし……。
慌てて後ろに控える連れの青年を振り返った。
「ディヤーブさん」
「はいよ。次は何処だ」
「素材を売りにもう一度素材買取カウンターに戻ります。同行をお願いしても?」
「よし。ちゃんと声掛けを忘れなかったな、偉いぞ。冒険者になるなら今後は見ず知らずの者と組むかもしれないし、オレで練習でもしとけ」
笑みを浮かべる青年の目は、弟妹達に向けるそれと同じで暖かい。
「はい」
ディヤーブの言葉に安堵したヒセラはあどけない笑みを浮かべ、いそいそ移動を始めた。
その背を追うディヤーブは一人ごちる。
「ああ、こりゃ確かに周りが放っておけないわ……お姫様の癖に全然擦れてないし、てんで可愛いでやんの。あーあ、仕事に情が絡むのは好きじゃないんだがなぁ」
オレは子供に弱いんだよ……そうぼやきながらも、彼の口元には自然と笑みが浮かんでいた。
再び素材買取カウンターに戻ったヒセラを待っていたのは、先程担当してくれた少年だった。
「あ、お帰りなさい。無事登録できました?」
ぱっと明るい笑顔で迎えてくれた少年に微笑み返し、ヒセラは出来上がったばかりの木札をカウンターに置いた。
「はい。これが私の仮登録証となります。それでは、素材の買取、お願いしますね」
これが冒険者の初仕事と思うと、少しばかり落ち着かない心地になるヒセラである。
「はーい。ではお預かりします……ヒセラさん、でいいのかな。では、先程の続きといきましょうか」
「はい。ではざっくりとした分け方で申し訳ありませんが……」
早速と木札を受け取り手元の羊皮紙にメモする少年を前に、ヒセラは腰の皮製ポーチから次々と素材を取り出す。
「まずは薬草類ですね。ミント、カモミール、カレンデュラが各ひと束ずつに、実の類はアケビ、クコの実、サルナシの実が小籠に一盛りずつ……あとは少量となりますが……」
「え、あ、またすごい量が。ちょっとヒセラさん、ちょっと、メモが追いつかないのでゆっくりお願いできます?」
ヒセラが次々と出していくと、また少年が焦りはじめる。
「はい? あ、すみません。もう一度出し直しますね」
「お願いします……」
そんな二度目のやりとりに、カウンター裏のギルド職員が肩を竦める。
ヒセラが一つずつカウンターに出し直し、少年が必死に素材の状態や量などを確認することしばし。
「え……ちょっと待って下さい。薬師の定期依頼の薬草や張り出し依頼の木の実とかもありますし、これだけあれば、もしかしたら今日中に正式登録できちゃうかもですね。なるほど、職能欄の植物の研究というのも冗談ではないというか」
「あら」
メモを眺めながらの少年の呟きに、ヒセラは口元を押さえつつ当然といった顔でそれを受ける。
理由は簡単だ。
彼女は植物研究者としてこの四年間、王都の秘密の計画に参画していた。
飛び地ではあるが、王家のが子爵より借り受けた土地で運営されている試験場は常に厳重な守りで固められていた。
領主であるクエヴァ子爵ですら手出し厳禁の存在であったので、まあそこに誰が勤めていたのかなど誰も知りようもない。
それだけでなく、仕事仲間である第一王子が、幼年の娘の境遇を哀れんでか、優秀な教師として、宮廷勤めの薬師を彼女の職場である農業試験場に派遣していたのである。
塔暮らしの四年間、みっちりと植物の優秀な教師に付き研究に従事していた彼女としては、植物の摘み取りや保管の仕方などは得意とするところではあった。
塔の引きこもり姫なのに妙に体力がある理由も、師匠の薬師と共に山歩きする事で培ったものである。
「へえ……即日に正式登録とは、そりゃ珍しい事もあるもんだ。どんなに量を納めても三つの依頼相当数に適合なんてしないもんだが」
ヒセラの後ろで買取を眺めていたディヤーブも、思わず感心の言葉を漏らす。
「ですよねえ、素材納品のみで正式登録なんて相当に珍しいです。ヒセラさんは運がいいのかも知れませんね? でも、素材の摘み取り方も的確ですし、これを依頼に回さないっていうのもギルド的に勿体ないんですよねぇ。特にうちの常連の薬師さんはすっごく素材の状態に厳しくてですね……是非とも依頼に回して欲しい!」
