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十五章:懐かしの村とプロポーズ
184.詩人のプロポーズ大作戦!?
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「本気になった私は、なかなかしつこいですよ」
その宣言通りに、詩人さんは大層しつこかった。
朝の市場の買い出しに、昼の喫茶店。更には夕方のぽちの散歩まで「奇遇ですね」 と現れるのが毎日続いて。
一週間もする頃には、この娯楽の少ない村で多くの人が私達を噂にするようになった。うわああ、恥ずかしいよ!
そして今も彼は目の前に居る。
あの美しい声で「奇遇ですね」 と呼び止め、優雅に歩いてきては、美しい顔に笑顔を浮かべるのだ。
一瞬、その姿に見惚れはするけれど、はっと気を取直して足早に去ろうとするのだけど。
私って足が遅いじゃない? 背を向けて歩き出すと、詩人さんってば隣に並んでまで口説いてくるんだよね……。
「ベルさん、その細腕にそんな一杯持ったら疲れませんか? お荷物持ちましょうか」
優美に伸びてくる手に私は一歩ほど横にずれて。
「いえ、結構です」
すたすた歩く私に、彼は明るい声を掛ける。
「そう言わずに。私達はこれから長くを一緒に過ごす仲ですし、遠慮する事はありませんよ」
今の別に、大きな声出す必要ありませんよね?
「まだ付き合ってませんから。それに大荷物には慣れてます。あと、聞こえてますから大声出さないでいいです」
仕方なく足を止めて睨むと、彼は笑顔を浮かべて更に
「その謙虚さは美徳ですが、私にまで肩肘を張る必要はありませんよ。だって、私達は婚や……」
「しし、してません、婚……なんて私は承知していませんよ、私達何も関わりありませんよね!?」
そんな私達を、まるで仲良しカップルでも見つめるように和やかな目で見る市場の人達! もう、すっごく恥ずかしいっ。
でもお付き合いする気はないんですよ?
だってほら、つい先日の彼の浮ついた態度を知ってる訳じゃない?
そうなると、やっぱり昔苦い失敗をした私としては結婚を前提にしたお付き合いを始める決心などつく訳なく。
「とにかくもう、やめて下さい。私は今は喫茶店経営で精一杯なんで!」
と、必死のお断り。
これがまた、こういうのに慣れてないから、真っ赤になりながらのお願いなのが何というか情けない……。
「ああ、真っ赤になった頰が可愛いですね……そんな風に可愛い姿を見せるから、私は貴女を諦められないのです」
頰に触れるか触れないかの位置に、その手を伸ばして。
彼は美しい声を震わせる。
……詩人さんはこれがまた、同情を引くのが上手い。
まるで歌劇の男性歌手のように、大仰な動作で悲しみを現し、声量豊な声を震わせて、私に拒否された事をいちいち大げさに周りに伝えて見せるのだ。
聴衆はそりゃあ、彼に同情するんだよね。
「おいお嬢ちゃん、こんないい男を振るなんて勿体無いよ」
「そうだよ、こんなに情熱的に口説いてくれる男なんてなかなか居ないさ」
「全く、あたしも若い頃こんな風に口説かれたかったよ……」
なんて風に、周りが私を責めてくるもんだから、何だか悪い事してるんじゃないかって気がしてきたりするんだけども。
「あ、あはは、今日は買い物も終わったからこの辺で! ではっ」
私はぽちを先導として、いつの間にか集まってた野次馬達をすり抜けて逃げる。
うう、今日も恥ずかしかった……ああいう時に甘いシチュエーションを喜べればいいんだろうけど、恥ずかしくて無理だ。
私って、絶対に恋愛とか向いてないよね。
そうして帰った冒険者ギルド横の喫茶店。
本来なら安らぐ私のお城ですら、楽しい事大好きな緑髪の魔術師がニヤニヤ顔で聞いてきたしね。
今日も私が朝市からぐったりして帰ってきて、昼からの喫茶店の営業に合わせて料理を仕込んでると、ダンジョンに行くのか、揚げパンと堅焼きクッキーを買いに来たオーラフさん。
ああ、常連さん限定でだけど、一応ダンジョン攻略用に軽食の手配も始めたんだ。
事前に言われてたんで、作っておいたクッキーと揚げたてのパンを袋詰めする私に、彼ったらこう聞いてきてね。
「ベルちゃんベルちゃん、最近ドミニクスに口説かれてるんだってー? あの人気者に口説かれるのとか、どんな気持ち? やっぱり優越感とかあったりして」
そう、満面の笑みで下世話な話をする彼。まったく、この人ってばどうしてこう下世話な話が好きなんだろう。
「……オーラフさん、そういう好奇心丸出しの言い方、女の子に嫌われるから止めた方がいいですよ」
ジトリと私が睨むと。
「えー、ボクは大丈夫だよ! これでも昔から意外とモテるからー」
あははって笑うのはいいけど、貴方が最近口熱心に説いてるイサベレさんが、貴方の背中をすんごい睨んでますけど?
