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記念ショートストーリー
SS1−3 ぽちの優雅(?)な一日(漫画一巻発売記念)
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◆おやつの時間は、喫茶コーナーで
のんびりとした時間は過ぎ去り、午後はベルの甘味処が開く。
そこは、西方の大領地、ウェストゥロッツ領を支配するボンネフェルト伯爵家の娘にして宮廷魔術師のシルケたっての希望で作られた、冒険者ギルドの新しい新名所(?)だ。
といっても席数は十席しかなく、開店時間に至ってはその日の甘味が出払ったら終了、という短時間。
開店早々に珍しいものにはすぐに飛びつく商人や、魔法使い擬きと呼ばれる魔力のある冒険者らに注目されているが……甘味に目がない人々にとって、これがなかなかの倍率となっている。
「お邪魔するわよ! ねえベル、今日は何が食べられるのかしら」
張りのある若い女性の声がすると共に、こぢんまりした急造のカウンターに近付く姿があった。
魔術師を表すローブ姿に身を包んでもなお、豪奢に輝く赤髪に美しい容貌、堂々とした態度。貴族子女らしい無邪気な傲慢さを全面に押し出した若き女性、この人こそが、かの有名な伯爵令嬢シルケである。
「シルケ様、平民に直接言葉を掛けるなどはしたのうございます。注文ならば私めが……」
その背を追うように青年もまた姿を現す。
魔術師のローブを身につけ、長い青髪を三つ編みにし片眼鏡を掛けたこの青年は、シルケにかしずく姿も決まっている。
それもその筈、彼はシルケの侍従なのである。
「おだまりロヴィー。あたくしは恩人のベルに話しかけているの」
「恩人って、そんなんじゃありませんよ」
「いいのよベル、そんなに謙遜しなくても。田舎でこんなに美味しい菓子を食べられるのはベルのお陰なのだから! なのにロヴィーときたら、いつも貴女を粗末な態度で扱って!」
「当然でございます、平民と主人を同列になど扱える筈がございませんので」
そしていつもの流れで主従が揉める。ここまでがワンセットである。
「あああ……また始まった……せめてご注文をしてから喧嘩して下さい」
ベルが頭を抱える筈だ。二人の登場におやつの時間だと慌てて走ってきた常連達が列をなし、揉める主従の後ろで、今か今かと待ちかまえているのだから。
この騒ぎに、ぽちは寝ぼけ眼で起き出しては、ベルの専属警備の顔をして悪さをする者はいないかと、カウンター横で目を光らせるのだった。
ぽちから見ると、シルケは時々ベルを困らせる人である。でも、ベルとよく話していたりするので、ベルの友達かな……? と思っている。
ベルは冒険者ギルド内でも数の少ない若い女性であるから、雑談などを交える相手はぽちから見ても特別に感じるのだ。
貴族や階級なんてものはぽちにとって理解しがたいものだから、あとは交友の態度や普段の雰囲気で判断をしているのである。
ロヴィーはよく分からない。
ベルに対し常に距離を取っているこの青年は、つまりぽちとも距離を取っているわけで、余計に分からない存在となっている。
なんていうか……別の群れの、あえて関わらないようにしている動物、とでも言おうか。
そんな二人をじっと青い目で見ているぽちは、ベルの心の平穏を保つために黙って彼女に撫でられに行った。
それからしばらく、小さなカウンターは激戦区だ。
ベルは休む間もなくドリンクを淹れケーキを盛ってはカウンターでお客に渡すことを繰り返す。
たった一人の店員に、お客はひっきりなしに注文を繰り出してくる。
「はい、ご注文のプリンと健康茶です。次の方はパン度ケーキ二人前とカモミールティーですね、お待たせしました。お次の方は……と、お客様、お席が埋まりましたので四半刻ほどお待ちになっていただけますか。はい。申し訳ございません」
……と言っても、席数が満席になったら席が空くまではオーダーストップするので、開店時間一杯働きづめとならないようにはなっているのだが。
ぽちはそんなベルを心配そうに見たり、甘味処で騒ぎを起こす者がいないか監視したりと、彼なりに忙しい。
激戦をくぐり抜け、受付中止の札を立てたベルは、カウンター裏のストック場のケーキ類の残りを確認し、お皿を洗ったりだのの雑用を済ませると、足を休ませる為にスツールに座る。
「……二日掛けて作ったストックが、ものの一刻強で完売とかちょっとおかしいよね、はは。混雑時は三十分、じゃないや四半刻で退席願ってるけど、それでもケーキ三種類四十セット分があっさり出てくのは、ちょっと売れすぎでは……」
ベルがため息を漏らす。
ちなみに現状時限制となっているものの、この甘味処が発生する原因、いや要因となったシルケ達主従は長居を許されている。
それは当然であろう、貴族に逆らえるほど冒険者ギルドも強心臓ではないのだ。
「はあ、並んでいる人にお断りしてこよう……今日はもう終わりですって」