ディヤーブの言葉に何度も頷く少年は、熱意のこもった声で力説する。
「うぅん……あ、ちょっと自分だけだと不安なんで上に相談してきますね。椅子にでも座って待ってて下さい」
「はい。ではお待ちしています」
慌てた様子の少年が、カウンター裏の壁の後ろに走り込んでしばし。
二杯目の果実薄めエールを飲んでいると、少年が年嵩の女性を連れて帰ってきた。
「ヒセラさーん。うちの副ギルド長がお話があるそうでーす」
「はい……はい? 副、ギルド長?」
突然の幹部の登場に、ヒセラは首を傾げ、ディヤーブは頭痛を堪えるよう額を押さえた。
カウンターからの呼び声に「はい」 と答えたアレハンドラ改めヒセラは、ちらりと連れの青年を見てから立ち上がる。
ディヤーブはそれに頷いて、ヒセラの後について受付カウンターまで向かった。
「はい。これが仮登録の木札です」
そう言って、受付嬢に登録証を笑顔で渡される。それはただの木を薄く切り出しただけの木の板にインクで名前とランクと所属ギルドを記した、まさしく「木札」 だ。
これでは偽造し放題ではと困惑したヒセラが問うと、
「冒険者ギルドという名前こそあるものの、低ランクの間は近隣でしか活動しない危険度の少ないものであることと、子供が小遣い稼ぎに登録するぐらいに依頼斡旋所として機能していることから、登録自体はとても簡単なのですよ」
「依頼、斡旋所……」
「ええ。ご近所の引っ越しの手伝い、お店の前庭の雑草抜きから、市場でお勤めの奥様の外出中の子守、今日のお夕飯のメインディッシュの材料、あるいは酒場の定番料理の材料や防具屋さんの皮革素材の定期納入まで、何でも募集できます! 字の読み書きも、あたし達受付の者が手伝いますので必須ではありません。そんな感じでお仕事は続々舞い込んできますので、冒険者は随時募集中なのですよー」
と、年若い受付嬢が笑顔で答える。
なる程、聞いた内容からすれば、仕事を始めたばかりの者でも出来そうな軽作業から、専門的なものまで幅広くあるようだ。ヒセラでも出来そうな内容もある。
ヒセラが胸に手を置きホッと息を吐いていると、そこに受付嬢が畳み掛けてくる。
「という訳でー。冒険者ギルドが求めるのは、お仕事を完遂できるか、の一点のみですし正式に冒険者に登録できるかもそこに掛かってますので、ご心配なく! です!」
にこにこ笑顔の受付嬢であるが、言っている事はなかなかに厳しい。
「……ご説明、ありがとうございます。大変よく分かりました。冒険者ギルドは実践的な組織なのですね」
「はいー!」
引きつりそうになる顔をやんわりとした笑みに隠してヒセラが謝意を表せば、笑顔の受付嬢は更に説明を続ける。
「ちなみにですが、依頼を三つ完遂するか、冒険者の評価に繋がるような素材を相当数納入した際に正式な登録証が発行されますので大事に持っていて下さいね。あ、ちなみに素材のみで正式登録できることは程んどありませんので、頑張ってお仕事してください‼︎」
「わ、分かりました。ご丁寧にありがとうございました」
「はいー。頑張って下さいね!」
受付嬢の激励を受けながら、ヒセラは再び素材買取カウンターに移動しようとし……。
慌てて後ろに控える連れの青年を振り返った。
「ディヤーブさん」
「はいよ。次は何処だ」
「素材を売りにもう一度素材買取カウンターに戻ります。同行をお願いしても?」
「よし。ちゃんと声掛けを忘れなかったな、偉いぞ。冒険者になるなら今後は見ず知らずの者と組むかもしれないし、オレで練習でもしとけ」
笑みを浮かべる青年の目は、弟妹達に向けるそれと同じで暖かい。
「はい」
ディヤーブの言葉に安堵したヒセラはあどけない笑みを浮かべ、いそいそ移動を始めた。
その背を追うディヤーブは一人ごちる。
「ああ、こりゃ確かに周りが放っておけないわ……お姫様の癖に全然擦れてないし、てんで可愛いでやんの。あーあ、仕事に情が絡むのは好きじゃないんだがなぁ」