あ、今回のダンジョンでは彼女のグループが同行者なんだって。
っていう事は、物理系があのアレックスさんファンの人とイサベレさんに、魔法系がオーラフさんとレインさんって組み合わせか。
女子二人と魔術師二人? 地方で希少な人達が組んじゃうんだ、何だか凄いね。
「で、ねえねえどんな気持ち? あの王都でも大人気の吟遊詩人に告白されたんでしょー、凄いなぁ」
「意地でもその質問、止めないんですか……そうですね。正直言って、戸惑い半分迷惑半分です」
私が微妙な顔で答えると、彼は垂れ目を丸く見開いて驚きの声を上げた。
「え、嬉しさは含まれないの!? 何でさ」
「本来なら、あんな凄い人に告白されたと喜ぶべきなのかも知れないですね。でも……数日前に目の前で美人受付嬢を口説いてた人から口説かれても、何かこう、からかわれてるようにしか思えなくって」
彼のしつこさに負けて、ため息混じりに答える。
そうなんだよね、あの軟派さを思い出すと、どうも結婚相手として彼を見るのは難しい。
「あー、あいつの女癖、まだ治ってなかったんだー」
へらりと笑うオーラフさんだけど、そういえば、魔法学校ではアレックスさんや詩人さんの三個上の先輩ってことになるのか。という事は、結構昔からの知り合いなんだよね。
「もしかして、学生時代からあんな感じですか?」
何となく話の流れ的に聞いて見ると、彼は首を振る。
「いやー、そこまで昔からではないよ。詩人としてあちこち歩くようになってからって記憶してるけど。 何、ドミニクスの過去が気になるの?」
私はきっぱり首を振る。
「いえ、子供の頃からとかだと正直引くな、と思っただけです。それを聞いて少し安心しました」
「ああ、そう? 吟遊詩人なんて人気商売だし、色々大変なんじゃないのー?」
そんな風に話しながら商品を渡すと、「おいっ、ちんたらしてるなよっ」 と、雑談に興じるオーラフさんをどやしつけるイサベレさんの姿が見えた。ああ、長話して彼女には悪いことしたな。
「すみません、引き止めちゃって。これ行きにでもお友達と食べてください」
と、彼女に試作中のジャムパンを渡す。
「いやいや、ベルのせいじゃないさ、こいつがいつも通りに下世話なだけだ。……これって、甘い匂いがするけど高いものkじゃないのか?」
「いえ、魔法袋に入れてた試作品の残りなんで。気にせず食べてください」
そう言うと、彼女はいそいそとパンの入った袋を持ち上げて大事に胸に抱く。
「そっか、悪いな。有り難く頂くよ。おいオーラフ、そろそろ馬車が出るからお前は急げってば」
「あはは、ごめんごめん。今行くよー。じゃーね、また面白くなったら話し聞かせてねー」
「面白がってないで、早く行ってください」
そんな風に出て行く二人を見送った私は、一人ため息を吐く。
「はああ、もう、これが毎日続いたら私参っちゃうよ……詩人さん、早く諦めてくれないかなぁ」
しかし、私の願いに反して、詩人さんことドミニクスさんの告白攻勢はその後一ヶ月以上も続いたのだった。
その宣言通りに、詩人さんは大層しつこかった。
朝の市場の買い出しに、昼の喫茶店。更には夕方のぽちの散歩まで「奇遇ですね」 と現れるのが毎日続いて。
一週間もする頃には、この娯楽の少ない村で多くの人が私達を噂にするようになった。うわああ、恥ずかしいよ!