どうやらベルの言葉によると、今日は早めの閉店となりそうだ。ぽちは嬉しさを隠しきれずに尻尾を振った。
のんびりとした時間は過ぎ去り、午後はベルの甘味処が開く。
そこは、西方の大領地、ウェストゥロッツ領を支配するボンネフェルト伯爵家の娘にして宮廷魔術師のシルケたっての希望で作られた、冒険者ギルドの新しい新名所(?)だ。
といっても席数は十席しかなく、開店時間に至ってはその日の甘味が出払ったら終了、という短時間。
開店早々に珍しいものにはすぐに飛びつく商人や、魔法使い擬きと呼ばれる魔力のある冒険者らに注目されているが……甘味に目がない人々にとって、これがなかなかの倍率となっている。
「お邪魔するわよ! ねえベル、今日は何が食べられるのかしら」
張りのある若い女性の声がすると共に、こぢんまりした急造のカウンターに近付く姿があった。
魔術師を表すローブ姿に身を包んでもなお、豪奢に輝く赤髪に美しい容貌、堂々とした態度。貴族子女らしい無邪気な傲慢さを全面に押し出した若き女性、この人こそが、かの有名な伯爵令嬢シルケである。
「シルケ様、平民に直接言葉を掛けるなどはしたのうございます。注文ならば私めが……」
その背を追うように青年もまた姿を現す。
魔術師のローブを身につけ、長い青髪を三つ編みにし片眼鏡を掛けたこの青年は、シルケにかしずく姿も決まっている。
それもその筈、彼はシルケの侍従なのである。
「おだまりロヴィー。あたくしは恩人のベルに話しかけているの」
「恩人って、そんなんじゃありませんよ」
「いいのよベル、そんなに謙遜しなくても。田舎でこんなに美味しい菓子を食べられるのはベルのお陰なのだから! なのにロヴィーときたら、いつも貴女を粗末な態度で扱って!」
「当然でございます、平民と主人を同列になど扱える筈がございませんので」
そしていつもの流れで主従が揉める。ここまでがワンセットである。
「あああ……また始まった……せめてご注文をしてから喧嘩して下さい」
ベルが頭を抱える筈だ。二人の登場におやつの時間だと慌てて走ってきた常連達が列をなし、揉める主従の後ろで、今か今かと待ちかまえているのだから。
この騒ぎに、ぽちは寝ぼけ眼で起き出しては、ベルの専属警備の顔をして悪さをする者はいないかと、カウンター横で目を光らせるのだった。
ぽちから見ると、シルケは時々ベルを困らせる人である。でも、ベルとよく話していたりするので、ベルの友達かな……? と思っている。
ベルは冒険者ギルド内でも数の少ない若い女性であるから、雑談などを交える相手はぽちから見ても特別に感じるのだ。
貴族や階級なんてものはぽちにとって理解しがたいものだから、あとは交友の態度や普段の雰囲気で判断をしているのである。
ロヴィーはよく分からない。
ベルに対し常に距離を取っているこの青年は、つまりぽちとも距離を取っているわけで、余計に分からない存在となっている。
なんていうか……別の群れの、あえて関わらないようにしている動物、とでも言おうか。
そんな二人をじっと青い目で見ているぽちは、ベルの心の平穏を保つために黙って彼女に撫でられに行った。
それからしばらく、小さなカウンターは激戦区だ。
ベルは休む間もなくドリンクを淹れケーキを盛ってはカウンターでお客に渡すことを繰り返す。
たった一人の店員に、お客はひっきりなしに注文を繰り出してくる。
「はい、ご注文のプリンと健康茶です。次の方はパン度ケーキ二人前とカモミールティーですね、お待たせしました。お次の方は……と、お客様、お席が埋まりましたので四半刻ほどお待ちになっていただけますか。はい。申し訳ございません」
……と言っても、席数が満席になったら席が空くまではオーダーストップするので、開店時間一杯働きづめとならないようにはなっているのだが。
ぽちはそんなベルを心配そうに見たり、甘味処で騒ぎを起こす者がいないか監視したりと、彼なりに忙しい。
激戦をくぐり抜け、受付中止の札を立てたベルは、カウンター裏のストック場のケーキ類の残りを確認し、お皿を洗ったりだのの雑用を済ませると、足を休ませる為にスツールに座る。
「……二日掛けて作ったストックが、ものの一刻強で完売とかちょっとおかしいよね、はは。混雑時は三十分、じゃないや四半刻で退席願ってるけど、それでもケーキ三種類四十セット分があっさり出てくのは、ちょっと売れすぎでは……」
ベルがため息を漏らす。
ちなみに現状時限制となっているものの、この甘味処が発生する原因、いや要因となったシルケ達主従は長居を許されている。
それは当然であろう、貴族に逆らえるほど冒険者ギルドも強心臓ではないのだ。
「はあ、並んでいる人にお断りしてこよう……今日はもう終わりですって」
どうやらベルの言葉によると、今日は早めの閉店となりそうだ。ぽちは嬉しさを隠しきれずに尻尾を振った。
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