オレは子供に弱いんだよ……そうぼやきながらも、彼の口元には自然と笑みが浮かんでいた。
再び素材買取カウンターに戻ったヒセラを待っていたのは、先程担当してくれた少年だった。
「あ、お帰りなさい。無事登録できました?」
ぱっと明るい笑顔で迎えてくれた少年に微笑み返し、ヒセラは出来上がったばかりの木札をカウンターに置いた。
「はい。これが私の仮登録証となります。それでは、素材の買取、お願いしますね」
これが冒険者の初仕事と思うと、少しばかり落ち着かない心地になるヒセラである。
「はーい。ではお預かりします……ヒセラさん、でいいのかな。では、先程の続きといきましょうか」
「はい。ではざっくりとした分け方で申し訳ありませんが……」
早速と木札を受け取り手元の羊皮紙にメモする少年を前に、ヒセラは腰の皮製ポーチから次々と素材を取り出す。
「まずは薬草類ですね。ミント、カモミール、カレンデュラが各ひと束ずつに、実の類はアケビ、クコの実、サルナシの実が小籠に一盛りずつ……あとは少量となりますが……」
「え、あ、またすごい量が。ちょっとヒセラさん、ちょっと、メモが追いつかないのでゆっくりお願いできます?」
ヒセラが次々と出していくと、また少年が焦りはじめる。
「はい? あ、すみません。もう一度出し直しますね」
「お願いします……」
そんな二度目のやりとりに、カウンター裏のギルド職員が肩を竦める。
ヒセラが一つずつカウンターに出し直し、少年が必死に素材の状態や量などを確認することしばし。
「え……ちょっと待って下さい。薬師の定期依頼の薬草や張り出し依頼の木の実とかもありますし、これだけあれば、もしかしたら今日中に正式登録できちゃうかもですね。なるほど、職能欄の植物の研究というのも冗談ではないというか」
「あら」
メモを眺めながらの少年の呟きに、ヒセラは口元を押さえつつ当然といった顔でそれを受ける。
理由は簡単だ。
彼女は植物研究者としてこの四年間、王都の秘密の計画に参画していた。
飛び地ではあるが、王家のが子爵より借り受けた土地で運営されている試験場は常に厳重な守りで固められていた。
領主であるクエヴァ子爵ですら手出し厳禁の存在であったので、まあそこに誰が勤めていたのかなど誰も知りようもない。
それだけでなく、仕事仲間である第一王子が、幼年の娘の境遇を哀れんでか、優秀な教師として、宮廷勤めの薬師を彼女の職場である農業試験場に派遣していたのである。
塔暮らしの四年間、みっちりと植物の優秀な教師に付き研究に従事していた彼女としては、植物の摘み取りや保管の仕方などは得意とするところではあった。
塔の引きこもり姫なのに妙に体力がある理由も、師匠の薬師と共に山歩きする事で培ったものである。
「へえ……即日に正式登録とは、そりゃ珍しい事もあるもんだ。どんなに量を納めても三つの依頼相当数に適合なんてしないもんだが」
ヒセラの後ろで買取を眺めていたディヤーブも、思わず感心の言葉を漏らす。
「ですよねえ、素材納品のみで正式登録なんて相当に珍しいです。ヒセラさんは運がいいのかも知れませんね? でも、素材の摘み取り方も的確ですし、これを依頼に回さないっていうのもギルド的に勿体ないんですよねぇ。特にうちの常連の薬師さんはすっごく素材の状態に厳しくてですね……是非とも依頼に回して欲しい!」
ディヤーブの言葉に何度も頷く少年は、熱意のこもった声で力説する。
「うぅん……あ、ちょっと自分だけだと不安なんで上に相談してきますね。椅子にでも座って待ってて下さい」
「はい。ではお待ちしています」
慌てた様子の少年が、カウンター裏の壁の後ろに走り込んでしばし。
二杯目の果実薄めエールを飲んでいると、少年が年嵩の女性を連れて帰ってきた。
「ヒセラさーん。うちの副ギルド長がお話があるそうでーす」
「はい……はい? 副、ギルド長?」
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