そして今も彼は目の前に居る。
あの美しい声で「奇遇ですね」 と呼び止め、優雅に歩いてきては、美しい顔に笑顔を浮かべるのだ。
一瞬、その姿に見惚れはするけれど、はっと気を取直して足早に去ろうとするのだけど。
私って足が遅いじゃない? 背を向けて歩き出すと、詩人さんってば隣に並んでまで口説いてくるんだよね……。
「ベルさん、その細腕にそんな一杯持ったら疲れませんか? お荷物持ちましょうか」
優美に伸びてくる手に私は一歩ほど横にずれて。
「いえ、結構です」
すたすた歩く私に、彼は明るい声を掛ける。
「そう言わずに。私達はこれから長くを一緒に過ごす仲ですし、遠慮する事はありませんよ」
今の別に、大きな声出す必要ありませんよね?
「まだ付き合ってませんから。それに大荷物には慣れてます。あと、聞こえてますから大声出さないでいいです」
仕方なく足を止めて睨むと、彼は笑顔を浮かべて更に
「その謙虚さは美徳ですが、私にまで肩肘を張る必要はありませんよ。だって、私達は婚や……」
「しし、してません、婚……なんて私は承知していませんよ、私達何も関わりありませんよね!?」
そんな私達を、まるで仲良しカップルでも見つめるように和やかな目で見る市場の人達! もう、すっごく恥ずかしいっ。
でもお付き合いする気はないんですよ?
だってほら、つい先日の彼の浮ついた態度を知ってる訳じゃない?
そうなると、やっぱり昔苦い失敗をした私としては結婚を前提にしたお付き合いを始める決心などつく訳なく。
「とにかくもう、やめて下さい。私は今は喫茶店経営で精一杯なんで!」
と、必死のお断り。
これがまた、こういうのに慣れてないから、真っ赤になりながらのお願いなのが何というか情けない……。
「ああ、真っ赤になった頰が可愛いですね……そんな風に可愛い姿を見せるから、私は貴女を諦められないのです」
頰に触れるか触れないかの位置に、その手を伸ばして。
彼は美しい声を震わせる。
……詩人さんはこれがまた、同情を引くのが上手い。
まるで歌劇の男性歌手のように、大仰な動作で悲しみを現し、声量豊な声を震わせて、私に拒否された事をいちいち大げさに周りに伝えて見せるのだ。
聴衆はそりゃあ、彼に同情するんだよね。
「おいお嬢ちゃん、こんないい男を振るなんて勿体無いよ」
「そうだよ、こんなに情熱的に口説いてくれる男なんてなかなか居ないさ」
「全く、あたしも若い頃こんな風に口説かれたかったよ……」
なんて風に、周りが私を責めてくるもんだから、何だか悪い事してるんじゃないかって気がしてきたりするんだけども。
「あ、あはは、今日は買い物も終わったからこの辺で! ではっ」
私はぽちを先導として、いつの間にか集まってた野次馬達をすり抜けて逃げる。
うう、今日も恥ずかしかった……ああいう時に甘いシチュエーションを喜べればいいんだろうけど、恥ずかしくて無理だ。
私って、絶対に恋愛とか向いてないよね。
そうして帰った冒険者ギルド横の喫茶店。
本来なら安らぐ私のお城ですら、楽しい事大好きな緑髪の魔術師がニヤニヤ顔で聞いてきたしね。
今日も私が朝市からぐったりして帰ってきて、昼からの喫茶店の営業に合わせて料理を仕込んでると、ダンジョンに行くのか、揚げパンと堅焼きクッキーを買いに来たオーラフさん。
ああ、常連さん限定でだけど、一応ダンジョン攻略用に軽食の手配も始めたんだ。
事前に言われてたんで、作っておいたクッキーと揚げたてのパンを袋詰めする私に、彼ったらこう聞いてきてね。
「ベルちゃんベルちゃん、最近ドミニクスに口説かれてるんだってー? あの人気者に口説かれるのとか、どんな気持ち? やっぱり優越感とかあったりして」
そう、満面の笑みで下世話な話をする彼。まったく、この人ってばどうしてこう下世話な話が好きなんだろう。
「……オーラフさん、そういう好奇心丸出しの言い方、女の子に嫌われるから止めた方がいいですよ」
ジトリと私が睨むと。
「えー、ボクは大丈夫だよ! これでも昔から意外とモテるからー」
あははって笑うのはいいけど、貴方が最近口熱心に説いてるイサベレさんが、貴方の背中をすんごい睨んでますけど?
あ、今回のダンジョンでは彼女のグループが同行者なんだって。
っていう事は、物理系があのアレックスさんファンの人とイサベレさんに、魔法系がオーラフさんとレインさんって組み合わせか。
女子二人と魔術師二人? 地方で希少な人達が組んじゃうんだ、何だか凄いね。
「で、ねえねえどんな気持ち? あの王都でも大人気の吟遊詩人に告白されたんでしょー、凄いなぁ」
「意地でもその質問、止めないんですか……そうですね。正直言って、戸惑い半分迷惑半分です」
私が微妙な顔で答えると、彼は垂れ目を丸く見開いて驚きの声を上げた。
「え、嬉しさは含まれないの!? 何でさ」
「本来なら、あんな凄い人に告白されたと喜ぶべきなのかも知れないですね。でも……数日前に目の前で美人受付嬢を口説いてた人から口説かれても、何かこう、からかわれてるようにしか思えなくって」
彼のしつこさに負けて、ため息混じりに答える。
そうなんだよね、あの軟派さを思い出すと、どうも結婚相手として彼を見るのは難しい。
「あー、あいつの女癖、まだ治ってなかったんだー」
へらりと笑うオーラフさんだけど、そういえば、魔法学校ではアレックスさんや詩人さんの三個上の先輩ってことになるのか。という事は、結構昔からの知り合いなんだよね。
「もしかして、学生時代からあんな感じですか?」
何となく話の流れ的に聞いて見ると、彼は首を振る。
「いやー、そこまで昔からではないよ。詩人としてあちこち歩くようになってからって記憶してるけど。 何、ドミニクスの過去が気になるの?」
私はきっぱり首を振る。
「いえ、子供の頃からとかだと正直引くな、と思っただけです。それを聞いて少し安心しました」
「ああ、そう? 吟遊詩人なんて人気商売だし、色々大変なんじゃないのー?」
そんな風に話しながら商品を渡すと、「おいっ、ちんたらしてるなよっ」 と、雑談に興じるオーラフさんをどやしつけるイサベレさんの姿が見えた。ああ、長話して彼女には悪いことしたな。
「すみません、引き止めちゃって。これ行きにでもお友達と食べてください」
と、彼女に試作中のジャムパンを渡す。
「いやいや、ベルのせいじゃないさ、こいつがいつも通りに下世話なだけだ。……これって、甘い匂いがするけど高いものkじゃないのか?」
「いえ、魔法袋に入れてた試作品の残りなんで。気にせず食べてください」
そう言うと、彼女はいそいそとパンの入った袋を持ち上げて大事に胸に抱く。
「そっか、悪いな。有り難く頂くよ。おいオーラフ、そろそろ馬車が出るからお前は急げってば」
「あはは、ごめんごめん。今行くよー。じゃーね、また面白くなったら話し聞かせてねー」
「面白がってないで、早く行ってください」
そんな風に出て行く二人を見送った私は、一人ため息を吐く。
「はああ、もう、これが毎日続いたら私参っちゃうよ……詩人さん、早く諦めてくれないかなぁ」
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